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第24章 全てはアルタシャのために?
第1304話 神々が寄ってきて
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それでは人間の世界に戻るとして、その世界はどう言うわけか「アルタシャ」と言う名前になっていたりするだな。
ファンタジーなら「世界創世の女神の名前がついている」なんて話は珍しくもなかったが、よそ者で新参者のオレの名前がついてしまうのは違和感しかない。
たぶん「世界に名前をつける」と言う発想が元からこっちにはなかったんだろう、そんなわけで「世界」の違いを最初に意識したオレが言わば「元祖」と言う事になってしまったらしい。
元の世界だって「世界の名前」なんて意識されていなかったし、仮に誰かが名付けてもそれが日常的に使われる事はなかった。
冷静に考えれば当たり前の話であって、日常的にはせいぜい自分の住んでいる国ぐらいまでしか意識しないのだし、逆に宇宙全体と比べたら「地球」なんて小さすぎる。
ましてやここの住民のほとんどは大陸を意識するどころか、隣の街に行くことだって滅多にない出来事なのだ。
ごくごく小さな「街の神」の信者となって生涯を過ごし、それ以外の神など聞いたことしかない何てのも珍しくはない。
これがゲームだったら、神様のデータが数値化されていて、信仰のために払うコストだとか、
戒律だとか、獲得できる魔法だとか、まあ色々と分かりやすく比較出来るもんだけど、残念ながらこっちは神様の比較そのものがまず無理だ。
それに近いことをやっている連中は、今度は神様を道具としか思っていない割り切りすぎて、今度はそれ故に大問題を引き起こす羽目になった。
まあもとの世界でもゲームならともかく、実際に崇拝されている神様のデータ化なんてあり得な買った。
言語や文化でも数値化して優劣を競うのは馬鹿げていると思うし、崇拝でも同様だ。
しかしこのまま世界が発展していけば、やっぱりある程度はそんな動きもあるかもしれない。
仮に技術の進歩で神様をデータベース化したら、それはもう「就職」と変わらん気がする。
何というか、やはり神様や宗教勢力は「魂の救済」に徹して、世俗的な事には関わらないようにするのが一番だと思う。
せいぜい「ロクでもない精霊が出た」「アンデッドが暴れ回った」なんて時に出ていって、どうにかする程度の役割で十分だ――などと言ったら本当に元の世界のRPGにおける僧侶職の役割になってしまうな。
医学が発展すれば「神の奇跡」も必要無くなって『治癒の女神』も慈愛の女神ということで落ち着いてくれるはず。
大地の女神もあくまでも敬意を払うべき対象ではあっても、信仰の有無で土地が枯れたりするようなこともないし、信徒が寺院に陳情し続けて実りを豊かにするように要求する事もない。
そんな「理想」とはほど遠くても「小さな調和」が達成できればいい。「夢」のような世界ではなく「ほろ苦い現実の世界」であればいい。
少なくとも「みんなが求めるが故に、誰にとっても厳しい激辛な世界」よりはマシだろう。
もちろんそれでも「求めるもの」は大勢いるだろうし、成功も失敗もあるだろうが、その都度世界に甚大な影響を及ぼすよりはずっとましだ。
そんな事を思っていると、オレの周囲に幾つものいろいろな力が集まってくるのが分かった。
なんだ? これまでにも神様だとか、とんでもない相手に出会った事はたくさんあるけど、今回はそれほどの力を感じないな。
そう思っていたら、周囲に今まで見てきた――そしてプロポーズされたのも少なく無い――神々の姿が揃ってきたのだ。
中には神造者の大神の一人アンブラール――並外れた美女と見れば、化身を送り込んでヤルのが当たり前の神――までいるぞ。
もっともオレから見ると、さほどの力は感じないけど、タダの化身だろうか?
『おおお……そなたがアルタシャか?』
明らかに動揺した様子で問いかけてくる。
そんなの見て分からないのか? 曲がりなりにもオレにプロポーズした事もある身だろう。
いや。他の神々もちょっと動揺している様子がうかがえる。
もしかしてオレの力にビビってるのか?
むしろ人間達の方があんまりビビらなかったように思えるけどな。
『うう……こんな事になるなら、初めての時に強引にでも我が妻にしていればよかったのか』
アンブラールは明らかに嘆いている。
どうやら今のオレは大神から見ても、格上になっているらしい。
人間から見れば、ちょっと強い精霊と下級の神と上級の神では区別がつかないのが当たり前だから、恐らくはオレの知り合いの人間達は態度はあんまり変わっていなかったのだろうな。
それで「人の身」だった時には無理強いしてチョメチョメ出来たことが出来なくなったと嘆く大神というのもどうかという気がするが、そうしたのも神造者の仕業だったのだな。
この場合は「人間の信仰に合わせて神は変わっていく」のは当たり前だとしても、それで幾つも矛盾する教団が出来て相争うのではなく、お互いに仲良くやっていくことは出来ないのだろうか?
しかしこれもまた今まで通り「ささやかだが実現するのは困難な話題」なのは確かである。
ファンタジーなら「世界創世の女神の名前がついている」なんて話は珍しくもなかったが、よそ者で新参者のオレの名前がついてしまうのは違和感しかない。
たぶん「世界に名前をつける」と言う発想が元からこっちにはなかったんだろう、そんなわけで「世界」の違いを最初に意識したオレが言わば「元祖」と言う事になってしまったらしい。
元の世界だって「世界の名前」なんて意識されていなかったし、仮に誰かが名付けてもそれが日常的に使われる事はなかった。
冷静に考えれば当たり前の話であって、日常的にはせいぜい自分の住んでいる国ぐらいまでしか意識しないのだし、逆に宇宙全体と比べたら「地球」なんて小さすぎる。
ましてやここの住民のほとんどは大陸を意識するどころか、隣の街に行くことだって滅多にない出来事なのだ。
ごくごく小さな「街の神」の信者となって生涯を過ごし、それ以外の神など聞いたことしかない何てのも珍しくはない。
これがゲームだったら、神様のデータが数値化されていて、信仰のために払うコストだとか、
戒律だとか、獲得できる魔法だとか、まあ色々と分かりやすく比較出来るもんだけど、残念ながらこっちは神様の比較そのものがまず無理だ。
それに近いことをやっている連中は、今度は神様を道具としか思っていない割り切りすぎて、今度はそれ故に大問題を引き起こす羽目になった。
まあもとの世界でもゲームならともかく、実際に崇拝されている神様のデータ化なんてあり得な買った。
言語や文化でも数値化して優劣を競うのは馬鹿げていると思うし、崇拝でも同様だ。
しかしこのまま世界が発展していけば、やっぱりある程度はそんな動きもあるかもしれない。
仮に技術の進歩で神様をデータベース化したら、それはもう「就職」と変わらん気がする。
何というか、やはり神様や宗教勢力は「魂の救済」に徹して、世俗的な事には関わらないようにするのが一番だと思う。
せいぜい「ロクでもない精霊が出た」「アンデッドが暴れ回った」なんて時に出ていって、どうにかする程度の役割で十分だ――などと言ったら本当に元の世界のRPGにおける僧侶職の役割になってしまうな。
医学が発展すれば「神の奇跡」も必要無くなって『治癒の女神』も慈愛の女神ということで落ち着いてくれるはず。
大地の女神もあくまでも敬意を払うべき対象ではあっても、信仰の有無で土地が枯れたりするようなこともないし、信徒が寺院に陳情し続けて実りを豊かにするように要求する事もない。
そんな「理想」とはほど遠くても「小さな調和」が達成できればいい。「夢」のような世界ではなく「ほろ苦い現実の世界」であればいい。
少なくとも「みんなが求めるが故に、誰にとっても厳しい激辛な世界」よりはマシだろう。
もちろんそれでも「求めるもの」は大勢いるだろうし、成功も失敗もあるだろうが、その都度世界に甚大な影響を及ぼすよりはずっとましだ。
そんな事を思っていると、オレの周囲に幾つものいろいろな力が集まってくるのが分かった。
なんだ? これまでにも神様だとか、とんでもない相手に出会った事はたくさんあるけど、今回はそれほどの力を感じないな。
そう思っていたら、周囲に今まで見てきた――そしてプロポーズされたのも少なく無い――神々の姿が揃ってきたのだ。
中には神造者の大神の一人アンブラール――並外れた美女と見れば、化身を送り込んでヤルのが当たり前の神――までいるぞ。
もっともオレから見ると、さほどの力は感じないけど、タダの化身だろうか?
『おおお……そなたがアルタシャか?』
明らかに動揺した様子で問いかけてくる。
そんなの見て分からないのか? 曲がりなりにもオレにプロポーズした事もある身だろう。
いや。他の神々もちょっと動揺している様子がうかがえる。
もしかしてオレの力にビビってるのか?
むしろ人間達の方があんまりビビらなかったように思えるけどな。
『うう……こんな事になるなら、初めての時に強引にでも我が妻にしていればよかったのか』
アンブラールは明らかに嘆いている。
どうやら今のオレは大神から見ても、格上になっているらしい。
人間から見れば、ちょっと強い精霊と下級の神と上級の神では区別がつかないのが当たり前だから、恐らくはオレの知り合いの人間達は態度はあんまり変わっていなかったのだろうな。
それで「人の身」だった時には無理強いしてチョメチョメ出来たことが出来なくなったと嘆く大神というのもどうかという気がするが、そうしたのも神造者の仕業だったのだな。
この場合は「人間の信仰に合わせて神は変わっていく」のは当たり前だとしても、それで幾つも矛盾する教団が出来て相争うのではなく、お互いに仲良くやっていくことは出来ないのだろうか?
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