15 / 110
第15話 視察団の到来
しおりを挟む
扉が勢いよく開かれた。
現れたのは、宮廷警備隊の隊長だった。彼の後ろには、見慣れない制服を着た騎士たちが控えている。
「殿下、失礼いたします」
隊長は深く頭を下げた。
「東方連合とカドリア王国の合同視察団が、明後日の正午に到着するとのことです」
レオンは目を丸くした。
「明後日? 親書には二週間後って書いてあったのに」
隊長の表情が険しくなった。
「詳細は不明ですが、日程を大幅に前倒ししたようです。おそらく、我々の準備が整う前に、ありのままの研究現場を見たいのでしょう」
リヴィエルが小さく息を呑んだ。これは明らかに、帝国への牽制だった。
---
三十分後、特別委員会は緊急招集された。
会議室には緊張感が漂っている。マルクスが口火を切った。
「予想より早い到着です。何を見せて、何を見せないか、早急に決めなければなりません」
「全部見せればいいじゃないですか」
レオンの言葉に、また会議室が静まり返った。
軍部代表が頭を抱えた。
「殿下、それは……」
「だって、隠すものなんてないでしょう?」
レオンは本当に分からないという顔をした。
「研究室も、実験記録も、フィルミナも。全部ありのままに見てもらえば、誤解は解けるはずです」
エリーゼが興味深そうに微笑んだ。昨日の会議から参加している商人ギルドの代表である。
「殿下の透明性への姿勢、実に興味深いですね」
彼女の瞳には、何か計算めいた光が宿っていた。
「では、具体的に何を実演なさるおつもりですか?」
---
「フィルミナの日常を見せようと思います」
レオンの答えに、マルクスが眉をひそめた。
「日常、ですか?」
「はい。彼女がどんな風に本を読んで、どんな風に考えて、どんな風に笑うか。それを見れば、きっと理解してもらえます」
シグレが優しく微笑んだ。
「良いアイデアだと思います。ただ、フィルミナ嬢にとっては大きな負担になるかもしれません」
レオンは振り返った。フィルミナが不安そうな表情を浮かべている。
「大丈夫? 無理はしなくていいよ」
「いえ、私……やります」
フィルミナは小さく、しかし確かに頷いた。
「レオン様の研究が正しいことを、証明したいです」
リヴィエルの胸が、複雑な感情でいっぱいになった。フィルミナを守りたい気持ちと、彼女への嫉妬。そして、レオン様を支えたいという思い。全てが混ざり合って、言葉にできない。
---
会議が終わると、レオンは研究室に戻った。フィルミナとリヴィエルも一緒だ。
「さて、準備を始めよう」
レオンは明るく言った。
「フィルミナ、まず挨拶の練習から始めようか」
「挨拶……ですか?」
フィルミナが首をかしげた。
「うん。『はじめまして、フィルミナです』って」
レオンが手本を見せる。フィルミナは真似をした。
「はじめまして、フィルミナです」
その様子を見ていた警備兵の一人が、同僚に囁いた。
「あれは……外交訓練か?」
「きっとそうだ。人工生命体に外交プロトコルを教え込んでいるんだ」
誤解は、こうして静かに広がっていく。
---
レオンは次に、スライムの観察記録を整理し始めた。
「視察団の人たちにも分かりやすいように、図表を作り直そう」
彼は熱心にペンを走らせる。成長曲線、行動パターン、知能発達の段階。全てが詳細に記録されている。
それを遠くから見ていた外務省の職員が、顔を青ざめた。
「あれは……軍事機密レベルの詳細データじゃないか」
「殿下は本当に全部公開するつもりなのか」
彼らには、純粋な研究記録が、危険な軍事情報に見えていた。
---
夕方、リヴィエルは一人で街に出た。
表向きは視察団のための買い出しだが、本当の目的は別にあった。情報屋のネットワークを使って、視察団の詳細を調べるためだ。
(レオン様を守らなければ)
彼女の決意は固かった。たとえフィルミナがレオン様の「パートナー」だとしても、自分にできることはある。
路地裏で、顔なじみの情報屋と会った。
「東方連合の視察団について、何か知ってる?」
「ああ、面白い話がある」
情報屋はニヤリと笑った。
「どうやら、視察団の中に、予定外の人物が紛れ込んでいるらしい」
リヴィエルの表情が引き締まった。
---
その頃、研究室では、レオンがフィルミナに簡単な実験を教えていた。
「この試薬を一滴垂らすと、スライムの粘液が固まるんだ。防御反応の一種だね」
フィルミナは興味深そうに見つめた。
「私にもできますか?」
「もちろん。君の体の一部も、同じ性質を持っているはずだから」
フィルミナが指先に意識を集中すると、薄い膜のようなものが形成された。
「すごい! できました!」
彼女の無邪気な笑顔を見て、レオンも微笑んだ。
しかし、窓の外から様子を伺っていた者には、それが「防御システムの起動訓練」に見えていた。
---
夜、レオンは自室で考え込んでいた。
(視察団の人たちに、どうやったらフィルミナの素晴らしさを伝えられるだろう)
彼にとって、フィルミナは研究対象である以上に、大切な友人だった。その存在を否定されることは、耐えられない。
ふと、前世の記憶が蘇る。
あの時も、誰も理解してくれなかった。単細胞生物の可能性を信じていたのは、自分だけだった。でも今は違う。シグレがいる。リヴィエルがいる。そして、フィルミナがいる。
「今度こそ、証明してみせる」
レオンは静かに呟いた。
---
翌日、視察団到着の前日。
研究室は慌ただしく動いていた。実験器具の配置、資料の整理、そしてフィルミナの最終準備。
「緊張する?」
レオンが優しく尋ねた。
「少し……でも、大丈夫です」
フィルミナは微笑んだ。しかし、その笑顔には不安の色が滲んでいた。
「レオン様、もし私が失敗したら……」
「失敗なんてないよ」
レオンは断言した。
「君はありのままでいい。それが一番素晴らしいんだから」
その言葉に、フィルミナの瞳が潤んだ。
---
午後、シグレが研究室を訪れた。
「準備は順調かね?」
「はい、ほぼ完了です」
レオンが答えた。シグレは資料に目を通す。
「ふむ、実に詳細だ。しかし……」
彼は少し心配そうな表情を浮かべた。
「これを全て公開するのは、少々危険かもしれない」
「でも、隠し事があると思われる方が問題じゃないですか?」
レオンの純粋な問いに、シグレは苦笑した。
(この純粋さが、最大の武器でもあり、最大の弱点でもある)
---
夕方、リヴィエルが青い顔で戻ってきた。
「レオン様、大変です」
彼女は息を切らしていた。
「視察団の中に、東方連合の諜報部の人間が紛れているという噂があります」
レオンは首をかしげた。
「諜報部? でも、公式の視察団でしょう?」
「表向きはそうですが……」
リヴィエルは言葉を選んだ。
「おそらく、フィルミナの秘密を探りに来るのだと思います」
「秘密なんてないよ」
レオンはあっさりと答えた。
「全部オープンにするんだから、探るものもないでしょう」
リヴィエルは、レオン様の無防備さに、愛おしさと不安を同時に感じた。
---
その夜、フィルミナは一人で月を見上げていた。
明日、自分は多くの人の前に立つ。人工的に作られた存在として、好奇の目に晒される。
(怖い)
正直な気持ちだった。でも、それ以上に。
(レオン様のために、頑張りたい)
彼女の決意は固かった。
ふと、体の奥で何かが疼いた。まるで、何かが目覚めようとしているような感覚。しかし、それは一瞬で消えた。
---
深夜、レオンはまだ起きていた。
最後の準備として、明日の実演内容をもう一度確認している。
「スライムの知能テスト、再生能力の実演、そしてフィルミナとの会話……」
全てが完璧に準備されている。少なくとも、レオンはそう信じていた。
窓の外を見ると、星が輝いていた。前世では、こんな風に星を見上げる余裕もなかった。いつも顕微鏡ばかり覗いていて。
「今度は違う」
レオンは呟いた。
「今度は、みんなと一緒に証明できる」
---
朝が来た。
視察団到着の日である。
レオンは早朝から研究室で最終確認をしていた。フィルミナも緊張した面持ちで準備を整えている。
「大丈夫、きっとうまくいくよ」
レオンが励ました時、外から馬車の音が聞こえてきた。
予定より三時間も早い。
「もう到着したのか」
マルクスが慌てて駆け込んできた。
「殿下、視察団が到着しました」
レオンは深呼吸をした。
「よし、迎えに行こう」
彼らが正門に向かうと、豪華な馬車が止まっていた。
扉が開き、東方連合とカドリア王国の使節団が姿を現した。その中に、一人だけ異質な雰囲気を放つ人物がいた。
黒いローブに身を包み、顔の半分を覆う仮面を付けている。
その人物がフィルミナを見た瞬間、彼女の体に異変が——
現れたのは、宮廷警備隊の隊長だった。彼の後ろには、見慣れない制服を着た騎士たちが控えている。
「殿下、失礼いたします」
隊長は深く頭を下げた。
「東方連合とカドリア王国の合同視察団が、明後日の正午に到着するとのことです」
レオンは目を丸くした。
「明後日? 親書には二週間後って書いてあったのに」
隊長の表情が険しくなった。
「詳細は不明ですが、日程を大幅に前倒ししたようです。おそらく、我々の準備が整う前に、ありのままの研究現場を見たいのでしょう」
リヴィエルが小さく息を呑んだ。これは明らかに、帝国への牽制だった。
---
三十分後、特別委員会は緊急招集された。
会議室には緊張感が漂っている。マルクスが口火を切った。
「予想より早い到着です。何を見せて、何を見せないか、早急に決めなければなりません」
「全部見せればいいじゃないですか」
レオンの言葉に、また会議室が静まり返った。
軍部代表が頭を抱えた。
「殿下、それは……」
「だって、隠すものなんてないでしょう?」
レオンは本当に分からないという顔をした。
「研究室も、実験記録も、フィルミナも。全部ありのままに見てもらえば、誤解は解けるはずです」
エリーゼが興味深そうに微笑んだ。昨日の会議から参加している商人ギルドの代表である。
「殿下の透明性への姿勢、実に興味深いですね」
彼女の瞳には、何か計算めいた光が宿っていた。
「では、具体的に何を実演なさるおつもりですか?」
---
「フィルミナの日常を見せようと思います」
レオンの答えに、マルクスが眉をひそめた。
「日常、ですか?」
「はい。彼女がどんな風に本を読んで、どんな風に考えて、どんな風に笑うか。それを見れば、きっと理解してもらえます」
シグレが優しく微笑んだ。
「良いアイデアだと思います。ただ、フィルミナ嬢にとっては大きな負担になるかもしれません」
レオンは振り返った。フィルミナが不安そうな表情を浮かべている。
「大丈夫? 無理はしなくていいよ」
「いえ、私……やります」
フィルミナは小さく、しかし確かに頷いた。
「レオン様の研究が正しいことを、証明したいです」
リヴィエルの胸が、複雑な感情でいっぱいになった。フィルミナを守りたい気持ちと、彼女への嫉妬。そして、レオン様を支えたいという思い。全てが混ざり合って、言葉にできない。
---
会議が終わると、レオンは研究室に戻った。フィルミナとリヴィエルも一緒だ。
「さて、準備を始めよう」
レオンは明るく言った。
「フィルミナ、まず挨拶の練習から始めようか」
「挨拶……ですか?」
フィルミナが首をかしげた。
「うん。『はじめまして、フィルミナです』って」
レオンが手本を見せる。フィルミナは真似をした。
「はじめまして、フィルミナです」
その様子を見ていた警備兵の一人が、同僚に囁いた。
「あれは……外交訓練か?」
「きっとそうだ。人工生命体に外交プロトコルを教え込んでいるんだ」
誤解は、こうして静かに広がっていく。
---
レオンは次に、スライムの観察記録を整理し始めた。
「視察団の人たちにも分かりやすいように、図表を作り直そう」
彼は熱心にペンを走らせる。成長曲線、行動パターン、知能発達の段階。全てが詳細に記録されている。
それを遠くから見ていた外務省の職員が、顔を青ざめた。
「あれは……軍事機密レベルの詳細データじゃないか」
「殿下は本当に全部公開するつもりなのか」
彼らには、純粋な研究記録が、危険な軍事情報に見えていた。
---
夕方、リヴィエルは一人で街に出た。
表向きは視察団のための買い出しだが、本当の目的は別にあった。情報屋のネットワークを使って、視察団の詳細を調べるためだ。
(レオン様を守らなければ)
彼女の決意は固かった。たとえフィルミナがレオン様の「パートナー」だとしても、自分にできることはある。
路地裏で、顔なじみの情報屋と会った。
「東方連合の視察団について、何か知ってる?」
「ああ、面白い話がある」
情報屋はニヤリと笑った。
「どうやら、視察団の中に、予定外の人物が紛れ込んでいるらしい」
リヴィエルの表情が引き締まった。
---
その頃、研究室では、レオンがフィルミナに簡単な実験を教えていた。
「この試薬を一滴垂らすと、スライムの粘液が固まるんだ。防御反応の一種だね」
フィルミナは興味深そうに見つめた。
「私にもできますか?」
「もちろん。君の体の一部も、同じ性質を持っているはずだから」
フィルミナが指先に意識を集中すると、薄い膜のようなものが形成された。
「すごい! できました!」
彼女の無邪気な笑顔を見て、レオンも微笑んだ。
しかし、窓の外から様子を伺っていた者には、それが「防御システムの起動訓練」に見えていた。
---
夜、レオンは自室で考え込んでいた。
(視察団の人たちに、どうやったらフィルミナの素晴らしさを伝えられるだろう)
彼にとって、フィルミナは研究対象である以上に、大切な友人だった。その存在を否定されることは、耐えられない。
ふと、前世の記憶が蘇る。
あの時も、誰も理解してくれなかった。単細胞生物の可能性を信じていたのは、自分だけだった。でも今は違う。シグレがいる。リヴィエルがいる。そして、フィルミナがいる。
「今度こそ、証明してみせる」
レオンは静かに呟いた。
---
翌日、視察団到着の前日。
研究室は慌ただしく動いていた。実験器具の配置、資料の整理、そしてフィルミナの最終準備。
「緊張する?」
レオンが優しく尋ねた。
「少し……でも、大丈夫です」
フィルミナは微笑んだ。しかし、その笑顔には不安の色が滲んでいた。
「レオン様、もし私が失敗したら……」
「失敗なんてないよ」
レオンは断言した。
「君はありのままでいい。それが一番素晴らしいんだから」
その言葉に、フィルミナの瞳が潤んだ。
---
午後、シグレが研究室を訪れた。
「準備は順調かね?」
「はい、ほぼ完了です」
レオンが答えた。シグレは資料に目を通す。
「ふむ、実に詳細だ。しかし……」
彼は少し心配そうな表情を浮かべた。
「これを全て公開するのは、少々危険かもしれない」
「でも、隠し事があると思われる方が問題じゃないですか?」
レオンの純粋な問いに、シグレは苦笑した。
(この純粋さが、最大の武器でもあり、最大の弱点でもある)
---
夕方、リヴィエルが青い顔で戻ってきた。
「レオン様、大変です」
彼女は息を切らしていた。
「視察団の中に、東方連合の諜報部の人間が紛れているという噂があります」
レオンは首をかしげた。
「諜報部? でも、公式の視察団でしょう?」
「表向きはそうですが……」
リヴィエルは言葉を選んだ。
「おそらく、フィルミナの秘密を探りに来るのだと思います」
「秘密なんてないよ」
レオンはあっさりと答えた。
「全部オープンにするんだから、探るものもないでしょう」
リヴィエルは、レオン様の無防備さに、愛おしさと不安を同時に感じた。
---
その夜、フィルミナは一人で月を見上げていた。
明日、自分は多くの人の前に立つ。人工的に作られた存在として、好奇の目に晒される。
(怖い)
正直な気持ちだった。でも、それ以上に。
(レオン様のために、頑張りたい)
彼女の決意は固かった。
ふと、体の奥で何かが疼いた。まるで、何かが目覚めようとしているような感覚。しかし、それは一瞬で消えた。
---
深夜、レオンはまだ起きていた。
最後の準備として、明日の実演内容をもう一度確認している。
「スライムの知能テスト、再生能力の実演、そしてフィルミナとの会話……」
全てが完璧に準備されている。少なくとも、レオンはそう信じていた。
窓の外を見ると、星が輝いていた。前世では、こんな風に星を見上げる余裕もなかった。いつも顕微鏡ばかり覗いていて。
「今度は違う」
レオンは呟いた。
「今度は、みんなと一緒に証明できる」
---
朝が来た。
視察団到着の日である。
レオンは早朝から研究室で最終確認をしていた。フィルミナも緊張した面持ちで準備を整えている。
「大丈夫、きっとうまくいくよ」
レオンが励ました時、外から馬車の音が聞こえてきた。
予定より三時間も早い。
「もう到着したのか」
マルクスが慌てて駆け込んできた。
「殿下、視察団が到着しました」
レオンは深呼吸をした。
「よし、迎えに行こう」
彼らが正門に向かうと、豪華な馬車が止まっていた。
扉が開き、東方連合とカドリア王国の使節団が姿を現した。その中に、一人だけ異質な雰囲気を放つ人物がいた。
黒いローブに身を包み、顔の半分を覆う仮面を付けている。
その人物がフィルミナを見た瞬間、彼女の体に異変が——
0
あなたにおすすめの小説
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる