最弱職【掃除士】が実は環境最強でした ~ダンジョンの浄化で世界を救う~

宵町あかり

文字の大きさ
5 / 60

第5話 聖剣の主

しおりを挟む
「お前が……聖剣エクスカリバーを?」

 ケンジの声が震えている。喉が渇いているのか、かすれた声だった。

 俺は黄金に輝く聖剣を肩に担ぎ、静かに頷いた。重さはあるが、不思議と手に馴染む。まるで最初から俺のものだったかのように、手のひらに吸い付くような感覚がある。

 聖剣の柄からは、温かい鼓動が伝わってくる。それは生きているかのような、優しい温もりだった。

「浄化したら、出てきた」

「浄化って……あのゴミの塊を!?」

 ユウキが信じられないという顔で、俺と聖剣を交互に見る。彼の目には、困惑と悔しさが入り混じっている。魔法剣士として自負を持っていた彼にとって、掃除士が聖剣を手にしたことは、常識の崩壊を意味する。

 古代王の墓所、最深部。

 つい先ほどまで山のようにそびえていたゴミは、今や整然と並ぶ宝物の山に変わっていた。古代王国の遺産が、千年の時を経て蘇った。金貨の山、宝石の輝き、伝説級の武具――それらが、まるで展示品のように美しく配置されている。

 そして俺の手には、伝説の聖剣。

 刀身から放たれる黄金の光が、暗い墓所を昼のように照らしている。

「でも、なんで掃除士が聖剣を……」

 ミカが困惑している。彼女の賢者の知識でも、この事態は理解できないらしい。古代の書物をめくるような仕草で、空中に魔法の文字を描きながら考え込む。

「聖剣は勇者か、せめて剣聖が持つものじゃ……歴史上、そうでない例は……」

 正直、俺にも分からない。

 ただ、聖剣を握った瞬間から、体中に力が満ちているのは確かだ。それは単なる力の増加じゃない。何か、もっと根本的な変化のような――魂そのものが浄化され、純化されたような感覚。

『警告:大型モンスター接近』
『脅威レベル:極大』
『推奨行動:即座に退避』

 システムメッセージが、赤い文字で警告を発する。

 地響きと共に、巨大な影が部屋に入ってきた。石造りの床が、その重みで軋み、蜘蛛の巣状にひびが入る。天井から、砂と小石がパラパラと落ちてくる。

════◆════

「アンデッドキング!?」

 ケンジが剣を構える。彼の顔が青ざめ、額に冷や汗が滲む。剣を握る手が、微かに震えているのが分かる。

 現れたのは、骸骨の王。上級ダンジョンのボスモンスターだ。

 身長3メートル。黒い瘴気を纏い、空洞の眼窩に紫の炎を宿している。朽ちた王冠は錆びつき、ぼろぼろのマントは所々が千切れて、風もないのに不気味になびいている。

 骨の関節からは、黒い液体が滴り落ちる。それが床に触れると、ジュッと音を立てて石を溶かす。強酸性の呪液だ。

 レベル60。俺たちが束になっても勝てる相手じゃない。その骸骨の身体からは、千年の怨念が瘴気のように立ち昇り、周囲の空気を腐らせていく。

「逃げるぞ!」

 ケンジが叫ぶが、振り返ると出口は黒い壁で塞がれている。触れたら即死級の呪いの壁だ。逃げ道はない。

 アンデッドキングが不気味に笑う。顎の骨がカタカタと音を立て、まるで嘲笑っているかのよう。

『我が宝物庫を荒らした者どもよ……』

 声は、直接頭の中に響く。千年分の怨念が込められた、呪詛のような声。耳を塞いでも無駄だ。魂に直接語りかけてくる。

 骨の指が俺たちを指差す。指先から、死の呪いが黒い霧となって滲み出る。

『その命、頂こう。我が永遠の孤独の、道連れとして』

 床に巨大な魔法陣が浮かび上がる。紫と黒の光が交互に明滅し、不吉な紋様が回転を始める。死の呪い。直撃すれば即死だ。いや、死ぬだけではない。魂ごと囚われ、永遠にアンデッドキングの奴隷となる。

「防御魔法!」

 ミカが結界を張る。青白い光の壁が、俺たちを包む。しかし、呪いの力に触れた瞬間、ひび割れていく。彼女の額に脂汗が滲み、杖を握る手が震える。

「持たない! 呪いが強すぎる! 千年分の怨念なんて……」

 ユウキが魔法剣士の結界を重ねる。氷と炎の二重結界。しかし、それも呪いの威力に押されている。

「くそっ、なんて威圧感だ。まるで死そのものが迫ってくるような……」

 このままじゃ、全員が――

「浄化」

 俺は前に出た。

 仲間の前に立ち、聖剣を構える。

 聖剣を通して、浄化の光を放つ。剣の柄が熱くなり、全身の魔力が聖剣に吸い込まれていく感覚。それは苦痛ではなく、むしろ心地よい一体感だった。俺と聖剣が、完全に同調している。

 聖剣が、俺の浄化と共鳴している。

 それは、千年前にも起きたこと。勇者王も、きっと同じように――

════◆════

 光と闇がぶつかり合う。

 純白の浄化の光と、漆黒の呪いの闇。

 空間が歪み、魔力の奔流が吹き荒れる。風もないのに、俺の髪と服が激しくなびく。周囲の宝物が、魔力の余波で吹き飛ばされる。

 しかし――

『無駄だ。我が呪いは千年の怨念。生前の恨み、死後の孤独、全てが込められている』

 アンデッドキングが嘲笑う。骸骨の顎が大きく開き、カタカタと音を立てる。

『小賢しい光など、この闇の前では塵に等しい。お前たちも、我が眷属となるがいい』

 呪いの力が増す。黒い霧が濃くなり、俺の浄化の光を押し返し始める。

 だが、次の瞬間。

 聖剣が、自ら輝き始めた。

 それは、俺の魔力とは別の、聖剣自身の意志による輝き。千年の封印から解放された喜びと、新たな主を得た歓喜の光。

『聖剣エクスカリバーの特殊効果:邪悪特効が発動します』
『浄化スキルとのシナジー効果を確認』
『出力300%増幅』
『更に――聖剣の記憶が解放されます』

 俺の浄化スキルと、聖剣の力が完全に共鳴する。

 それだけじゃない。聖剣に刻まれた、千年前の記憶が流れ込んでくる。

 ――勇者王が、同じようにアンデッドを浄化した記憶。
 ――聖剣が本来持つ、穢れを払う力の真髄。
 ――そして、浄化とは破壊ではなく、救済であるという真理。

 光が、爆発的に増幅された。

 部屋全体が、真昼の太陽の下にいるかのような輝きに包まれる。

「なっ……!?」

 アンデッドキングの呪いが、みるみる浄化されていく。

 黒い霧が白い靄に変わり、呪いの魔法陣が聖なる紋様に書き換わる。闇が晴れ、骨が白く輝き始める。千年の汚れが、層となって剥がれ落ちていく。

『馬鹿な……我が千年の怨念が……消えていく!?』

 アンデッドキングが後退る。初めて、恐怖の感情を見せた。空洞の眼窩の紫の炎が、激しく揺らめく。

「千年分の汚れってことか」

 俺は聖剣を振りかぶる。剣身が太陽のように輝き、周囲の空気が震える。聖剣の重さが、今は羽のように軽い。

 浄化レベル10。聖剣との完全同調。そして、聖剣に刻まれた千年の記憶。

 今の俺なら――いや、今の俺たちなら、できる。

「なら、綺麗にしてやる。お前の怨念も、孤独も、全部」

 心の中で、聖剣に語りかける。

 ――力を貸してくれ、エクスカリバー。

 聖剣が、応えるように強く輝いた。

 全力の浄化を、聖剣に込めて振り下ろした。

════◆════

 光の斬撃が、アンデッドキングを貫く。

 それは破壊ではなく、浄化だった。

 骸骨の体が、砕けるのではなく――浄化されていく。

 黒ずんでいた骨が純白になり、ひび割れていた部分が修復される。怨念が解け、呪いが消え、瘴気が晴れていく。千年の苦しみが、まるで朝露が太陽に晒されるように、消えていく。

 そして、骨の中から、一人の老人の霊が現れた。

 半透明の姿。豪華なローブを纏い、慈愛に満ちた顔をしている。これが、本来の古代王の姿。

『なんと……まぶしい光だ』

 老人――かつての古代王が、穏やかに微笑む。その顔には、もう苦しみの色はない。

『千年ぶりに、心が晴れた気がする。まるで、長い悪夢から覚めたような……』

「あなたは……」

『私は愚かな王だった。永遠の命を求め、禁断の術に手を出し、結果として永遠の苦しみを得た』

 老人の霊が、深々と頭を下げる。王としての威厳を保ちながらも、心からの感謝を示している。

『ありがとう、若き浄化の使い手よ。そして、聖剣の新たな主よ』

 彼は聖剣を見つめる。懐かしそうに、そして少し寂しそうに。

『その剣は、かつて私が封印したもの。自分には相応しくないと思って』

「なぜ?」

『聖剣は、清らかな心の持ち主にしか扱えない。欲にまみれた私には、触れることすらできなかった。触れた瞬間、激痛が走り、手が焼けたのを覚えている』

 老人が俺を見る。その瞳に、希望の光が宿る。

『だが、君は違う。掃除士として、純粋に世界を綺麗にしようとしている。その心が、聖剣を目覚めさせたのだ』

 彼の体が、光の粒子となって昇天し始める。足元から、ゆっくりと。

『最後に、一つ忠告を』

 老人が真剣な顔になる。

『この世界には、私のような存在がまだ大勢いる。呪われ、堕落し、苦しんでいる者たちが。彼らを救えるのは、君のような浄化の使い手だけだ』

『頼む。この世界を、穢れから守ってくれ』

 そして、完全に光となって消えた。

 最後に残した言葉は――『ありがとう』だった。

『アンデッドキングを浄化しました』
『経験値を10000獲得しました』
『レベルが40に上がりました』
『称号:亡者の解放者 を獲得しました』

 静寂が、部屋を包んだ。

 先ほどまでの激しい戦いが、嘘のように静まり返る。

════◆════

「嘘だろ……」

 ケンジが呆然と呟く。彼の手が震え、剣が地面に落ちる。カランという金属音が、静寂の中で響く。

「アンデッドキングを、一撃で?」

「いや、倒したんじゃない」

 ミカが震え声で言う。彼女の瞳には、理解を超えた現象を目撃した者特有の畏怖がある。

「浄化した。呪いごと、存在を浄化して、魂を解放したんだ。これは……もはや、戦闘とは別次元の力よ」

 三人が、俺を見る。

 もう、見下しの目じゃない。恐れと、驚愕と、そして――畏怖の目だ。

 まるで、人ならざる存在を見るような。

「翔太、お前……」

 ケンジが何か言いかけて、口を閉じる。しばらく葛藤した後、膝を突いて、深く頭を下げた。

「……悪かった」

 突然の謝罪に、俺は戸惑う。プライドの高いケンジが、膝を突いて謝罪するなんて。

「今までのこと、全部謝る。お前を見下してた。掃除士なんて役立たずだと思ってた」

 ケンジが顔を上げる。その目は真剣だった。涙すら滲んでいる。

「でも、違った。お前は……最弱なんかじゃない。俺たちには真似できない、特別な力を持ってる」

 彼は立ち上がり、俺の肩を掴む。

「中学の時から、お前を下に見てた。社会人になってからも、見下してた。召喚されてからも……本当に、すまなかった」

 ユウキとミカも頷く。

「本当にすまなかった」ユウキが言う。「お前の本質を、俺は見ていなかった」

「私も謝るわ」ミカが続ける。「偏見で判断してた。職業で人を判断するなんて、賢者として恥ずかしい」

 三人の謝罪は、本心からのものだった。

 俺は、複雑な気持ちだった。許すべきか、許さざるべきか。でも――

「いいよ」

 俺は答える。

「過去は過去だ。それに、俺も昔は、自分が最弱だと思ってた」

 聖剣を見つめる。

「でも、違った。誰にでも、それぞれの役割がある。戦う者、守る者、そして――浄化する者」

 三人が去り際、ケンジが振り返った。

「もし良かったら、また一緒に……いや、今は言うべきじゃないな」

 彼は苦笑する。

「でも、いつか、対等な仲間として、一緒に冒険できたらいいな」

 彼らは静かに去っていった。

 その背中は、どこか晴れやかだった。

════◆════

 三人が去った後、俺は聖剣を見つめた。

 エクスカリバー。かつて勇者王が魔王を倒したという伝説の剣。

 なぜ、こんなところにゴミとして埋もれていたのか。古代王の話から察するに、誰も扱えなかったから封印されたのだろう。清らかな心――それは、単純な正義感ではなく、純粋な願いを持つ心なのかもしれない。

 なぜ、俺の浄化に反応したのか。それは、俺の純粋な願い――世界を綺麗にしたいという想いに応えたから。

 聖剣の柄を握ると、温かい鼓動を感じる。まるで、生きているかのように。いや、実際に意志を持っているのかもしれない。

 この剣と、俺の浄化スキルは、相性がいい。いや、それ以上に、運命的な繋がりを感じる。

 邪悪を浄化する聖剣。穢れを浄化する掃除士。

 もしかしたら、これも運命なのかもしれない。俺が掃除士として召喚されたのも、この剣と出会うためだったのかも。

════◆════

 ギルドに戻ると、大騒ぎになっていた。

 まだ夜中だというのに、ギルドには人が溢れている。松明の灯りが煌々と灯され、まるで昼のような賑わいだ。

「聖剣エクスカリバーが発見された!?」
「しかも、掃除士が!?」
「アンデッドキングを浄化した!?」
「レベル60のボスを、一撃で!?」
「いや、戦ったんじゃない、救ったんだって!」

 噂は既に街中に広まっていた。どこからどう伝わったのか、尾ひれまで付いている。

 人々が道を開ける。畏怖と好奇心の入り混じった視線が、俺に注がれる。

 子供が母親の影に隠れながら、目を輝かせて俺を見ている。老人が、涙を流しながら手を合わせている。冒険者たちが、複雑な表情で俺を見つめている。

 ギルドマスターが俺の前に現れる。

 白髪の老戦士は、俺を値踏みするように見つめた。長年の経験で培われた眼力が、俺の実力を測っている。そして、腰の聖剣を見て、深く頷いた。

「佐藤翔太。君の功績を認め、特別にBランク冒険者に昇格させる」

 Bランク。召喚されて一週間で、ここまで来た。

 普通なら、何年もかかる道のりだ。いや、一生かかっても辿り着けない者の方が多い。

 でも、俺の目標はそんなものじゃない。

「ギルドマスター、提案があります」

「なんだね?」

 俺は、ずっと考えていたことを口にした。

「掃除士専門の部門を作りませんか?」

 ギルドマスターが目を丸くする。周囲がざわめく。

「ダンジョンの清掃、呪いの浄化、環境改善。戦闘だけが冒険じゃない」

 俺は聖剣を掲げる。金色の刃が、松明の光を反射して、ギルド全体を黄金に染める。

「この世界には、古代王のような呪われた存在が、まだたくさんいるはずです。彼らを倒すのではなく、浄化して救う。それが必要じゃないでしょうか」

 俺は周囲を見回す。

「汚れたダンジョンを綺麗にすれば、冒険者の死亡率も下がる。呪われた土地を浄化すれば、人々が安心して暮らせる。それも、立派な冒険だと思います」

 ギルドマスターは、しばらく考え込んでいた。

 その老いた顔に、様々な感情が浮かんでは消える。そして――

 にやりと笑った。

「面白い。君に任せよう、『聖剣の掃除士』」

 聖剣の掃除士。

 悪くない響きだ。最弱職と最強の剣。矛盾しているようで、妙にしっくりくる。

「ギルドは全面的に支援する。必要な人員も、資金も用意しよう」

 ギルドマスターが手を差し出す。

「この世界を、君の手で綺麗にしてくれ」

 俺はその手を握った。

 俺は、新たな一歩を踏み出した。

 この世界を、本当の意味で綺麗にするために。

 戦いではなく、浄化で。破壊ではなく、再生で。

 それが、掃除士としての、俺の道だ。

 聖剣エクスカリバーが、俺の決意に応えるように、優しく光った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました

たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。 「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」 どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。 彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。 幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。 記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。 新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。 この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。 主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。 ※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

四つの前世を持つ青年、冒険者養成学校にて「元」子爵令嬢の夢に付き合う 〜護国の武士が無双の騎士へと至るまで〜

最上 虎々
ファンタジー
ソドムの少年から平安武士、さらに日本兵から二十一世紀の男子高校生へ。 一つ一つの人生は短かった。 しかし幸か不幸か、今まで自分がどんな人生を歩んできたのかは覚えている。 だからこそ今度こそは長生きして、生きている実感と、生きる希望を持ちたい。 そんな想いを胸に、青年は五度目の命にして今までの四回とは別の世界に転生した。 早死にの男が、今まで死んできた世界とは違う場所で、今度こそ生き方を見つける物語。 本作は、「小説家になろう」、「カクヨム」、にも投稿しております。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

処理中です...