37 / 46
another side マルグリットの破滅
しおりを挟む
ユーディコッツ家の応接室に閉じ込められたジェイコブは、食事に盛られた薬によって、思うように身動きが取れなくなっていた。
意識はあるものの、手足がしびれ、動くと眩暈が襲う。
体もやけに怠く、重く、寝台に横たわっていることすら苦痛である。
マルグリットが食事を運んでくるが、また毒が入れられているのではないかと思うと、口にする気になれず、もう何日食事を摂っていないことか。
水だけは飲んでいるが、もしかしたら水に薬が盛られているのかもしれないという恐怖もある。
筋肉隆々の男であったが、この数日で驚くほど痩せてしまった。
筋肉が落ちないようにせめて手足だけでも動かしたいが、しびれてうまく動かせない。
ジェイコブは絶望的な気持ちになっていた。
(俺が馬鹿だったのだ…。そもそも貴族令嬢との婚約など、分不相応だったのだ。友人に止められたときに、もっと助言を聞くべきだった)
今さらそのようなことを考えたところでどうしようもないと言うのに、ジェイコブはグズグズと後悔した。
そこへマルグリットがやって来た。
「ジェイ、今日はいい知らせがあるわ。あなたのお気に入りのアリステルさん。ガスター家から出て行ったわよ。うふふっ」
(出て行っただって?!どういうことだ)
驚いて聞きたかったが、唇もしびれてうまく喋れないことにジェイコブは気が付いた。
(くそっ)
その様子をマルグリットは冷たい目で見ていた。
「下町の男たちにいいように遊ばれて、絶望して姿を消したそうよ。汚らわしいわね」
(嘘だ!!)
ジェイコブは目を見開いて、動かない体を精一杯動かして、マルグリットに詰め寄ろうとした。
(アリステル嬢に手を出すなって言ったじゃないか!)
しかし言葉はマルグリットには伝わない。
ジェイコブが苦しそうにわめく姿を見て、マルグリットは意地悪く笑った。
「おほほほほ、無様ね、ジェイ。わたくしを裏切った罰よ。あの女が他の男に穢されているところ、その目で見たかったかしら?」
(アリス先生!すまない、俺のせいで・・・!)
ジェイコブが打ちのめされそうになったその時、部屋の外から人の怒鳴る声やガタガタと物が動いたような大きな音が聞こえてきた。
「何事かしら?騒がしいわね」
マルグリットが首をかしげているうちに、応接間の扉が乱暴に開かれた。
扉を開けたのはユーディコッツ子爵、マルグリットの父であった。
その目は血走り、顔は青ざめている。
子爵の背後には数名の男たちが退路を塞ぐように立っていた。
王立軍の衛兵隊である。
子爵はマルグリットを見つけると、すぐさま駆け寄ってその頬を力いっぱい叩いた。
「きゃっ!」
マルグリットは生まれて初めて頬を叩かれ、床に這いつくばると目に涙をためて叫んだ。
「何をなさるの!お父様!」
「それはこっちのセリフだ!お前と言う奴は…!」
衛兵の一人が、子爵を後ろから取り押さえる。
「ユーディコッツ子爵、落ち着いてください!」
「くっ・・・!」
「令嬢を取り押さえろ」
「はっ」
衛兵たちは、マルグリットを後ろ手に縛り上げた。
「やめなさい!何をなさるの!一体わたくしが何をしたと言うの!」
騒ぐマルグリットを一瞥して、衛兵隊のリーダーは言った。
「隣国ナバランド国王より陛下宛てに、ナバランド国伯爵令嬢アリステル・ヴァンダーウォール様の暗殺を謀ったとして、抗議分が届いている。犯人を捕らえ、厳格に処分せよとの陛下の命だ。マルグリット嬢は王宮の地下牢へ、ユーディコッツ子爵はこのまま屋敷に留まり処分を待つように」
マルグリットは唖然として衛兵を見た。
「う、嘘よ。知らないわ!」
「調べは付いている。連れて行け!」
指示を出した衛兵隊のリーダーは、寝台に横たわるジェイコブに近づいた。
「お前はジェイコブ・ガスターか?」
ジェイコブはなんとか、小さく頷いて見せた。
「家族より捜索願が出ている。大丈夫か?動けないのか?おい、人を呼んで来い。救護院に運ぶぞ」
数名の衛兵を呼び、ジェイコブは救出された。
◆ ◆ ◆
