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能力者しかいないこの都市の中高生には【能力者学校】に通うことが義務付けられている。
この都市は6つの区に分けられており、それぞれに中高一貫の【能力者学校】があり、毎年の夏には高等部で開催される"6区能力者大会"がある。
能力者大会は、各校内で予選を行いその中の上位3名のみが本戦である他校との対抗試合に参加することができる。
「ってぇ・・・マジで効いたわ」
環が立ち去った屋上にてベンチの上に座って腹を擦りながらそう呟く。
環は来週ある"第2区校内予選"突破の最有力候補とされており、6区全体で見てもかなり上位のところまで行けるだろうと言われている。
「努力家だなぁ」
そんな中でも慢心せずに、日々努力を続けていることに関しては敬意を表するが、それはそうとして僕は再びベンチに仰向けに寝転がり顔に本を乗せて再び睡眠に入る。
「・・・・・」
暇だ。
と、思いつつ京夜は客室の座布団の上で綺麗な姿勢で正座をして座っている。
瑠衣が緑間さんに「こいつ鍛えてくるわ!」と言われ、連れられて行ってから、かれこれ2時間半この姿勢でいるのだが一向に帰ってくる気配がない。
目の前ではずっと緑間さんの執事こと影浦さんが立っているのだが、こちらもずっと喋らず動かず立っている。
特に喋らない理由もないが、なんか気まずいと言う理由でこの2時間お互い全く口を開いていない。
そろそろなんか喋ろうかな?
とか言うことを思っていると。
「お~う、戻ったぞ~!」
「も~ど~り~ましたよ~」
客室の襖が開けられ、緑間さんと瑠衣が入ってくる。
「いや~こいつなかなかやるわ。素質だけで言ったらお前ら位あるんじゃないかってくらいな」
緑間さんのそんな瑠衣を褒めるような言葉に瑠衣は嬉しそうな表情を浮かべる。
「いや~私ってば才能があっちゃったりするんですかね~!」
「"素質"はな。実力じゃ足元にも及ばないぞ」
「はひぃぃ!」
調子に乗っている瑠衣に告げられる無慈悲な言葉に瑠衣はそんな叫び声を上げるのだった。
「てことがあった」
「おもろいな」
事務所1階のカフェにて帰ってきた京夜に緑間邸宅であった出来事を聞いた僕は思わずそう言ってしまう。
カウンター席に座っている僕の隣の席で京夜はコーヒーを飲んでいる。
「・・・どうぞ」
「お、ありがと」
玲奈が運んできてくれた僕の分のコーヒーを受け取り、お礼を言う。
店内には現在他の客はおらず、瑠衣も事務所にいる為、現在店内にはこの3人しかいない。
「そういや京夜は予選には出ないのか?」
数日前の環との会話を思い出し、僕は京夜にそんな会話を切り出す。
「お前もいい線行けるんじゃねぇの?」
「そうか?」
【対能力犯罪事務所経営士】の最年少記録を持っている京夜なら予選くらいなら余裕で突破できるだろう。
「なら参加しようか?」
「お、おおマジか」
まさかそんな乗り気な回答をするとは思わず、びっくりする。
「そういえば玲奈も出た経験あったよな?」
「・・・うん」
玲奈が昔、6区能力者大会で優勝したことがあるという事を思い出す。
「どんなやつがいたっけ?」
京夜が出る気なら6区能力者大会に興味が出てきたため、玲奈にそんな質問をする。
「・・・4区に凄く強いやつがいた。」
「なんかいたな」
生中継で見たときにそんな奴もいたなと思い出す。
「1対1じゃ絶対勝てなかった・・・」
「まじかよ・・・」
優勝チームの玲奈がそこまで言うのなら本当に強かったのだろう。
しかもサシじゃ勝てないとまで明言するとは。
「・・・あの人私の1コ下だったんだけど、目つきが凄く鋭かった。"まるで相手を突き刺すみたいに"」
「・・・!?」
それを聞いた僕は反応する。
なんか今日そんな人に会った様な気がするなあと・・・
しかも玲奈の1つ下ということは、僕の1つ上、つまり3年だ。
6区能力者大会は高等部なら全学年、全生徒に参加資格があるため、そんなに強いやつなら今年も参加してかる可能性が高い。
「・・・僕も参加しちゃおうかな~。なんて」
更に興味が湧いてきた僕は予選の参加を検討する。
「なら俺と組むか?」
「それもいいな」
京夜のそんな誘いに乗りつつ、コーヒーカップに口を付けてコーヒーを一口飲み、改めて玲奈のコーヒーの美味しさに感動する。
カタカタカタと、事務所内にキーボードを叩く音が響き渡る。
瑠衣は【第2区能力者学校】の中等部内でもかなり上位の成績を誇っている。
実践での実力は中の上程度だが、コンピューター操作技術とコミュケーション能力に関しては他の追随を許さないほどに秀でている。
その能力を活かして、事務所でバイトを始めて数日、犯罪組織のアジトのハッキングやドローンの操作等の裏方作業でこの事務所ではかなりの活躍をしている。
そして今日も今日とて事務所のパソコンを触っている。
「いや~ドローンは私の相棒ですからね!無くてはならない存在なんですよ。」
「そうか」
瑠衣はソファーに寝転がっている零にそうドローンの重要性を説く。
「という事で最新のドローン代、経費で落ちませんかね!?」
瑠衣は座っているオフィスチェアを
零の方向にクルッと回して零に触っていた最新型ドローンが写っているパソコンの画面を見せる。
「別にいいけどその分ちゃんと働けよな」
「え!?良いんですか!ありがとうございます!」
瑠衣は目を輝かせて零にお礼を言う。
「まあ、仕事環境には妥協しないって言うのがこの事務所の社訓の一つだからな」
寝転がっていた零は体を起こしつつそんな事を言う。
「それにこの仕事ってかなり稼げるんだよ」
この仕事は同業者が少ないことや危険が伴ったりするため、この事務所の依頼受付時間の4時半から10時まで(依頼中は時間外労働)の働きで余裕で生活、何なら贅沢も出来るくらいの稼ぎがある。
そのためこの事務所では仕事関係で金を使うことに関しては妥協しないと決められている。
「最新のドローンてどんなやつなの?」
零は瑠衣が映し出したパソコンの画面を詳しく見る。
「・・・110万!?」
が、あまりの値段の高さに零は体を硬直させて絶句する。
「買って・・・くれるんですよね?」
瑠衣にそんなことを言われ、「まあ、1度言った事だしな」と思いつつソファーから立ち上がって、瑠衣の使っていたパソコンの前に行き、購入手続きをする。
「どんな性能を付けたらこんな値段になるんだよ・・・」
僕は、「当分節約しないとな」と思うのだった。
おまけ
瑠衣です。
皆さん、今回経費で購入してもらったドローンの性能が気になりませんか!?
気になりますよね!?
は~やっぱり気になるんですね。
ということで今回は最新型ドローンの性能について解説していきますね!
【飛行】
なんと時速100キロ以上出るんですよ!凄いでしょ!
【硬度】
弾丸を受けてもびくともしません!最強ですね!
【ステルス】
音がほとんどせずに機体も姿を消すことができます!覗きし放題!
【撮影】
数キロ先もくっきり見えて撮影も出来ちゃいます!わ~お!
【射撃】
レーザービームを放って攻撃をします!シンプルに強いね!
【操作】
事務所のパソコンや付属のモニターから操作できて、扱いは難しいですけど慣れたらガチでやばいです!自分の手足のように動かせます!
【その他】
・GPSが付いています!
・汚れが付きにくいです!
・機体が真っ黒でかっこいいです!
・ゴツい!
・サイズは普通くらいかな!
・・・っていう感じでドローンの性能紹介でした!
これからはこのドローンに新しい相棒として活躍してもらう予定です!
今のところまだ活躍はありませんが、今後活躍していく予定なので乞うご期待!
この都市は6つの区に分けられており、それぞれに中高一貫の【能力者学校】があり、毎年の夏には高等部で開催される"6区能力者大会"がある。
能力者大会は、各校内で予選を行いその中の上位3名のみが本戦である他校との対抗試合に参加することができる。
「ってぇ・・・マジで効いたわ」
環が立ち去った屋上にてベンチの上に座って腹を擦りながらそう呟く。
環は来週ある"第2区校内予選"突破の最有力候補とされており、6区全体で見てもかなり上位のところまで行けるだろうと言われている。
「努力家だなぁ」
そんな中でも慢心せずに、日々努力を続けていることに関しては敬意を表するが、それはそうとして僕は再びベンチに仰向けに寝転がり顔に本を乗せて再び睡眠に入る。
「・・・・・」
暇だ。
と、思いつつ京夜は客室の座布団の上で綺麗な姿勢で正座をして座っている。
瑠衣が緑間さんに「こいつ鍛えてくるわ!」と言われ、連れられて行ってから、かれこれ2時間半この姿勢でいるのだが一向に帰ってくる気配がない。
目の前ではずっと緑間さんの執事こと影浦さんが立っているのだが、こちらもずっと喋らず動かず立っている。
特に喋らない理由もないが、なんか気まずいと言う理由でこの2時間お互い全く口を開いていない。
そろそろなんか喋ろうかな?
とか言うことを思っていると。
「お~う、戻ったぞ~!」
「も~ど~り~ましたよ~」
客室の襖が開けられ、緑間さんと瑠衣が入ってくる。
「いや~こいつなかなかやるわ。素質だけで言ったらお前ら位あるんじゃないかってくらいな」
緑間さんのそんな瑠衣を褒めるような言葉に瑠衣は嬉しそうな表情を浮かべる。
「いや~私ってば才能があっちゃったりするんですかね~!」
「"素質"はな。実力じゃ足元にも及ばないぞ」
「はひぃぃ!」
調子に乗っている瑠衣に告げられる無慈悲な言葉に瑠衣はそんな叫び声を上げるのだった。
「てことがあった」
「おもろいな」
事務所1階のカフェにて帰ってきた京夜に緑間邸宅であった出来事を聞いた僕は思わずそう言ってしまう。
カウンター席に座っている僕の隣の席で京夜はコーヒーを飲んでいる。
「・・・どうぞ」
「お、ありがと」
玲奈が運んできてくれた僕の分のコーヒーを受け取り、お礼を言う。
店内には現在他の客はおらず、瑠衣も事務所にいる為、現在店内にはこの3人しかいない。
「そういや京夜は予選には出ないのか?」
数日前の環との会話を思い出し、僕は京夜にそんな会話を切り出す。
「お前もいい線行けるんじゃねぇの?」
「そうか?」
【対能力犯罪事務所経営士】の最年少記録を持っている京夜なら予選くらいなら余裕で突破できるだろう。
「なら参加しようか?」
「お、おおマジか」
まさかそんな乗り気な回答をするとは思わず、びっくりする。
「そういえば玲奈も出た経験あったよな?」
「・・・うん」
玲奈が昔、6区能力者大会で優勝したことがあるという事を思い出す。
「どんなやつがいたっけ?」
京夜が出る気なら6区能力者大会に興味が出てきたため、玲奈にそんな質問をする。
「・・・4区に凄く強いやつがいた。」
「なんかいたな」
生中継で見たときにそんな奴もいたなと思い出す。
「1対1じゃ絶対勝てなかった・・・」
「まじかよ・・・」
優勝チームの玲奈がそこまで言うのなら本当に強かったのだろう。
しかもサシじゃ勝てないとまで明言するとは。
「・・・あの人私の1コ下だったんだけど、目つきが凄く鋭かった。"まるで相手を突き刺すみたいに"」
「・・・!?」
それを聞いた僕は反応する。
なんか今日そんな人に会った様な気がするなあと・・・
しかも玲奈の1つ下ということは、僕の1つ上、つまり3年だ。
6区能力者大会は高等部なら全学年、全生徒に参加資格があるため、そんなに強いやつなら今年も参加してかる可能性が高い。
「・・・僕も参加しちゃおうかな~。なんて」
更に興味が湧いてきた僕は予選の参加を検討する。
「なら俺と組むか?」
「それもいいな」
京夜のそんな誘いに乗りつつ、コーヒーカップに口を付けてコーヒーを一口飲み、改めて玲奈のコーヒーの美味しさに感動する。
カタカタカタと、事務所内にキーボードを叩く音が響き渡る。
瑠衣は【第2区能力者学校】の中等部内でもかなり上位の成績を誇っている。
実践での実力は中の上程度だが、コンピューター操作技術とコミュケーション能力に関しては他の追随を許さないほどに秀でている。
その能力を活かして、事務所でバイトを始めて数日、犯罪組織のアジトのハッキングやドローンの操作等の裏方作業でこの事務所ではかなりの活躍をしている。
そして今日も今日とて事務所のパソコンを触っている。
「いや~ドローンは私の相棒ですからね!無くてはならない存在なんですよ。」
「そうか」
瑠衣はソファーに寝転がっている零にそうドローンの重要性を説く。
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瑠衣は座っているオフィスチェアを
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瑠衣は目を輝かせて零にお礼を言う。
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寝転がっていた零は体を起こしつつそんな事を言う。
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この仕事は同業者が少ないことや危険が伴ったりするため、この事務所の依頼受付時間の4時半から10時まで(依頼中は時間外労働)の働きで余裕で生活、何なら贅沢も出来るくらいの稼ぎがある。
そのためこの事務所では仕事関係で金を使うことに関しては妥協しないと決められている。
「最新のドローンてどんなやつなの?」
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瑠衣にそんなことを言われ、「まあ、1度言った事だしな」と思いつつソファーから立ち上がって、瑠衣の使っていたパソコンの前に行き、購入手続きをする。
「どんな性能を付けたらこんな値段になるんだよ・・・」
僕は、「当分節約しないとな」と思うのだった。
おまけ
瑠衣です。
皆さん、今回経費で購入してもらったドローンの性能が気になりませんか!?
気になりますよね!?
は~やっぱり気になるんですね。
ということで今回は最新型ドローンの性能について解説していきますね!
【飛行】
なんと時速100キロ以上出るんですよ!凄いでしょ!
【硬度】
弾丸を受けてもびくともしません!最強ですね!
【ステルス】
音がほとんどせずに機体も姿を消すことができます!覗きし放題!
【撮影】
数キロ先もくっきり見えて撮影も出来ちゃいます!わ~お!
【射撃】
レーザービームを放って攻撃をします!シンプルに強いね!
【操作】
事務所のパソコンや付属のモニターから操作できて、扱いは難しいですけど慣れたらガチでやばいです!自分の手足のように動かせます!
【その他】
・GPSが付いています!
・汚れが付きにくいです!
・機体が真っ黒でかっこいいです!
・ゴツい!
・サイズは普通くらいかな!
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