最弱職【掃除士】が実は環境最強でした ~ダンジョンの浄化で世界を救う~

宵町あかり

文字の大きさ
32 / 60

第32話 北への旅立ち

しおりを挟む
朝の光が浄化士ギルドの石畳を照らし始めた頃、俺とエリーゼはギルド前の広場に立っていた。その前には、五十人を超える浄化士たちが整列している。

「みんな、集まってくれてありがとう」

俺の声に、全員が背筋を伸ばした。彼らの瞳には、覚悟と不安が入り混じっている。

昨日の報告会で北の脅威について説明したところ、想像以上に多くの者が同行を志願してきた。第二の太陽でも浄化できない『無』という存在に、誰もが危機感を抱いたのだろう。

「しかし、今回の任務は未知の脅威との戦いになる」

アルテミスが前に出た。銀色の髪が朝日に輝いている。

「正直に言おう。生きて帰れる保証はない。だからこそ、最精鋭のみを選ぶ」

ざわめきが起こった。皆、覚悟はしていたが、改めて言葉にされると重みが違う。

「選抜基準は三つだ」

アルテミスは指を立てた。

「第一に、レベルではなく精神力。『無』に呑まれない強い心を持つ者。第二に、協調性。今回は個人の力ではなく、チームワークが鍵となる。第三に——」

彼女は俺たちを見た。

「愛を信じる心だ」

意外な言葉に、広場が静まり返った。

「調和浄化が『無』に唯一効果を示した。翔太とエリーゼの愛の力が、希望の光となるかもしれない。その可能性を信じ、支えられる者を選ぶ」

選抜は一時間かけて行われた。アルテミスが一人ひとりと面談し、その目を見て判断していく。レベルが高くても選ばれない者もいれば、低くても選ばれる者もいた。

「ローラ、マルコ、ソフィア」

呼ばれた三人が前に出る。

「私の霊薬が必要になるはずです」

ローラが薬箱を掲げた。

「対『無』用の新薬も開発中です」

「装備の修理と強化は任せてくれ」

マルコが工具袋を叩いた。

「どんな状況でも対応してみせる」

「データ収集と分析なら私に」

ソフィアが手帳を広げた。

「『無』の性質を解明します」

そして、意外な名前が呼ばれた。

「レオ」

「は、はい!」

まだ十五歳の新人浄化士が、震えながら前に出た。小さな体が小刻みに震え、声もかすかに裏返っていた。レベルは15。正直、戦力としては心もとない。それでも彼の目には、恐怖を乗り越えようとする必死の意志が宿っていた。

「君を選んだのは、その純粋な心ゆえだ」

アルテミスが優しく言った。

「『無』に対抗するには、穢れを知らない清らかな心も必要かもしれない」

「が、頑張ります!翔太隊長の足を引っ張らないよう、精一杯やります!」

レオの目が輝いた。俺は微笑んで頷いた。

最終的に、十名が選ばれた。残りの五名も、それぞれ特技を持つ専門家たちだ。治療師、斥候、結界術師、記録係、そして補給係。

「選ばれなかった者たちも、重要な任務がある」

アルテミスが落選した者たちに向き直った。

「君たちは王都の守りを頼む。我々が不在の間、市民を守るのは君たちだ」

「はい!」

力強い返事が響いた。誰も腐ってはいない。それぞれが自分の役割を理解している。

「では、一時間後に出発する。準備を整えてくれ」

解散の合図と共に、皆が散っていく。俺とエリーゼは、しばらくその場に立っていた。

「大所帯になったわね」

エリーゼが微笑んだ。

「でも、心強いわ」

「ああ。みんなと一緒なら、きっと何とかなる」

手を繋いで、俺たちも準備に向かった。



一時間後、三台の馬車が王都の北門を出発した。

先頭の馬車には俺とエリーゼ、それにリク、ミーナ、カールが乗っている。二台目にはローラ、マルコ、ソフィア、レオと記録係。三台目には残りのメンバーと物資が積まれていた。

「それにしてもさぁ」

リクが苦笑いを浮かべた。拳を軽く握ったり開いたりしながら、からかうような目で俺たちを見る。

「お前ら、新婚旅行気分かよ?」

俺とエリーゼは、自然と寄り添って座っていた。手も繋いだままだ。

「だって、実際そうでしょう?」

エリーゼが明るく答えた。

「結婚して初めての遠出なんだから」

「危険な任務なのに呑気だぜ」

カールが呆れたように言ったが、その口元は緩んでいる。

「でも素敵ですよ」

ミーナが目を輝かせた。

「愛の力で世界を救うなんて、まるで物語みたい」

「現実はもっと厳しいぜ」

リクが窓の外を見た。剣の柄を無意識に叩きながら、表情を引き締める。

「ほら、もう景色が変わってきた」

確かに、王都を離れて数時間で、周囲の風景は徐々に変化していた。緑豊かな平原が、少しずつ色あせていく。草の背が低くなり、花の数も減っている。

「気温も下がってきましたね」

ソフィアが二台目の馬車から声をかけた。

「通常より五度は低いです。異常気象の可能性があります」

第二の太陽を見上げると、その光が心なしか弱く感じられた。まるで、何かに怯えているかのように、時折不安定に瞬いている。

「先輩方!」

レオが興奮した声を上げた。

「こんな遠出は初めてです!ずっと王都の周辺でしか任務をしたことがなくて……」

その純粋な喜びに、皆の表情が和らいだ。

「初めての大冒険か」

俺は微笑んだ。

「俺も一年前はそうだった」

「嘘でしょう!?翔太隊長がですか?」

「本当だよ。レベル1の掃除士として、右も左も分からなかった」

「でも今では真なる浄化王ですよね!すごいなあ……」

レオの瞳がキラキラと輝いていた。憧れと興奮で頬を上気させ、身を乗り出すようにして俺を見つめている。その純粋な眼差しがあまりにも眩しくて、俺は少し照れくさくなった。十五歳の少年が抱く英雄への憧憬——それは俺がかつて抱いていた、勇者への憧れと同じものだった。

「お前もきっと強くなれるぜ」

リクが肩を叩いた。拳をぐっと握りしめて、熱い眼差しでレオを見つめる。

「大切なのは、諦めない心だぜ!負けんなよ!」

「はい!頑張ります!」

馬車が揺れ、エリーゼが俺の肩にもたれかかった。

「眠い?」

「ううん、ただ……幸せだなって」

彼女の髪から、花の香りがした。結婚式の時と同じ香水だ。

「任務中にイチャイチャすんなよ」

リクが顔を赤くして言った。照れ隠しに剣の柄を叩く。

「あら、照れてる?」

ミーナがからかう。

「リクも恋人を作ればいいのに」

「う、うるせぇ!俺は剣の道一筋だぜ!恋愛なんて関係ねぇ!」

車内に笑い声が響いた。こんな穏やかな時間が、いつまでも続けばいいのに——

しかし、現実はそう甘くない。

「隊長!」

三台目の馬車から斥候が声を上げた。

「前方に何か……動く影があります!」

全員が身構えた。平和な時間は、もう終わりだ。



馬車を停めて、俺たちは街道に降り立った。

百メートルほど先に、黒い影がうごめいている。それは——

「狼?いや、違う……」

カールが剣を抜いた。

それは確かに狼の形をしていたが、明らかに異常だった。体長は通常の二倍はある。そして何より、全身から黒い霧を纏っている。

「レベル表示が……おかしい」

ミーナが困惑した声を上げた。

確かに変だ。狼の頭上に浮かぶレベル表示が、激しく点滅している。

【Lv.35?】
【Lv.??】
【Lv.4?】

数字が安定しない。まるで、システムそのものが混乱しているかのようだ。

「気をつけろ」

俺が前に出た。

「これが『無』の影響を受けた魔獣かもしれない」

狼がこちらに気づいた。その目は——虚ろだった。生気がない。ただ、破壊衝動だけに支配されているような。

「グルルル……」

低い唸り声と共に、狼が飛びかかってきた。

「はあっ!」

リクが剣で迎え撃つ。拳を握りしめ、全身に力を込めて剣を振り下ろす。しかし——

「なんだと!?」

剣が弾かれた。まるで、鋼鉄にぶつかったかのような手応え。

「魔法障壁か?いや、違う」

ミーナが炎の矢を放つが、それも黒い霧に吸い込まれて消えた。

「通常の攻撃が通じない!?」

カールの聖剣も、表面を滑るだけだ。

「下がって!」

俺は前に出て、聖浄化を発動した。

「聖浄化!」

金色の光が狼を包む。確かに効果はあった。黒い霧が少し薄くなる。しかし——

「完全には……浄化できない」

狼は苦しそうに身をよじったが、まだ黒い霧を纏っている。

「翔太、一緒に」

エリーゼが隣に立った。

「調和浄化を試してみましょう」

俺たちは手を繋いだ。心を一つにして、力を合わせる。

「調和浄化!」

温かい光が広がった。金色と銀色が混じり合い、虹色の輝きとなって狼を包み込む。

効果は明らかだった。黒い霧が急速に薄くなっていく。狼の目に、一瞬、理性の光が宿った。

「助け……て……」

確かに、そう聞こえた。人の声で。

しかし次の瞬間、狼は苦しみの咆哮を上げて、森の奥へと逃げ去った。黒い霧を引きずりながら。

「今、声が……」

エリーゼが震えていた。

「ああ、俺も聞こえた」

「まさか、あれは元々……人間?」

ソフィアが青ざめた。

「分からない。でも、『無』の影響は想像以上に深刻だ」

俺は厳しい表情で北を見据えた。

「調和浄化でも完全には浄化できないなんて」

ミーナが不安そうに呟いた。

「でも、効果はあった」

俺は皆を見回した。

「希望はある。きっと方法を見つけられる」

レオが震えながらも、真剣な顔で頷いた。

「隊長の言う通りです。諦めちゃダメです」

その純粋な言葉に、皆の表情が引き締まった。

街道を進むにつれ、異変は増していった。枯れた木々、黒く濁った小川、逃げ惑う動物たち。

そして——



日が傾き始めた頃、街道の先に人影が見えた。

よろめきながら、必死にこちらへ向かってくる。

「助けて……助けてくれ!」

中年の商人だった。服は破れ、顔は恐怖で青ざめている。荷車も商品も全て捨てて、命からがら逃げてきたようだ。

「大丈夫ですか!」

エリーゼが駆け寄り、倒れ込んだ商人を支えた。

「あ、あなたたちは……」

商人の目が俺たちの紋章を捉えた。

「浄化士様!ああ、女神よ感謝します!」

「落ち着いて。何があったんです?」

ローラが水筒を差し出した。商人は震える手でそれを受け取り、一気に飲み干した。

「北の……北の村が……」

息を整えてから、商人——グレンと名乗った——は語り始めた。

「三日前まで、いつも通り交易で北の村に向かっていたんです。でも、村に着いたら……」

彼の目に恐怖が蘇る。

「一夜で……村が消えていました」

「消えた?」

「黒い霧が、全てを飲み込んでいたんです。家も、畑も、人も……何もかも」

ソフィアが手帳にメモを取りながら尋ねた。

「生存者は?」

「分かりません。でも……」

グレンは何かを思い出すように目を閉じた。

「不思議なことが一つだけありました」

全員が耳を傾ける。

「霧の中で、一組の夫婦を見たんです。手を繋いで、必死に祈っていました」

俺とエリーゼは顔を見合わせた。

「すると、一瞬だけ……本当に一瞬だけ、霧が晴れたんです。二人の周りだけ、光が差し込んで」

「それで、その夫婦は?」

「分かりません。次の瞬間には、また霧に呑まれてしまって……でも」

グレンは俺たちを見た。

「あの光を見た時、『愛の力はまだ死んでいない』って、そう感じたんです」

沈黙が流れた。やはり、愛の力が鍵なのか。

「他に何か気づいたことは?」

ソフィアが聞いた。

「そうだ、もう一つ」

グレンが思い出した。

「村の中心に、巨大な黒い結晶があったような……でも、霧が濃すぎてはっきりとは」

「結晶……」

俺が考え込んだ。

「『無』の核心かもしれない」

エリーゼがグレンの傷の手当てをした。幸い、大きな怪我はないようだ。

「これを」

マルコが保存食と水を渡した。

「南へ向かって、王都で保護を受けてください」

「あ、ありがとうございます」

グレンは深々と頭を下げた。

「でも、浄化士様たちは北へ?」

「ええ」

俺は頷いた。

「その村を調査しに」

「正気ですか!?あんな恐ろしい場所に——」

「だからこそ、行かなければならないんです」

俺の言葉に、グレンは何かを感じ取ったようだった。

「そうですか……どうか、ご無事で」

彼は立ち上がり、南へと歩き始めた。数歩進んでから、振り返った。

「あ、そうだ。もし、あの夫婦が生きていたら……」

「はい?」

「『希望を捨てるな』と、伝えてください」

そう言い残して、グレンは去っていった。

陽が沈みかけている。今夜は野営することになるだろう。



街道から少し離れた丘の上に、野営地を設営した。

マルコが手際よく結界石を配置していく。青白い光のドームが、野営地を覆った。

「これで瘴気は防げるはずだ」

「念のため、これも」

ローラが小さな香炉を取り出した。浄化の香を焚くと、清らかな香りが広がる。

「見張りは二人一組で交代にしよう」

カールが提案した。

「俺とリクが最初の組だ」

「次は私とソフィアね」

ミーナが頷いた。

「じゃあ、僕とマルコさんが三番目で」

レオが手を挙げた。

夕食の準備が始まった。レオが張り切って料理当番を買って出た。

「料理なら得意なんです!貧しい家で育ったから、少ない材料でも美味しく作れます」

「あら、私も手伝うわ」

エリーゼが微笑んだ。

「最近、料理の腕を上げたのよ」

「本当ですか!王女様に教えていただけるなんて!」

「もう王女じゃないわ。エリーゼでいいのよ」

二人が楽しそうに料理を始めた。野菜を切る音、鍋が煮える音。日常的な音が、緊張を和らげる。

「こういうのも、新婚旅行の一部かな」

俺が呟くと、リクが肩をすくめた。

「お前は本当に呑気だぜ」

でも、その顔は笑っている。

空を見上げると、第二の太陽が不安定に瞬いていた。まるで、苦しんでいるかのように。痛みを訴えているかのように。

夕食は、思いのほか美味しかった。レオとエリーゼの息の合った料理は、皆の心を温めた。

「美味しい!」

ミーナが感嘆の声を上げた。

「こんな状況なのに、幸せを感じちゃう」

「食事は大切だ」

俺も頷いた。

「心と体の両方を支える」

食後、焚き火を囲んで作戦会議が始まった。

「今日の魔獣との遭遇で分かったことがある」

ミーナが口を開いた。

「『無』は物理法則すら無視する。でも、愛の力には反応する」

「なぜ愛の力なんだろう」

カールが首を傾げた。

「他の感情じゃダメなのか」

「愛は創造の力だからかもしれません」

ソフィアが仮説を述べた。

「『無』が破壊と虚無の力なら、その対極にあるのが愛——創造と充実の力」

「なるほど」

俺は頷いた。

「だから調和浄化が効いたのか」

「でも、完全じゃなかった」

リクが指摘した。

「もっと強い力が必要だ」

「三つのチームに分かれて行動するのはどうだろう」

カールが提案した。

「偵察、戦闘、支援。役割を分担すれば、効率的に動ける」

「いい案だ」

俺が同意した。

「明日から、その編成で動こう」

その時、ソフィアが古い本を取り出した。

「実は、王都の図書館で気になる記述を見つけたんです」

皆が注目する中、彼女はページをめくった。

「千年前にも、同じような現象があったらしいんです。『虚無の災厄』と呼ばれた出来事が」

「千年前?」

俺は驚いた。

「初代勇者の時代じゃないか」

「そうです。でも、詳しい記録は残っていません。ただ……」

ソフィアは一文を指差した。

「『愛する者たちの絆が、世界を虚無から救った』と」

