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伝えたいこと
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クロスとのキスが終わってから…見つめ合ってると
「長い」
不機嫌な声が聞こえた…ロットだ。
クロスからぼくを奪い取るように抱き上げて
「連れて行く」
って言って…
[パチン]
ロットの部屋に移動してた。
ロットに抱きしめられたまま、お部屋を見た。
初めてのロットのお部屋だ。
物はあまり無い…ってそりゃあそうだよね?普段ずっと一緒のお家だもんね?
ロットを見上げたけど…ロットはぼくを見ていなかった。
ロットの魔力が乱れてる。
抑えようとしてるんだろうな。
ギューって抱き着いて顔を見上げて言ったんだ…
「ロット…抑えようとしなくて大丈夫だよ?」
「ん…大丈夫だ。ありがとう。ポルン」
髪にキスをして、ベッドに座った。
ぼくは、まだお膝に座ってる。
「ヨイショ」
ぼくは、ロットのお膝を跨いで座り直して向き合ってロットの肩に手を置いた。
ロットは、ぼくを見つめてからギューって抱きしめて肩に顔をスリスリ擦り付けた。
小さな小さな声で
「ポルンは俺だけのだ。
アースやクロス…クランパやノエルパにも渡したくない。
俺だけのポルンなんだ。
嫌だ…嫌なんだ…俺以外の匂いがする…。ダメだ…ポルンの匂いがしない。」
[クリーンパチン]
「…ポルンの甘い匂いだ…俺だけの匂い。ポルン‥ぽるん…ぽる…ぽー…」
こんな幼いロットは、初めてだ…
ぼくは、ギューって抱き着いて背中をポンポンってしたりなでなでしたりしたけど
ずっと肩から顔を上げないでスリスリしながら呟いてる。
「ロット?なぁ~に?ぼくココにいるよ?」
って言ってもダメで…
しばらくそんな状態が続いてた…。
「ぽー。俺のぽーだ。ギューってして?キスして?ぽー」
うわぁぁぁ…ロットが甘えん坊だ!
可愛い…可愛いよ
「ん…ロット?おいで?ギューってしようね?ちゅうもいっぱいしよ?」
ふにってロットの唇に触れて角度を変えて何度も何度も唇に触れる。
啄むようにチュッチュってして…
チュパッって音を鳴らせてから離れた。
「ロット?落ち着いた?」
「ん…ぽー。俺…」
ギューって抱き着いてるね…まだ甘えん坊だね。
「ロット…ろー?"目覚め"して?ぼくの心を見て?ね?大丈夫だから…」
「…見たいけど…怖いよ…ぽーの心見ていいの…」
「良いよ?ろーだから…他の人には見られたくないけど、ろーだけ。ろーは、特別だから。」
「……特別…?」
「そう。特別だよ?ろーにしか見れないでしょ?ぼくに触れて?ぼくの全部を見て?」
ギューって抱き着いてから、ロットは目を閉じた。
──────
ぽーの心の中だ…
なんて…なんて…優しい場所
暖かい…。
ぽーの声が見える。
ロットが甘えん坊だ…可愛い。
可愛すぎるよ。
いつも、ぼくを守ることを1番に思ってくれてるのにね。うふふ…可愛いね。
いつも、ぼくが頼ってばかりだから甘えん坊のロットが可愛いし嬉しい。
ぼくにだけ見せてくれる甘えん坊のろー。
出会ったころは、俺様で俺の言う事全部聞けよって感じだったのに。
いつの間にか、ぼくにも周りの人たちにも優しくなってたよね。
ロットがいつもそばに居てくれると安心できるんだよ。何があっても大丈夫って信じられるんだ。
ロットが『俺だけの』って、思ってくれてクロスやアースにヤキモチ妬いてるのと同じようにぼくも学園に通い出してからずっとヤキモチ妬いてたんだよ?
知らなかったでしょ?
ぼく、学園でロットがキレイな子とお話ししてる姿や楽しそうに笑ってる姿を見かけるたびにヤキモチ妬いてたんだ。
┄ ぼくのロットだよ?触らないで? ┄
っていつも思ってた。
ロットって、モテるから…。たまに見せる笑顔でみんながどれだけ倒れてたか知らないでしょ?
だから、いつも温室に行ってたんだよ?
ロット…ぼくの前だけ甘えん坊でいてよ。
誰も知らない、ろーをぼくにだけ見せてよ。ぼく本当は、欲張りでわがままなんだよ…
ろーの全部はぼくだけの物にしたいの。
誰かが1番とかじゃないの。
ろーが居てくれなきゃ嫌なの。
ろーが甘えてくれなきゃ嫌なんだもん。
ぼくのわがままは、ろーだけにしか言えない。
だから、いっぱい甘えて?
ぼくを心も身体も愛して?
ろーを愛してるんだもん。
─────────
ロットが目を開けた…。
「ロット?見えた?」
「うん…ぽー愛してる。ぽーの全部愛していいか?」
「ろーぼくにいっぱい甘えて?」
「長い」
不機嫌な声が聞こえた…ロットだ。
クロスからぼくを奪い取るように抱き上げて
「連れて行く」
って言って…
[パチン]
ロットの部屋に移動してた。
ロットに抱きしめられたまま、お部屋を見た。
初めてのロットのお部屋だ。
物はあまり無い…ってそりゃあそうだよね?普段ずっと一緒のお家だもんね?
ロットを見上げたけど…ロットはぼくを見ていなかった。
ロットの魔力が乱れてる。
抑えようとしてるんだろうな。
ギューって抱き着いて顔を見上げて言ったんだ…
「ロット…抑えようとしなくて大丈夫だよ?」
「ん…大丈夫だ。ありがとう。ポルン」
髪にキスをして、ベッドに座った。
ぼくは、まだお膝に座ってる。
「ヨイショ」
ぼくは、ロットのお膝を跨いで座り直して向き合ってロットの肩に手を置いた。
ロットは、ぼくを見つめてからギューって抱きしめて肩に顔をスリスリ擦り付けた。
小さな小さな声で
「ポルンは俺だけのだ。
アースやクロス…クランパやノエルパにも渡したくない。
俺だけのポルンなんだ。
嫌だ…嫌なんだ…俺以外の匂いがする…。ダメだ…ポルンの匂いがしない。」
[クリーンパチン]
「…ポルンの甘い匂いだ…俺だけの匂い。ポルン‥ぽるん…ぽる…ぽー…」
こんな幼いロットは、初めてだ…
ぼくは、ギューって抱き着いて背中をポンポンってしたりなでなでしたりしたけど
ずっと肩から顔を上げないでスリスリしながら呟いてる。
「ロット?なぁ~に?ぼくココにいるよ?」
って言ってもダメで…
しばらくそんな状態が続いてた…。
「ぽー。俺のぽーだ。ギューってして?キスして?ぽー」
うわぁぁぁ…ロットが甘えん坊だ!
可愛い…可愛いよ
「ん…ロット?おいで?ギューってしようね?ちゅうもいっぱいしよ?」
ふにってロットの唇に触れて角度を変えて何度も何度も唇に触れる。
啄むようにチュッチュってして…
チュパッって音を鳴らせてから離れた。
「ロット?落ち着いた?」
「ん…ぽー。俺…」
ギューって抱き着いてるね…まだ甘えん坊だね。
「ロット…ろー?"目覚め"して?ぼくの心を見て?ね?大丈夫だから…」
「…見たいけど…怖いよ…ぽーの心見ていいの…」
「良いよ?ろーだから…他の人には見られたくないけど、ろーだけ。ろーは、特別だから。」
「……特別…?」
「そう。特別だよ?ろーにしか見れないでしょ?ぼくに触れて?ぼくの全部を見て?」
ギューって抱き着いてから、ロットは目を閉じた。
──────
ぽーの心の中だ…
なんて…なんて…優しい場所
暖かい…。
ぽーの声が見える。
ロットが甘えん坊だ…可愛い。
可愛すぎるよ。
いつも、ぼくを守ることを1番に思ってくれてるのにね。うふふ…可愛いね。
いつも、ぼくが頼ってばかりだから甘えん坊のロットが可愛いし嬉しい。
ぼくにだけ見せてくれる甘えん坊のろー。
出会ったころは、俺様で俺の言う事全部聞けよって感じだったのに。
いつの間にか、ぼくにも周りの人たちにも優しくなってたよね。
ロットがいつもそばに居てくれると安心できるんだよ。何があっても大丈夫って信じられるんだ。
ロットが『俺だけの』って、思ってくれてクロスやアースにヤキモチ妬いてるのと同じようにぼくも学園に通い出してからずっとヤキモチ妬いてたんだよ?
知らなかったでしょ?
ぼく、学園でロットがキレイな子とお話ししてる姿や楽しそうに笑ってる姿を見かけるたびにヤキモチ妬いてたんだ。
┄ ぼくのロットだよ?触らないで? ┄
っていつも思ってた。
ロットって、モテるから…。たまに見せる笑顔でみんながどれだけ倒れてたか知らないでしょ?
だから、いつも温室に行ってたんだよ?
ロット…ぼくの前だけ甘えん坊でいてよ。
誰も知らない、ろーをぼくにだけ見せてよ。ぼく本当は、欲張りでわがままなんだよ…
ろーの全部はぼくだけの物にしたいの。
誰かが1番とかじゃないの。
ろーが居てくれなきゃ嫌なの。
ろーが甘えてくれなきゃ嫌なんだもん。
ぼくのわがままは、ろーだけにしか言えない。
だから、いっぱい甘えて?
ぼくを心も身体も愛して?
ろーを愛してるんだもん。
─────────
ロットが目を開けた…。
「ロット?見えた?」
「うん…ぽー愛してる。ぽーの全部愛していいか?」
「ろーぼくにいっぱい甘えて?」
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