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任務の内容はこうだ。
依頼人は被害者の母親で、被害者の女子児童は数日前に男数名に連れ去られ、本日ようやく居場所を突き止めたようだ。
男達は組織で行動しているらしく、僕たちはその拠点に突入して女子児童を無事に救出したらいいらしい。
京夜から送られてきた位置情報は、ここから一旦事務所に帰るよりも直接向かったほうが近いため、ここからその場所に直行してそこで京夜と合流してから突入することになる。
「瑠衣、ドローンは持ってるか?」
「はぁい!勿論持ってますよ!」
瑠衣は元気よく返事をしてタクシーの座席の下に置いていたキャリーケースを叩く。
「なら大丈夫だな。運転手さん、すみませんが行き先を変更しても?」
「あ、はいもちろん大丈夫ですよ」
そして僕は送られて来た位置情報付近の住所を伝える。
「急いでますか?」
「まあ、人命が掛かってるかもしれないですしね」
「そうですか」
僕がそう答えると運転手は法定速度ギリギリまでタクシーの速度を上げてくれる。
人命が掛かってると言っても何も聞いてこないあたり、京夜に仕事の話は聞いているのか?
確か京夜が「運転手は毎回同じ」って言ってたな。
そういえばこの運転手は優香さんのことも知ってるらしいしそういう事だろう。
そんな事を考えつつも、タクシーは目的地へと向かっていく。
「来たか」
市街地から少し外れた道路に、ようやくやってきた零と瑠衣を見て京夜はそう呟く。
「ごめん、遅れたわ!」
「すいません~!」
そんな2人を見て少し呆れた様子で京夜が説明を始める。
「建物の内部の見取り図をさらっと読んだが、裏口から入って俺と零の二方向に分かれて進んでいくのが1番だと思う」
「あれ?私は?」
そんな京夜の説明に瑠衣は疑問の声を上げる。
「お前はそこの車でドローンを操作して俺に付いてサポートだ」
「わっかりました~!」
京夜の指差した方向には黒い車があり、外から中が見えない仕様になっている。
「ちなみに中には玲奈が乗ってる」
なるほど車を運転してきたのは玲奈か、と零は一人納得する。
「うっし!じゃあ行くか」
「ああ」
「はい!」
零のそんな掛け声と共に救出任務が開始する。
僕と京夜、それとドローン(瑠衣が操作)は裏口の扉を開け、建物内部へと侵入する。
建物は外から見た感じは少し古い普通のビルという感じだったが、内部は薄暗く少し不気味で建物の素材のせいか外より若干気温が低く感じる。
「じゃ、がんばれよ」
建物に入って直ぐに2つの分かれ道があり、そこで僕、京夜とドローンの二手に分かれる。
突入直前に京夜に渡された内部の見取り図を見た感じ、建物は5階で多少の監視カメラはあるものの、それをすり抜けて最上階にある目的の女子児童が囚われている部屋に向かえるルートが書かれていたため、問題ない。
後は敵の組織の構成員と能力にだけ気をつければ・・・
「・・・!」
そう考えた時、ちょうど曲がり角の先から話し声が聞こえてくる。
声の数からして人数は2人、確かこの通路に監視カメラは無いため、角を出て一瞬で仕留めたら大丈夫だろう。
「行くか」
僕は小さな声で呟いて、角を出る。
目の前には男が2人、一般的な体型のやつと少しガタイのいいやつだ。
男は拳銃を持っており、僕に気づくなり直ぐに構えて発砲しようとする。
「遅え・・・よ!」
が、僕は2本のナイフを取り出して男に投げる。
「ぐっ・・・!」
「・・・!」
ナイフはそれぞれ2人の銃に当たり、銃を弾き、男達を一瞬怯ませる。
僕はその隙を付いて2人に拳と蹴りを放って一撃で沈める。
「じゃ、これ貰うわ!」
僕はそう言って男が持っていた拳銃を盗り、先に進む。
『凄すぎです!』
「・・・」
一方京夜側は、ドローンがステルスモードで姿を消してルートを先に進み、敵の位置を把握してからそれを京夜が銃を撃って瞬殺するという方法を使いノンストップで進んでいた。
『そこの角を曲がった先に敵が1人います!』
「分かった」
京夜が角を曲がると欠伸をしている敵がおり、京夜はそいつに容赦なく弾丸を放つ。
「悪いな」
京夜は全く悪く無さそうにそう言って立ち止まることなくどんどん先に進んでいく。
「そろそろ敵もこちらの存在に気づく頃か」
想定では気づいた時にはもう目的の部屋に付いていると思うのだが、敵の能力次第ではもう気づかれている可能性もある。
だが、女子児童を人質に取られた場合は"確実に勝てる自信がある"ため問題は無い。
それよりは構成員を大量に送られてきたほうが面倒くさい。
「・・・!」
その瞬間、京夜は背後に気配を感じて床にかがみ込む。
すると、先程まで京夜の頭があった位置を何かが切り裂き、壁にも傷を付ける。
「なんだ!?」
京夜は即座に振り向き銃を決め打ちで銃を2発撃つが、そこには誰も居ない。
「瑠衣、近くに誰か居るか?」
『いえ。ですけど、この先は広間になっています』
「そうか」
京夜はそれを聞いて走る速度を上げ、直ぐに広間に到着する。
広間は学校の体育館半分くらいの広さで天井は高く、この階と上の階の高さを合わせた分ほどの高さがある。
そして、目の前には灰色のスーツを着た男が立っている。
「きっきのはお前か?」
「ああ、そうだよ。驚いたな~あれを初見で避けるなんて」
どうやらこいつが先程攻撃してきた奴らしい。
『一応本当みたいです』
瑠衣もそう言っているため、信憑性は限りなく高い。
瑠衣の能力は《嘘発見器》。詳細な発動条件は事務所の仲間にも教えていないが、簡単に言うと"相手が嘘を言っているのかどうかが分かる"という能力だ。
これにより、今の男の発言が本当であることが分かる。
「悪いが急いでるんだ、退いてくれないか?」
京夜は銃を構えながら男にそう警告する。
「そいつは無理な相談だね~」
「・・・!」
男がそう言った瞬間、男の周りに黒い影が現れ、次々と人型になって行く。
「ここを通りたきゃ、オレを倒して行くんだな___」
依頼人は被害者の母親で、被害者の女子児童は数日前に男数名に連れ去られ、本日ようやく居場所を突き止めたようだ。
男達は組織で行動しているらしく、僕たちはその拠点に突入して女子児童を無事に救出したらいいらしい。
京夜から送られてきた位置情報は、ここから一旦事務所に帰るよりも直接向かったほうが近いため、ここからその場所に直行してそこで京夜と合流してから突入することになる。
「瑠衣、ドローンは持ってるか?」
「はぁい!勿論持ってますよ!」
瑠衣は元気よく返事をしてタクシーの座席の下に置いていたキャリーケースを叩く。
「なら大丈夫だな。運転手さん、すみませんが行き先を変更しても?」
「あ、はいもちろん大丈夫ですよ」
そして僕は送られて来た位置情報付近の住所を伝える。
「急いでますか?」
「まあ、人命が掛かってるかもしれないですしね」
「そうですか」
僕がそう答えると運転手は法定速度ギリギリまでタクシーの速度を上げてくれる。
人命が掛かってると言っても何も聞いてこないあたり、京夜に仕事の話は聞いているのか?
確か京夜が「運転手は毎回同じ」って言ってたな。
そういえばこの運転手は優香さんのことも知ってるらしいしそういう事だろう。
そんな事を考えつつも、タクシーは目的地へと向かっていく。
「来たか」
市街地から少し外れた道路に、ようやくやってきた零と瑠衣を見て京夜はそう呟く。
「ごめん、遅れたわ!」
「すいません~!」
そんな2人を見て少し呆れた様子で京夜が説明を始める。
「建物の内部の見取り図をさらっと読んだが、裏口から入って俺と零の二方向に分かれて進んでいくのが1番だと思う」
「あれ?私は?」
そんな京夜の説明に瑠衣は疑問の声を上げる。
「お前はそこの車でドローンを操作して俺に付いてサポートだ」
「わっかりました~!」
京夜の指差した方向には黒い車があり、外から中が見えない仕様になっている。
「ちなみに中には玲奈が乗ってる」
なるほど車を運転してきたのは玲奈か、と零は一人納得する。
「うっし!じゃあ行くか」
「ああ」
「はい!」
零のそんな掛け声と共に救出任務が開始する。
僕と京夜、それとドローン(瑠衣が操作)は裏口の扉を開け、建物内部へと侵入する。
建物は外から見た感じは少し古い普通のビルという感じだったが、内部は薄暗く少し不気味で建物の素材のせいか外より若干気温が低く感じる。
「じゃ、がんばれよ」
建物に入って直ぐに2つの分かれ道があり、そこで僕、京夜とドローンの二手に分かれる。
突入直前に京夜に渡された内部の見取り図を見た感じ、建物は5階で多少の監視カメラはあるものの、それをすり抜けて最上階にある目的の女子児童が囚われている部屋に向かえるルートが書かれていたため、問題ない。
後は敵の組織の構成員と能力にだけ気をつければ・・・
「・・・!」
そう考えた時、ちょうど曲がり角の先から話し声が聞こえてくる。
声の数からして人数は2人、確かこの通路に監視カメラは無いため、角を出て一瞬で仕留めたら大丈夫だろう。
「行くか」
僕は小さな声で呟いて、角を出る。
目の前には男が2人、一般的な体型のやつと少しガタイのいいやつだ。
男は拳銃を持っており、僕に気づくなり直ぐに構えて発砲しようとする。
「遅え・・・よ!」
が、僕は2本のナイフを取り出して男に投げる。
「ぐっ・・・!」
「・・・!」
ナイフはそれぞれ2人の銃に当たり、銃を弾き、男達を一瞬怯ませる。
僕はその隙を付いて2人に拳と蹴りを放って一撃で沈める。
「じゃ、これ貰うわ!」
僕はそう言って男が持っていた拳銃を盗り、先に進む。
『凄すぎです!』
「・・・」
一方京夜側は、ドローンがステルスモードで姿を消してルートを先に進み、敵の位置を把握してからそれを京夜が銃を撃って瞬殺するという方法を使いノンストップで進んでいた。
『そこの角を曲がった先に敵が1人います!』
「分かった」
京夜が角を曲がると欠伸をしている敵がおり、京夜はそいつに容赦なく弾丸を放つ。
「悪いな」
京夜は全く悪く無さそうにそう言って立ち止まることなくどんどん先に進んでいく。
「そろそろ敵もこちらの存在に気づく頃か」
想定では気づいた時にはもう目的の部屋に付いていると思うのだが、敵の能力次第ではもう気づかれている可能性もある。
だが、女子児童を人質に取られた場合は"確実に勝てる自信がある"ため問題は無い。
それよりは構成員を大量に送られてきたほうが面倒くさい。
「・・・!」
その瞬間、京夜は背後に気配を感じて床にかがみ込む。
すると、先程まで京夜の頭があった位置を何かが切り裂き、壁にも傷を付ける。
「なんだ!?」
京夜は即座に振り向き銃を決め打ちで銃を2発撃つが、そこには誰も居ない。
「瑠衣、近くに誰か居るか?」
『いえ。ですけど、この先は広間になっています』
「そうか」
京夜はそれを聞いて走る速度を上げ、直ぐに広間に到着する。
広間は学校の体育館半分くらいの広さで天井は高く、この階と上の階の高さを合わせた分ほどの高さがある。
そして、目の前には灰色のスーツを着た男が立っている。
「きっきのはお前か?」
「ああ、そうだよ。驚いたな~あれを初見で避けるなんて」
どうやらこいつが先程攻撃してきた奴らしい。
『一応本当みたいです』
瑠衣もそう言っているため、信憑性は限りなく高い。
瑠衣の能力は《嘘発見器》。詳細な発動条件は事務所の仲間にも教えていないが、簡単に言うと"相手が嘘を言っているのかどうかが分かる"という能力だ。
これにより、今の男の発言が本当であることが分かる。
「悪いが急いでるんだ、退いてくれないか?」
京夜は銃を構えながら男にそう警告する。
「そいつは無理な相談だね~」
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