24 / 76
第三章「正義のエルク」
24.交渉
しおりを挟む
(一体何者なの、この男……)
正騎士団魔法隊長レーアは連れて来られたヴェルリット家の屋敷の中で、椅子に座りながら思った。前に座ったレフォードが尋ねる。
「魔法隊長レーアで間違いないな?」
「ええ、そうよ」
そう言って組んでいた足を組み替えるレーア。黒色のマントを外し、真っ赤なビキニだけとなった彼女に男達の好色の視線が集まる。
レーアが、目の前に座るレフォードの腕に手を絡め不満そうな顔でこちらを見る赤いツインテールの少女を見て思う。
(彼女がヴェルリット家当主? 子供だと聞いていたけど、本当にガキね~)
レーアは自身から滲み出る大人の色気を意識しながらレフォードを見つめる。
(それにしてもこんなに強い男がいたなんて驚きだわ)
レーアは次第に目の前の青髪の男に興味を持ち始める。その青髪の男が言う。
「俺達の用件はただひとつ。騎士団長に会うことだ」
レーアが尋ねる。
「ちょっと混乱していてよく分からないけど、まずあなた達は何者なの? 蛮族と聞いていたけど」
レフォードが答える。
「その通りだ。ヴェルリット家の者と蛮族の者が混在している。それはだな……」
レフォードが簡単にこれまでの経緯を説明する。黙っていたレーアだが次第にその表情が緩んでいく。
「まあ、本気でそんなことを考えている訳~? 驚きだわ。でも理に適っている。あなた達が敵ではなく味方になってくれれば正騎士団にとっても決して悪い話ではないわ」
レフォードの隣に座っていたミタリアがむっとした表情で言う。
「こんにちは。私がヴェルリット家当主のミタリアです。そしてこの人が私のお兄ちゃんでフィアンセ。覚えておいてね」
そう言ってレフォードの腕にしがみ付くミタリア。レフォードがため息をつきながら言う。
「ミタリア、だから俺はお前のフィアンセじゃねえって言ってるだろ」
ミタリアがレフォードに強い口調で尋ねる。
「へえー、じゃあお兄ちゃんはこの目の前に座っているような色魔オバサンみたいなのに興味があるってことなの?」
「あなた、なに? その失礼な言い方!!」
さすがのレーアも怒りを露わにして言い返す。ガイルがミタリアに言う。
「おい、ミタリア。話の邪魔するな。お前とレフォ兄のことなんて今関係ねえだろ」
「関係あるわ! 関係あるんだから!!」
ミタリアはレーアの男を誘惑する衣装、口調、彼を見つめる色っぽい視線などすべてが不愉快だった。対照的にレーアはこの現状を冷静に分析する。
(貴族だけで正騎士団を維持するのはもう無理なのは明白だわ。平民とか蛮族とか色々いるけど、今の国の状況を考えるに彼らの協力を仰ぐのは決して悪いことじゃない。特にこのレフォードとか言う男、別格だわ……)
レーアがレフォードを見つめる視線。ミタリアはやはりそれが気に食わない。レーアが言う。
「分かったわ。私が団長に話してみるわ。団長、平民大嫌いだけど、そこは覚悟しておいてね」
「ああ、助かる」
頷くレフォードにレーアが更に言う。
「取り急ぎお願いがあるの」
「お願い? なんだ」
レーアが真剣な顔で言う。
「今、団長は隣国ヴェスタ公国と戦っているわ。『業火の魔女』が戦線に現れて団長自ら対処しなければならなくなったの」
『業火の魔女』、レフォードも新聞でその異名は知っている。
「強いのか? その魔女と言うのは」
そう尋ねるレフォードにレーアが答える。
「強いわ。名前の通り業火を操る女で、純粋な魔力なら私より数段上。気が狂ったように炎を放つ危険な存在よ」
ラフェル王国最高の魔法の使い手がそう話す『業火の魔女』。噂は聞いていたが皆がその存在に改めて戦慄を覚える。レーアが言う。
「それでお願いと言うのは、これから私と一緒に団長の加勢に行って欲しいの。あなたに来て欲しいわ」
そう言ってレーアがレフォードを指差す。隣にいたミタリアが顔を真っ赤にして言う。
「な、なんでそうなるの!? お兄ちゃんはそんな危険なことには……」
「分かった。すぐに行こう」
即答するレフォードにミタリアが泣きそうな顔で言う。
「お、お兄ちゃん、そんなの危ないよ……、あの女だって信用できないし……」
もはやレフォードのこととなると女が先に出てしまうミタリア。ガイルが尋ねる。
「レフォ兄、本当に大丈夫なのか? 助太刀に行った瞬間『拘束せよ、処刑だ!!』とかならねえか?」
ガイルの頭にはやはり平民差別をする貴族達の姿がこびりついている。レフォードが答える。
「大丈夫だ。騎士団長に会えば分かる」
彼の中では『正騎士団長=エルク』の構図が既に成り立っていた。血の繋がりはなくとも兄弟として過ごした大切な時間がそうだと言っている。弟が苦境に陥っているのならば、兄として助けるのに理由は要らない。ライドが笑顔で言う。
「おっさんが言うなら間違いないよ! 僕は信じるよ!!」
ガイルも仕方ないと言う顔で続く。
「まあ、頭領様のご命令じゃあ仕方ねえか」
その言葉に何か引っかかるものを感じながらもレフォードが答える。
「ありがとう。それじゃあ加勢部隊とここの守備隊に分けてだな……」
「ミタリアはお兄ちゃんと一緒に行くからね!!」
ある意味皆が予想していた言葉。レフォードのみが驚きミタリアに言う。
「馬鹿言ってんじゃねえ!! ヴェスタ公国とのガチのぶつかり合いだぞ。戦えねえおめえが行ってどうする!!」
ミタリアがむっとして言い返す。
「へえー、じゃあお兄ちゃんはそこの色摩オバサンとふたりきりになりたいんだね。へえーへえー、そんなことはミタリアが許さないから!!」
レフォードが頭を抱えながら言う。
「どうしてそうなる。とにかくだ、お前はここに残って……」
「領主命令よ、連れて行きなさい。あなたの主は誰?」
「……」
立場的にはミタリアが上。更に彼女はレフォードの身柄を買い取った身。基本レフォードは逆らえない。
「……仕方ねえ、大人しくしてんだぞ」
ミタリアが嬉しそうな顔で言う。
「いい子だね~、お兄ちゃん!! ちゃんとフィアンセのことは守るんだぞ」
皆が苦笑する中、レーアだけがその異様な光景に戸惑う。
(やっぱりあのガキが一番偉いのか? レフォードとか言う男を手玉に取っている……)
交渉成立。すぐに騎士団長援軍部隊が結成された。
「ヴァーナ様! ラフェルに騎士団長が加勢に現れたとのことです!!」
ラフェル王国対ヴェスタ公国の最前線。
領土問題で争いを続けてきた両国の軍隊が正面からぶつかって数日。『業火の魔女』有するヴェスタ軍に対し、守備が専門の重歩兵隊長ガード指揮するラフェルは劣勢に陥っていた。
一騎当千の歩兵隊長ヴォーグが拘束され、全体として戦力低下が否めないラフェル軍。そんな中現れた騎士団長エークの報に皆が安堵し歓喜した。
「騎士団長~?? あ~、そんなの居たね~、きゃはははっ!!!」
真っ赤な帽子に赤いタイトなドレス。首には赤いストールを巻き、深紅の髪を靡かせながらヴァーナが大声で笑う。一緒に報告を聞いた魔法隊副隊長ゲルチが言う。
「やだ~、ヴァーナちゃん、そんな言い方。敵さんの騎士団長ってチョーイケメンだわよ」
筋肉隆々で濃い顎髭、彼は皆が恐れる魔法隊長に唯一『ちゃん付けタメ口』ができるゲルチ。暑くもないのにビキニパンツ一枚が彼の正装。その彼の役目は、自慢の筋肉で紙防御のヴァーナを盾となり守ることである。
ヴァーナが白けた顔で言う。
「どーでもいいわ、そんなの。男は寡黙で渋くて~、それで青髪がサイコー!!! それ以外の男なんて~、存在価値もないぞおお~、ギャハハハハ!!!」
そう言いながら気が狂ったように大声で笑い出すヴァーナ。業火魔法での破壊以外興味がない彼女にとって、唯一の口癖が『青髪の男』への想い。ゲルチが頬を赤らめて言う。
「じゃあ、ヴァーナちゃん。騎士団長さん捕まえたら、あたいのおもちゃにしていい~??」
「好きにすれば。丸焦げ~、でもいいならね~、きゃははは~!!」
ゲルチは両手で『お手上げ』のポーズをする。予想よりもずっと弱かったラフェル王国正騎士団。その戦況がヴェスタ公国軍に余裕をもたらしていた。ヴァーナが立ち上がって言う。
「じゃあ、また始めるわよ~!! 破壊破壊、燃えて燃えて燃えちゃえ~、あーはははっ!!!」
真っ赤な衣装に身を包んだヴァーナが歩き出す。
本人達が全く気付いていない国を巻き込んだ兄弟喧嘩。騎士団長エルクが加勢したラフェル軍に、ヴェスタ公国の『業火の魔女』が牙を剥く。
正騎士団魔法隊長レーアは連れて来られたヴェルリット家の屋敷の中で、椅子に座りながら思った。前に座ったレフォードが尋ねる。
「魔法隊長レーアで間違いないな?」
「ええ、そうよ」
そう言って組んでいた足を組み替えるレーア。黒色のマントを外し、真っ赤なビキニだけとなった彼女に男達の好色の視線が集まる。
レーアが、目の前に座るレフォードの腕に手を絡め不満そうな顔でこちらを見る赤いツインテールの少女を見て思う。
(彼女がヴェルリット家当主? 子供だと聞いていたけど、本当にガキね~)
レーアは自身から滲み出る大人の色気を意識しながらレフォードを見つめる。
(それにしてもこんなに強い男がいたなんて驚きだわ)
レーアは次第に目の前の青髪の男に興味を持ち始める。その青髪の男が言う。
「俺達の用件はただひとつ。騎士団長に会うことだ」
レーアが尋ねる。
「ちょっと混乱していてよく分からないけど、まずあなた達は何者なの? 蛮族と聞いていたけど」
レフォードが答える。
「その通りだ。ヴェルリット家の者と蛮族の者が混在している。それはだな……」
レフォードが簡単にこれまでの経緯を説明する。黙っていたレーアだが次第にその表情が緩んでいく。
「まあ、本気でそんなことを考えている訳~? 驚きだわ。でも理に適っている。あなた達が敵ではなく味方になってくれれば正騎士団にとっても決して悪い話ではないわ」
レフォードの隣に座っていたミタリアがむっとした表情で言う。
「こんにちは。私がヴェルリット家当主のミタリアです。そしてこの人が私のお兄ちゃんでフィアンセ。覚えておいてね」
そう言ってレフォードの腕にしがみ付くミタリア。レフォードがため息をつきながら言う。
「ミタリア、だから俺はお前のフィアンセじゃねえって言ってるだろ」
ミタリアがレフォードに強い口調で尋ねる。
「へえー、じゃあお兄ちゃんはこの目の前に座っているような色魔オバサンみたいなのに興味があるってことなの?」
「あなた、なに? その失礼な言い方!!」
さすがのレーアも怒りを露わにして言い返す。ガイルがミタリアに言う。
「おい、ミタリア。話の邪魔するな。お前とレフォ兄のことなんて今関係ねえだろ」
「関係あるわ! 関係あるんだから!!」
ミタリアはレーアの男を誘惑する衣装、口調、彼を見つめる色っぽい視線などすべてが不愉快だった。対照的にレーアはこの現状を冷静に分析する。
(貴族だけで正騎士団を維持するのはもう無理なのは明白だわ。平民とか蛮族とか色々いるけど、今の国の状況を考えるに彼らの協力を仰ぐのは決して悪いことじゃない。特にこのレフォードとか言う男、別格だわ……)
レーアがレフォードを見つめる視線。ミタリアはやはりそれが気に食わない。レーアが言う。
「分かったわ。私が団長に話してみるわ。団長、平民大嫌いだけど、そこは覚悟しておいてね」
「ああ、助かる」
頷くレフォードにレーアが更に言う。
「取り急ぎお願いがあるの」
「お願い? なんだ」
レーアが真剣な顔で言う。
「今、団長は隣国ヴェスタ公国と戦っているわ。『業火の魔女』が戦線に現れて団長自ら対処しなければならなくなったの」
『業火の魔女』、レフォードも新聞でその異名は知っている。
「強いのか? その魔女と言うのは」
そう尋ねるレフォードにレーアが答える。
「強いわ。名前の通り業火を操る女で、純粋な魔力なら私より数段上。気が狂ったように炎を放つ危険な存在よ」
ラフェル王国最高の魔法の使い手がそう話す『業火の魔女』。噂は聞いていたが皆がその存在に改めて戦慄を覚える。レーアが言う。
「それでお願いと言うのは、これから私と一緒に団長の加勢に行って欲しいの。あなたに来て欲しいわ」
そう言ってレーアがレフォードを指差す。隣にいたミタリアが顔を真っ赤にして言う。
「な、なんでそうなるの!? お兄ちゃんはそんな危険なことには……」
「分かった。すぐに行こう」
即答するレフォードにミタリアが泣きそうな顔で言う。
「お、お兄ちゃん、そんなの危ないよ……、あの女だって信用できないし……」
もはやレフォードのこととなると女が先に出てしまうミタリア。ガイルが尋ねる。
「レフォ兄、本当に大丈夫なのか? 助太刀に行った瞬間『拘束せよ、処刑だ!!』とかならねえか?」
ガイルの頭にはやはり平民差別をする貴族達の姿がこびりついている。レフォードが答える。
「大丈夫だ。騎士団長に会えば分かる」
彼の中では『正騎士団長=エルク』の構図が既に成り立っていた。血の繋がりはなくとも兄弟として過ごした大切な時間がそうだと言っている。弟が苦境に陥っているのならば、兄として助けるのに理由は要らない。ライドが笑顔で言う。
「おっさんが言うなら間違いないよ! 僕は信じるよ!!」
ガイルも仕方ないと言う顔で続く。
「まあ、頭領様のご命令じゃあ仕方ねえか」
その言葉に何か引っかかるものを感じながらもレフォードが答える。
「ありがとう。それじゃあ加勢部隊とここの守備隊に分けてだな……」
「ミタリアはお兄ちゃんと一緒に行くからね!!」
ある意味皆が予想していた言葉。レフォードのみが驚きミタリアに言う。
「馬鹿言ってんじゃねえ!! ヴェスタ公国とのガチのぶつかり合いだぞ。戦えねえおめえが行ってどうする!!」
ミタリアがむっとして言い返す。
「へえー、じゃあお兄ちゃんはそこの色摩オバサンとふたりきりになりたいんだね。へえーへえー、そんなことはミタリアが許さないから!!」
レフォードが頭を抱えながら言う。
「どうしてそうなる。とにかくだ、お前はここに残って……」
「領主命令よ、連れて行きなさい。あなたの主は誰?」
「……」
立場的にはミタリアが上。更に彼女はレフォードの身柄を買い取った身。基本レフォードは逆らえない。
「……仕方ねえ、大人しくしてんだぞ」
ミタリアが嬉しそうな顔で言う。
「いい子だね~、お兄ちゃん!! ちゃんとフィアンセのことは守るんだぞ」
皆が苦笑する中、レーアだけがその異様な光景に戸惑う。
(やっぱりあのガキが一番偉いのか? レフォードとか言う男を手玉に取っている……)
交渉成立。すぐに騎士団長援軍部隊が結成された。
「ヴァーナ様! ラフェルに騎士団長が加勢に現れたとのことです!!」
ラフェル王国対ヴェスタ公国の最前線。
領土問題で争いを続けてきた両国の軍隊が正面からぶつかって数日。『業火の魔女』有するヴェスタ軍に対し、守備が専門の重歩兵隊長ガード指揮するラフェルは劣勢に陥っていた。
一騎当千の歩兵隊長ヴォーグが拘束され、全体として戦力低下が否めないラフェル軍。そんな中現れた騎士団長エークの報に皆が安堵し歓喜した。
「騎士団長~?? あ~、そんなの居たね~、きゃはははっ!!!」
真っ赤な帽子に赤いタイトなドレス。首には赤いストールを巻き、深紅の髪を靡かせながらヴァーナが大声で笑う。一緒に報告を聞いた魔法隊副隊長ゲルチが言う。
「やだ~、ヴァーナちゃん、そんな言い方。敵さんの騎士団長ってチョーイケメンだわよ」
筋肉隆々で濃い顎髭、彼は皆が恐れる魔法隊長に唯一『ちゃん付けタメ口』ができるゲルチ。暑くもないのにビキニパンツ一枚が彼の正装。その彼の役目は、自慢の筋肉で紙防御のヴァーナを盾となり守ることである。
ヴァーナが白けた顔で言う。
「どーでもいいわ、そんなの。男は寡黙で渋くて~、それで青髪がサイコー!!! それ以外の男なんて~、存在価値もないぞおお~、ギャハハハハ!!!」
そう言いながら気が狂ったように大声で笑い出すヴァーナ。業火魔法での破壊以外興味がない彼女にとって、唯一の口癖が『青髪の男』への想い。ゲルチが頬を赤らめて言う。
「じゃあ、ヴァーナちゃん。騎士団長さん捕まえたら、あたいのおもちゃにしていい~??」
「好きにすれば。丸焦げ~、でもいいならね~、きゃははは~!!」
ゲルチは両手で『お手上げ』のポーズをする。予想よりもずっと弱かったラフェル王国正騎士団。その戦況がヴェスタ公国軍に余裕をもたらしていた。ヴァーナが立ち上がって言う。
「じゃあ、また始めるわよ~!! 破壊破壊、燃えて燃えて燃えちゃえ~、あーはははっ!!!」
真っ赤な衣装に身を包んだヴァーナが歩き出す。
本人達が全く気付いていない国を巻き込んだ兄弟喧嘩。騎士団長エルクが加勢したラフェル軍に、ヴェスタ公国の『業火の魔女』が牙を剥く。
39
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる