912 / 1,316
第21章 神の試練と預言者
第912話 一度、逃げ延びた後で
しおりを挟む
とりあえずサロールからもう少し詳しい話を聞こうかと思った時、地面がわずかに揺れ始めた。
それと同時に地の底から何かが湧き上がって来るような感覚が生じる。
「もしや!」
サロールはその表情を険しくする。
オレの経験からするとこの地が昔、火山の噴火で埋もれたとしたら、以前に干拓地で出会った『地の底に呼ぶもの』のように、その時に犠牲となった人間の魂を使役するっ手段があるかもしれない。
そう思っていたら、いきなり地面が爆ぜて周囲に猛烈な熱気が噴き出してきた。
「ここまでしてくるとは!」
オレの『霊視』で見ると、熱気の中に潜む霊体が見える。
どうやら『火山の噴火で埋もれた浮かばれぬ魂』を使役するような回りくどいやり方ではなく、地中の熱気の精霊を呼び出しているらしい。
火山地帯ならではの精霊の使い方というべきか。
もっと火山に近いところだったら、熱気どころか溶岩そのものが呼び出されてくるかもしれないな。
いや。感心している場合ではない。
オレはそんじょそこいらの霊体であれば、いくら攻撃されてもどうにでもなるが、熱気そのものをぶつけられたらとても耐えきれない。
熱気や冷気への抵抗力をつける魔法もあるが、あくまでも自然界の温度に対するものであって、これほど高温の蒸気を相手に試してみる気はない。
そして霊体は蒸気をまといつつ、こちらに迫って来る。
あんなのに体を覆われたら、あっという間に全身火傷であの世行きだろう。
こうなると仕方ない。
やっぱり逃げるのだ。オレは自分とサロールに『馳せ足』の魔法をかける。
「サロールさん! 今は逃げましょう!」
「しかし逃げ切れるものでは――」
「わたしを信じてください!」
オレは強引にサロールの手を取って駆け出す。当然ながら蒸気の精霊は追って来て、熱気が周囲の空気をゆがめる。
だが思った通り、蒸気の精霊は地中から出て外気に触れると急速に熱を奪われるらしく、すぐに最初に出てきた地面の割れ目に戻っていった。
普通だったら間違いなく飲み込まれて全身火傷だったろうが、移動力を上げていたのでなんとか振り切る事が出来た。
改めて精霊を振り切った事を確認したところで、サロールは驚いた様子で話かけてくる。
「驚いたな。これもお前の力か?」
「ええ。そんなところです」
「ふうむ……確かによそ者も侮れぬのだな……」
サロールは本当に『よそ者』についてはほとんど知らないらしい。
オレを基準に考えるのは困るのだが、いちいち説明するのも面倒だし、ここはこのまま話を続けるしかないか。
「改めてうかがいますけど、先ほどの人たちは何者なのです」
「奴らは俺と同じくイル=フェロを信仰するものでありながら、その信仰をゆがめ、神が我らに与えた掟を軽んじるものだ」
「その掟の一つが先ほど聞いたように、戦いにルールがあるという事ですよね」
オレの問いかけに対し、サロールは頷く。
「戦いは常に正々堂々と行わねばならない。相手の不意を打ったり、遠くから攻撃したり、数で押したりするような戦いは忌むべきものなのだ」
「そうすると先ほどの人たちはそのルールを破っているのですね?」
確かに連中は、不意打ちで、遠くから、数で押す戦いをしてきたな。
もちろん普通だったら『勝つために出来る事は何でも準備して、勝つべくして勝つ』のが正しい指揮官のあり方なのだろうが、彼らは違うのだな。
「その通りだ。連中は『霊的に劣った奴ら』に対しては、どのような事をしても構わないと説いているのだ」
正直に言えばここ以外の世界における権謀術数を考えると、そうでもしないと彼らも身が持たないだろう。
この地域が細々と通商路が通るだけで他の地域と関わりがほとんど無いのは、火山活動が盛んで荒れ果て、危険な上に支配する価値が無いので誰も手を出さないというだけだ。
「それでは先ほどの人たちがあんなことをしたのは、よそ者のわたしが一緒にいたからなのですか」
「恐らくはそうだろう……だがそんなことは関係ない」
サロールをここで憤りを込めて叫ぶ。
「劣った相手だからといって、そいつらと同じ域に落ちてどうする! 我らはいかなる時も気高き戦士でなければならぬのだ! そうでなければイル=フェロ神に仕えし『偉大な民』とはなり得ない!」
当人を前にしてそんなことを力説するところが、なんとも『この世界の住民』らしいと言うべきだろうか。
「だけどサロールさんも連中に追われているのですよね。出来ればその理由も教えていただけますか?」
オレの問いかけに対し、サロールは少しばかり不可解そうな表情を浮かべる。
「なぜそこまで聞くのだ?」
今まで何度も問われてきた事だが、部外者のオレが彼らの事情に興味を持つのは不可解なのだろうな。
「もしかしたらサロールさんの助けになれるかもしれませんよ」
サロールは確かに自分たちイル=フェロ神の信徒以外を見下してはいるが、先ほど襲撃して来たように、集団で隊商を襲撃して皆殺しにするような奴らに比べたらまだマシだろう。
ここはサロールから事情を聞いて、もしもオレに力になれることがあればどうにかしたいところだ。
それと同時に地の底から何かが湧き上がって来るような感覚が生じる。
「もしや!」
サロールはその表情を険しくする。
オレの経験からするとこの地が昔、火山の噴火で埋もれたとしたら、以前に干拓地で出会った『地の底に呼ぶもの』のように、その時に犠牲となった人間の魂を使役するっ手段があるかもしれない。
そう思っていたら、いきなり地面が爆ぜて周囲に猛烈な熱気が噴き出してきた。
「ここまでしてくるとは!」
オレの『霊視』で見ると、熱気の中に潜む霊体が見える。
どうやら『火山の噴火で埋もれた浮かばれぬ魂』を使役するような回りくどいやり方ではなく、地中の熱気の精霊を呼び出しているらしい。
火山地帯ならではの精霊の使い方というべきか。
もっと火山に近いところだったら、熱気どころか溶岩そのものが呼び出されてくるかもしれないな。
いや。感心している場合ではない。
オレはそんじょそこいらの霊体であれば、いくら攻撃されてもどうにでもなるが、熱気そのものをぶつけられたらとても耐えきれない。
熱気や冷気への抵抗力をつける魔法もあるが、あくまでも自然界の温度に対するものであって、これほど高温の蒸気を相手に試してみる気はない。
そして霊体は蒸気をまといつつ、こちらに迫って来る。
あんなのに体を覆われたら、あっという間に全身火傷であの世行きだろう。
こうなると仕方ない。
やっぱり逃げるのだ。オレは自分とサロールに『馳せ足』の魔法をかける。
「サロールさん! 今は逃げましょう!」
「しかし逃げ切れるものでは――」
「わたしを信じてください!」
オレは強引にサロールの手を取って駆け出す。当然ながら蒸気の精霊は追って来て、熱気が周囲の空気をゆがめる。
だが思った通り、蒸気の精霊は地中から出て外気に触れると急速に熱を奪われるらしく、すぐに最初に出てきた地面の割れ目に戻っていった。
普通だったら間違いなく飲み込まれて全身火傷だったろうが、移動力を上げていたのでなんとか振り切る事が出来た。
改めて精霊を振り切った事を確認したところで、サロールは驚いた様子で話かけてくる。
「驚いたな。これもお前の力か?」
「ええ。そんなところです」
「ふうむ……確かによそ者も侮れぬのだな……」
サロールは本当に『よそ者』についてはほとんど知らないらしい。
オレを基準に考えるのは困るのだが、いちいち説明するのも面倒だし、ここはこのまま話を続けるしかないか。
「改めてうかがいますけど、先ほどの人たちは何者なのです」
「奴らは俺と同じくイル=フェロを信仰するものでありながら、その信仰をゆがめ、神が我らに与えた掟を軽んじるものだ」
「その掟の一つが先ほど聞いたように、戦いにルールがあるという事ですよね」
オレの問いかけに対し、サロールは頷く。
「戦いは常に正々堂々と行わねばならない。相手の不意を打ったり、遠くから攻撃したり、数で押したりするような戦いは忌むべきものなのだ」
「そうすると先ほどの人たちはそのルールを破っているのですね?」
確かに連中は、不意打ちで、遠くから、数で押す戦いをしてきたな。
もちろん普通だったら『勝つために出来る事は何でも準備して、勝つべくして勝つ』のが正しい指揮官のあり方なのだろうが、彼らは違うのだな。
「その通りだ。連中は『霊的に劣った奴ら』に対しては、どのような事をしても構わないと説いているのだ」
正直に言えばここ以外の世界における権謀術数を考えると、そうでもしないと彼らも身が持たないだろう。
この地域が細々と通商路が通るだけで他の地域と関わりがほとんど無いのは、火山活動が盛んで荒れ果て、危険な上に支配する価値が無いので誰も手を出さないというだけだ。
「それでは先ほどの人たちがあんなことをしたのは、よそ者のわたしが一緒にいたからなのですか」
「恐らくはそうだろう……だがそんなことは関係ない」
サロールをここで憤りを込めて叫ぶ。
「劣った相手だからといって、そいつらと同じ域に落ちてどうする! 我らはいかなる時も気高き戦士でなければならぬのだ! そうでなければイル=フェロ神に仕えし『偉大な民』とはなり得ない!」
当人を前にしてそんなことを力説するところが、なんとも『この世界の住民』らしいと言うべきだろうか。
「だけどサロールさんも連中に追われているのですよね。出来ればその理由も教えていただけますか?」
オレの問いかけに対し、サロールは少しばかり不可解そうな表情を浮かべる。
「なぜそこまで聞くのだ?」
今まで何度も問われてきた事だが、部外者のオレが彼らの事情に興味を持つのは不可解なのだろうな。
「もしかしたらサロールさんの助けになれるかもしれませんよ」
サロールは確かに自分たちイル=フェロ神の信徒以外を見下してはいるが、先ほど襲撃して来たように、集団で隊商を襲撃して皆殺しにするような奴らに比べたらまだマシだろう。
ここはサロールから事情を聞いて、もしもオレに力になれることがあればどうにかしたいところだ。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる