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完璧な王女は、何としてでも手に入れたい!
後日
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執務室のドアがコンコンコンと、小気味よく鳴っている。
この音は一番上の兄で皇太子殿下でもある、ユルグのリズムに違いない。
「フィオナ、遊びに来たよ」
やっぱり、そうだったわ。
連絡手段はいくらでもあるのに「フィオナの顔を見たいから」と言って、いつでも微笑んでくれる優しいお兄様。
少しでも気持ちをお返しできるように、フィオナは、急いで入口へ向かった。
きっと、その扉の向こうには、明るい金髪と赤金瞳。特別に生まれ持った神々しい美貌が笑みを浮かべて待っているのだろう。
フィオナはユルグが好きだから、長い城の廊下を渡ってまで会いに来てくれるのは純粋に嬉しい。
少し優しすぎて距離を感じる時もあるが、それも、誰よりもこの国のことを考えているからだと、理解している。
それは、国より誰か他の存在が大切になってはいけないから。
創造神によって申請が受理され、次期国王がユルグに決定した時。
次男のルジェとその下のノルド、一番あとに生まれたフィオナも、全員が心の底から喜んだ。迷うこと無く全てにおいて完璧な兄上以外、あり得ないと。
後の二人の兄も特出した才能を持ってはいるが、国王向きではないと自分たちで言っていた。フィオナも同じ意見だ。二人は性格的に合っていない。なぜなら、国王は、常に冷静で非情であることを求められるから。
例えば、創造神の啓示がどんなに非人道的なものでも、必ず行使をしなくてはならない。しかも、誰にも相談せずに自分一人の責任で。
そこまで自分の意思を消すことが出来るのはユルグだけ。そして、ウイルと出会うまでのフィオナだった。
「いらっしゃいませ」
フィオナは底が見えないほどの覚悟を持ったユルグに、少しでもホッとして欲しいと思って明るい声をだす。
ゆっくりと扉を開くと、その隙間から廊下の窓の光が射し込んできた。
「可愛いフィオナ、時間を作ってくれてありがとう」
凛とした声。気高いオーラの割に、何故か安心感に包まれてしまうという不思議な感覚。
「いいえ。私よりもユルグの方が忙しいもの。来てくださって嬉しいわ」
「いやいや、フィオナも最近忙しそうにしているじゃないか」
そう言い合い、家族の中で似ていると自覚がある兄妹は軽口を叩いて笑い合う。
お互いに呼び捨てなのは、王族間の規則。何代目前からか分からないが、争いを防ぐために決められたらしい。
慣れてしまえば、三人もいる兄上を区別しやすく助かっている。
「それでも、ユルグと会える時間は作りたいもの」
それを聞くと、めずらしくユルグが歯を見せるくらい口を開けて笑う。
「それは、嬉しいね。……本当は、ウイルの方が良かったんだろう? 隠さなくても良いよ」
「……もう。それは、そうですけど。良いのです。休み時間以外は会うのを我慢すると、自分に課しているのですから」
直球なからかう言葉に少しむくれて、ユルグのために用意してある特別な椅子をひく。
「えらいね、フィオナは。我慢ができて。ノルドにも見習ってもらいたいものだ」
「……だと、私も思いますわ」
コトンとお菓子が置かれるのを待って、一息をつく。
「今日はね、お願いしたいことがあってきたんだよ」
「ユルグの願いなら、私に出来ることは何でも致しますわ」
ウイル関連以外の、という補足をつけなくても、きっとユルグは分かってくれている。
外で青い鳥が楽しそうに遊んでいるのを見ながら、余裕でお茶を一口飲む。
「そうだね。うん」
だけれど、こんなに言葉をためるのはめずらしい。
ゆっくりと思案しながら、言葉を選んで話す態度に嫌な予感がする。
「……彼に、何かあったの?」
「いや、たいしたことはないんだ。ウイルが他国の上位魔獣の討伐に援軍として参加しているのは知ってるね」
「え、ええ」
「帰還が遅れるらしい。直接フィオナに説明しろとウイルには伝えてあるが、先に知ってしまう前に伝えたほうが良いかと思ってね」
フィオナがゆずれない、ただ一つを言われて胸がざわつく。
「そんなに、難しい討伐なのですか? 数は多いけれど、民家の側から追い払うだけだと……!」
不安からスカートの生地を力いっぱい握りしめて、震えた声で問いかける。
近くにいて、すぐに行ける場所なら問題ないけれど、さすがに国を離れてしまうと転送装置もない。
ノルドに相談したら、送ってくれるだろうけれど。でも、呼ばれてもいないのに勝手に行ったりしたら、嫌われてしまうかもしれない。
「心配しないで。一部の住民の避難に手間取っているだけだから。誰も怪我などしていない」
「本当に?」
フィオナの表情を見て、申し訳なさそうに説明してくれる、嘘はついてない表情だから、安心して良さそうだけれど。
「うん、本当に」
「信じるわ、ユルグが言うことだもの。……今日、いらして下さったのは、その事を教えてくれるため? それにそれは「お願い」ではないわよね」
思わずうろたえてしまったが、冷静を取り戻し笑顔を浮かべて聞く。
「うん。その通り、違うよ」
それも、そうだと思う。
フィオナにとっては何よりも大事なことだけど、普通に考えたら良くあること。わざわざ、連絡をしなくても良いレベルの話だ。
魔法遮断の結界が張っているダンジョンへの調査など、無連絡で帰ってこない事など多々あるのだから。
「本題は、西の辺境地の森にあるダンジョンについての相談だ」
「西って……、ノルドの?」
そこには、三番目の兄であるノルドが王族から抜けて辺境伯をしているはず。
この国で、王族ではなくなることは政治に興味がなければデメリットはない。ただ、わずらわしい社交界への強制参加や行政の中枢に入れないだけ。
それが王族の特権だろうという意見も多いから「だけ」とも言えないが。あとは、王宮に来る用事もなくなるので、会える機会が少なくなるくらい。
「そう、そのノルドから魔獣の様子がおかしいと連絡があった。フィオナは魔獣に詳しいだろう? 是非、協力して欲しい」
この音は一番上の兄で皇太子殿下でもある、ユルグのリズムに違いない。
「フィオナ、遊びに来たよ」
やっぱり、そうだったわ。
連絡手段はいくらでもあるのに「フィオナの顔を見たいから」と言って、いつでも微笑んでくれる優しいお兄様。
少しでも気持ちをお返しできるように、フィオナは、急いで入口へ向かった。
きっと、その扉の向こうには、明るい金髪と赤金瞳。特別に生まれ持った神々しい美貌が笑みを浮かべて待っているのだろう。
フィオナはユルグが好きだから、長い城の廊下を渡ってまで会いに来てくれるのは純粋に嬉しい。
少し優しすぎて距離を感じる時もあるが、それも、誰よりもこの国のことを考えているからだと、理解している。
それは、国より誰か他の存在が大切になってはいけないから。
創造神によって申請が受理され、次期国王がユルグに決定した時。
次男のルジェとその下のノルド、一番あとに生まれたフィオナも、全員が心の底から喜んだ。迷うこと無く全てにおいて完璧な兄上以外、あり得ないと。
後の二人の兄も特出した才能を持ってはいるが、国王向きではないと自分たちで言っていた。フィオナも同じ意見だ。二人は性格的に合っていない。なぜなら、国王は、常に冷静で非情であることを求められるから。
例えば、創造神の啓示がどんなに非人道的なものでも、必ず行使をしなくてはならない。しかも、誰にも相談せずに自分一人の責任で。
そこまで自分の意思を消すことが出来るのはユルグだけ。そして、ウイルと出会うまでのフィオナだった。
「いらっしゃいませ」
フィオナは底が見えないほどの覚悟を持ったユルグに、少しでもホッとして欲しいと思って明るい声をだす。
ゆっくりと扉を開くと、その隙間から廊下の窓の光が射し込んできた。
「可愛いフィオナ、時間を作ってくれてありがとう」
凛とした声。気高いオーラの割に、何故か安心感に包まれてしまうという不思議な感覚。
「いいえ。私よりもユルグの方が忙しいもの。来てくださって嬉しいわ」
「いやいや、フィオナも最近忙しそうにしているじゃないか」
そう言い合い、家族の中で似ていると自覚がある兄妹は軽口を叩いて笑い合う。
お互いに呼び捨てなのは、王族間の規則。何代目前からか分からないが、争いを防ぐために決められたらしい。
慣れてしまえば、三人もいる兄上を区別しやすく助かっている。
「それでも、ユルグと会える時間は作りたいもの」
それを聞くと、めずらしくユルグが歯を見せるくらい口を開けて笑う。
「それは、嬉しいね。……本当は、ウイルの方が良かったんだろう? 隠さなくても良いよ」
「……もう。それは、そうですけど。良いのです。休み時間以外は会うのを我慢すると、自分に課しているのですから」
直球なからかう言葉に少しむくれて、ユルグのために用意してある特別な椅子をひく。
「えらいね、フィオナは。我慢ができて。ノルドにも見習ってもらいたいものだ」
「……だと、私も思いますわ」
コトンとお菓子が置かれるのを待って、一息をつく。
「今日はね、お願いしたいことがあってきたんだよ」
「ユルグの願いなら、私に出来ることは何でも致しますわ」
ウイル関連以外の、という補足をつけなくても、きっとユルグは分かってくれている。
外で青い鳥が楽しそうに遊んでいるのを見ながら、余裕でお茶を一口飲む。
「そうだね。うん」
だけれど、こんなに言葉をためるのはめずらしい。
ゆっくりと思案しながら、言葉を選んで話す態度に嫌な予感がする。
「……彼に、何かあったの?」
「いや、たいしたことはないんだ。ウイルが他国の上位魔獣の討伐に援軍として参加しているのは知ってるね」
「え、ええ」
「帰還が遅れるらしい。直接フィオナに説明しろとウイルには伝えてあるが、先に知ってしまう前に伝えたほうが良いかと思ってね」
フィオナがゆずれない、ただ一つを言われて胸がざわつく。
「そんなに、難しい討伐なのですか? 数は多いけれど、民家の側から追い払うだけだと……!」
不安からスカートの生地を力いっぱい握りしめて、震えた声で問いかける。
近くにいて、すぐに行ける場所なら問題ないけれど、さすがに国を離れてしまうと転送装置もない。
ノルドに相談したら、送ってくれるだろうけれど。でも、呼ばれてもいないのに勝手に行ったりしたら、嫌われてしまうかもしれない。
「心配しないで。一部の住民の避難に手間取っているだけだから。誰も怪我などしていない」
「本当に?」
フィオナの表情を見て、申し訳なさそうに説明してくれる、嘘はついてない表情だから、安心して良さそうだけれど。
「うん、本当に」
「信じるわ、ユルグが言うことだもの。……今日、いらして下さったのは、その事を教えてくれるため? それにそれは「お願い」ではないわよね」
思わずうろたえてしまったが、冷静を取り戻し笑顔を浮かべて聞く。
「うん。その通り、違うよ」
それも、そうだと思う。
フィオナにとっては何よりも大事なことだけど、普通に考えたら良くあること。わざわざ、連絡をしなくても良いレベルの話だ。
魔法遮断の結界が張っているダンジョンへの調査など、無連絡で帰ってこない事など多々あるのだから。
「本題は、西の辺境地の森にあるダンジョンについての相談だ」
「西って……、ノルドの?」
そこには、三番目の兄であるノルドが王族から抜けて辺境伯をしているはず。
この国で、王族ではなくなることは政治に興味がなければデメリットはない。ただ、わずらわしい社交界への強制参加や行政の中枢に入れないだけ。
それが王族の特権だろうという意見も多いから「だけ」とも言えないが。あとは、王宮に来る用事もなくなるので、会える機会が少なくなるくらい。
「そう、そのノルドから魔獣の様子がおかしいと連絡があった。フィオナは魔獣に詳しいだろう? 是非、協力して欲しい」
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