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第23話 完結ブースト
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「なんじゃコリャー!!!」
今日は早く寝る予定だった。
わたしは正月休み明けの勤務を終えて、夕食と入浴を済ませて、投稿サイトの確認作業だけしてスマホの画面を覗き込んで驚愕の声を上げた。
思えば今日は全く確認などしていない。
寝正月の合間に入力や公開設定の予約を、完結まで済ませていたからだ。
最後に確認作業したのはいつだっけ?
そもそもそ確認作業なんてしたっけ?
久美子たちにランキングやポイントのチェックをしすぎると病む、と言われていたので意識して見ないようにしていたのだ。
まだ換金請求はしていないものの、既に1万円を超える収入の目途が立っている。
病んで健康を害し、医療費で赤字を作る必要はない。
久美子たちにも、ゆっくりやればいいと言われている。
だからチェックしすぎ禁止。
慌てすぎ禁止と言われていた。
なのに――――
「完結ブーストかかってるやんけっ!」
思わず普段は使わない言葉遣いがスルッと出てきた。
どこの方言⁉ どの漫画のセリフ⁉
そんな雄たけびが自分の口から出てきたのを、どこか他人事のように感じる自分がいる。
「えっ⁉ でもヤバッ! なんだコレは? こんな数字……完結ブースト、ヤバッ!」
わたしは、ここ数日は見ていなかった収入のほうの数字をチェックした。
「うわっ……すごっ。大人のお年玉の金額だよ、コレは……」
一日三桁の金額の日もあれば四桁の金額の日もある。
「えー……最終的にはいくらになっゃうのかな?」
わたしはお小遣い目的で始めたから金額のほうに意識が向いているが、ランキングの方も気にならないわけでもない。
完結ブーストにより、わたしの作品は新着ランキングの1位ではなく、異世界恋愛ファンタジーのランキングで1位になっていた。
「うわぁ。うわぁ。すごーい」
本当に他人事みたいだ。
自分のやった成果とは思えない。
そうは思えなくても……めっちゃ嬉しいっ!
嬉しさで弾け飛びそうだが、明日も仕事だ。
わたしは平常心を取り戻すべく呟く。
「えーと……でも平常心。平常心……って無理っ!」
早く寝る予定だったのが、興奮してしまったわたしは、すっかり目がさえてしまった。
ギンギンになったわたしは、どうにか自分をなだめようと努力した。
だがこんな時に有効な手段などあろうか?
ホットミルクも、ホットアイマスクも、あまり効果はない。
自然と緩む口元を止められないし、ドキドキとワクワクが止まらない。
わたしの人生は変化している。
それも良い方向へ。
ベッドの上でゴロンゴロンと左右に体を向けても、やる気がムズムズしてしまう。
結局この日寝つけたのは、いつもより遅い時間になったのだった。
そして週末には更なる問題がわたしを襲う――――
今日は早く寝る予定だった。
わたしは正月休み明けの勤務を終えて、夕食と入浴を済ませて、投稿サイトの確認作業だけしてスマホの画面を覗き込んで驚愕の声を上げた。
思えば今日は全く確認などしていない。
寝正月の合間に入力や公開設定の予約を、完結まで済ませていたからだ。
最後に確認作業したのはいつだっけ?
そもそもそ確認作業なんてしたっけ?
久美子たちにランキングやポイントのチェックをしすぎると病む、と言われていたので意識して見ないようにしていたのだ。
まだ換金請求はしていないものの、既に1万円を超える収入の目途が立っている。
病んで健康を害し、医療費で赤字を作る必要はない。
久美子たちにも、ゆっくりやればいいと言われている。
だからチェックしすぎ禁止。
慌てすぎ禁止と言われていた。
なのに――――
「完結ブーストかかってるやんけっ!」
思わず普段は使わない言葉遣いがスルッと出てきた。
どこの方言⁉ どの漫画のセリフ⁉
そんな雄たけびが自分の口から出てきたのを、どこか他人事のように感じる自分がいる。
「えっ⁉ でもヤバッ! なんだコレは? こんな数字……完結ブースト、ヤバッ!」
わたしは、ここ数日は見ていなかった収入のほうの数字をチェックした。
「うわっ……すごっ。大人のお年玉の金額だよ、コレは……」
一日三桁の金額の日もあれば四桁の金額の日もある。
「えー……最終的にはいくらになっゃうのかな?」
わたしはお小遣い目的で始めたから金額のほうに意識が向いているが、ランキングの方も気にならないわけでもない。
完結ブーストにより、わたしの作品は新着ランキングの1位ではなく、異世界恋愛ファンタジーのランキングで1位になっていた。
「うわぁ。うわぁ。すごーい」
本当に他人事みたいだ。
自分のやった成果とは思えない。
そうは思えなくても……めっちゃ嬉しいっ!
嬉しさで弾け飛びそうだが、明日も仕事だ。
わたしは平常心を取り戻すべく呟く。
「えーと……でも平常心。平常心……って無理っ!」
早く寝る予定だったのが、興奮してしまったわたしは、すっかり目がさえてしまった。
ギンギンになったわたしは、どうにか自分をなだめようと努力した。
だがこんな時に有効な手段などあろうか?
ホットミルクも、ホットアイマスクも、あまり効果はない。
自然と緩む口元を止められないし、ドキドキとワクワクが止まらない。
わたしの人生は変化している。
それも良い方向へ。
ベッドの上でゴロンゴロンと左右に体を向けても、やる気がムズムズしてしまう。
結局この日寝つけたのは、いつもより遅い時間になったのだった。
そして週末には更なる問題がわたしを襲う――――
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