最弱職【掃除士】が実は環境最強でした ~ダンジョンの浄化で世界を救う~

宵町あかり

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第30話 新たなる始まり

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朝の陽光が、王都を優しく包んでいた。

いや――正確には、二つの太陽が。

天空に浮かぶ本来の太陽と、その隣で淡く輝く第二の太陽。一年前、佐藤翔太が生み出した聖浄化の結晶は、今もなお世界を照らし続けている。

「おはようございます、掃除士様!」

通りを歩く翔太に、八百屋の親父が声をかける。その顔に、かつてのような恐れや偏見はない。純粋な親しみと敬意が込められていた。

「おはようございます、トムさん。今日もいい天気ですね」

翔太は微笑みを返しながら、手にしたモップで店先の水たまりをさっと拭き取る。レベル100。この世界における最高値に到達した今でも、彼のやることは変わらない。

掃除だ。

「相変わらずですなあ。世界を救った英雄が、こんな些細な掃除を……」

「些細じゃありませんよ。どんな小さな汚れも、放っておけば大きくなる。一年前、僕たちが学んだことです」

王都の大通りは、活気に満ちていた。瘴気の脅威が去ってから、商業は爆発的に発展し、人々の表情は明るい。子供たちが無邪気に駆け回り、商人たちが威勢よく声を張り上げる。

平和な日常。

それを支えているのが、王国公認となった浄化士ギルドだった。



立派な白亜の建物がそびえ立つ。一年前は小さな酒場の二階だった浄化士ギルドは、今や王都でも有数の巨大組織となっていた。

「翔太!」

玄関で出迎えたのは、ギルドマスターとなったアルテミスだった。かつて「ヴァルキリー」と呼ばれた彼女は、今では500人を超える浄化士たちを束ねる立場にある。

「今日も現場周りかい?明日の準備はいいの?」

「大丈夫です。掃除をしていると、心が落ち着くんです」

翔太の言葉に、アルテミスは苦笑した。明日――それは、翔太とエリーゼの結婚式の日だ。

「まったく、君という人は……レベル100になっても変わらないね」

「変わる必要がありますか?」

ギルドの中は、いつも通り活気にあふれている。受付には依頼の山が積まれ、新人浄化士たちが訓練に励んでいる。皆、翔太の背中を見て育った者たちだ。

「師匠!」

訓練場から、若い声が響いた。半年前に入団した新人浄化士のレオだ。レベルはまだ5だが、その目は希望に輝いている。

「今日も掃除の基本を教えてください!」

「いいよ。まずは雑巾の絞り方からだ。これが意外と大事でね……」

翔太が丁寧に指導する姿を、アルテミスは優しい目で見守る。一年前、世界を救った英雄は、今も変わらず「掃除士」であり続けている。



昼過ぎ、懐かしい声が響いた。

「翔太ー!久しぶり!」

振り返ると、そこには逞しく成長したリクの姿があった。レベル45。一年前は10だったことを考えれば、驚異的な成長だ。

「リク!来てくれたんだ」

「当たり前だろ。親友の結婚式を見逃すわけにはいかない」

続いて、ミーナも姿を現す。王立魔法学院の講師となった彼女は、実践魔法の第一人者として名を馳せていた。

「翔太、おめでとう。エリーゼ様も、きっと素敵な花嫁になるわね」

「ありがとう、ミーナ」

そして、重厚な鎧に身を包んだカールも到着した。騎士団の副団長まで上り詰めた彼は、部下を引き連れて駆けつけてきた。

「佐藤殿、祝いに参りました」

「カール、そんなに固くならないで。僕たちは仲間じゃないか」

一年前、共に戦った仲間たち。それぞれが自分の道を歩みながらも、絆は変わらない。いや、むしろ深まっているようにさえ思えた。

「それにしても、みんな成長したね」

翔太の言葉に、リクが胸を張る。

「この一年、修行に修行を重ねたからな。ついこの前、ドラゴン討伐にも成功したんだ」

「私も負けてないわよ。新しい魔法理論を確立して、学院始まって以来の最年少講師になったの」

「拙者も、新世代騎士団の育成に力を入れております」

仲間たちの成長を聞きながら、翔太は心から嬉しそうに微笑んだ。皆、それぞれの場所で輝いている。



夕方、翔太は一人、大聖堂を訪れていた。明日の式場となる神聖な場所。ステンドグラスから差し込む第二の太陽の光が、幻想的な模様を床に描いている。

「緊張している?」

振り返ると、エリーゼが立っていた。王女のドレスではなく、シンプルな街着姿。でも、その美しさは変わらない。

「少し、かな。でも、嬉しい緊張だよ」

二人は並んで祭壇の前に立つ。明日、ここで永遠の愛を誓うことになる。

「一年前のことを思うと、夢みたいね」

エリーゼがつぶやく。確かに、最弱職と呼ばれた掃除士と、王国の第三王女。普通なら、ありえない組み合わせだ。

「でも、これは夢じゃない。僕たちが選んだ道だ」

翔太の手が、優しくエリーゼの手を包む。温かい。一年前、瘴気に包まれた戦場で初めて握った時と同じ温もりだ。

「明日から、よろしくね」

「こちらこそ。どんな汚れも、二人で浄化していこう」

エリーゼがくすりと笑う。

「もう、そんな時まで掃除の話?」

「だって、僕は掃除士だから」

二人の笑い声が、静寂な大聖堂に響いた。



結婚式の朝は、快晴だった。

二つの太陽が祝福するように輝き、王都全体がお祭りムードに包まれている。通りには花が飾られ、人々が晴れ着に身を包んでいる。

「さあ、主役の登場だ!」

ギルドで、リクが翔太の肩を叩く。純白の礼服に身を包んだ翔太は、いつもと違って凛々しく見えた。

ただし、腰にはしっかりと掃除道具入れが装着されている。

「それ、外さないの?」って、ミーナが苦笑する。

「これがないと落ち着かないんだ」

「まあ、翔太らしいけどね」

準備室には、次々と仲間たちが集まってくる。一年前の激戦を共に戦った50人の戦友たち。皆、各地から駆けつけてきた。

「翔太、これを」

リクが小箱を差し出す。中には、特製の掃除用手袋が入っていた。

「耐久性MAXの特注品だ。どんな汚れにも対応できる」

「リク……ありがとう」

続いて、ミーナからは魔法で永久保存された花束。

「枯れない花よ。永遠の愛の象徴」

カールからは、騎士団の名誉章。

「貴殿の勇気を称えて」

そして、グスタフ老は震える手で、小さな指輪を差し出した。

「我が家系に伝わる紋章入りじゃ。末永く幸せにな」

仲間たちからの心のこもった贈り物。翔太の目に、うっすらと涙が浮かぶ。

「みんな……本当にありがとう」



大聖堂には、王国中から人々が集まっていた。

貴族、商人、冒険者、そして一般市民。身分の隔てなく、皆が二人の門出を祝福するために集まっている。最前列には、国王陛下とアルフレッド王子の姿もあった。

オルガンの荘厳な音色が響き始める。

扉が開き、純白のドレスに身を包んだエリーゼが入場する。その美しさに、場内から感嘆の声が漏れた。ヴェールの向こうに見える表情は、幸福に満ちている。

翔太が祭壇の前で待つ。緊張しているが、その目はまっすぐエリーゼを見つめている。

神官が、厳かに儀式を始める。

「我らは今日、二つの魂が一つになる瞬間に立ち会います」

第二の太陽の光が、ステンドグラスを通して二人を包む。まるで世界そのものが祝福しているかのようだった。

「佐藤翔太よ、汝はエリーゼを生涯の伴侶として、愛し、守ることを誓いますか?」

「誓います」

「エリーゼよ、汝は佐藤翔太を生涯の伴侶として、愛し、支えることを誓いますか?」

「誓います」

そして、二人は向かい合った。

「翔太……私、約束するわ。どんな汚れも、二人で浄化していくって」

「僕も約束する。君と共に、この世界を美しくしていくよ」

指輪の交換。

その瞬間――

━━━━━━━━━━━━━━
【特別イベント:神聖なる結婚】

 佐藤翔太とエリーゼの絆が
 永遠のものとなりました

 獲得称号:愛の浄化王
 ボーナス:パートナースキル解放
 
 二人の愛が新たな力を生み出した!
━━━━━━━━━━━━━━

システムウィンドウが現れ、祝福のファンファーレが響く。この世界のシステムさえも、二人の結婚を祝福していた。

「今より二人は夫婦である。口づけを」

翔太がそっとヴェールを上げる。エリーゼの頬には、幸せの涙が流れていた。

二人の唇が重なる瞬間、大聖堂に歓声が沸き起こった。

「おめでとう!」
「万歳!」
「末永くお幸せに!」

国王陛下も立ち上がり、惜しみない拍手を送る。その目にも、涙が光っていた。

「よくぞ、我が娘を選んでくれた。ありがとう、翔太君」

聖剣エクスカリバーが、腰で祝福の輝きを放つ。まるで、新たな主人の幸せを喜んでいるかのように。



披露宴は、王城の大広間で行われた。

豪華な料理が並び、楽団が祝福の音楽を奏でる。でも、雰囲気は堅苦しくない。翔太の希望で、身分に関係なく皆が楽しめる宴となっていた。

「それにしても、この一年は本当にすごかったな」

リクがワインを片手に振り返る。

「最初のゴブリン討伐を覚えてる?翔太が掃除道具で戦ってた時」

「ああ、あの時はまさか、こんなことになるとは思わなかったわ」

ミーナも懐かしそうに笑う。

「でも、翔太の掃除を見た時、何か特別なものを感じたの。ただの掃除じゃないって」

カールも頷く。

「聖剣との出会いも運命的でしたな。穢れを浄化できる者だけが持てる剣……」

「そういえば、マルコは?」

翔太が見回すと、商人のマルコが大きな袋を抱えて現れた。

「お待たせ!浄化グッズの新商品サンプルを持ってきたよ!」

「こんな日にも商売かい?」

皆が笑う。でも、それもマルコらしい。

ソフィアが立ち上がり、グラスを掲げる。

「乾杯の音頭を取らせていただきます。新郎新婦の末永い幸せと、そして……」

彼女の眼鏡が、いたずらっぽく光る。

「これからも続く、私たちの冒険に!」

「乾杯!」

グラスが触れ合う澄んだ音が響く。

翔太も立ち上がった。

「みんな、今日は本当にありがとう。一年前、最弱職と呼ばれていた僕が、ここまで来れたのは、みんなのおかげです」

会場が静まる。

「でも、僕の本質は変わっていません。僕は今も、そしてこれからも、掃除士です。この世界を美しくすることが、僕の使命だと思っています」

そして、エリーゼの手を取る。

「そして今日から、一人じゃない。エリーゼと一緒に、もっと多くの場所を綺麗にしていきたい」

エリーゼが微笑む。

「私も、翔太と一緒なら、どんな冒険も乗り越えられる気がするわ」

温かい拍手が会場を包む。

その時――



大広間の扉が、勢いよく開かれた。

「失礼します!緊急の報告です!」

駆け込んできたのは、王国騎士団の伝令だった。顔面蒼白で、明らかに尋常ではない。

「何事だ?」

アルフレッド王子が立ち上がる。

「北の国境より急報!黒い霧が発生し、調査隊が……全滅しました!」

会場がざわめく。

「黒い霧だと?瘴気か?」

カールが問いただすが、伝令は首を振る。

「いえ、違います。瘴気とは別の……何か異質なものです。目撃者の話では、黒い霧は生き物のように蠢き、触れたものを一瞬で飲み込んでしまうそうです。最後の通信では『これは瘴気じゃない』と……」

翔太が聖剣に手を当てる。剣が微かに震えている。警告しているのだ。

「第二の太陽でも浄化できないのか?」

国王陛下の問いに、伝令が頷く。

「はい。霧は第二の太陽の光を受けても、まったく変化しないそうです」

重い沈黙が会場を支配する。平和な一年間の後に訪れた、新たな脅威。

翔太とエリーゼが目を合わせる。

「……結婚式の次の日に出発することになりそうね」

エリーゼが苦笑する。でも、その目に恐れはない。

「ハネムーンが冒険になりそうだ」

翔太も苦笑を返す。

すると、リクが立ち上がった。

「面白くなってきたな!俺も行くぞ!」

「私も行くわ。新しい魔法現象なら、研究のしがいがある」

ミーナも立ち上がる。

「拙者も騎士団を率いて同行します」

カールも決意を固める。

次々と、仲間たちが立ち上がる。一年前と同じように、皆が協力を申し出た。

翔太は感謝の気持ちを込めて、皆を見回す。

「ありがとう、みんな。でも、今日は結婚式だ。今夜はゆっくり休んで、明日から準備を始めよう」

「そうね。最後の夜くらい、楽しみましょう」

エリーゼの言葉に、皆が笑顔を取り戻す。

不安はある。でも、それ以上に、仲間と共にいる心強さがあった。



翌朝、王都の城門前。

出発の準備は整っていた。翔太は新しい冒険装備に身を包んでいる。もちろん、掃除道具一式も完備だ。

エリーゼも戦闘服に着替えている。王女のドレスから、冒険者の装いへ。でも、その凛々しさは変わらない。

「準備はいい?」

「ええ、完璧よ」

二人の周りには、選抜された仲間たちが集まっている。リク、ミーナ、カール、そして浄化士ギルドから選ばれた精鋭10名。

「では、出発しよう」

翔太が歩き始める。北へ向かう街道は、朝日に照らされて金色に輝いていた。第二の太陽も、彼らの行く道を照らしている。

「行ってらっしゃい、掃除士様!」

城門の周りに集まった市民たちが、声援を送る。

「頼んだぞ!」
「気をつけて!」
「必ず帰ってきてくださいね!」

翔太は振り返り、手を振る。

「行ってきます!必ず、世界を綺麗にして帰ってきます!」

そして、前を向いて歩き始める。エリーゼと手を繋いで。

「Phase 2の始まりね」

エリーゼがつぶやく。

「そうだね。でも、今度は一人じゃない」

翔太が彼女の手を優しく握る。

仲間たちの笑い声が響く中、一行は北へと向かう。地平線の彼方には、確かに不気味な黒い雲が見えていた。

でも、恐れはない。

一年前、最弱職と呼ばれた掃除士は、今や世界最強の浄化王となった。そして何より、信頼できる仲間と、愛する人がそばにいる。

「さあ——」

翔太が聖剣を掲げる。朝日が剣身に反射し、金色の光を放つ。

「新たな世界の掃除を始めよう」

いつもの決め台詞が、新しい意味を帯びて響いた。

新たな冒険の始まりだった。

━━━━━━━━━━━━━━━
【翔太】※結婚式終了時点
 職業:掃除士
 称号:真なる浄化王・愛の浄化王
 レベル:100
 HP:5,000 / 5,000
 MP:10,000 / 10,000
 
 配偶者:エリーゼ
 
 スキル:
 ・全浄化スキル Lv.MAX
 ・パートナースキル(NEW)
 ・愛の浄化(NEW)
━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━
【Phase 1 完結】
 
 これまでの冒険:
 ・瘴気の完全浄化
 ・初代勇者の魂の救済
 ・第二の太陽の創造
 
 次なる冒険:
 Phase 2「北の黒霧編」へ続く
━━━━━━━━━━━━━━━
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