大国ナバランドは北の地に鉱山を抱え、様々な鉱物を採掘している。
南のオーウェルズ国とスコルト国では採れない多くの鉱物をナバランドからの輸入に頼っている。
逆にオーウェルズからナバランドへは海産物や農産物を輸出している。
鉱物の輸入量はナバランドの使者との交渉で一年ごと取り決められるが、ナバランドが採掘量を絞れば、たちまちオーウェルズは物資不足に陥る危うい関係でもあった。
スコルト国を含め三か国は王家同士の婚姻を含め、長い間、互いの努力により友好関係を築いてきた。
その友好の上に、経済の安定があるのだ。
その友好関係を崩しかねない事件が起きたと、ナバランド国から抗議文が届き、オーウェルズ国王フィリップは怒りを顕にし、マルグリットを捕縛次第、すぐに謁見の間へ連れてくるように指示を出した。
マルグリットは何事かをわめきながら衛兵に引き摺られて入って来たが、国王の前とわかるとさすがに口を閉じ、頭を下げた。
「ユーディコッツ子爵令嬢、面をあげろ」
「…はい」
マルグリットは震える声で返事をした。
声だけではない。
全身が恐怖からガタガタ震えていた。
「お主、自分が何をしでかしたかわかっているのか?」
「わたくしは…何も…」
「たわけが!他国の貴族に害を加えて何もしていないなどとたわけたことが通用すると思うな!」
国王の一喝は空気を震わし、マルグリットを委縮させた。
「他国の貴族だとは知らなかったのです…!」
「ほう?しかし情報によれば、言語に明るく礼儀作法も優れており、明らかに貴族階級の娘だったと言うではないか。なぜ相手が貴族であると気づかなかった?お前の目は節穴か?ならばくり抜いてしまえ」
「ひっ…!」
「沙汰を言い渡す。子爵令嬢マルグリット、ただいまを以てその身分を剥奪し、鉱山での労役を課す。ユーディコッツ子爵家は取り潰しとする。以上だ。その女を連れて行け!!」
「はっ」
国王の横に控えていた宰相は、思いのほか厳しい沙汰にやや驚いていた。
「なんだ?厳しすぎると思っているのか?」
勘の鋭い国王に内心舌を巻いて宰相は答えた。
「はぁ、そうですね。愚かなだけの娘にはやや厳しいかと」
「愚かなことも罪よ。厳罰に処さねば、ナバランドが納得すまい」
こうしてマルグリットは貴族ではなくなり、ただの罪人として鉱山へ送られた。
鉱山での過酷な労働に耐えられるわけもなく、ほんの数か月で命を落としたと風の便りが聞こえてくる。
一方、ユーディコッツ邸より救出されたジェイコブは、しばらくは毒の後遺症で不自由な生活を送ったが、徐々に回復した。
ひそかに思いを寄せていたアリステルがナバランド国の伯爵令嬢であったことを知り、人知れず恋敗れたのだった。
意識はあるものの、手足がしびれ、動くと眩暈が襲う。
体もやけに怠く、重く、寝台に横たわっていることすら苦痛である。
マルグリットが食事を運んでくるが、また毒が入れられているのではないかと思うと、口にする気になれず、もう何日食事を摂っていないことか。
水だけは飲んでいるが、もしかしたら水に薬が盛られているのかもしれないという恐怖もある。
筋肉隆々の男であったが、この数日で驚くほど痩せてしまった。
筋肉が落ちないようにせめて手足だけでも動かしたいが、しびれてうまく動かせない。
ジェイコブは絶望的な気持ちになっていた。
(俺が馬鹿だったのだ…。そもそも貴族令嬢との婚約など、分不相応だったのだ。友人に止められたときに、もっと助言を聞くべきだった)
今さらそのようなことを考えたところでどうしようもないと言うのに、ジェイコブはグズグズと後悔した。
そこへマルグリットがやって来た。
「ジェイ、今日はいい知らせがあるわ。あなたのお気に入りのアリステルさん。ガスター家から出て行ったわよ。うふふっ」
(出て行っただって?!どういうことだ)
驚いて聞きたかったが、唇もしびれてうまく喋れないことにジェイコブは気が付いた。
(くそっ)
その様子をマルグリットは冷たい目で見ていた。
「下町の男たちにいいように遊ばれて、絶望して姿を消したそうよ。汚らわしいわね」
(嘘だ!!)
ジェイコブは目を見開いて、動かない体を精一杯動かして、マルグリットに詰め寄ろうとした。
(アリステル嬢に手を出すなって言ったじゃないか!)
しかし言葉はマルグリットには伝わない。
ジェイコブが苦しそうにわめく姿を見て、マルグリットは意地悪く笑った。
「おほほほほ、無様ね、ジェイ。わたくしを裏切った罰よ。あの女が他の男に穢されているところ、その目で見たかったかしら?」
(アリス先生!すまない、俺のせいで・・・!)
ジェイコブが打ちのめされそうになったその時、部屋の外から人の怒鳴る声やガタガタと物が動いたような大きな音が聞こえてきた。
「何事かしら?騒がしいわね」
マルグリットが首をかしげているうちに、応接間の扉が乱暴に開かれた。
扉を開けたのはユーディコッツ子爵、マルグリットの父であった。
その目は血走り、顔は青ざめている。
子爵の背後には数名の男たちが退路を塞ぐように立っていた。
王立軍の衛兵隊である。
子爵はマルグリットを見つけると、すぐさま駆け寄ってその頬を力いっぱい叩いた。
「きゃっ!」
マルグリットは生まれて初めて頬を叩かれ、床に這いつくばると目に涙をためて叫んだ。
「何をなさるの!お父様!」
「それはこっちのセリフだ!お前と言う奴は…!」
衛兵の一人が、子爵を後ろから取り押さえる。
「ユーディコッツ子爵、落ち着いてください!」
「くっ・・・!」
「令嬢を取り押さえろ」
「はっ」
衛兵たちは、マルグリットを後ろ手に縛り上げた。
「やめなさい!何をなさるの!一体わたくしが何をしたと言うの!」
騒ぐマルグリットを一瞥して、衛兵隊のリーダーは言った。
「隣国ナバランド国王より陛下宛てに、ナバランド国伯爵令嬢アリステル・ヴァンダーウォール様の暗殺を謀ったとして、抗議分が届いている。犯人を捕らえ、厳格に処分せよとの陛下の命だ。マルグリット嬢は王宮の地下牢へ、ユーディコッツ子爵はこのまま屋敷に留まり処分を待つように」
マルグリットは唖然として衛兵を見た。
「う、嘘よ。知らないわ!」
「調べは付いている。連れて行け!」
指示を出した衛兵隊のリーダーは、寝台に横たわるジェイコブに近づいた。
「お前はジェイコブ・ガスターか?」
ジェイコブはなんとか、小さく頷いて見せた。
「家族より捜索願が出ている。大丈夫か?動けないのか?おい、人を呼んで来い。救護院に運ぶぞ」
数名の衛兵を呼び、ジェイコブは救出された。
◆ ◆ ◆
大国ナバランドは北の地に鉱山を抱え、様々な鉱物を採掘している。
南のオーウェルズ国とスコルト国では採れない多くの鉱物をナバランドからの輸入に頼っている。
逆にオーウェルズからナバランドへは海産物や農産物を輸出している。
鉱物の輸入量はナバランドの使者との交渉で一年ごと取り決められるが、ナバランドが採掘量を絞れば、たちまちオーウェルズは物資不足に陥る危うい関係でもあった。
スコルト国を含め三か国は王家同士の婚姻を含め、長い間、互いの努力により友好関係を築いてきた。
その友好の上に、経済の安定があるのだ。
その友好関係を崩しかねない事件が起きたと、ナバランド国から抗議文が届き、オーウェルズ国王フィリップは怒りを顕にし、マルグリットを捕縛次第、すぐに謁見の間へ連れてくるように指示を出した。
マルグリットは何事かをわめきながら衛兵に引き摺られて入って来たが、国王の前とわかるとさすがに口を閉じ、頭を下げた。
「ユーディコッツ子爵令嬢、面をあげろ」
「…はい」
マルグリットは震える声で返事をした。
声だけではない。
全身が恐怖からガタガタ震えていた。
「お主、自分が何をしでかしたかわかっているのか?」
「わたくしは…何も…」
「たわけが!他国の貴族に害を加えて何もしていないなどとたわけたことが通用すると思うな!」
国王の一喝は空気を震わし、マルグリットを委縮させた。
「他国の貴族だとは知らなかったのです…!」
「ほう?しかし情報によれば、言語に明るく礼儀作法も優れており、明らかに貴族階級の娘だったと言うではないか。なぜ相手が貴族であると気づかなかった?お前の目は節穴か?ならばくり抜いてしまえ」
「ひっ…!」
「沙汰を言い渡す。子爵令嬢マルグリット、ただいまを以てその身分を剥奪し、鉱山での労役を課す。ユーディコッツ子爵家は取り潰しとする。以上だ。その女を連れて行け!!」
「はっ」
国王の横に控えていた宰相は、思いのほか厳しい沙汰にやや驚いていた。
「なんだ?厳しすぎると思っているのか?」
勘の鋭い国王に内心舌を巻いて宰相は答えた。
「はぁ、そうですね。愚かなだけの娘にはやや厳しいかと」
「愚かなことも罪よ。厳罰に処さねば、ナバランドが納得すまい」
こうしてマルグリットは貴族ではなくなり、ただの罪人として鉱山へ送られた。
鉱山での過酷な労働に耐えられるわけもなく、ほんの数か月で命を落としたと風の便りが聞こえてくる。
一方、ユーディコッツ邸より救出されたジェイコブは、しばらくは毒の後遺症で不自由な生活を送ったが、徐々に回復した。
ひそかに思いを寄せていたアリステルがナバランド国の伯爵令嬢であったことを知り、人知れず恋敗れたのだった。
56
あなたにおすすめの小説
助けた騎士団になつかれました。
藤 実花
恋愛
冥府を支配する国、アルハガウンの王女シルベーヌは、地上の大国ラシュカとの約束で王の妃になるためにやって来た。
しかし、シルベーヌを見た王は、彼女を『醜女』と呼び、結婚を保留して古い離宮へ行けと言う。
一方ある事情を抱えたシルベーヌは、鮮やかで美しい地上に残りたいと思う願いのため、異議を唱えず離宮へと旅立つが……。
☆本編完結しました。ありがとうございました!☆
番外編①~2020.03.11 終了
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
出ていってください!~結婚相手に裏切られた令嬢はなぜか騎士様に溺愛される~
白井
恋愛
イヴェット・オーダム男爵令嬢の幸せな結婚生活が始まる……はずだった。
父の死後、急に態度が変わった結婚相手にイヴェットは振り回されていた。
財産を食いつぶす義母、継いだ仕事を放棄して不貞を続ける夫。
それでも家族の形を維持しようと努力するイヴェットは、ついに殺されかける。
「もう我慢の限界。あなたたちにはこの家から出ていってもらいます」
覚悟を決めたら、なぜか騎士団長様が執着してきたけれど困ります!
公爵令嬢になった私は、魔法学園の学園長である義兄に溺愛されているようです。
木山楽斗
恋愛
弱小貴族で、平民同然の暮らしをしていたルリアは、両親の死によって、遠縁の公爵家であるフォリシス家に引き取られることになった。位の高い貴族に引き取られることになり、怯えるルリアだったが、フォリシス家の人々はとても良くしてくれ、そんな家族をルリアは深く愛し、尊敬するようになっていた。その中でも、義兄であるリクルド・フォリシスには、特別である。気高く強い彼に、ルリアは強い憧れを抱いていくようになっていたのだ。
時は流れ、ルリアは十六歳になっていた。彼女の暮らす国では、その年で魔法学校に通うようになっている。そこで、ルリアは、兄の学園に通いたいと願っていた。しかし、リクルドはそれを認めてくれないのだ。なんとか理由を聞き、納得したルリアだったが、そこで義妹のレティが口を挟んできた。
「お兄様は、お姉様を共学の学園に通わせたくないだけです!」
「ほう?」
これは、ルリアと義理の家族の物語。
※基本的に主人公の視点で進みますが、時々視点が変わります。視点が変わる話には、()で誰視点かを記しています。
※同じ話を別視点でしている場合があります。
【完結】幼な妻は年上夫を落としたい ~妹のように溺愛されても足りないの~
綾雅(りょうが)今年は7冊!
恋愛
この人が私の夫……政略結婚だけど、一目惚れです!
12歳にして、戦争回避のために隣国の王弟に嫁ぐことになった末っ子姫アンジェル。15歳も年上の夫に会うなり、一目惚れした。彼のすべてが大好きなのに、私は年の離れた妹のように甘やかされるばかり。溺愛もいいけれど、妻として愛してほしいわ。
両片思いの擦れ違い夫婦が、本物の愛に届くまで。ハッピーエンド確定です♪
ハッピーエンド確定
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/07/06……完結
2024/06/29……本編完結
2024/04/02……エブリスタ、トレンド恋愛 76位
2024/04/02……アルファポリス、女性向けHOT 77位
2024/04/01……連載開始
虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。
ラディ
恋愛
一つ違いの姉と比べられる為に、愚かであることを強制され矯正されて育った妹。
家族からだけではなく、侍女や使用人からも虐げられ弄ばれ続けてきた。
劣悪こそが彼女と標準となっていたある日。
一人の男が現れる。
彼女の人生は彼の登場により一変する。
この機を逃さぬよう、彼女は。
幸せになることに、決めた。
■完結しました! 現在はルビ振りを調整中です!
■第14回恋愛小説大賞99位でした! 応援ありがとうございました!
■感想や御要望などお気軽にどうぞ!
■エールやいいねも励みになります!
■こちらの他にいくつか話を書いてますのでよろしければ、登録コンテンツから是非に。
※一部サブタイトルが文字化けで表示されているのは演出上の仕様です。お使いの端末、表示されているページは正常です。
転生した子供部屋悪役令嬢は、悠々快適溺愛ライフを満喫したい!
木風
恋愛
婚約者に裏切られ、成金伯爵令嬢の仕掛けに嵌められた私は、あっけなく「悪役令嬢」として婚約を破棄された。
胸に広がるのは、悔しさと戸惑いと、まるで物語の中に迷い込んだような不思議な感覚。
けれど、この身に宿るのは、かつて過労に倒れた29歳の女医の記憶。
勉強も社交も面倒で、ただ静かに部屋に籠もっていたかったのに……
『神に愛された強運チート』という名の不思議な加護が、私を思いもよらぬ未来へと連れ出していく。
子供部屋の安らぎを夢見たはずが、待っていたのは次期国王……王太子殿下のまなざし。
逃れられない運命と、抗いようのない溺愛に、私の物語は静かに色を変えていく。
時に笑い、時に泣き、時に振り回されながらも、私は今日を生きている。
これは、婚約破棄から始まる、転生令嬢のちぐはぐで胸の騒がしい物語。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、Wednesday (Xアカウント:@wednesday1029)さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎子供部屋悪役令嬢 / 木風 Wednesday
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる