のんびり生きてます!!”前世おばちゃんの経験はチートなの?!”

はじまりの森

《トレーニング》と《マッサージ》

ライルがやって来てから、ロットとランはずっと体を動かしている。
なので、ライルにお願いをしてみることにした。

「アスレックス？なんだそれ？」

「違うよ！アスレチックだよ！」

《アスレチック》

坂道、一本橋、うんてい、鉄棒、あみネット、ターザンロープ、壁よじ登り、登り棒など…

言葉では上手く説明出来なかったから絵に書いた。

ぼくは運動は得意じゃないし、アースとカロンも楽しめるブランコやトンネルなども書いた。

「うぉぉぉ～！なんだコレ！すげーぞ？ユーハ！おい！ユーハ！どこいんだ？ユーハ！」
って行っちゃった。

ロットもランも置いてけぼりだよ……。

「ポルン！コレすごいぞ！ライルは部下と材料調達に行ったからな！しばらく待ってな！」

ユーハも興奮してた。

それから、1週間程ですごいのが完成したよ。

「「すげーぞ！すげーな！」」

ロットとランが早く行きたくてウズウズしてる。
でも、一番はライルだった！

それに続いてユーハも？
え？レンも……まず大人からなんだ……

ぼくと4人の子供たちを忘れたみたいに
大人たちが10人で笑って文句言って笑って笑って汗かいてさ……
本気で競争してた。

「ズリーぞ！」
「俺もう我慢できない！」
ってランとロットも混じって、
ガハハーってライルが笑ってさ
ハァハァって運動不足気味だったみんなも笑ってた。

ぼくとアースとカロンはのんびりブランコを楽しんだんだ。
2人とも、すごい嬉しそうに笑って何回もブランコをしたよ！

これからは、お庭でトレーニングできるよね！
ランもロットも大好きで憧れてるライルみたいになれるといいね。

「ポルン！辺境でもコレ作っていいか？」

「うん！いいけど、大人用じゃなくて良いの？コレ子供たち用なんだよね……」

「そうなのか！訓練用の設計図を書いてくれるか？」

「うん！いいよー！室内のトレーニングやマッサージもあるよ」

「マッサージ？」
ジョーはさ、いつも初めての言葉に敏感で気づいてくれるんだ。

「うん！説明するより体感してみて！ぼくあまり力がないから上手くできないかも知れないけど……いい？」

ジョーに座ってもらってマッサージを始めたんだ。

まずは、肩もみね！
か……硬い……でも少しずつ……あ！コリコリ発見！
痛みは無いかな……ぼく力ないし大丈夫そう。前世でマッサージは良くしてたし、息子はマッサージの学校行ってから教えてもらってたんだよ！
肩から腕……手のひら……と簡単にマッサージをして、ジョーの方を見た。

「どうかな？」

「ぽ……るん……気持ちが良すぎて眠くなる」

「良かったー気持ち良くて楽になった？」

ってジョーを見てたら…カザンが……
「俺も…」と……。

「もちろん！カザン寝転んで？」

カザンには、うつ伏せに寝てもらった。

「今から背中と腰触るからね。嫌だったら言ってね！」

と、背中を押したり腰を押したり手のひらでグリグリしたり……してたらさ
「……スゥスゥ……」って寝息が聞こえてきた。
カザン寝ちゃったみたいだ。
良かったー気持ち良くて楽になったんだね！

その後、ライルにもマッサージしたりトレーニングの説明をしたんだ。
室内トレーニングは、フレイも研究所でするって言うから、ストレッチをしてもらうようにしたんだ。
簡単な体操みたいなやつね！第一体操みたいなやつ！

カザンもジョーも仕事場でするんだって！みんなが元気になるって素敵だよねー！