沈黙が流れた。歴史は繰り返すのか。

「俺たちが、その役目を担うのかよ」

リクが呟いた。拳を握りしめ、緊張した面持ちで炎を見つめる。

「僕、怖いですけど...」

レオの声が微かに震えていた。小さな手が膝の上でぎゅっと握られ、その拳が小刻みに震えている。それでも彼は顔を上げ、精一杯の笑顔を作ろうとしていた。

「でも、翔太隊長たちと一緒なら、きっと大丈夫です!」

その言葉を口にする時、レオの震えが少しだけ止まった。仲間への信頼が、恐怖に打ち勝つ勇気を与えているかのようだった。

その純粋な信頼に、皆が微笑んだ。

「ありがとう、レオ」

俺は彼の肩を叩いた。

「俺たちも、君を信じてる」

作戦会議が終わり、皆それぞれの寝床についた。俺とエリーゼは、少し離れた場所で、寄り添って座っていた。

「怖い?」

「少し」

エリーゼは正直に答えた。

「でも、あなたと一緒だから大丈夫」

手を繋ぐ。温かさが伝わってくる。

「明日は、もっと北へ進む」

「ええ。きっと、もっと大変になる」

「でも——」

「でも、進まなきゃ」

二人で同時に言って、笑い合った。



深夜。見張りをしていたカールが、異変に気づいた。

「おい、見ろ」

リクを小声で呼ぶ。北の空を指差した。

一瞬、空が真っ黒になった。星も月も、第二の太陽の光も、全てが消えた。まるで、空に巨大な穴が開いたかのように。

「なんだ、あれは……」

次の瞬間、空は元に戻った。しかし、二人は確かに見た。あの漆黒の虚無を。

そして——

遠くから、不気味な音が聞こえてきた。

泣き声のような、笑い声のような。人のものとも、獣のものともつかない。ただ、聞いているだけで心が冷えていく。

「起こすか?」

リクが聞いた。

「いや、朝まで待とう」

カールは首を振った。

「皆、休息が必要だ」

しかし、テントの中で、翔太とエリーゼは起きていた。二人も、あの音を聞いていた。

手を繋いだまま、互いの温もりを確かめ合う。

「大丈夫」

翔太が囁いた。

「一緒だから」

「うん」

エリーゼも小声で答えた。

「一緒なら、大丈夫」

聖剣エクスカリバーが、鞘の中で激しく震えていた。警告なのか、それとも共鳴なのか。

北の空を、黒い雲が覆い始めていた。

明日は、さらに深い闇へと進むことになる。でも、十五人の仲間と共になら、きっと——

希望の光は、まだ消えていない。

「明日も、頑張ろうね」

「うん。みんなで、世界を守ろう」

二人の囁き声が、静かな夜に溶けていった。

朝は、もうすぐそこまで来ている。

新たな試練と共に。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました

たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。 「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」 どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。 彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。 幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。 記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。 新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。 この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。 主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。 ※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

四つの前世を持つ青年、冒険者養成学校にて「元」子爵令嬢の夢に付き合う 〜護国の武士が無双の騎士へと至るまで〜

最上 虎々
ファンタジー
ソドムの少年から平安武士、さらに日本兵から二十一世紀の男子高校生へ。 一つ一つの人生は短かった。 しかし幸か不幸か、今まで自分がどんな人生を歩んできたのかは覚えている。 だからこそ今度こそは長生きして、生きている実感と、生きる希望を持ちたい。 そんな想いを胸に、青年は五度目の命にして今までの四回とは別の世界に転生した。 早死にの男が、今まで死んできた世界とは違う場所で、今度こそ生き方を見つける物語。 本作は、「小説家になろう」、「カクヨム」、にも投稿しております。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

処理中です...