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公爵夫人は商機を探る
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「私、商会を作って、お金持ちになるわっ!」
「お嬢さま⁈」
突然、拳を天井に向かって突き上げた主人に、アンナは驚きの声をあげた。リネットの金髪はアンナの手により綺麗な縦巻きロールにされている。アンナと共に運び込まれた荷物は、公爵令嬢のものとしては少量であったが、それなりの身支度が出来る程度には揃っていた。客室から奥さま部屋へ移動したリネットたちの待遇は、公爵夫人としてのそれに変わりつつある。王太子の策略によりサイズの合わないウエディングドレスで送り込まれた惨めな令嬢は、もうここには居ない。ここにいるのは、サイズのあった緑色のドレスを着て、ピカピカと輝く縦巻きロールを決めた貴族女性である。美しく仕上がった主人を見て満足気な溜息をつこうというタイミングでの奇行に、忠実な侍女も驚くしかなかった。そんなアンナの反応をまるっと無視してリネットは言う。
「お金持ちになるには稼ぎませんとね。そのためには物をたっくさん売らないといけません。そうよね? 商会で儲けるには、売る物が必要ですわ」
「ええと……お嬢さま? いかがなさいました?」
明らかに普段とは違う雰囲気のリネットに、アンナはどう対応すればよいのか分からない。鏡台の前に座る美しい令嬢の後ろで、紺地の地味なドレスを汗でじっとり濡らしながら焦るアンナ。王太子からの婚約破棄宣言により、大事な大事な主人がおかしくなってしまったのかもしれない。焦りと不安がアンナを包む。そんな彼女を置き去りにして、リネットはひとり暴走する思考のなかを漂っていた。その目には鏡に映る自分の姿も、奥さま部屋の豪奢な調度品も、ピンクに花柄の壁紙さえも映してはいないようだ。
「そうね、物をたくさん売るためには何を売るかが大切ね? どんな物でも売れるなら商人は困りませんもの。私のような素人が物を売りたいのであれば、売れる物について検討する必要がありますね……」
「えっと……お嬢さま? 公爵家の令嬢であられるお嬢さまに、そのような必要はございませんでしょう? 公爵家は国内随一ともいわれる豊かなお家でございますよ?」
「急な展開に我を見失いかけましたけれど。ええ、私は負けませんわ。愛されずにボロ雑巾のように捨てられる、そんな憂き目にはあいたくありません」
「いえ、お嬢さま。お嬢さまに限っては、ボロ雑巾のように捨てられる、とかありませんから……」
輝くばかりに美しい主人が愛されない、ましてやボロ雑巾のように捨てられるなどアンナにとっては想像できない未来である。しかし、王太子ケンドリックにガッツリガッチリ捨てられたばかりのリネットにとっては想像つきすぎる未来だ。
「アナタは私を慰めようとしてくれているのね、優しいアンナ。でも大丈夫よっ! 私に任せておいてちょうだいっ! 優しいアナタを路頭に迷わせるわけにはいかないわっ!」
「いえ、お嬢さま。心配などしておりません。お嬢さまは有能ですし。お美しくて可愛らしくて魅力的なのですもの。愛されますわ」
「アスランさまのようなモテ男の前では私など無力。無念ですわ。ごめんなさいね、アンナ」
確かにアスランは美形であったが、美形度合いではリネットの方が上。そう信じてやまないアンナにとって、主人の言葉は驚きの連続だった。
「お嬢さま? お嬢さま、落ち着いて下さい? お美しく聡明なリネットさまが愛されないなどということはありません。万が一、アスランさまの愛を得られなかったとしても、お嬢さまのご実家は裕福なのですよ? ご自分で稼ぐ必要など……」
「あぁ、でも。私ったら、商会を立ち上げて商売をする、などと言いましたけれど。何を売るかまったく浮かびませんわ。世の中は需要と供給。需要のある物を揃えませんと売れなくてよ。そのためには売れるモノを探らなくては。あぁ、どうしたらいいのかしら……」
「お嬢さま?」
自分の世界に入っているリネットに、忠実な侍女の言葉は届かない。
「ああっ、無理っ! 考えていても答えなど出ないわ! 私はあまりに物知らず。売れる物を知りたいなら、生活の現場を見なくは。そのためには観察ですっ!さぁ、アンナ。一緒に屋敷の中を見て回りましょう」
「はい。使用人の皆さまに会いに行かれるのですか?」
アンナにリネットの考えを理解するのは無理だった。混乱する侍女の言葉に、リネットは真顔に返る。
「いえ、挨拶だったら向こうから来るでしょう? 私は公爵家の娘で、アスランさまの妻なのよ」
「はい、そうですよね」
「もちろん、白い結婚ですけどね!」
「いえ、そこは同意しかねます」
アンナの否定はまるっと無視してリネットは立て板に水と話ながら自分の世界に浸る。
「至らぬ主人でごめんなさいね、アンナ。あぁ、お父さま。私、公爵家の娘として恥じない生き方は無理かもしれませんけど、せめてお金はガッチリ稼ぎますわ。でも、私、商売は初心者ですの。商売のヒントを得たいわ。そこは、実際に色々と仕事をしている使用人たちの得意分野でしょ? 使用人たちの動向を知り、売れる物を知りたいの。探りたいの。そのためには観察。観察となったらこちらから行かなければっ!」
「おっ……お嬢さま?」
突然、アンナの方へグルッと向きを変えたリネットは、侍女の両手を握るとしっかりと視線を合わせて宣言する。
「いっぱい稼いで将来安泰といきましょうっ!」
「は……はいっ」
(いつものお嬢さまじゃない……)
スックと立ち上がったリネットは戸惑うアンナを引き連れて、商売の原石を探す屋敷巡りの旅にでたのだった。
「お嬢さま⁈」
突然、拳を天井に向かって突き上げた主人に、アンナは驚きの声をあげた。リネットの金髪はアンナの手により綺麗な縦巻きロールにされている。アンナと共に運び込まれた荷物は、公爵令嬢のものとしては少量であったが、それなりの身支度が出来る程度には揃っていた。客室から奥さま部屋へ移動したリネットたちの待遇は、公爵夫人としてのそれに変わりつつある。王太子の策略によりサイズの合わないウエディングドレスで送り込まれた惨めな令嬢は、もうここには居ない。ここにいるのは、サイズのあった緑色のドレスを着て、ピカピカと輝く縦巻きロールを決めた貴族女性である。美しく仕上がった主人を見て満足気な溜息をつこうというタイミングでの奇行に、忠実な侍女も驚くしかなかった。そんなアンナの反応をまるっと無視してリネットは言う。
「お金持ちになるには稼ぎませんとね。そのためには物をたっくさん売らないといけません。そうよね? 商会で儲けるには、売る物が必要ですわ」
「ええと……お嬢さま? いかがなさいました?」
明らかに普段とは違う雰囲気のリネットに、アンナはどう対応すればよいのか分からない。鏡台の前に座る美しい令嬢の後ろで、紺地の地味なドレスを汗でじっとり濡らしながら焦るアンナ。王太子からの婚約破棄宣言により、大事な大事な主人がおかしくなってしまったのかもしれない。焦りと不安がアンナを包む。そんな彼女を置き去りにして、リネットはひとり暴走する思考のなかを漂っていた。その目には鏡に映る自分の姿も、奥さま部屋の豪奢な調度品も、ピンクに花柄の壁紙さえも映してはいないようだ。
「そうね、物をたくさん売るためには何を売るかが大切ね? どんな物でも売れるなら商人は困りませんもの。私のような素人が物を売りたいのであれば、売れる物について検討する必要がありますね……」
「えっと……お嬢さま? 公爵家の令嬢であられるお嬢さまに、そのような必要はございませんでしょう? 公爵家は国内随一ともいわれる豊かなお家でございますよ?」
「急な展開に我を見失いかけましたけれど。ええ、私は負けませんわ。愛されずにボロ雑巾のように捨てられる、そんな憂き目にはあいたくありません」
「いえ、お嬢さま。お嬢さまに限っては、ボロ雑巾のように捨てられる、とかありませんから……」
輝くばかりに美しい主人が愛されない、ましてやボロ雑巾のように捨てられるなどアンナにとっては想像できない未来である。しかし、王太子ケンドリックにガッツリガッチリ捨てられたばかりのリネットにとっては想像つきすぎる未来だ。
「アナタは私を慰めようとしてくれているのね、優しいアンナ。でも大丈夫よっ! 私に任せておいてちょうだいっ! 優しいアナタを路頭に迷わせるわけにはいかないわっ!」
「いえ、お嬢さま。心配などしておりません。お嬢さまは有能ですし。お美しくて可愛らしくて魅力的なのですもの。愛されますわ」
「アスランさまのようなモテ男の前では私など無力。無念ですわ。ごめんなさいね、アンナ」
確かにアスランは美形であったが、美形度合いではリネットの方が上。そう信じてやまないアンナにとって、主人の言葉は驚きの連続だった。
「お嬢さま? お嬢さま、落ち着いて下さい? お美しく聡明なリネットさまが愛されないなどということはありません。万が一、アスランさまの愛を得られなかったとしても、お嬢さまのご実家は裕福なのですよ? ご自分で稼ぐ必要など……」
「あぁ、でも。私ったら、商会を立ち上げて商売をする、などと言いましたけれど。何を売るかまったく浮かびませんわ。世の中は需要と供給。需要のある物を揃えませんと売れなくてよ。そのためには売れるモノを探らなくては。あぁ、どうしたらいいのかしら……」
「お嬢さま?」
自分の世界に入っているリネットに、忠実な侍女の言葉は届かない。
「ああっ、無理っ! 考えていても答えなど出ないわ! 私はあまりに物知らず。売れる物を知りたいなら、生活の現場を見なくは。そのためには観察ですっ!さぁ、アンナ。一緒に屋敷の中を見て回りましょう」
「はい。使用人の皆さまに会いに行かれるのですか?」
アンナにリネットの考えを理解するのは無理だった。混乱する侍女の言葉に、リネットは真顔に返る。
「いえ、挨拶だったら向こうから来るでしょう? 私は公爵家の娘で、アスランさまの妻なのよ」
「はい、そうですよね」
「もちろん、白い結婚ですけどね!」
「いえ、そこは同意しかねます」
アンナの否定はまるっと無視してリネットは立て板に水と話ながら自分の世界に浸る。
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「おっ……お嬢さま?」
突然、アンナの方へグルッと向きを変えたリネットは、侍女の両手を握るとしっかりと視線を合わせて宣言する。
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