30 / 67
第四章 夢
よき友人とは
しおりを挟む
『明日もたくさん話そうよ』
一昨日の夜にそう言葉を交わした僕達だったけれど、その次の日の火置さんは何やら忙しそうに刑務所内を調べ回っていて、夜までほとんど会話らしい会話ができなかった。
話をしたいって、言ったんだけどなあ……。
僕は少し悲しくなる。忙しいのはわかっているけど、せっかく話そうよって言ったのに。火置さんだって、うんって言ったのに。
そしてその次の日……つまり今日の朝の自由時間、僕は刑務所探索をする火置さんをずっと後ろから見ていることにした。
言い訳だと思わないでほしいんだけど、僕は別に『なんで僕と話してくれないの』っていう不満を訴えるために火置さんをじっと見ていたわけじゃない。
僕が火置さんを見張ることにしたのは、何をしでかすかわからない彼女が心配だからだ。具体的には、2日前のこの発言が僕を不安にさせている。
『看守の言ってたルールを破ってみようかしら。自由時間の終了までに部屋に戻らないで、あえて看守に捕まってみるとか』
あのセリフを聞いた時にはおいおいと頭を抱えたけど、それでも心のどこかで半分くらいは冗談かなって思っていた。
でも、彼女を知れば知るほど『火置さんなら本当にやりかねない』と考えるようになったし、今では『僕が見張っていないと、彼女なら絶対にやる』と断言できる。
……ちなみに火置さんはさっきから僕が見ていることに気づいている風だけど、僕に対して特に何も言ってこない。ある意味では『無視されている』と言えるのかもしれない。
でも、『悲劇的な人生』のせいで人に避けられがちだった僕は無視に慣れている。しかもこの無視を前向きに捉えるならば、『見張ることを許されている』ということになるはずだ。だって、見ないでって言ってこないんだから。
そんなことを考えているそばから、ほら。火置さんがエレベーターをこじ開けようとしている……。やっぱり、いわんこっちゃない。
トレーニングルームの隣りにある『動かずのエレベーター』の前で、何度かボタンを押していた彼女。
今日も変わらず無反応なエレベーターに諦めるかと思った矢先、彼女は右の太もものホルスターからナイフを取り出し(ナイフなんて持っていたんだととても驚いた)、エレベーターの扉の隙間にナイフの刃を入れてこじ開けようとしていたのだ。
止めに入るべきか迷う。迷いながら、看守の言葉を思い出す。
……看守から言われたルールは『施錠したエリアは入るな』であって、『エレベーターをこじ開けてはいけない』とは言われていない。おそらく、このことだけでルール違反を問われ、即命を奪われるということはない……はず。
ごちゃごちゃと頭を悩ませていたら、彼女から声をかけられた。
「見ているなら、手伝ってよ」
「……わかった」
僕は彼女を手伝うことに決める。彼女が本当に危険なことをしそうになったら、その時に止めればいい。
「ヤミがナイフでこじ開けてみてくれない?」
「やってみる」
僕はナイフの持ち手を握り、テコの原理で思いっきり横に倒す。金属がぎりぎりとこすれる音がして、どう考えても刃に悪そうな感じがした。
全体重をかけてこじ開けようとしてもびくともしないほど、エレベーターの扉は固く閉じられていた。
「……さすがに、これを開けるのは、厳しいんじゃ、ないかな……っ!」
「これ以上びくともしないね……うーん、男の人の力でもだめかぁ」
僕はエレベーターの扉に挟まったナイフを抜いて彼女に返す。
「ごめん、これもう使えないかもしれない……」
「いいのよ、気にしないで。それは使い捨てのナイフだから。お気に入りのはこういうことに使わないの」
「……ナイフ、たくさん持ってるんだね……」
「そう。魔法が使えない場面では、私はナイフを使うようにしてる。素早く動けるし、軽くて力のない女でも扱いやすい。銃みたいに、弾切れすることもない。
無駄のない動作をマスターすれば、手の届く至近距離なら1秒で相手を仕留められる。呪文の詠唱よりも、下手すりゃ早い」
彼女の強さの自信の一つがわかった気がした。『魔法使いだけど、魔法が使えなくてもなんとかできる強さがある』。
そして、やっぱり彼女の話を聞きたくなった。魔法を使えるようになったときの話。どうやって今まで生きてきたのかっていう話。
「……火置さん、今日は話できる?君の話を聞きたいんだけど。この間の続き」
「……………………いいけど」
火置さんの返事に力がなくなる。さっきまで元気に見えたのに。そんなに僕と話をしたくないのかな?
「あの、火置さん。もしかして僕、しつこすぎる?」
「……しつこい方ではあるかもね。でも、別にだからどうって訳じゃないけど……」
じゃあなんだろう。僕のこと嫌いになった?……いや、もともと嫌いだったか?
僕の考え事の靄《もや》を、火置さんの『ふぅっ』っていう短いため息が吹き飛ばす。そして、彼女は切り出した。
「あのさ、今後はあんまり仲良くするの、やめようよ」
…………え、なんで?
「ひと月後に死ぬくせに仲良くなったらつらいじゃない。……仲の良い友達が死んだら心が痛くなる、それくらいあなたにだって想像がつくでしょ?
気づいてなかったのかもしれないけど、私ってクールに見えて情に厚いの。悲しいことが嫌いだからこそ、クールに生きてるの。わかる?」
「………………えっ」
「『えっ』って何よ……あなたって、友達が死んだらつらくなるってことも想像できないサイコパスだったわけ……?」
「…………僕って、火置さんの友達?」
「!?そこ??……それ以外に何だって言うのよ……」
友達……友達……。…………………………。
「…………すごく、嬉しい……………………」
「なっ!?!?」
「『友達』なんて言われたの、小学四年生以来だ」
「……嘘でしょ?本気?」
「本当さ。……火置さんは僕のことを友達だと思ってくれているんだ」
「素直に喜ばないでよ!ますますつらくなる!」
彼女は険しい顔をして、ちょっと大袈裟に身を引く。
『友達を失うとつらい』そんなことを言って、わかりやすく反応してくれる彼女の様子に、僕はますます嬉しくなってしまう。
「火置さんって、聖母様みたいだ」
「やめなさい」
火置さんはなぜだか褒めると嫌がる。もう少し自分に自信を持てばいいのに。
「もうわかったから、私が魔法使いになった時の話をすればいいんでしょ?自由時間が終わったら、部屋で話そう。だから今は解散。もう少しフロアを調べさせて」
「…………」
そう言って彼女は、反対側の廊下の方へ向かってしまった。追っていい雰囲気ではなかったから、僕は仕方なく図書室に入って本を読むことにする。
図書室で本を物色していた僕は久しぶりに聖書を手に取る。10歳の頃に夢中になって読んで、それこそ暗記するくらい読み耽ったから、その後はそんなに読んでいなかった。ページを開くのは久しぶりだ。
僕はパラリと本を開き、適当に開いた箇所に目を通す。
明らかな懲らしめは
隠された愛にまさる。
愛する人の与える打ち傷は真実
憎む者の口づけは偽り。
引用:日本聖書協会『聖書 聖書協会共同訳』 箴言27.5,6
……火置さんは僕に、こういうところが嫌だとか、そういうのはよくないと思うとか、濁さずに言ってくれるな。
改めて僕は、彼女の僕に対する態度をありがたく思う。死ぬ前にいい友人に巡り会えてよかった。僕の悲劇も、少しは役に立つものだ。
一昨日の夜にそう言葉を交わした僕達だったけれど、その次の日の火置さんは何やら忙しそうに刑務所内を調べ回っていて、夜までほとんど会話らしい会話ができなかった。
話をしたいって、言ったんだけどなあ……。
僕は少し悲しくなる。忙しいのはわかっているけど、せっかく話そうよって言ったのに。火置さんだって、うんって言ったのに。
そしてその次の日……つまり今日の朝の自由時間、僕は刑務所探索をする火置さんをずっと後ろから見ていることにした。
言い訳だと思わないでほしいんだけど、僕は別に『なんで僕と話してくれないの』っていう不満を訴えるために火置さんをじっと見ていたわけじゃない。
僕が火置さんを見張ることにしたのは、何をしでかすかわからない彼女が心配だからだ。具体的には、2日前のこの発言が僕を不安にさせている。
『看守の言ってたルールを破ってみようかしら。自由時間の終了までに部屋に戻らないで、あえて看守に捕まってみるとか』
あのセリフを聞いた時にはおいおいと頭を抱えたけど、それでも心のどこかで半分くらいは冗談かなって思っていた。
でも、彼女を知れば知るほど『火置さんなら本当にやりかねない』と考えるようになったし、今では『僕が見張っていないと、彼女なら絶対にやる』と断言できる。
……ちなみに火置さんはさっきから僕が見ていることに気づいている風だけど、僕に対して特に何も言ってこない。ある意味では『無視されている』と言えるのかもしれない。
でも、『悲劇的な人生』のせいで人に避けられがちだった僕は無視に慣れている。しかもこの無視を前向きに捉えるならば、『見張ることを許されている』ということになるはずだ。だって、見ないでって言ってこないんだから。
そんなことを考えているそばから、ほら。火置さんがエレベーターをこじ開けようとしている……。やっぱり、いわんこっちゃない。
トレーニングルームの隣りにある『動かずのエレベーター』の前で、何度かボタンを押していた彼女。
今日も変わらず無反応なエレベーターに諦めるかと思った矢先、彼女は右の太もものホルスターからナイフを取り出し(ナイフなんて持っていたんだととても驚いた)、エレベーターの扉の隙間にナイフの刃を入れてこじ開けようとしていたのだ。
止めに入るべきか迷う。迷いながら、看守の言葉を思い出す。
……看守から言われたルールは『施錠したエリアは入るな』であって、『エレベーターをこじ開けてはいけない』とは言われていない。おそらく、このことだけでルール違反を問われ、即命を奪われるということはない……はず。
ごちゃごちゃと頭を悩ませていたら、彼女から声をかけられた。
「見ているなら、手伝ってよ」
「……わかった」
僕は彼女を手伝うことに決める。彼女が本当に危険なことをしそうになったら、その時に止めればいい。
「ヤミがナイフでこじ開けてみてくれない?」
「やってみる」
僕はナイフの持ち手を握り、テコの原理で思いっきり横に倒す。金属がぎりぎりとこすれる音がして、どう考えても刃に悪そうな感じがした。
全体重をかけてこじ開けようとしてもびくともしないほど、エレベーターの扉は固く閉じられていた。
「……さすがに、これを開けるのは、厳しいんじゃ、ないかな……っ!」
「これ以上びくともしないね……うーん、男の人の力でもだめかぁ」
僕はエレベーターの扉に挟まったナイフを抜いて彼女に返す。
「ごめん、これもう使えないかもしれない……」
「いいのよ、気にしないで。それは使い捨てのナイフだから。お気に入りのはこういうことに使わないの」
「……ナイフ、たくさん持ってるんだね……」
「そう。魔法が使えない場面では、私はナイフを使うようにしてる。素早く動けるし、軽くて力のない女でも扱いやすい。銃みたいに、弾切れすることもない。
無駄のない動作をマスターすれば、手の届く至近距離なら1秒で相手を仕留められる。呪文の詠唱よりも、下手すりゃ早い」
彼女の強さの自信の一つがわかった気がした。『魔法使いだけど、魔法が使えなくてもなんとかできる強さがある』。
そして、やっぱり彼女の話を聞きたくなった。魔法を使えるようになったときの話。どうやって今まで生きてきたのかっていう話。
「……火置さん、今日は話できる?君の話を聞きたいんだけど。この間の続き」
「……………………いいけど」
火置さんの返事に力がなくなる。さっきまで元気に見えたのに。そんなに僕と話をしたくないのかな?
「あの、火置さん。もしかして僕、しつこすぎる?」
「……しつこい方ではあるかもね。でも、別にだからどうって訳じゃないけど……」
じゃあなんだろう。僕のこと嫌いになった?……いや、もともと嫌いだったか?
僕の考え事の靄《もや》を、火置さんの『ふぅっ』っていう短いため息が吹き飛ばす。そして、彼女は切り出した。
「あのさ、今後はあんまり仲良くするの、やめようよ」
…………え、なんで?
「ひと月後に死ぬくせに仲良くなったらつらいじゃない。……仲の良い友達が死んだら心が痛くなる、それくらいあなたにだって想像がつくでしょ?
気づいてなかったのかもしれないけど、私ってクールに見えて情に厚いの。悲しいことが嫌いだからこそ、クールに生きてるの。わかる?」
「………………えっ」
「『えっ』って何よ……あなたって、友達が死んだらつらくなるってことも想像できないサイコパスだったわけ……?」
「…………僕って、火置さんの友達?」
「!?そこ??……それ以外に何だって言うのよ……」
友達……友達……。…………………………。
「…………すごく、嬉しい……………………」
「なっ!?!?」
「『友達』なんて言われたの、小学四年生以来だ」
「……嘘でしょ?本気?」
「本当さ。……火置さんは僕のことを友達だと思ってくれているんだ」
「素直に喜ばないでよ!ますますつらくなる!」
彼女は険しい顔をして、ちょっと大袈裟に身を引く。
『友達を失うとつらい』そんなことを言って、わかりやすく反応してくれる彼女の様子に、僕はますます嬉しくなってしまう。
「火置さんって、聖母様みたいだ」
「やめなさい」
火置さんはなぜだか褒めると嫌がる。もう少し自分に自信を持てばいいのに。
「もうわかったから、私が魔法使いになった時の話をすればいいんでしょ?自由時間が終わったら、部屋で話そう。だから今は解散。もう少しフロアを調べさせて」
「…………」
そう言って彼女は、反対側の廊下の方へ向かってしまった。追っていい雰囲気ではなかったから、僕は仕方なく図書室に入って本を読むことにする。
図書室で本を物色していた僕は久しぶりに聖書を手に取る。10歳の頃に夢中になって読んで、それこそ暗記するくらい読み耽ったから、その後はそんなに読んでいなかった。ページを開くのは久しぶりだ。
僕はパラリと本を開き、適当に開いた箇所に目を通す。
明らかな懲らしめは
隠された愛にまさる。
愛する人の与える打ち傷は真実
憎む者の口づけは偽り。
引用:日本聖書協会『聖書 聖書協会共同訳』 箴言27.5,6
……火置さんは僕に、こういうところが嫌だとか、そういうのはよくないと思うとか、濁さずに言ってくれるな。
改めて僕は、彼女の僕に対する態度をありがたく思う。死ぬ前にいい友人に巡り会えてよかった。僕の悲劇も、少しは役に立つものだ。
0
あなたにおすすめの小説
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
青春リフレクション
羽月咲羅
青春
16歳までしか生きられない――。
命の期限がある一条蒼月は未来も希望もなく、生きることを諦め、死ぬことを受け入れるしかできずにいた。
そんなある日、一人の少女に出会う。
彼女はいつも当たり前のように側にいて、次第に蒼月の心にも変化が現れる。
でも、その出会いは偶然じゃなく、必然だった…!?
胸きゅんありの切ない恋愛作品、の予定です!
結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~
馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」
入社した会社の社長に
息子と結婚するように言われて
「ま、なぶくん……」
指示された家で出迎えてくれたのは
ずっとずっと好きだった初恋相手だった。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
ちょっぴり照れ屋な新人保険師
鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno-
×
俺様なイケメン副社長
遊佐 学 -Manabu Yusa-
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
「これからよろくね、ちとせ」
ずっと人生を諦めてたちとせにとって
これは好きな人と幸せになれる
大大大チャンス到来!
「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」
この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。
「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」
自分の立場しか考えてなくて
いつだってそこに愛はないんだと
覚悟して臨んだ結婚生活
「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」
「あいつと仲良くするのはやめろ」
「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」
好きじゃないって言うくせに
いつだって、強引で、惑わせてくる。
「かわいい、ちとせ」
溺れる日はすぐそこかもしれない
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
俺様なイケメン副社長と
そんな彼がずっとすきなウブな女の子
愛が本物になる日は……
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
僕《わたし》は誰でしょう
紫音みけ🐾新刊2月中旬発売!
青春
※第7回ライト文芸大賞にて奨励賞を受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
【あらすじ】
交通事故の後遺症で記憶喪失になってしまった女子高生・比良坂すずは、自分が女であることに違和感を抱く。
「自分はもともと男ではなかったか?」
事故後から男性寄りの思考になり、周囲とのギャップに悩む彼女は、次第に身に覚えのないはずの記憶を思い出し始める。まるで別人のものとしか思えないその記憶は、一体どこから来たのだろうか。
見知らぬ思い出をめぐる青春SF。
※表紙イラスト=ミカスケ様
12年目の恋物語
真矢すみれ
恋愛
生まれつき心臓の悪い少女陽菜(はるな)と、12年間同じクラス、隣の家に住む幼なじみの男の子叶太(かなた)は学校公認カップルと呼ばれるほどに仲が良く、同じ時間を過ごしていた。
だけど、陽菜はある日、叶太が自分の身体に責任を感じて、ずっと一緒にいてくれるのだと知り、叶太から離れることを決意をする。
すれ違う想い。陽菜を好きな先輩の出現。二人を見守り、何とか想いが通じるようにと奔走する友人たち。
2人が結ばれるまでの物語。
第一部「12年目の恋物語」完結
第二部「13年目のやさしい願い」完結
第三部「14年目の永遠の誓い」←順次公開中
※ベリーズカフェと小説家になろうにも公開しています。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる