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Episode2 ミス・ミリア電子の蘭
Section2-4 毎日の習慣とダンディの推理
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うずたかく積まれた古い本の山――。
鼻に感じる若干の黴臭さの中、山と山の谷間にできた細い通路を抜け、店の奥へとたどり着く。
まだ、朝の9時半だ。
巷では『貧乏人』の働くこの時間帯に、古本屋『日之出書房』の店主でもあり、大企業『サンシャイン・エレクトリック』の会長でもある日向巌九郎は、彼を取り巻くたくさんの書物の仕分け作業に、一人甲斐甲斐しく働いていた。
「……誰だ?」
俺の気配に気づいた会長が、こちらに背を向けたまま、ドスの効いた低い声で言った。どうやら日向会長には、背中にも目が付いているらしい。
「俺ですよ……、会長」
曲がりなりにも、俺は忍者である。
そんな俺でも襲撃ができないほど、会長の背中に゛隙゛が見当たらない。
体全体から漲る、警戒のオーラ――。
こちらも全身の筋肉に力を込め、警戒を解かぬまま声を掛けざるを得ない。そんな俺の声を聞いた会長は、くるりと振り返ると、そのオーラの強さとは全く正反対ともいえるような屈託のない笑顔を俺に見せたのだ。
「おやおや、中川君だったか――。いや、今の名前はダンディ君だったね。でも、どうした、勝手に入って来て? この店の開店時間まで30分もあるし、入口のドアは締まっていたはずだが……」
「忍者が本気になればそのくらいのことは簡単なのです――。それより、会長にお訊きしたいことがありまして」
「ほほう……長年のクライアントに対し、いきなりの質問かね。いいだろう、今日は許してやる。聞こうか」
ようやくオーラを放つことをやめた会長。
作業机兼レジスター置き場に添えられた安っぽいスチール製の椅子に腰かけると、背もたれにその体重を預けた。
だが、その目つきはただの古本屋のものではない。
怖気づきそうになるのを必死に堪えながら、俺はわざと大柄な態度を取った。
「あんたなのか? あんたが俺を見限って知美さんを拉致し、直接彼女から情報を引き出そうと――」
「おいおい、拉致とは穏やかではないな。一体、何のことだ!?」
俺の言葉を遮り、会長が怒り出した。
それを冷静に見つめる、俺。
齢七十ほどの会長のその皺がれた表情の中に、゛偽り゛は潜んでいなかった。
「ワタシが、そんなことをする人間だと思うかね? 第一、もしそうだとしたら、今頃こんなところでのんびりと古本を並べ、そして君と話をするはずなどないではないか!」
「確かに……。それもそうですね」
ここ数日の気持ちの高ぶりと夜間活動の疲労で、俺の思考が鈍ったようである。
「だが――」
「だが?」
「だがしかし、だ。ワタシの息子と孫娘はわからんぞ」
「息子と孫娘?」
会長の息子とは、サンシャイン・エレクトリックの社長で、日向家の現当主のことであろう。俺との直接的な接触はなく、面識もない。
そして、孫娘――現社長の娘であるが――とは、会長の何人かいる孫のうちのただ一人の女性で、確か眞子さんという名前のはずだ。最近、イギリスの何ちゃら大学を卒業したばかりの゛えらい美人さん゛とは聞いているが――。
「そうか、そういうことか。昨晩、知美さんの身に何かがあったのだな? どいつの差し金かまではわからんが、手荒いまねをするものだな……。ということは、そろそろ彼女から手を引いた方がいいのかもしれぬ」
――それは、困る。
俺は、会長との話をそこで打ち切った。
そして、尻尾を巻くようにそそくさと店を出たのであった。
☆
次の日の朝。
黄色い朝日の光が目に染みる。
昨晩も眠い目を擦りながら夜の『捜索活動』を行った俺だが、残念ながら彼女の行方を示すような手掛かりを見つけることはできなかった。そんな俺が、しょんぼりと肩を落としていつも通りミリア電子工業に『出社』すると、そこで目の当たりにしたのは、昨日の比ではない騒然とした職場の様子だった。
「今日も丸山さんは出社してないの?」
苛立つバーバラ課長の声。
その横で、部下の若手社員があちらこちらに電話をかけている。
「ダメです。やっぱり、丸山さんと連絡が付きません」
「もう、待てないわ……警察に連絡をして! それから、彼女の実家への連絡もできないかしら」
「残念ながら、丸山さんは早くにご両親を亡くされていて、ご家族と呼べる方は現在いらっしゃらないようで……」
――そうだったのか。全く、知らなかった。
俺はミクリルを配る手を止めて、愕然とした。
天下の一流産業スパイである俺が、その標的の生い立ちを知らなかっただなんて!
誠に忍者、失格である。
これは、知美さんにもっともっとお近づきにならねばっ!
だがその前に、俺にはやることがあった。
標的に対して俺を上回る知識を持つ、この若者に敬意を表することだ。
「君、田中君だったっけ?」
「え、ええ。そうですが……」
「ありがとう。そして、これからも頑張ってくれ」
「は、はあ……。て、いうか、こんなにたくさん、一人では飲めないんですけど!」
「俺の気持ちだ。とっておけ」
普通のミクリルよりも値が張る、高級乳酸飲料「ミクリル100」を10本。
これが、彼に対して俺ができる最大の賛辞だった。
ミクリル電子工業の将来の有望株――田中君へ俺が精いっぱいの笑顔を送ると、何故か彼は、その額から油汗のようなものを流した。
と、不意に背中に感じた強烈なエネルギーを帯びた視線。
振り返ればそれは、花子からのものだった。
「花子君、なぜここいいる? 今日は君の担当会社のところへ行くはずじゃなかったのか!?」
「すみませぇん、先輩のことが気になってつい来ちゃいましたぁ……」
その笑顔には、嘘や嫌味やただの興味本心――といったものは含まれていなかった。
俺は、ふっと息を吐き、肩をすくめると云った。
「そうか……。本来ならミクリル販売員の先輩――ミクリル・ダンディとして君を叱るところであろうが、ここはお礼を云わせてもらおう。心配してくれてありがとう」
「いえ、気にしないでください、先輩。それよりも知美さんですよねぇ。今頃どこで何をして――」
と、花子の言葉が癇に障ったのか、珍しくバーバラが烈火のごとく怒り出した。
「それがわかれば、全然苦労なんてしないのよ! でも、これだけは云えるわ――彼女は仕事をほっぽり出して姿をくらますような女じゃない! この前も彼女と行った『赤子』のスナックでも、そういう無責任なことは大嫌いだって、彼女は云ってたもの!」
彼女の言葉を聞いた途端、だった。
俺の頭の中で、ずぎゅんという音が鳴り響き、閃きともいえる衝動が駆け巡ったのである。
「赤子ですって? それって、もしかして川の近くの地名ですか?」
「ええ……そうだけど。ほら、赤子川っていう川があるでしょ。その上流の川沿いに赤子町があるわ」
「ほほう……。なるほど、そうでしたか。とすると、そのスナックの名前はもしかして――カトレアですか?」
「そう、その通り。よく知ってるわね。……もしかしてあなた、あたしたちの後を付けてたの? 忍者のように――」
「ま、まさか。私は乳酸飲料を配るだけの、ただのおじさん――いや、ダンディですよ。と、とにかく情報をありがとうございました。これで、ミクリル販売の営業網が広がりそうだなあ、あっはっは。では、これで失礼しますッ」
俺は、花子を連れてそそくさと事務所の外に出た。
額に噴き出た汗を拭っていると、花子が俺の瞳の中を頻りに覗き込む。
「ダンディ先輩、さっき『忍者』という言葉にだいぶ動揺してましたけどぉ……」
「そ、そんな訳ないだろう。そんなことより、今日は何月何日だったっけ?」
「え? 今日は11月23日ですよ」
「ふむ……そうか。ならば明日の朝は、忙しそうだ。通勤前の゛ひと仕事゛だな」
「どういうことですかぁ?」
「いや……とにかくちゃっちゃと片付けるつもりだが、もしも俺が出勤できなかったら、花子君、俺の担当のところにもミクリルの配達を頼む」
「ええー、どういうことですか。教えてくださいよお」
俺は、その問いには答えずに、帰社の途に就いた。
俺の頑なな態度に折れたのか、それから花子は何も訊かなかった。
ただ、背後から俺の背中に、強烈なエネルギーを帯びたビームの如くその視線を当て続けてくるだけだった。
鼻に感じる若干の黴臭さの中、山と山の谷間にできた細い通路を抜け、店の奥へとたどり着く。
まだ、朝の9時半だ。
巷では『貧乏人』の働くこの時間帯に、古本屋『日之出書房』の店主でもあり、大企業『サンシャイン・エレクトリック』の会長でもある日向巌九郎は、彼を取り巻くたくさんの書物の仕分け作業に、一人甲斐甲斐しく働いていた。
「……誰だ?」
俺の気配に気づいた会長が、こちらに背を向けたまま、ドスの効いた低い声で言った。どうやら日向会長には、背中にも目が付いているらしい。
「俺ですよ……、会長」
曲がりなりにも、俺は忍者である。
そんな俺でも襲撃ができないほど、会長の背中に゛隙゛が見当たらない。
体全体から漲る、警戒のオーラ――。
こちらも全身の筋肉に力を込め、警戒を解かぬまま声を掛けざるを得ない。そんな俺の声を聞いた会長は、くるりと振り返ると、そのオーラの強さとは全く正反対ともいえるような屈託のない笑顔を俺に見せたのだ。
「おやおや、中川君だったか――。いや、今の名前はダンディ君だったね。でも、どうした、勝手に入って来て? この店の開店時間まで30分もあるし、入口のドアは締まっていたはずだが……」
「忍者が本気になればそのくらいのことは簡単なのです――。それより、会長にお訊きしたいことがありまして」
「ほほう……長年のクライアントに対し、いきなりの質問かね。いいだろう、今日は許してやる。聞こうか」
ようやくオーラを放つことをやめた会長。
作業机兼レジスター置き場に添えられた安っぽいスチール製の椅子に腰かけると、背もたれにその体重を預けた。
だが、その目つきはただの古本屋のものではない。
怖気づきそうになるのを必死に堪えながら、俺はわざと大柄な態度を取った。
「あんたなのか? あんたが俺を見限って知美さんを拉致し、直接彼女から情報を引き出そうと――」
「おいおい、拉致とは穏やかではないな。一体、何のことだ!?」
俺の言葉を遮り、会長が怒り出した。
それを冷静に見つめる、俺。
齢七十ほどの会長のその皺がれた表情の中に、゛偽り゛は潜んでいなかった。
「ワタシが、そんなことをする人間だと思うかね? 第一、もしそうだとしたら、今頃こんなところでのんびりと古本を並べ、そして君と話をするはずなどないではないか!」
「確かに……。それもそうですね」
ここ数日の気持ちの高ぶりと夜間活動の疲労で、俺の思考が鈍ったようである。
「だが――」
「だが?」
「だがしかし、だ。ワタシの息子と孫娘はわからんぞ」
「息子と孫娘?」
会長の息子とは、サンシャイン・エレクトリックの社長で、日向家の現当主のことであろう。俺との直接的な接触はなく、面識もない。
そして、孫娘――現社長の娘であるが――とは、会長の何人かいる孫のうちのただ一人の女性で、確か眞子さんという名前のはずだ。最近、イギリスの何ちゃら大学を卒業したばかりの゛えらい美人さん゛とは聞いているが――。
「そうか、そういうことか。昨晩、知美さんの身に何かがあったのだな? どいつの差し金かまではわからんが、手荒いまねをするものだな……。ということは、そろそろ彼女から手を引いた方がいいのかもしれぬ」
――それは、困る。
俺は、会長との話をそこで打ち切った。
そして、尻尾を巻くようにそそくさと店を出たのであった。
☆
次の日の朝。
黄色い朝日の光が目に染みる。
昨晩も眠い目を擦りながら夜の『捜索活動』を行った俺だが、残念ながら彼女の行方を示すような手掛かりを見つけることはできなかった。そんな俺が、しょんぼりと肩を落としていつも通りミリア電子工業に『出社』すると、そこで目の当たりにしたのは、昨日の比ではない騒然とした職場の様子だった。
「今日も丸山さんは出社してないの?」
苛立つバーバラ課長の声。
その横で、部下の若手社員があちらこちらに電話をかけている。
「ダメです。やっぱり、丸山さんと連絡が付きません」
「もう、待てないわ……警察に連絡をして! それから、彼女の実家への連絡もできないかしら」
「残念ながら、丸山さんは早くにご両親を亡くされていて、ご家族と呼べる方は現在いらっしゃらないようで……」
――そうだったのか。全く、知らなかった。
俺はミクリルを配る手を止めて、愕然とした。
天下の一流産業スパイである俺が、その標的の生い立ちを知らなかっただなんて!
誠に忍者、失格である。
これは、知美さんにもっともっとお近づきにならねばっ!
だがその前に、俺にはやることがあった。
標的に対して俺を上回る知識を持つ、この若者に敬意を表することだ。
「君、田中君だったっけ?」
「え、ええ。そうですが……」
「ありがとう。そして、これからも頑張ってくれ」
「は、はあ……。て、いうか、こんなにたくさん、一人では飲めないんですけど!」
「俺の気持ちだ。とっておけ」
普通のミクリルよりも値が張る、高級乳酸飲料「ミクリル100」を10本。
これが、彼に対して俺ができる最大の賛辞だった。
ミクリル電子工業の将来の有望株――田中君へ俺が精いっぱいの笑顔を送ると、何故か彼は、その額から油汗のようなものを流した。
と、不意に背中に感じた強烈なエネルギーを帯びた視線。
振り返ればそれは、花子からのものだった。
「花子君、なぜここいいる? 今日は君の担当会社のところへ行くはずじゃなかったのか!?」
「すみませぇん、先輩のことが気になってつい来ちゃいましたぁ……」
その笑顔には、嘘や嫌味やただの興味本心――といったものは含まれていなかった。
俺は、ふっと息を吐き、肩をすくめると云った。
「そうか……。本来ならミクリル販売員の先輩――ミクリル・ダンディとして君を叱るところであろうが、ここはお礼を云わせてもらおう。心配してくれてありがとう」
「いえ、気にしないでください、先輩。それよりも知美さんですよねぇ。今頃どこで何をして――」
と、花子の言葉が癇に障ったのか、珍しくバーバラが烈火のごとく怒り出した。
「それがわかれば、全然苦労なんてしないのよ! でも、これだけは云えるわ――彼女は仕事をほっぽり出して姿をくらますような女じゃない! この前も彼女と行った『赤子』のスナックでも、そういう無責任なことは大嫌いだって、彼女は云ってたもの!」
彼女の言葉を聞いた途端、だった。
俺の頭の中で、ずぎゅんという音が鳴り響き、閃きともいえる衝動が駆け巡ったのである。
「赤子ですって? それって、もしかして川の近くの地名ですか?」
「ええ……そうだけど。ほら、赤子川っていう川があるでしょ。その上流の川沿いに赤子町があるわ」
「ほほう……。なるほど、そうでしたか。とすると、そのスナックの名前はもしかして――カトレアですか?」
「そう、その通り。よく知ってるわね。……もしかしてあなた、あたしたちの後を付けてたの? 忍者のように――」
「ま、まさか。私は乳酸飲料を配るだけの、ただのおじさん――いや、ダンディですよ。と、とにかく情報をありがとうございました。これで、ミクリル販売の営業網が広がりそうだなあ、あっはっは。では、これで失礼しますッ」
俺は、花子を連れてそそくさと事務所の外に出た。
額に噴き出た汗を拭っていると、花子が俺の瞳の中を頻りに覗き込む。
「ダンディ先輩、さっき『忍者』という言葉にだいぶ動揺してましたけどぉ……」
「そ、そんな訳ないだろう。そんなことより、今日は何月何日だったっけ?」
「え? 今日は11月23日ですよ」
「ふむ……そうか。ならば明日の朝は、忙しそうだ。通勤前の゛ひと仕事゛だな」
「どういうことですかぁ?」
「いや……とにかくちゃっちゃと片付けるつもりだが、もしも俺が出勤できなかったら、花子君、俺の担当のところにもミクリルの配達を頼む」
「ええー、どういうことですか。教えてくださいよお」
俺は、その問いには答えずに、帰社の途に就いた。
俺の頑なな態度に折れたのか、それから花子は何も訊かなかった。
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