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第24章 全てはアルタシャのために?
第1241話 最終的には頼れるのは自分だけ
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ようやくこれがとてつもない大事件であることをイロールは理解してくれたようだが、あまり深刻に受け止めている様子が無い。
元の世界のように「たまに停電しただけだからどうせすぐに復旧する」とでも思っているのか、それとも「信徒と連絡がつかなくても構わない」と考えているのか。
そしてイロールは嬉しげに口を開く。
『ついにアルタシャも神になってくれるのですね』
「ここで言う事がそれですか?」
『あなたもそのつもりで、今それだけの信仰の霊力を放っているのでないのですか?』
いや。それは確かにその通りなんだけどさ。
イロールにしては「これまで幾度も神界に誘ったけど、断り続けたアルタシャ」がようやく神界に行くということで嬉しいらしい。
他に出来る事が無いからと言って、世界の危機にわたくしごとで喜ぶとは元の世界だったら顰蹙を買いまくりだぞ。
しかしそれならそれでどうにか助けを求められないだろうか?
「神様の中に、この件で助けてくれる相手はいないのですか?」
『全ての神々を知っているわけではありませんが、もしかするとあなたの力になってくれる神に幾柱か思い当たる相手がいますよ』
「本当ですか?!」
いくら何でも「神界と人間の世界を繋ぐ」なんて権能のある神はいないだろう。
しかしオレとチョメチョメすべく、幾度も迫ってきたアンブラール神だって別に「美女と無理やりヤル神」として崇拝されているわけではない。
神としての権能はあくまでも「天候の神」であって、その神話の中に多数「美女と出会って子どもを成す」ものがある結果、そんな事が可能になったのだ。
そうすると千年も神をしていたら、それだけの交友関係があって、中には手助けになる相手もいるかもしれないということか。
「いったいどれだけいるのですか?」
『落ち着いて下さい。本来の権能ではない事を頼むからには、まず相手の神に確認せねばなりません』
なにか急に不安になってきたな。
「もしかして……それを確認するには何年もかかったりしますか?」
いや。それどころかヘタすれば何世代もかかったりするかもしれないな。
『まさか。そこまではいきませんよ。せいぜい数日ぐらいでしょう』
オレの最悪の想定よりはずっと短いが、そんな事で喜んでいられるわけがない。やっぱり無理だ!
「申し訳無いのですけど、とてもそれだけわたしの身が持ちそうにないです」
『そうですか……それは残念ですね。本当にあなたの身が心配です』
「今さらですけど、何か出来る事はないのですか?」
『ここだと我が信徒達にあなたを通じて、助けを呼びかけられると思います』
聖女教会内部でも「男でも回復魔法が使えるようにしたアルタシャ」に対して、当然ながら不満を有している連中も少なくは無い。
だが崇拝する女神自身の呼びかけとなれば、オレに注がれる力は一気に上がるだろう。
もちろんオレ自身の負担も高まるだろうが、どっちにしろ消耗戦なのは変わりない。
「他の神々にも頼めませんか?」
イロールは大陸のあちこちで当地における「主要な神の妻」としても崇拝されている。
それらの「夫神」だって、今の状況は困りもののはずだ。
ラストで「今まで出会ってきたイケメンたち」がみんな駆けつけて手助けしてくれるのは「逆ハーもの」ではよくある展開じゃないか。
それがオレ自身ではなく「母」の方なのは目をつぶってもらいたい。
『もちろんそれでも出来るとは思いますが……あまり期待しないで下さい』
「なぜですか?」
『あなたの事をよく思わない神も少なく無いからですよ。もちろんそれはわたくしと親しい神でも同じです』
むう。確かにオレが結婚を断った神も結構いるけど、それだけでこの危機的状況について協力を拒否する理由になるのかよ。
お付き合いを断られて逆上し、敵に回るなんて「ヤンデレ」系だろ。いや。神話では確かにそういう例も結構あるし、女の子がチョメチョメを拒否しただけで呪いをかけてひどい目に遭わせた例もあったな。
『多くの神々にとって、神界に入るだけの力を有していながら、各地のいろいろな教団に影響を及ぼし続けているあなたは言わば『不気味な存在』なのですよ』
なるほど。人の身であるオレには神は直接手出しするわけにはいかない。
美人を見るとチョメチョメする神話を有するアンブラールは例外だが、それでも「チョメチョメ」以外の事は出来ないのだ。
まあ神様が自分の権能以外で直接、人の身にどうにか出来たら、この世界では神々同士が対立している事も多いから、そういう神々同士が相手の信徒に危害を加え続けて、収拾がつかなくなるだろうな。
そしてそんなオレが「神に匹敵する力」を振るって、あちこち動いていて実際に影響を及ぼしているのは、神にとっては真意不明の得体の知れない相手に見えるらしい。
だからこの状況で助けてくれはしないという事らしい。
もちろんそれなりに友好的な関係の神もいたから、そいつらは助けてくれるかもしれないが、連中はあんまりイロールと親しくはなかった。
そうか。やはり神を頼るより、自分自身を頼るしかないのだな。一周回って、ありがちな結論になってしまったものだ。
元の世界のように「たまに停電しただけだからどうせすぐに復旧する」とでも思っているのか、それとも「信徒と連絡がつかなくても構わない」と考えているのか。
そしてイロールは嬉しげに口を開く。
『ついにアルタシャも神になってくれるのですね』
「ここで言う事がそれですか?」
『あなたもそのつもりで、今それだけの信仰の霊力を放っているのでないのですか?』
いや。それは確かにその通りなんだけどさ。
イロールにしては「これまで幾度も神界に誘ったけど、断り続けたアルタシャ」がようやく神界に行くということで嬉しいらしい。
他に出来る事が無いからと言って、世界の危機にわたくしごとで喜ぶとは元の世界だったら顰蹙を買いまくりだぞ。
しかしそれならそれでどうにか助けを求められないだろうか?
「神様の中に、この件で助けてくれる相手はいないのですか?」
『全ての神々を知っているわけではありませんが、もしかするとあなたの力になってくれる神に幾柱か思い当たる相手がいますよ』
「本当ですか?!」
いくら何でも「神界と人間の世界を繋ぐ」なんて権能のある神はいないだろう。
しかしオレとチョメチョメすべく、幾度も迫ってきたアンブラール神だって別に「美女と無理やりヤル神」として崇拝されているわけではない。
神としての権能はあくまでも「天候の神」であって、その神話の中に多数「美女と出会って子どもを成す」ものがある結果、そんな事が可能になったのだ。
そうすると千年も神をしていたら、それだけの交友関係があって、中には手助けになる相手もいるかもしれないということか。
「いったいどれだけいるのですか?」
『落ち着いて下さい。本来の権能ではない事を頼むからには、まず相手の神に確認せねばなりません』
なにか急に不安になってきたな。
「もしかして……それを確認するには何年もかかったりしますか?」
いや。それどころかヘタすれば何世代もかかったりするかもしれないな。
『まさか。そこまではいきませんよ。せいぜい数日ぐらいでしょう』
オレの最悪の想定よりはずっと短いが、そんな事で喜んでいられるわけがない。やっぱり無理だ!
「申し訳無いのですけど、とてもそれだけわたしの身が持ちそうにないです」
『そうですか……それは残念ですね。本当にあなたの身が心配です』
「今さらですけど、何か出来る事はないのですか?」
『ここだと我が信徒達にあなたを通じて、助けを呼びかけられると思います』
聖女教会内部でも「男でも回復魔法が使えるようにしたアルタシャ」に対して、当然ながら不満を有している連中も少なくは無い。
だが崇拝する女神自身の呼びかけとなれば、オレに注がれる力は一気に上がるだろう。
もちろんオレ自身の負担も高まるだろうが、どっちにしろ消耗戦なのは変わりない。
「他の神々にも頼めませんか?」
イロールは大陸のあちこちで当地における「主要な神の妻」としても崇拝されている。
それらの「夫神」だって、今の状況は困りもののはずだ。
ラストで「今まで出会ってきたイケメンたち」がみんな駆けつけて手助けしてくれるのは「逆ハーもの」ではよくある展開じゃないか。
それがオレ自身ではなく「母」の方なのは目をつぶってもらいたい。
『もちろんそれでも出来るとは思いますが……あまり期待しないで下さい』
「なぜですか?」
『あなたの事をよく思わない神も少なく無いからですよ。もちろんそれはわたくしと親しい神でも同じです』
むう。確かにオレが結婚を断った神も結構いるけど、それだけでこの危機的状況について協力を拒否する理由になるのかよ。
お付き合いを断られて逆上し、敵に回るなんて「ヤンデレ」系だろ。いや。神話では確かにそういう例も結構あるし、女の子がチョメチョメを拒否しただけで呪いをかけてひどい目に遭わせた例もあったな。
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なるほど。人の身であるオレには神は直接手出しするわけにはいかない。
美人を見るとチョメチョメする神話を有するアンブラールは例外だが、それでも「チョメチョメ」以外の事は出来ないのだ。
まあ神様が自分の権能以外で直接、人の身にどうにか出来たら、この世界では神々同士が対立している事も多いから、そういう神々同士が相手の信徒に危害を加え続けて、収拾がつかなくなるだろうな。
そしてそんなオレが「神に匹敵する力」を振るって、あちこち動いていて実際に影響を及ぼしているのは、神にとっては真意不明の得体の知れない相手に見えるらしい。
だからこの状況で助けてくれはしないという事らしい。
もちろんそれなりに友好的な関係の神もいたから、そいつらは助けてくれるかもしれないが、連中はあんまりイロールと親しくはなかった。
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