忘却の魔王と契約書 ~古文書館の真実探求者~

宵町あかり

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第3話 書類至上主義の魔王

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 翌朝、レトが古文書館に到着した時、彼の目に映った光景は信じられないものだった。

 朝陽が高い窓から差し込み、館内を金色に照らしている。その光の中で、昨日まで雑然と積み上げられていた書類の山が、まるで軍隊の隊列のように完璧に整列していた。羊皮紙は年代順、帳簿は分野別、魔法文書は術式系統別に並べられ、それぞれに美しい色分けされた付箋が貼られている。空気中に漂うインクと羊皮紙の匂いまでもが、整然とした知的な香りに変わっているようだった。昨日の雑然とした倉庫の記憶と、目の前の現実があまりにもかけ離れており、レトは自分の目を疑った。

「おはようございます、レト殿」

 振り返ると、セレスティアが整然と並んだ書類の前に立っていた。昨日と同じ美しいドレスに身を包み、手には分厚いファイルを抱え、腰には精巧な彫刻が施された印鑑ケースをぶら下げている。その姿は、まるで完璧な秘書官のような実務的な美しさを放っていた。内心では、一晩で完了した大仕事への満足感と、新たな業務への期待感が心を満たしていた。

「セレスティア……これは一体?」

 レトの声が震える。目の前の光景があまりにも非現実的で、言葉を失ってしまう。学者として培った合理的思考では、この現象を説明することができなかった。

「業務の効率化です」

 セレスティアは当然といった表情で答える。その顔には、仕事を完璧に完了した者特有の満足感が浮かんでいた。三百年ぶりに自分の専門分野で力を発揮できたことへの充実感が、心の奥で静かに燃えている。

「契約に基づき、『失われた真実の探求』を開始するにあたり、まず情報管理体制の整備が必要でした。そこで夜間に分類作業を実施し、データベース化を完了させました」

「夜間って……一晩で?」

 レトは古文書館の広さを改めて見回した。この規模の蔵書を一晩で整理するなど、人間には不可能だ。魔王の力の一端を垣間見た気がして、背筋が寒くなる。同時に、これほど完璧な整理能力を持つ存在と契約してしまったことへの畏怖の念が込み上げてきた。

「文献によると──」レトの口癖が移ったのか、セレスティアが真顔で続ける。その声に機械的な正確さが宿る。「効率的な情報整理は調査業務の基本です。この程度は必要最低限の準備に過ぎません」

 レトは呆然と書類群を見回した。三千点を超える蔵書が、まるで王立図書館のように整理されている。朝の光が整列した書類に反射し、まるで宝石のような輝きを放っていた。自分がこれまで憧れていた「完璧な研究環境」が、一夜にして実現されたことに驚嘆と困惑を感じていた。

「それに」セレスティアは手にしたファイルを開く。「契約書の内容について、重要な問題を発見しました」

 ファイルの中身は、完璧に整理された文書の山だった。どれも美しい文字で記され、図表や索引まで完備されている。

「問題?」

 レトの心臓が跳ね上がる。まさか契約に何か落とし穴があったのだろうか。内心では、やはり魔王との契約には危険が潜んでいたのではないかという不安が頭をもたげていた。

「はい。契約書を詳細に検討した結果、以下の不備を確認しました」

 セレスティアは真面目な顔で、羊皮紙を取り出した。そこには細かい文字でびっしりと問題点が書かれている。文字は美しく、まるで宮廷書記官が書いたかのような完璧な筆跡だった。

「第一に、業務内容の具体的定義が不明瞭。第二に、報酬体系の明記なし。第三に、契約期間の記載漏れ。第四に、業務上の権限範囲が曖昧。第五に──」

 セレスティアの指摘は途切れることなく続く。まるで法学専門書を読み上げているかのような正確さだった。内心では、不完全な契約書への職業的な不満と、それを完璧にしたいという強い衝動が働いていた。

「ちょっと待って」レトが慌てて手を上げる。額に汗がにじんでいるのを感じた。「そもそも僕は契約した覚えがないんだが……」

 セレスティアの完璧主義的な詰問に、学者としてのプライドと現実逃避願望が激しく対立していた。

「契約書を読み上げた時点で、法的効力は発生しています」

 セレスティアはきっぱりと断言した。その声には、裁判官が判決を下す時のような威厳がある。

「ただし、契約内容に不備がある以上、適切な補完が必要です。そこで、追加契約書を作成しました」

 セレスティアは別の羊皮紙を差し出す。そこには『補完契約書 第一版』と美しい文字で書かれていた。内容を一瞥すると、その詳細さに目眩がしそうになる。

「これに署名していただければ、業務を正式に開始できます」

 レトは契約書を恐る恐る受け取った。羊皮紙の手触りは滑らかで、高級な材質を使用していることが分かる。内心では、この一枚の紙が自分の運命をさらに大きく変えてしまうのではないかという恐怖と、逆に正式な契約を結ぶことで安心感を得られるのではないかという期待が交錯していた。

「いや、だから契約解除はできないのか?」

 レトの声が情けなく響く。しかし、セレスティアの表情は変わらない。

「解除条項は元の契約書に記載されていません。従って、一方的な破棄は不可能です」

 セレスティアの論理は完璧だった。完璧すぎて、レトには反論の余地がない。法的知識では、魔王に太刀打ちできないことを思い知らされる。同時に、これほど論理的で公正な魔王なら、悪いことはしないのではないかという一抹の安心感も感じていた。

 その時、古文書館の扉が勢いよく開かれた。朝の冷たい空気が館内に流れ込み、整理された書類が僅かに揺れる。

「レト! 昨夜からずっと心配で……って、何この状況?」

 エリナが駆け込んできて、整理された書類群を見て固まった。その表情は、まるで異世界に迷い込んだ旅人のような困惑に満ちている。騎士見習いとしての常識では、この光景を理解することができずにいた。

「おはようございます、エリナ殿」

 セレスティアが丁寧に頭を下げる。その動作は流れるように美しく、まるで宮廷での挨拶のような優雅さがあった。

「昨夜の業務報告書をお渡しします」

「業務報告書?」

 エリナは困惑しながら、差し出された羊皮紙を受け取った。紙質は上等で、触れただけで高級品だと分かる。そこには昨夜の作業内容が時系列で詳細に記録されている。

『22:00 - 業務開始。古文書館入館』
『22:15 - 分類システム設計完了』
『22:30 - 魔法による整理術式発動』
『23:45 - データベース構築60%完了』
『01:20 - 付箋システム導入』
『03:00 - 全作業完了。品質チェック実施』

 各項目には詳細な説明と、使用した魔法術式の名称まで記載されている。まるで研究論文のような学術的な正確さだった。

「すごく……詳しいね」

 エリナは引きつった笑みを浮かべた。この詳細さは、もはや異常の域に達している。騎士見習いとして規則正しい生活は慣れ親しんでいるが、これほど細かい記録管理は見たことがなかった。

「業務の透明性確保は重要です」セレスティアが真剣に答える。「なお、レト殿との契約に基づき、調査対象を選定しました。最優先案件は『忘却の時代』に関する文献です」

「忘却の時代?」

 レトが眉をひそめる。その名前には、どこか不吉な響きがあった。学者として数多くの歴史書を読んできたが、この時代についての記録は曖昧で断片的だったことを思い出す。

「記録によると、約三百年前のエルディア王国で発生した、大規模な記憶消失現象です。しかし、その詳細は曖昧で、公式記録にも矛盾が多い。これこそ『失われた真実』の典型例です」

 セレスティアの瞳が輝く。金色の瞳に、研究者特有の知的興奮が宿っていた。自分の専門分野である「真実」に関わる重要な謎を発見した喜びが、心を躍らせていた。

「レト殿、早速調査を開始しましょう。必要な文献は既に選別済みです」

 セレスティアは別の書類束を指差した。そこには『忘却の時代 関連文献リスト』という表題が書かれ、数十点の文献が分類されている。

「あの……」レトが遠慮がちに手を上げる。「まず契約解除の方法を調べたいのですが……」

 内心では、この完璧すぎる魔王との関係に不安を感じつつも、「忘却の時代」という興味深い謎への学者としての好奇心が静かに芽生えていた。

「解除に関する調査も並行して実施します」

 セレスティアは満面の笑みで答えた。その笑顔は美しいが、どこか恐ろしい完璧さを秘めている。

「ただし、優先順位は『忘却の時代』が上位です。契約書の主目的は真実の探求ですから」

 また完璧な論理だった。レトは内心でため息をついた。魔王との論理戦では、勝ち目がないことを痛感する。しかし、提示された研究テーマの魅力に、学者としての血が騒ぎ始めていることも否定できなかった。

 エリナが小声でレトに耳打ちする。その息遣いが耳に触れ、僅かに頬が赤らむ。

「ねえ、この魔王って本当に悪い人……悪い魔王なの?」

 騎士としての警戒心と、目の前の美しく礼儀正しい少女への好感が心の中で複雑に絡み合っていた。

「さあ……」レトも小声で答える。「悪いというより、書類に異常にこだわる魔王かな」

 二人の会話を聞いて、セレスティアが興味深そうに振り返る。

 その時、オルドスが現れた。整理された古文書館を見て、顔を青ざめさせる。

「これは……まさか、セレスティア様が……」

 オルドスの声が震える。年老いた学者の目に、畏敬と恐怖が混じった光が宿っていた。この光景が呼び起こす古い記憶に、心が激しく揺さぶられていた。

「オルドス殿、おはようございます」

 セレスティアが振り返る。朝の光が彼女の銀髪を照らし、まるで天使のような神々しさを放っていた。

「昨夜の作業について、館長承認をいただけますでしょうか。承認印をこちらにお願いします」

 セレスティアは『作業完了報告書』を差し出した。オルドスは震える手でそれを受け取る。羊皮紙の重みが、まるで歴史の重さのように感じられた。

「あの、セレスティア様。昔のことを……覚えていらっしゃいますか?」

 オルドスの声に、深い悲しみが込められている。長年抱えてきた秘密の重みが、その表情に現れていた。失われた記憶への切ない想いと、それを取り戻してほしいという願いが心を支配していた。

「申し訳ありませんが、記憶に欠損があります」

 セレスティアは申し訳なさそうに頭を下げた。その仕草にも、どこか品のある美しさがある。自分の記憶の断片的な状態に対する困惑と、それによって他者を失望させてしまうことへの申し訳なさが心を重くしていた。

「ただし、業務に支障はありません。レト殿との契約に基づき、真実の探求を遂行いたします」

 オルドスの表情が複雑になる。懐かしさと悲しみ、そして諦めのような感情が入り混じっていた。

「そうですか……それでは、よろしくお願いします」

 オルドスは作業報告書に印を押した。古い真鍮の印鑑が羊皮紙に沈み、正式な承認の証となる。セレスティアは満足そうに書類をファイルに綴じる。

「それでは、レト殿。調査を開始しましょう」

 セレスティアの笑顔が、レトには少し怖く見えた。しかし、整理された古文書館を見ていると、確かに調査は効率的に進められそうだった。学者としての探究心が、恐怖心を少しずつ上回り始めていることを自覚していた。

 朝の光が窓から差し込み、整然と並んだ書類群を照らしている。その光景は美しくもあり、どこか非現実的でもあった。

 こうして、レトの意図しない真実探求の旅が、書類管理の徹底とともに始まることになる。

 古文書館の静寂の中で、新たな冒険の幕が上がろうとしていた。セレスティアの完璧主義と、レトの学術的好奇心が出会った時、どのような真実が明らかになるのだろうか。

 窓の外では、王都の街が活気に満ちた一日を始めている。しかし、古文書館の中では、300年前の謎を解き明かす静かな戦いが始まろうとしていた。レトの心の奥で、未知の真実への期待が、不安を押し退けながら静かに成長していた。
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