董卓さん、転生したのでキャラ変します!

ウシップ

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第9話 董卓さん、ドキドキする

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アリアナ殿はしばらく泣いている‥
わし達は何も言わずにそばにいる事しかできない‥
わしはこういう時にかける言葉が見つからない‥情けない
アリアナ「‥ごめんなさい、気を使わせてしまって‥部屋に戻って寝ます‥董卓様、カオル様もお部屋でお休み下さい」
アリアナ殿は部屋へとトボトボ歩いっていった‥
わしは中々寝付けず、そのまま朝を迎えた

翌朝
アリアナ「昨夜はすみませんでした。今日一緒に長老のお墓参りに来てもらえませんか?」
董卓「それぐらい容易い事」
カオル「はい、大丈夫ですよ」
こうしてわし達は長老の墓に向かった

アリアナ「長老‥もう一度会いたかったです。長老の意志を継いでこの村を守って行きます。安らかにお眠り下さい‥」

董卓「‥‥狼族、わし達にとって明確な敵になったな」
カオル「‥はい、これ以上の犠牲者を出さないと長老に誓いましょう」
アリアナ「‥みなさん、ありがとうございます!」

?「アリアナ、久しぶりだな」
アリアナ殿は勢いよく振り返った
アリアナ「リア兄様!」
リア「無事に戻ってきたと聞いた。今まで助けてやれずすまない‥」
アリアナ「それはもう大丈夫‥それよりも長老が亡くなったなんて‥」
リア「私がついていれば、助けてやれたかもしれなかった‥後悔しかしていない」
アリアナ「に、兄様が悪いんじゃない‥狼族が悪いの!」
リア「アリアナ‥」
リアはアリアナを抱き寄せた
リア「すまなかった‥ただ、お前は恨みを持つな。明るいアリアナでいてくれ‥」
アリアナ「はい‥」
2人はしばらく黙り込んで悲しみを分かち合っているようだ

リア「‥そして、こちらの御仁がアリアナを救ってくれたのだな。」
リア「兄のリアと申す。妹を助けてくれた事、深く感謝する」
董卓「礼には及ばぬ」
カオル「無事に村に届けられてよかったです。」
リア「⁉︎」
カオル「あ、あの‥どうしましたか?」
リア「な、な、なんて美しいお方だ!お、お名前を教えて下され!」
カオル「か、カオルです」
リア「カ、カオル殿というのですね‥以後お見知り置きを! も、もしお時間あれば村内を一緒に回りませんか?綺麗な滝があるんですよ!」
アリアナ「お、お兄様!」
リア「こ、これは失礼いたしました!あまりにも、美しすぎてつい‥」
董卓「リア殿、気持ちは分かる」
リア「⁉︎‥董卓殿‥これからはライバルですな」
董卓「‥えっ、お、おう!」
アリアナ「リアお兄様は、美しい人が大好きなんです。男、女関係なく‥」
リア「カオル殿、これは運命の出会いです。少し興奮してしまい、紳士的ではありませんでした。気分を落ち着ける為、沐浴してきます」
リア「‥一緒に来てもいいですよ?」
アリアナ「お兄様!」
リア「はは、すまんすまん!それでは」
リアは村の奥に歩いていった

カオル「‥なんだったんだろ、僕をそんな風に言う人が初めてみました!」
董卓「カオル殿は自分の魅力に気付いてないのじゃな、わしもカオル殿に夢中じゃ‥」
カオル「えっ?」
董卓「あっ、いや、な、何でもない‥気にするでない!」
カオル「‥?」
アリアナ「‥三角関係になりそうな予感がするわね」
‥ふふふ、ありがとうみんな、元気が出たわ。長老様、私は良い方達に巡り会えました

エルフの村 沐浴場

董卓「リア殿、邪魔するぞ!」
董卓は気分を変える為、沐浴場に来ていた
リア「董卓殿‥私に会いに来たのか?」
董卓「違うわい!‥まぁ、カオル殿の魅力が分かってくれたのは嬉しい。じゃが、カオル殿はわしと結ばれる運命なのじゃ!」
‥わ、わしは何を言っている⁉︎
リア「ふっ、そう言う事か‥だが、カオル殿は董卓殿の気持ちには気付いてはおるまい、まだ私にもチャンスがあるという事」
リア「‥待てよ、よく見ると董卓殿も中々だな‥どうだ、今夜私の部屋に来るか?」
董卓「い、行くか‼︎わしはカオル殿、一筋じゃ!」
リアはわしの腕を掴み力強く引き寄せた

リア「照れてる董卓殿も可愛いですな‥この場で交わってしまいましょう‥」
董卓「え、遠慮する!それでは、また!」
わしは慌てて、この場から出ていった
リア「‥‥人間というものは、なんて美しいんだ‥愛おしい」

ゴリア宅
アリアナ「ほんとにありがとうございました。また、落ち着いたらこの村に寄って下さいね♪」
ゴリア「また、ご馳走させていただきます!お達者で!」
董卓「ふむ、また来るぞ!アリアナ殿、お元気で!」

バリバリバリバリ!

ゴリア「な、なんだ⁉︎」
村人「た、大変だ!」
ゴリア「どうした!」
村人「も、森のバリアが破られました!」
ゴリア「な、なんだと⁉︎まさか、今まで破られた事などないのに‥!ちょ、長老が突然なくなったからなのか‥」
村人「オオカミが‥オオカミの群れが侵入してきました!」
ゴリア「クッ‥戦闘準備をせよ!」
ゴリア「董卓さん、すまないが、手を貸してくらないか?」
董卓「当たり前だ!この村はわしらで守ろうぞ!」
リア「はは、さすが董卓殿!私も一緒に舞いましょうぞ!」
カオル「ぼ、僕も、もちろん戦う!」
リア「カオル殿‥美しいうえに勇敢とは‥素晴らしい!抱きしめてしんぜよう!」
アリアナ「お兄様!空気よんで!」
リア「‥ふふ、よし、この村には一匹たりともオオカミは入れんぞ!」
董卓「リア殿には負けられん!皆様方にはオオカミの姿さえ見せませんぞ!」
董卓達は勢いに任せ、森に突っ込んでいった
ゴリア「よし、董卓殿達が先行してくれてる間に村の警備を強化しよう!」

エルフの森内
ザッザッザ
董卓達は森の中を駆け巡っている

董卓「オオカミ、見つけた!」
リア「てや!」
ヒュン
バシュ
オオカミ「クゥン‥」
オオカミは息絶えた
董卓「一発で仕留めるとはのぅ、中々やるわい!」
リア「ふん、エルフはハンターでもある。舐めてもらっては困る!」
董卓「ガハハ、これは失礼!」
董卓「カオル殿、ついて来ておるか?」
カオル「な、なんとか風の魔法で追いついています!」

ワォーン!
オオカミの遠吠えが聞こえた

オオカミ「ガルルル!」
董卓達はいつの間にか囲まれていた。

リア「く、どこに隠れていた!私が見失うなんて!」
董卓「そういう時もあろうのぉ、まぁ、今はこやつらを殲滅せねば!」
オオカミ「ガルル!」
オオカミの群れが一斉に襲い掛かってくる!
董卓「それでは、舞でも踊ろうかのぅ、『剣舞 虎月』」
董卓は舞を踊る様にオオカミ達を斬っていく 
舞はとても美しく、オオカミ達が最期に放つ光でまるで満点の星空で舞っている様だ。

董卓「わしの舞、堪能できたかのぅ‥」

リア「おお、素晴らしい!戦いのセンスはピカイチですな!」
カオル「ほんとに綺麗でした!」
董卓「カオル殿‥!」

ヒュン

董卓の頬を短剣が切り裂いていった

グルダ「ちっ、外してしまいましたか。」
ガルダ「下手くそだな、ガルルル」

董卓「‥お前らが狼族の長か?」

グルダ「我が名はグルダ。狼族の長である!」
ガルダ「俺はガルダ。弟だ!ガルルル!」

董卓「‥ふむ、お前らがエルフの長老を殺したのだな?」
グルダ「さぁて、どうだろうな‥沢山殺して来た‥思い出せないね」
董卓「まぁよい、お前らはここで終わる!だが、最後に機会を与えてやろう。わしの配下になるか、このまま光となって消えるか‥選べ!」
グルダ「バカにするなよ‥!グルル、お前など一瞬で消してやる!」
ガルダ「ガルルル、いくぞ!」
2匹の狼族が襲ってくる!

カオル「ウインドウ!」
風がまっすぐ伸びて狼族に直撃した!
‥だがグルダ達の目の前で掻き消えた
グルダ「残念だったな、われらに魔法はきかんよ‼︎」
カオル「やっぱりか‥こうなったら董卓さんとリアさん頼みです!宜しくお願いします!」
リア「任して下さい!董卓さんに負けない舞を踊りますよ!」

リア「さぁ、ショーの始まりだ!」
リアは軽やかにステップを踏み、グルダ達に向かって行った

キンッキン!

爪と剣がぶつかり合う音が森中に響く

ワォーン!
オオカミの遠吠えと共にオオカミの群れがまた現れた

董卓「カオル殿、オオカミは任せたぞ!あいつらには魔法は効く。あの2匹はわしらに任せろ!」
カオル「はい!」
カオルは魔法を駆使し、オオカミ達を駆逐していった!

董卓「さぁ、グルダ、ガルダよ!浄化の時間だ!」

董卓はリアの加勢に入った

キンッキン!

爪と剣がぶつかり合う音が森中に響き続いている‥
両者は一歩も引かず気付くと森の外にでていた。

董卓「くっ、なかなかやるのぅ!」
グルダ「グルル、人間族‥絶滅種の癖にしぶとい!」
リア「私と剣を交えてここまで戦えているのはあなた方が初めてですよ!」
ガルダ「ガルルル、早く噛み殺したい!」
グルダとガルダは一旦後ろへと下がった

ガルダ「兄者、アレをだしましょう!」
グルダ「そうだな、ラチがあかない」
グルダ「お前らはよくやった、だがここまでだ」
グルダが何かを掲げた‥
グルダ「月夜の王よ‥降臨せよ‥」
そう唱えると辺りは暗くなり、夜になっていった
そして、空には大きな満月が浮かび上がった‥

グルダ・ガルダ「ワォーン‼︎‼︎」

猛々しい遠吠えとともに、グルダ・ガルダの体はゆうに3メートルは越える巨大なオオカミへと変化していった‥

董卓「な、なんじゃあれは⁉︎」
リア「き、聞いた事あります‥狼族は満月によって本来の姿に戻り、力が倍増すると‥」
ガルダ「ガルルル、モウヨウシャハシナイ!」
グルダ「グルルル、オマエラニハカチメハナイ!ヤスラカニシネ!」
巨大なオオカミが2人に襲いかかる!

リア「やるしかありませんね!」
リアと董卓はガルダ達に斬りかかる!

ガキッ!

ズザザッ!

ドガッ!

董卓「ぐはっ!」
2人は簡単に弾き飛ばされた‥
董卓「リア殿!大丈夫か⁉︎」
リア「‥‥」
リアは気絶している様だ‥

董卓「こうなったら、全力で行くしかないのぅ!」
董卓は自分を鼓舞し、グルダ達に向かって行った!

ドガッ‥

またも弾かれる‥

董卓「ま、まさか、わしが力負けするとは‥」
グルダ「グハハハ、マサカコンナヤツニゴブリンドモハ、マケタノカ!」
ガルダ「ガルルル、モウガマンデキン!クイコロス!」
ガルダ達は董卓にトドメをさしに襲い掛かってきた!
董卓「くそ!わしとした事が!」
その刹那‥

ヒュン!ヒュン!
バシュッ!バシュッ!
ガルダ・グルダ「クゥン!」

リア「私の弓矢で貫けぬ物はない‥董卓殿、後は頼みました‥」
リアはまた気絶した‥

そしてさらに多くの矢がグルダ達に降り注ぐ!
空が赤く染まっている‥ただの矢ではなく、火矢である!

ガルダ「ガルルル!ヒヤダト⁉︎ア、アツイ!」

カオルと村人達が森の中から現れた

カオル「やっぱり!直接の魔法は効かなくても、間接的なら効いた!」
董卓「カオル殿、皆さん‥」
ゴリア「リアは私達が守っています!」
カオル「董卓さん、剣を掲げて!」
董卓「ふむ!」
董卓は妖精の剣を掲げた!
カオル「フレイム!」
妖精の剣な火に包まれた‥!
董卓「なるほど‥これなら勝てる!」

董卓「さぁ、グルダ・ガルダよ、もう一度問う、わしの配下になるか、光となって消えるか‥選べ!」
グルダ「シツコイゾ!ソンナコトデワレラニカッタツモリカ⁉︎」
ガルダ「クイコロシテヤル‼︎」
グルダ・ガルダは董卓に襲いかかる!

董卓「致し方なし」
董卓「さぁ、浄化してやる!」
董卓「炎舞!」
火をまとった剣が美しく舞いながら、グルダ達を炎で包み込む。
グルダ達の断末魔とともに、巨大なオオカミ達は灰となって空に舞い上がる
天に届くばかりの頃、光となって消えた

董卓「浄化完了‥」

第9話 完
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