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金の使い道
しおりを挟むようやく一段落した。
この一週間は前世も含めて1番濃密な一週間だった気がする。
そして俺が今するべきことは何か。
それは......
誕生日に貰った大量の金貨の使い道を考えることだ!
いやー、まさかあんなに貰えるなんてね。今でも実感がわかないよ。初めて見たよあんな大金。
日本円にしたら1000万円分くらいあるんじゃないのか?
そんな大金を子供にぽんと渡す親の気がしれないけど、俺にとっては得でしかないからいいとする。
ほんとに何に使おう。
そういや、カールも貰ったはずだ。あいつ何に使ったんだろ。意外と貯金してあんのか?
「あの、すみません。少しいいですか?」
メイドに聞くことにした。
「はい、なんでしょう。」
「お兄様が去年の誕生日プレゼントで貰ったお金を何に使ったかご存知ですか?」
あれ、なんで気まずそうな顔すんだ?
「あの、なにか変なこと言いましたか?」
「いや、そういう訳では無いのですが...」
メイドは意を決した様な顔をして言った。
「カール様は全てギャンブルに費やし、使い切ってしまいました。」
はぁぁあ?
何してんだよあいつ。無駄遣いもいい所じゃねえか。
「え、本当ですか?」
「はい。なんか倍にしてやると意気込んでいたのを今でも覚えています。......またなにか気になることがあればお声掛けください。」
まったく参考にならなかったな。
前世で読んだ転生物の小説だとここで商品開発とか初めて金儲けしてた気がするけど......あいにく俺にはできそうにはないな。俺に作れそうなものなんも思いつかないし。
他にも奴隷とか買うやつもあったな。
奴隷かぁ。確かに可愛い奴隷とかいたら嬉しいけど......まだ7歳だしな。どうせ買うならもう少し大きくなってからがいいわ。
となると......何も思いつかない。
魔法について調べるか?
本買って魔法の勉強するのもありだな。
っていうかそれしかねぇ。
貯金するよりも自己投資した方が絶対にいいだろうしそうしよう。
今度本屋に連れてってもらおう。
ーーーーーーーーー
「ええ!なんでですか?」
「なんでも何も、そんな物置いても誰も買わねえよ。」
俺は今本屋にいる。しかしそこで重大な問題が発生した。
魔法に関する本が1冊もないのだ!
「他の本屋に行けば売っていますか?」
「さぁな。でも俺の知ってる限りだとこの街の本屋はここだけだぞ。」
「そ、そんな。」
なんということだ。まさか魔法についての本が売ってすらいないだなんて......
「お、おい。そんなガッカリすんなよ。も、もしかしたら王都の研究所に行けば売ってるかもしんないぞ?」
「研究所?」
「そうだ。研究所だ。確か学園を卒業した後に魔法の研究をしたい奴だけ行けるところだ。」
「そこに行けば手に入るんですか?」
「あ、ああ。多分な。」
なんか信用出来ないな。まぁ他に手はないからとりあえず行ってみるけど。
「ではそこに行ってみることにします。」
「ほ、本当に行くのか?」
「はい。」
店主があちゃーって顔をしている。
本当にあるのか?魔法の本。
あ、そういえば王都への移動手段って......馬車じゃねえか......終わった。
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