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実験結果
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「おお!まさか魔石の粉が溶けるなんて。」
「おい、硫酸が溶けたぞ。」
おい、何てもの入れてんだよ。どうやって取り出すんだよ。
「下にトレーを持ってこい。その中に落とす。」
あー。よく思いつくなそんなこと。
「次は塩酸だ!......おお!溶けたぞ!」
「おい、水酸化ナトリウムも溶けたぞ!」
「おいおい、もしかしてこの水球本物の水と同じ性質なのか?」
「じゃあ次は油だ。水なら油は解けないはずだ!......ってなんで溶けるんだ!水じゃないのか!」
「おい、熱して見ようぜ。」
頼むから事故だけは起こさないでくれよ。
「おい、この水球全然熱くなんないぞ。」
「なるほど。外からの熱は吸収しないのか。それともあるいは吸収しているが、アラン自身が自然と元の温度に戻しているか。」
「おい、これはいよいよ王様に報告せねばならないな!」
「ああ。これなら王様に褒めてもらえるに違いない。」
「運が良ければ研究費が増えるぞ!」
あ、褒美が貰えるとかじゃないんだ。
魔法オタクっていう言葉がピッタリだな。
「よし、アラン。明日一緒に王様に会いに行くぞ!」
え、ええぇ。
でもまぁ。ここで断れないのが俺なんだよな。
「はい。ぜひ行きましょう。」
「じゃあ俺今からアポ取りに行ってくるわ!ライルは研究を続けていてくれ。」
そう言ってレストは城に走っていった。
「よし、アラン。続きをやるぞ。」
その後俺は、夜中まで実験に付き合わされた。
トホホ。
ーーーーーーーーー
「いやぁ。昨日はアランのおかげで久々にとても楽しい研究が出来た。」
「しかも新しい発見までできたしな。」
「もし褒美が出たらアランにやるよ。」
「俺たちはきっと研究費が増えるからな!それで十分だ。」
「よし、アラン。王様に会いに行くぞ!」
ああ、俺王様に会うの初めてなんだけど......緊張する。
「王様の前ではとりあえず跪いておけばなんとかなるからな。」
「はい。わかりました。」
色々と聞いているうちに、玉座の間の目の前にまで来た。
すごい豪華だ。初めて見た。こんなの。
言葉で表すと......そうだな。ベルサイユ宮殿みたいな感じか。いや、もしかしたらあれよりも豪華かもしれない。
魔法がある分建築技術も発達してるんだろうな。
「それではお入りください。」
俺達は、事前に言われた通りに入っていき、跪いた。
さっき王様の顔をチラ見したけどいい人そうでよかった。威圧的な人だったらどうしようかと思ったよ。
「お前たち。今日は何やら新しい発見があったそうだな。」
「はい。魔法で生み出した水球に塩、砂糖などから塩酸、水酸化ナトリウム。はたまた油、魔石の粉まで、様々なものを溶かすことができるということを発見致しました。」
「なに?水に油が溶けるのか?」
きっと王様は驚いた顔をしているに違いない。
顔を見れないのが残念だ。
「はい。溶けます。」
「そうか。ライル、レスト。よくやった。ところで、そこにいる小さいのは誰だ?面をあげよ。」
「私はティヌール・アランでございます。今回はライル殿とレスト殿の実験に参加させていただきました。」
「そうか。今何歳だ。」
「七歳でございます。」
「なんともまあ。私の息子よりも一歳年下ではないか。......よし。せっかくの機会だ。褒美を取らせよう。宝物庫にあるものを何か1つ後で選ぶといい。褒美としてやろう。これからも励むように。」
え、マジで?もしかして伝説の武器とかあるやつ?
「ありがたき幸せ。」
「うむ。ライルとレストも。研究費を増やしてやろう。」
「は!ありがとうございます。」
横顔を見ればわかる。
あいつらめちゃくちゃ喜んでる。
「それじゃあ宝物庫に案内しよう。」
俺たちは、王様に連れられて宝物庫にやってきた。
「なんでも好きなものを選ぶといい。」
そこには、沢山の宝石......はあったけど、武器はひとつもなかった。
あれかな。さすがに伝説の武器とかはもっと違うところに厳重に保管されてんのかな。
「ん?」
あれは......
「どれか気に入ったものがあったか?」
「あの、この魔石はなんですか?」
なんだか吸い込まれるような。語りかけられるような。奇妙な魔石がそこにはあった。
「ああ、それか。それは700年前に死んだ魔法使いのが、死ぬ間際に自分の全てを魔石に変えたものだと言われておる。」
なんか......引き寄せられるんだよな。
「どうだ。この魔石にするか?価値としては他のものに劣るかもしれんが、とても面白いと思うぞ。」
何が面白いのかはよく分からないけど...これにしよっかな。悩んでも仕方がないし。
「はい。ではこれにします。」
「ほほお。決断も早いのか。将来が楽しみだな。」
いやぁ。王都に来てよかった。水球が消えない理由もわかったし。なんか魔石も貰えたし。
あとこの世界で初めての友達もできたし。
「おい、硫酸が溶けたぞ。」
おい、何てもの入れてんだよ。どうやって取り出すんだよ。
「下にトレーを持ってこい。その中に落とす。」
あー。よく思いつくなそんなこと。
「次は塩酸だ!......おお!溶けたぞ!」
「おい、水酸化ナトリウムも溶けたぞ!」
「おいおい、もしかしてこの水球本物の水と同じ性質なのか?」
「じゃあ次は油だ。水なら油は解けないはずだ!......ってなんで溶けるんだ!水じゃないのか!」
「おい、熱して見ようぜ。」
頼むから事故だけは起こさないでくれよ。
「おい、この水球全然熱くなんないぞ。」
「なるほど。外からの熱は吸収しないのか。それともあるいは吸収しているが、アラン自身が自然と元の温度に戻しているか。」
「おい、これはいよいよ王様に報告せねばならないな!」
「ああ。これなら王様に褒めてもらえるに違いない。」
「運が良ければ研究費が増えるぞ!」
あ、褒美が貰えるとかじゃないんだ。
魔法オタクっていう言葉がピッタリだな。
「よし、アラン。明日一緒に王様に会いに行くぞ!」
え、ええぇ。
でもまぁ。ここで断れないのが俺なんだよな。
「はい。ぜひ行きましょう。」
「じゃあ俺今からアポ取りに行ってくるわ!ライルは研究を続けていてくれ。」
そう言ってレストは城に走っていった。
「よし、アラン。続きをやるぞ。」
その後俺は、夜中まで実験に付き合わされた。
トホホ。
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「いやぁ。昨日はアランのおかげで久々にとても楽しい研究が出来た。」
「しかも新しい発見までできたしな。」
「もし褒美が出たらアランにやるよ。」
「俺たちはきっと研究費が増えるからな!それで十分だ。」
「よし、アラン。王様に会いに行くぞ!」
ああ、俺王様に会うの初めてなんだけど......緊張する。
「王様の前ではとりあえず跪いておけばなんとかなるからな。」
「はい。わかりました。」
色々と聞いているうちに、玉座の間の目の前にまで来た。
すごい豪華だ。初めて見た。こんなの。
言葉で表すと......そうだな。ベルサイユ宮殿みたいな感じか。いや、もしかしたらあれよりも豪華かもしれない。
魔法がある分建築技術も発達してるんだろうな。
「それではお入りください。」
俺達は、事前に言われた通りに入っていき、跪いた。
さっき王様の顔をチラ見したけどいい人そうでよかった。威圧的な人だったらどうしようかと思ったよ。
「お前たち。今日は何やら新しい発見があったそうだな。」
「はい。魔法で生み出した水球に塩、砂糖などから塩酸、水酸化ナトリウム。はたまた油、魔石の粉まで、様々なものを溶かすことができるということを発見致しました。」
「なに?水に油が溶けるのか?」
きっと王様は驚いた顔をしているに違いない。
顔を見れないのが残念だ。
「はい。溶けます。」
「そうか。ライル、レスト。よくやった。ところで、そこにいる小さいのは誰だ?面をあげよ。」
「私はティヌール・アランでございます。今回はライル殿とレスト殿の実験に参加させていただきました。」
「そうか。今何歳だ。」
「七歳でございます。」
「なんともまあ。私の息子よりも一歳年下ではないか。......よし。せっかくの機会だ。褒美を取らせよう。宝物庫にあるものを何か1つ後で選ぶといい。褒美としてやろう。これからも励むように。」
え、マジで?もしかして伝説の武器とかあるやつ?
「ありがたき幸せ。」
「うむ。ライルとレストも。研究費を増やしてやろう。」
「は!ありがとうございます。」
横顔を見ればわかる。
あいつらめちゃくちゃ喜んでる。
「それじゃあ宝物庫に案内しよう。」
俺たちは、王様に連れられて宝物庫にやってきた。
「なんでも好きなものを選ぶといい。」
そこには、沢山の宝石......はあったけど、武器はひとつもなかった。
あれかな。さすがに伝説の武器とかはもっと違うところに厳重に保管されてんのかな。
「ん?」
あれは......
「どれか気に入ったものがあったか?」
「あの、この魔石はなんですか?」
なんだか吸い込まれるような。語りかけられるような。奇妙な魔石がそこにはあった。
「ああ、それか。それは700年前に死んだ魔法使いのが、死ぬ間際に自分の全てを魔石に変えたものだと言われておる。」
なんか......引き寄せられるんだよな。
「どうだ。この魔石にするか?価値としては他のものに劣るかもしれんが、とても面白いと思うぞ。」
何が面白いのかはよく分からないけど...これにしよっかな。悩んでも仕方がないし。
「はい。ではこれにします。」
「ほほお。決断も早いのか。将来が楽しみだな。」
いやぁ。王都に来てよかった。水球が消えない理由もわかったし。なんか魔石も貰えたし。
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