67 / 67
第七章 二人の夏休みへ
二人の夏休みへ
しおりを挟む
不思議な夢を見た。『朝焼けの海』と『月』がでてくる夢。
私は朝焼けに染まる海を、一人プカプカと漂っているの。
何かに呼ばれるように深海に沈んでいくと、海底にあったのは『月』だった。私は月の表面にうつ伏せでぺったりと張り付いて、立てなくなる。
『月の引力ってこんなに強かったんだ。私はもう、海面には戻れないのかな』って酸欠のふわふわした頭で考える――そういう変な夢。
………………
………………
………………
…………ここは、どこ?
私は眠っていたんだろうか。頭がうまく働かない。
霞がかった脳内に深呼吸で風を送り、霧を晴らす。ええと、あの夜カミサマに捕まって、看守に変な薬を飲まされて、眠くなって……それからは覚えていない。
まだ目の前がぼやけている。明るいのか暗いのかすら、定かではない。自分の目の前にあるのは……影?人の…………顔?
あまりにも近すぎて焦点が合わせられなくて、一瞬何がなんだかわからなかった。徐々にピントが合っていき、分裂していたいくつもの像がひとつに集約される。
……あれ、ヤミ?どうしてあなたが、顔がくっつくほど近くにいるんだろう?
脳がだんだんと覚醒し、身体の感覚が戻って来る。身体の中心とお腹の皮膚が妙に熱い。でも手足だけはどう頑張っても動かない。あまりにも四肢に何も感じないから……最初、手足を取られちゃったのかと思った。
目だけをキョロキョロと動かすと少なくとも両腕はちゃんとくっついていることが確認できた。よかったと安堵する。手と目と口さえあれば、魔法は使える。
もう一度目の前を見る。間近で見るヤミの顔はとても整っていて綺麗だった。ヤミはぎゅっと目をつぶって、苦しそうに息をしてる。どうしたんだろう、カミサマに何かされた?
「ヤ……ミ…………?」
「火置さん……?ああ、ごめん、ごめんね……」
「だいじょうぶ……?」
「ごめんなさい……僕……」
「カミサマに、何かされた……?」
会話することで、急速に脳の回転力が復活した。そして私は気づく。彼は、裸だ。ヤミが私を抱いている。
どうやら状況が飲み込めてくる。きっとカミサマのせいだ。あいつ、どこまで人の心を弄べば気が済むの。怒りがこみ上げる。
「あいつから何か言われたでしょ?ヤミ、気にしなくていい。あいつは人の心を操って楽しんでるだけの変態サディスティック野郎だから」
「でも……僕は……」
「…………ヤミ……?」
「君を自分のものにしたい…………そのためなら、あいつにだって協力できる……」
「……ヤミ…………」
ヤミは……あいつに何を吹き込まれたんだろう。確固たる自分を持っていそうな彼をこんなふうにできるなんて、カミサマは想像以上のやり手みたいだ。
「ヤミ、カミサマに何を言われたのかはわからないけど、私のお願いを思い出して。一緒にここから出よう。私にいい考えがあるの、ここ数日ずっと考えてたの……!」
「ごめん、火置さん。違うんだ、カミサマに言われたからじゃない……!僕は……自分の意志でこうした……!」
頭を振りながら、苦しそうにヤミは言う。自分の意思で……?どういうこと?
ヤミと目が合う。私は彼の強い視線に釘付けになる。何も言葉が出てこなくて、かろうじて「ヤミ」とだけ喉から絞り出す。
「どんな手を使ってでも、君がほしい。自分が何を求めていたか、やっと気づいたんだ……」
苦悩に満ちた、でも不思議とクリアな声が、私の耳から体中に勢いよく流れ込んできた。ずっと腹の中に押し込められていた、欲望と葛藤と覚悟と決意。彼の抱えていた感情の大きさに、ただただ圧倒される。
そして私は確かに見た。いつ死んでもいいと言っていた彼の、本人ですら気づいていないであろう心の奥底に燃え盛る闇色の炎を。一見冷たく思えるそれは、触れると焼けただれるほど熱い。
炎は生命力。炎の魔道士である私は、それを知っている。
そう、ヤミには強い生きる意思がある。
今こそ、最初で最後のこの質問をしたい。一度しか言わないから、あなたの答えを聞かせて。
「…………ヤミ」
「………………なに」
「生きたい?」
あなたを見据える。あなたの黄金の瞳を。生きることはつらいけど、生きていたから私達は会えた。やっぱり、あなたには死んでほしくない。私だってもう少し一緒に……あなたと生きたい。
「火置さん……」
「……」
「僕は……」
「…………」
「………………生きたい……!!」
……ああ、よかった。それが聞けて。
もうあなたは大丈夫だ。一緒にここから脱出して、もっとたくさんのことを話そう?この前あなたが話していた思い出の海を見に行こうよ。
もっとヤミの心の中を知りたい。もっとヤミと一緒にいたい。私、あなたになら、たとえ傷つけられても後悔しない。
「ね、ヤミ。これから私と、二人っきりの夏休みを過ごす気はない?期間は未定、戻ってこれるかは不明……そもそもちゃんと夏休みが始められるかも未知数だけど」
「……何だよそれ、二人っきりの夏休みって……嬉しいに決まってるだろ……」
手がなんとか動いてくる。彼の頬を両手で包む。小顔だなあ、羨ましい。彼も私の頬を包む。ちょっとひんやりした、大きな手。大きな手に包まれたら、私の顔も相対的に小顔に見えるかしら。
私がやろうとしてるのは、一世一代の大魔法。最終手段として数日前から構想していたの。……歴代の時空の魔道士達だって、きっとこんな魔法は使ったことがないはず。
私達はこれから、魔法で世界ごと脱獄する。この世界を切り離して小さな精神空間を作り、二人でそこに逃げようと思うの。
小さいとはいえ『新しい世界を作り出す』なんて、そんな大それたことが本当にできるのかはわからない。命の危険はあるけど、カミサマの手を逃れてここから脱出するには、世界ごと逃げるしか方法がない。
「私、やってみたいことがあるの。でも初めてだからうまくいかないかも。失敗したら死ぬかもしれないけど、一緒に死んでくれる?」
「死ぬなら君と一緒に死にたい」
もう……相変わらず、何の迷いもなく答えるんだから。でも、ヤミらしい。ヤミらしくて、すごく安心する。
「それなら問題ないね!ヤミ、あなたが一番幸せを感じられる風景を思い浮かべて。できる限り鮮明に。私から視線を絶対に外さないで。強く強く思い描いて。触れられるくらいはっきりと、頭の中に描写して」
魔法という実体のないものだけで世界を構築するためには、安定したイメージが必要だ。安定したイメージの最たるものは『記憶』。強い記憶を使えば、現実と見紛うほど知覚可能な世界を生み出せるはず。
……彼の瞳を見る。満月の瞳。瞳を通り道にして彼の内側に入り込むイメージで、意識を精神の流れに集中させる。
さあ、その月の世界に行こう。私の魔力とあなたの記憶を合わせた二人だけの世界。いつ終わるかわからない、閉ざされた夏休みへ。
「ヤミ」
「……何?」
「これから、よろしくね」
「…………火置さん」
「ん?」
「……いや、やっぱり……夏休みが始まったら、言うよ」
「……そうね、思い残したことがあるほうが、生きたい気持ちが強くなるから。さあ、私の目を見て、集中して」
「わかった……」
私達は見つめ合う。鼻が触れ合う距離で、見つめ合う。
お互いの瞳しか見えなくなる。瞳と瞳、意識を通してつながっていく。あなたの身体の中に自分が入り込んでいく感覚がある。これはもう、同じ一つのものだといっていいのかな。
地球の歴史、生命の進化、今までに繋いできた遺伝子の、ちっぽけな記憶が光の紐で結ばれていく。私達が同じ場所にいるという天文学的な確率の奇跡に、心から感謝したい。
暗い闇のその先にある、あなたの意識の奥底に触れる。
ヤミが持っていた、唯一の優しい記憶。
海、空、砂浜、気持ちいい風、夏の匂い、静かな夕暮れと波の音。私も一緒に、その場所へ行きたい。
私達の周りが光の球体に包まれる。球体は少しずつ少しずつその直径を小さくして、二人がぴったりと収まるくらいの大きさになる。球体の中は真っ白な光に包まれ、何も見えなくなる。球体の外も何も見えなくなる。
そして自分が鳥になったかのように、意識が遠い場所に飛んでいく。
終わらない夏休みに囚われた、海辺の町に向かって。
―完―
私は朝焼けに染まる海を、一人プカプカと漂っているの。
何かに呼ばれるように深海に沈んでいくと、海底にあったのは『月』だった。私は月の表面にうつ伏せでぺったりと張り付いて、立てなくなる。
『月の引力ってこんなに強かったんだ。私はもう、海面には戻れないのかな』って酸欠のふわふわした頭で考える――そういう変な夢。
………………
………………
………………
…………ここは、どこ?
私は眠っていたんだろうか。頭がうまく働かない。
霞がかった脳内に深呼吸で風を送り、霧を晴らす。ええと、あの夜カミサマに捕まって、看守に変な薬を飲まされて、眠くなって……それからは覚えていない。
まだ目の前がぼやけている。明るいのか暗いのかすら、定かではない。自分の目の前にあるのは……影?人の…………顔?
あまりにも近すぎて焦点が合わせられなくて、一瞬何がなんだかわからなかった。徐々にピントが合っていき、分裂していたいくつもの像がひとつに集約される。
……あれ、ヤミ?どうしてあなたが、顔がくっつくほど近くにいるんだろう?
脳がだんだんと覚醒し、身体の感覚が戻って来る。身体の中心とお腹の皮膚が妙に熱い。でも手足だけはどう頑張っても動かない。あまりにも四肢に何も感じないから……最初、手足を取られちゃったのかと思った。
目だけをキョロキョロと動かすと少なくとも両腕はちゃんとくっついていることが確認できた。よかったと安堵する。手と目と口さえあれば、魔法は使える。
もう一度目の前を見る。間近で見るヤミの顔はとても整っていて綺麗だった。ヤミはぎゅっと目をつぶって、苦しそうに息をしてる。どうしたんだろう、カミサマに何かされた?
「ヤ……ミ…………?」
「火置さん……?ああ、ごめん、ごめんね……」
「だいじょうぶ……?」
「ごめんなさい……僕……」
「カミサマに、何かされた……?」
会話することで、急速に脳の回転力が復活した。そして私は気づく。彼は、裸だ。ヤミが私を抱いている。
どうやら状況が飲み込めてくる。きっとカミサマのせいだ。あいつ、どこまで人の心を弄べば気が済むの。怒りがこみ上げる。
「あいつから何か言われたでしょ?ヤミ、気にしなくていい。あいつは人の心を操って楽しんでるだけの変態サディスティック野郎だから」
「でも……僕は……」
「…………ヤミ……?」
「君を自分のものにしたい…………そのためなら、あいつにだって協力できる……」
「……ヤミ…………」
ヤミは……あいつに何を吹き込まれたんだろう。確固たる自分を持っていそうな彼をこんなふうにできるなんて、カミサマは想像以上のやり手みたいだ。
「ヤミ、カミサマに何を言われたのかはわからないけど、私のお願いを思い出して。一緒にここから出よう。私にいい考えがあるの、ここ数日ずっと考えてたの……!」
「ごめん、火置さん。違うんだ、カミサマに言われたからじゃない……!僕は……自分の意志でこうした……!」
頭を振りながら、苦しそうにヤミは言う。自分の意思で……?どういうこと?
ヤミと目が合う。私は彼の強い視線に釘付けになる。何も言葉が出てこなくて、かろうじて「ヤミ」とだけ喉から絞り出す。
「どんな手を使ってでも、君がほしい。自分が何を求めていたか、やっと気づいたんだ……」
苦悩に満ちた、でも不思議とクリアな声が、私の耳から体中に勢いよく流れ込んできた。ずっと腹の中に押し込められていた、欲望と葛藤と覚悟と決意。彼の抱えていた感情の大きさに、ただただ圧倒される。
そして私は確かに見た。いつ死んでもいいと言っていた彼の、本人ですら気づいていないであろう心の奥底に燃え盛る闇色の炎を。一見冷たく思えるそれは、触れると焼けただれるほど熱い。
炎は生命力。炎の魔道士である私は、それを知っている。
そう、ヤミには強い生きる意思がある。
今こそ、最初で最後のこの質問をしたい。一度しか言わないから、あなたの答えを聞かせて。
「…………ヤミ」
「………………なに」
「生きたい?」
あなたを見据える。あなたの黄金の瞳を。生きることはつらいけど、生きていたから私達は会えた。やっぱり、あなたには死んでほしくない。私だってもう少し一緒に……あなたと生きたい。
「火置さん……」
「……」
「僕は……」
「…………」
「………………生きたい……!!」
……ああ、よかった。それが聞けて。
もうあなたは大丈夫だ。一緒にここから脱出して、もっとたくさんのことを話そう?この前あなたが話していた思い出の海を見に行こうよ。
もっとヤミの心の中を知りたい。もっとヤミと一緒にいたい。私、あなたになら、たとえ傷つけられても後悔しない。
「ね、ヤミ。これから私と、二人っきりの夏休みを過ごす気はない?期間は未定、戻ってこれるかは不明……そもそもちゃんと夏休みが始められるかも未知数だけど」
「……何だよそれ、二人っきりの夏休みって……嬉しいに決まってるだろ……」
手がなんとか動いてくる。彼の頬を両手で包む。小顔だなあ、羨ましい。彼も私の頬を包む。ちょっとひんやりした、大きな手。大きな手に包まれたら、私の顔も相対的に小顔に見えるかしら。
私がやろうとしてるのは、一世一代の大魔法。最終手段として数日前から構想していたの。……歴代の時空の魔道士達だって、きっとこんな魔法は使ったことがないはず。
私達はこれから、魔法で世界ごと脱獄する。この世界を切り離して小さな精神空間を作り、二人でそこに逃げようと思うの。
小さいとはいえ『新しい世界を作り出す』なんて、そんな大それたことが本当にできるのかはわからない。命の危険はあるけど、カミサマの手を逃れてここから脱出するには、世界ごと逃げるしか方法がない。
「私、やってみたいことがあるの。でも初めてだからうまくいかないかも。失敗したら死ぬかもしれないけど、一緒に死んでくれる?」
「死ぬなら君と一緒に死にたい」
もう……相変わらず、何の迷いもなく答えるんだから。でも、ヤミらしい。ヤミらしくて、すごく安心する。
「それなら問題ないね!ヤミ、あなたが一番幸せを感じられる風景を思い浮かべて。できる限り鮮明に。私から視線を絶対に外さないで。強く強く思い描いて。触れられるくらいはっきりと、頭の中に描写して」
魔法という実体のないものだけで世界を構築するためには、安定したイメージが必要だ。安定したイメージの最たるものは『記憶』。強い記憶を使えば、現実と見紛うほど知覚可能な世界を生み出せるはず。
……彼の瞳を見る。満月の瞳。瞳を通り道にして彼の内側に入り込むイメージで、意識を精神の流れに集中させる。
さあ、その月の世界に行こう。私の魔力とあなたの記憶を合わせた二人だけの世界。いつ終わるかわからない、閉ざされた夏休みへ。
「ヤミ」
「……何?」
「これから、よろしくね」
「…………火置さん」
「ん?」
「……いや、やっぱり……夏休みが始まったら、言うよ」
「……そうね、思い残したことがあるほうが、生きたい気持ちが強くなるから。さあ、私の目を見て、集中して」
「わかった……」
私達は見つめ合う。鼻が触れ合う距離で、見つめ合う。
お互いの瞳しか見えなくなる。瞳と瞳、意識を通してつながっていく。あなたの身体の中に自分が入り込んでいく感覚がある。これはもう、同じ一つのものだといっていいのかな。
地球の歴史、生命の進化、今までに繋いできた遺伝子の、ちっぽけな記憶が光の紐で結ばれていく。私達が同じ場所にいるという天文学的な確率の奇跡に、心から感謝したい。
暗い闇のその先にある、あなたの意識の奥底に触れる。
ヤミが持っていた、唯一の優しい記憶。
海、空、砂浜、気持ちいい風、夏の匂い、静かな夕暮れと波の音。私も一緒に、その場所へ行きたい。
私達の周りが光の球体に包まれる。球体は少しずつ少しずつその直径を小さくして、二人がぴったりと収まるくらいの大きさになる。球体の中は真っ白な光に包まれ、何も見えなくなる。球体の外も何も見えなくなる。
そして自分が鳥になったかのように、意識が遠い場所に飛んでいく。
終わらない夏休みに囚われた、海辺の町に向かって。
―完―
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
青春リフレクション
羽月咲羅
青春
16歳までしか生きられない――。
命の期限がある一条蒼月は未来も希望もなく、生きることを諦め、死ぬことを受け入れるしかできずにいた。
そんなある日、一人の少女に出会う。
彼女はいつも当たり前のように側にいて、次第に蒼月の心にも変化が現れる。
でも、その出会いは偶然じゃなく、必然だった…!?
胸きゅんありの切ない恋愛作品、の予定です!
結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~
馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」
入社した会社の社長に
息子と結婚するように言われて
「ま、なぶくん……」
指示された家で出迎えてくれたのは
ずっとずっと好きだった初恋相手だった。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
ちょっぴり照れ屋な新人保険師
鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno-
×
俺様なイケメン副社長
遊佐 学 -Manabu Yusa-
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
「これからよろくね、ちとせ」
ずっと人生を諦めてたちとせにとって
これは好きな人と幸せになれる
大大大チャンス到来!
「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」
この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。
「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」
自分の立場しか考えてなくて
いつだってそこに愛はないんだと
覚悟して臨んだ結婚生活
「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」
「あいつと仲良くするのはやめろ」
「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」
好きじゃないって言うくせに
いつだって、強引で、惑わせてくる。
「かわいい、ちとせ」
溺れる日はすぐそこかもしれない
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
俺様なイケメン副社長と
そんな彼がずっとすきなウブな女の子
愛が本物になる日は……
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
僕《わたし》は誰でしょう
紫音みけ🐾新刊2月中旬発売!
青春
※第7回ライト文芸大賞にて奨励賞を受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
【あらすじ】
交通事故の後遺症で記憶喪失になってしまった女子高生・比良坂すずは、自分が女であることに違和感を抱く。
「自分はもともと男ではなかったか?」
事故後から男性寄りの思考になり、周囲とのギャップに悩む彼女は、次第に身に覚えのないはずの記憶を思い出し始める。まるで別人のものとしか思えないその記憶は、一体どこから来たのだろうか。
見知らぬ思い出をめぐる青春SF。
※表紙イラスト=ミカスケ様
12年目の恋物語
真矢すみれ
恋愛
生まれつき心臓の悪い少女陽菜(はるな)と、12年間同じクラス、隣の家に住む幼なじみの男の子叶太(かなた)は学校公認カップルと呼ばれるほどに仲が良く、同じ時間を過ごしていた。
だけど、陽菜はある日、叶太が自分の身体に責任を感じて、ずっと一緒にいてくれるのだと知り、叶太から離れることを決意をする。
すれ違う想い。陽菜を好きな先輩の出現。二人を見守り、何とか想いが通じるようにと奔走する友人たち。
2人が結ばれるまでの物語。
第一部「12年目の恋物語」完結
第二部「13年目のやさしい願い」完結
第三部「14年目の永遠の誓い」←順次公開中
※ベリーズカフェと小説家になろうにも公開しています。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる