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第七話「遊郭」
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『吉原』男の憧れの場所「遊郭」だ。
しかし女性の権利問題、もちろん売春問題「料亭で出会った男女の自由恋愛」という建前は通用しない時代になった。
「遊郭」は消滅したかのように見えたが、吉原は名前と姿を変えて復活した。
『ネオ吉原』
遊廓ではなく、高級ラブドール、セクサロイドの展示ショールームとして生まれ変わった。
ラブドールは急激に進化してセクサロイドと呼ばれるようになったのは、AIを搭載したアンドロイドになったからだった。
見た目はもちろん、会話を交わすこともできる、肌の質感なども人工物は思えないほどなめらかな物になっていた。
セクサロイドは、大手アンドロイドメーカー数社が製造していたが、別ブランドとして販売してる企業が多かった。理由は詳しくは書かなくてもわかるだろうが、フェミニストの抗議などを本社に向かわせない為だ。
セクサロイドは基本オーダーメイドだった。
値段はピンキリだったが、ピンでも1000万位、キリは高い物だと億・・・・
大富豪たちはステイタスの一部としてスーパーカーと美女のセクサロイドが並んでいる写真をSNSにアップするのが流行した。
つまり一般庶民には高嶺の花、手に届かない物なのだが
各社のセクサロイドを展示するショールームができた。
完全予約制、気になっているタイプのセクサロイドと見ることができる。
もちろんアンドロイドなので、会話などしてその性能を確認することができた。
安い商品ではないのでしっかりと性能を試せるようにと、予約時間は2時間からと長めの設定になっていた。
もちろん建前だ。
セクサロイドを買えない人間たちがセクサロイドとの性交渉を楽しむ場所だった。
それが『ネオ吉原』だ。
セクサロイドはたくさんの種類があった「性の多様性」を名目に、本当にいろんなタイプが存在した、男性型、女性型、ふたなり・・・肌の色も様々だった、異色系と呼ばれる、青や緑、ピンクのタイプなどもあった。人間を再現したタイプだけではなく、アニメキャラのようなルックスのタイプ、ファンタジーの世界に出てくる、エルフ、ホビット、オーク・・・・、猫の尻尾や耳が生えているタイプ・・・本当に様々なタイプの『ショールーム』があった。
男性型が存在することでわかると思うが『ネオ吉原』は女性の利用者も多かった。
オークに捕まった女騎士・・・みたいなものも人気があるらしい。
俺は数ヶ月貯金をしてついに『ネオ吉原』に行くことにした。
俺が選んだのは、日本の最大メーカー、その繊細なディティールで世界中でも人気のあるメーカーの『ショールーム』
ショールームの名前は『人形使い』ネオ吉原で人気No.1の店だ。
遊廓をイメージした外観と内装、セクサロイドも花魁風の衣装を着ていて、外国人にも大人気だった。
俺が予約したのは「沙姫」タイプ。
2ヶ月待ち、料金は2時間で20万円。
アイドル系のルックス、黒髪ボブ、小柄でスレンダーの色白、胸は程よい大きさ。
何十体もチェックして俺の好みに一番近い子を選んだ。
いよいよショールームに向かう日がやってきた。
相手がいくらアンドロイドだとはいえ、出かける前に風呂に入り、服装も綺麗目な物を選んだ。
最寄り駅に着くとタクシーに乗った。
ネオ吉原は青少年の教育上の問題が何やらで駅から車で15分ほどの場所にあった。
運転手に行き先を伝えると
「お兄さん『ネオ吉原』かい・・いいねぇ・・俺も行ってみたけど俺の安月給じゃなぁ~、羨ましいよ、しっかり楽しんできなよ」
ネオ吉原は外から見えないように高い壁に囲まれていた。
入口専用の門をくぐると、そこはまるで千葉の夢の国か、大阪の楽園か?
煌めくネオンや、照明、まさしく大人のための遊園地。
立ち並ぶ煌びやかなショールームの一番奥にその中でも一段と煌びやかなに艶やかに輝く和風の建物「人形使い」に俺はゆっくり向かっていた。
ネオ吉原は完全な予約制なので、予約をしていない人間は入れないのだが、それなりに人で賑わっていた、カップルで来ている人もいた。
「人形使い」に入ると、中年の紳士が出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ、笹岡様、お待ちしておりました」
紳士の胸には名札がついていた『執事型アンドロイドNPS9Y13M』
さすが・・大手アンドロイドメーカ・・・今対面していてもアンドロイドだとは気づかなかかった、女の子も・・・俺の期待は膨らんでいった。
「沙姫さんですよね、今お呼びいたしますのでそちらにお掛けになって少しお待ちください」
俺はソファーに座り、出された飲み物を飲みながら待つことにした。
わずかな時間だったが、ものすごく長く感じていた。
まるで、出来の悪いゲームのローディング画面、ひたすら画面の真ん中に「now loading…」と表示されて一向にゲームが始まらない時のような気分。
少しして執事アンドロイドと一緒に「沙姫」さんがやってきた。
花魁風の衣装をまとい、しゃなりしゃなりとゆっくりとこちらに向かってきた。
その風景は、まるで8K120fpsでぬるぬる動くオンランゲームのようだった・・・
「沙姫です、はじめまして、本日はご指名ありがとうございます」
「いかがでしょうか?本日なら・・・数タイプ予約の空きがありますが・・・」
「いえ、沙姫さんでお願いします」
「ありがとうございます」
沙姫さんはそう言って微笑んだ。
俺は何をみているんだろうか?
目の前にいる女性は発売日を待ち望んでいたゲーム、早くプレイをしたいのに、理想のキャラを作りたく半日くらいひたすらキャラメイクをしてやっとできたキャラ・・・いやMODを使って完璧に自分好みに作りあげたキャラのような女性。
つまり、完璧に理想の女性だった。
「お部屋にご案内しますね」
俺は沙姫に案内をされて別室に向かっていた。
隣を歩く沙姫さんの髪の毛は完璧に研磨されたブラックチタンのように輝き、少しハダけている着物の隙間から見える肌は、ガラスコーティングをしたホワイトパールカラーの車のように白く輝いて見えた。
「こちらです、どうぞ」
案内された部屋は和風ファンタジーゲームの宿屋のような和洋折衷の部屋だった。
「どうします?何かお飲みになりますか?」
「あ・・いえ・・大丈夫です」
「じゃあ・・・」
沙姫さんは座っていた俺の前に立ち、優しく手をとり俺を立たせると、優しく唇にキスをしてくれた、その感触は・・最新のナノシリコンラバーなのだろうか、なめらかで柔らかくてそして、ほんのり暖かく、俺はオンラインゲーム中に寝落ちしてしまい、フィールドで立ち竦んでいるプレイヤーのようになっていた。
沙姫さんはキスをしながら、少しはだけた花魁の衣装を脱いでいった。
スルスルと衣装がハダけ落ちていった、真っ赤な下着とお揃いのガータベルトに赤い網タイツのニーハイストッキング。
真っ白な肌に赤い下着が映えていた、まるで照明を落とした部屋で光るゲーミングPCのように眩しく見えた。
「お風呂に行きましょうか」
沙姫さんはそう言って、ゆっくり俺の服を脱がしていった、カバンの中に入れていたらコードが絡まってしまったイヤフォンのコードを優しく解くように、スルスルと脱がしていった。
無課金ユーザーのデフォルト装備のような下着一枚にされてしまい、最後にその下着を降ろされると、俺のジョイスティックが丸出しになった。
キスをされただけで、俺のジョイスティックはすでにタングステンのように固くなっていた。
「あら・・・もうこんなになっちゃった?」
そう言って沙姫さんは微笑みながら、身に纏っていた下着を色っぽく艶っぽく外していった。
俺のタングステンは、炭素に反応して炭化タングステンのように硬度を高めていった。
沙姫さんに案内され、プレイヤーを迷わせる鏡の迷宮のような全面鏡ばりのシャワールームに入ると沙姫さんは俺の体を優しく洗ってくれた。
石鹸を泡立て、優しくなめらかに丁寧に手で体を洗ってくれていた、優秀なプログラマーが手慣れた手つきでショートカットキーを駆使するように、時々俺の性感帯を触ってくる、乳首やタングステンのようになったジョイスティックを・・・
ショートカットキーを押されるたびに、俺は『はぅぅ・・』と情けない声を発してしまっていた。
俺のHDの容量はすでにいっぱいになりそうだった
この日を楽しみにしていたのでソロプレイは控えていたが、少しデータをゴミ箱に捨ててHDの容量を空けておくべきだった。
そして泡にまみれたジョイスティックを優して洗われていると、ジョイスティックはビームサーベルのように熱をおび、ほとばしりはじめ、オーバーヒートをした。
俺は1乙してしまった・・・・
「あれ・・・もういっちゃったの・・・」
そう言いながら沙姫さんは優しくジョイスティックを洗ってくれた。
シャワーで泡を流してもらい、俺はやっと沙姫さんとのプレイが始まった。
マットを敷かれ、俺はダンジョンで朽ち果てた動かない屍のように仰向けで寝そべった。
沙姫さんは人肌に温まっているローションを塗っていった。
HPがまだ半分しか減っていないのにエリクサーを使うくらい贅沢に大量のローションを塗られると、沙姫さんは俺と体をすり合わせ動かしてきた。
俺のタングステン製のジョイスティックは再び炭素に反応し炭化タングステンになっていった。
そして沙姫さんは、再び俺のショートカットキーをさりげなく押してくる。
「はぅぅぅぅ」
俺は一段と情けない吐息を漏らしてしまった。
沙姫さんは下半身のUSBポートを俺のジョイスティックに擦り付けてくれた、しかし俺のジョイスティックのUSB2.0は上下が間違っているのか、なかなかポートに入ってくれない、沙姫さんはジョイスティックをプロゲーマーにようにあつかっていた。
沙姫さんのUSBポートに擦り付けられると、俺のジョイスティックは再びビームサーベルのように熱を帯おび出した。
「はぅぅぅぅ・・・・」
俺は再び情けない声を出してしまった、沙姫さんはその声を遮るように俺にキスをして、俺の口の中に下を入れてきた、今度はUSBtypeCだったんだろうか?すんなり俺の口の端子に沙姫さんは舌が入ってきた。
俺はモンスターの麻痺攻撃を受けたように、体をピクピクしながら身動きが取れなくなっていた。
ローションでぬるぬるになった沙姫さんのUSBポートとゲーマーのような手つきのジョイスティック捌きで、俺のビームサーベルは再びオーバーヒートした。
俺は2乙してしまった。
「またいっちゃったね」
沙姫さんは再び石鹸で俺の体のローション優しく洗い流してくれた。
しかもまた、俺のショートカットキーを微妙なタイミングで押してくる・・・・
「はぅ・・・」
「うふ・・かわいい」
そう言って俺の体を洗いながら、俺の口のUSBtype-Cに舌を差し込んでくれた。
部屋に戻りベッドに向かった。
ベッドの上で抱き合い、キスをした。
ローションがなくても沙姫さんの体はなめらかで、柔らかくて気持ちよかった。
あえて例えるなら・・・二世代前のスマホを最新型に買い替えて、ヌルヌル動くことに驚くような感動だった。
俺がうつ伏せになり沙姫さんが上で俺のショートカットキーを押されていると、俺は何もできずに3乙してしまいそうだった・・・
いや、このままじゃいけない、せめて一矢報いたい・・・
「俺が上になっていいですか?」
「うん、いいよ」
俺はキスをしながら、ちょうどいい大きさの沙姫さんの胸を優しく触った。
「・・あ・ん・・・」
初めて沙姫さんの可愛い喘ぎ声を聞いた。
初見で全く属性が合わずに攻撃が通らなかった相手に、やっと攻撃が通った時のような喜びを感じた。
俺のジョイスティックが再びタングステンの硬度を取り戻してきた。
俺は、沙姫さんを愛撫しまくった。
やっと攻略法を見つけたモンスターを攻撃するかのように、俺は攻め続けた。
「あ・・ぁ・・気持ちぃ・・・」
可愛い・・・
俺は沙姫さんのUSBポートの近くにあるトラックポインターを中指で優しく触った。
「ああ・・・だめ・・・」
完璧に弱点を見つけた。
俺はトラックポインターを優しく触り続けた。
沙姫さんのトラックポインターを触っていると、まるで画面上でカーソルが動くように、沙姫さんは体をよじらせた。
「きもちぃぃ・・・」
可愛い声で、頬を少し赤く染める沙姫さんの顔をみていると、俺のジョイスティックは再び、炭化タングステンになっていた。
「入れてもいいですか」
「早く、欲しいよぉ・・・」
少しはにかんでそう言った沙姫さんをみた瞬間に俺のジョイスティックは再びビームサーベルに変わっていた。
「あっ生・・・・」
「大丈夫だよ・・そのままで・・・」
俺は沙姫さんがセクサロイド、アンドロイドだということを思い出した・・・
すっかり忘れていたが・・・・セクサロイドと性行為をしても妊娠をする心配はない、そしてこのネオ吉原は細心の注意を払い、毎回丁寧なメンテナンスを行っているので、性病にかかる心配もなかったのだ。
「じゃあ・・・」
俺はほと走るビームサーベルを、沙姫さんのUSB2.0ポートに挿入した。
今度はしっかり上下を確認しながらゆっくりと。
「あったかい・・気持ちいい」
沙姫さんのその言葉に、俺のビームサーベルの出力はどんどん上がっていった。
俺は、時代遅れのガソリン車のV8エンジンのようにピストン運動を開始した。
「気持ちぃ・・・あん・・・あっ・・いっちゃうよぉ・・・・」
俺のV8エンジンは絶好調だった、そして俺のビームサーベルの出力もどんどん上がっていった。
「あん・・あっ・・・あ・・・ねえ・・いっちゃうよぉ・・・一緒にいこう・・・・」
俺の3乙は間近だった、しかし、瀕死の時のみ使える『火事場』スキルのように、俺は最後の力を振り絞ってV8エンジンを燃焼させた。
「あっ・・・いく・・・・」
「俺も・・・・・」
俺は3乙した・・・
しばらく放心状態でいると、沙姫さんは俺に優しくキスをしてくれた後にジョイスティックを綺麗になめて掃除をしてくれた。
その後再びシャワーを一緒に浴びて体を洗ってくれた。
相変わらず、沙姫さんは俺のショートカットキーを押してくるので、その度に俺は
「はぅぅ・・」
と情けない声を出してしまっていた。
シャワーを浴びて部屋に戻ると
「ちょっと待ってくださいね」
沙姫さんは、そう言って再び真っ赤な下着とガーターベルト、網タイツのニーハイを身につけて、俺に服を着せてくれた。
俺はその姿に興奮してしまい、ボス戦前のベースキャンプのテントのようなものを下半身に作ってしまった。
「うふふ、まだまだ元気ですね」
沙姫さんも花魁の衣装をきて、一緒に部屋を出てロビーに向かった。
ロビーに着くと執事アンドロイドが待っていた。
「いかがでしたか?こちらをどうぞ」
執事アンドロイドからパンフレットをもらった。
「今、タクシーをお呼びいたしますね」
パンフレットを開いてみると「沙姫」さんタイプは800万円~・・・・・・
確かに高いが・・・決して買えない値段じゃない・・・
「楽しかったですね、ありがとうございました」
沙姫さんは俺にそう微笑みかけながら言ってくれた。
可愛い・・・・
「これってローンとか・・・・」
「はい、ご用意しておりますよ」
執事アンドロイドもそう言って俺に微笑んだ。
俺は『高級車を買うくらいなら・・・・』
そんなことを思いながらタクシーにのり駅へ向かった。
・・・・・・・・・・
「お前さ・・・官能小説センスないよ・・・・」
アンドロイドの編集長が俺に向かってそう言った。
「ええ・・でも、ほらアンドロイドでもわかる描写じゃないかなぁ・・って」
「お前、アンドロイドなめてるよ笑。なんだよUSB2.0ってよ、いつの時代だよ・・・」
「えー・・・良いと思ったんだけどなぁ・・・」
俺は鳴かず飛ばずの小説家だった、心機一転でアンドロイドも楽しめる官能小説を書くことを勧められて、初めて書いてみたが・・・・・
貯金を切り崩してでも『ネオ吉原』で生の体験をしてみるか・・・・・
しかし女性の権利問題、もちろん売春問題「料亭で出会った男女の自由恋愛」という建前は通用しない時代になった。
「遊郭」は消滅したかのように見えたが、吉原は名前と姿を変えて復活した。
『ネオ吉原』
遊廓ではなく、高級ラブドール、セクサロイドの展示ショールームとして生まれ変わった。
ラブドールは急激に進化してセクサロイドと呼ばれるようになったのは、AIを搭載したアンドロイドになったからだった。
見た目はもちろん、会話を交わすこともできる、肌の質感なども人工物は思えないほどなめらかな物になっていた。
セクサロイドは、大手アンドロイドメーカー数社が製造していたが、別ブランドとして販売してる企業が多かった。理由は詳しくは書かなくてもわかるだろうが、フェミニストの抗議などを本社に向かわせない為だ。
セクサロイドは基本オーダーメイドだった。
値段はピンキリだったが、ピンでも1000万位、キリは高い物だと億・・・・
大富豪たちはステイタスの一部としてスーパーカーと美女のセクサロイドが並んでいる写真をSNSにアップするのが流行した。
つまり一般庶民には高嶺の花、手に届かない物なのだが
各社のセクサロイドを展示するショールームができた。
完全予約制、気になっているタイプのセクサロイドと見ることができる。
もちろんアンドロイドなので、会話などしてその性能を確認することができた。
安い商品ではないのでしっかりと性能を試せるようにと、予約時間は2時間からと長めの設定になっていた。
もちろん建前だ。
セクサロイドを買えない人間たちがセクサロイドとの性交渉を楽しむ場所だった。
それが『ネオ吉原』だ。
セクサロイドはたくさんの種類があった「性の多様性」を名目に、本当にいろんなタイプが存在した、男性型、女性型、ふたなり・・・肌の色も様々だった、異色系と呼ばれる、青や緑、ピンクのタイプなどもあった。人間を再現したタイプだけではなく、アニメキャラのようなルックスのタイプ、ファンタジーの世界に出てくる、エルフ、ホビット、オーク・・・・、猫の尻尾や耳が生えているタイプ・・・本当に様々なタイプの『ショールーム』があった。
男性型が存在することでわかると思うが『ネオ吉原』は女性の利用者も多かった。
オークに捕まった女騎士・・・みたいなものも人気があるらしい。
俺は数ヶ月貯金をしてついに『ネオ吉原』に行くことにした。
俺が選んだのは、日本の最大メーカー、その繊細なディティールで世界中でも人気のあるメーカーの『ショールーム』
ショールームの名前は『人形使い』ネオ吉原で人気No.1の店だ。
遊廓をイメージした外観と内装、セクサロイドも花魁風の衣装を着ていて、外国人にも大人気だった。
俺が予約したのは「沙姫」タイプ。
2ヶ月待ち、料金は2時間で20万円。
アイドル系のルックス、黒髪ボブ、小柄でスレンダーの色白、胸は程よい大きさ。
何十体もチェックして俺の好みに一番近い子を選んだ。
いよいよショールームに向かう日がやってきた。
相手がいくらアンドロイドだとはいえ、出かける前に風呂に入り、服装も綺麗目な物を選んだ。
最寄り駅に着くとタクシーに乗った。
ネオ吉原は青少年の教育上の問題が何やらで駅から車で15分ほどの場所にあった。
運転手に行き先を伝えると
「お兄さん『ネオ吉原』かい・・いいねぇ・・俺も行ってみたけど俺の安月給じゃなぁ~、羨ましいよ、しっかり楽しんできなよ」
ネオ吉原は外から見えないように高い壁に囲まれていた。
入口専用の門をくぐると、そこはまるで千葉の夢の国か、大阪の楽園か?
煌めくネオンや、照明、まさしく大人のための遊園地。
立ち並ぶ煌びやかなショールームの一番奥にその中でも一段と煌びやかなに艶やかに輝く和風の建物「人形使い」に俺はゆっくり向かっていた。
ネオ吉原は完全な予約制なので、予約をしていない人間は入れないのだが、それなりに人で賑わっていた、カップルで来ている人もいた。
「人形使い」に入ると、中年の紳士が出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ、笹岡様、お待ちしておりました」
紳士の胸には名札がついていた『執事型アンドロイドNPS9Y13M』
さすが・・大手アンドロイドメーカ・・・今対面していてもアンドロイドだとは気づかなかかった、女の子も・・・俺の期待は膨らんでいった。
「沙姫さんですよね、今お呼びいたしますのでそちらにお掛けになって少しお待ちください」
俺はソファーに座り、出された飲み物を飲みながら待つことにした。
わずかな時間だったが、ものすごく長く感じていた。
まるで、出来の悪いゲームのローディング画面、ひたすら画面の真ん中に「now loading…」と表示されて一向にゲームが始まらない時のような気分。
少しして執事アンドロイドと一緒に「沙姫」さんがやってきた。
花魁風の衣装をまとい、しゃなりしゃなりとゆっくりとこちらに向かってきた。
その風景は、まるで8K120fpsでぬるぬる動くオンランゲームのようだった・・・
「沙姫です、はじめまして、本日はご指名ありがとうございます」
「いかがでしょうか?本日なら・・・数タイプ予約の空きがありますが・・・」
「いえ、沙姫さんでお願いします」
「ありがとうございます」
沙姫さんはそう言って微笑んだ。
俺は何をみているんだろうか?
目の前にいる女性は発売日を待ち望んでいたゲーム、早くプレイをしたいのに、理想のキャラを作りたく半日くらいひたすらキャラメイクをしてやっとできたキャラ・・・いやMODを使って完璧に自分好みに作りあげたキャラのような女性。
つまり、完璧に理想の女性だった。
「お部屋にご案内しますね」
俺は沙姫に案内をされて別室に向かっていた。
隣を歩く沙姫さんの髪の毛は完璧に研磨されたブラックチタンのように輝き、少しハダけている着物の隙間から見える肌は、ガラスコーティングをしたホワイトパールカラーの車のように白く輝いて見えた。
「こちらです、どうぞ」
案内された部屋は和風ファンタジーゲームの宿屋のような和洋折衷の部屋だった。
「どうします?何かお飲みになりますか?」
「あ・・いえ・・大丈夫です」
「じゃあ・・・」
沙姫さんは座っていた俺の前に立ち、優しく手をとり俺を立たせると、優しく唇にキスをしてくれた、その感触は・・最新のナノシリコンラバーなのだろうか、なめらかで柔らかくてそして、ほんのり暖かく、俺はオンラインゲーム中に寝落ちしてしまい、フィールドで立ち竦んでいるプレイヤーのようになっていた。
沙姫さんはキスをしながら、少しはだけた花魁の衣装を脱いでいった。
スルスルと衣装がハダけ落ちていった、真っ赤な下着とお揃いのガータベルトに赤い網タイツのニーハイストッキング。
真っ白な肌に赤い下着が映えていた、まるで照明を落とした部屋で光るゲーミングPCのように眩しく見えた。
「お風呂に行きましょうか」
沙姫さんはそう言って、ゆっくり俺の服を脱がしていった、カバンの中に入れていたらコードが絡まってしまったイヤフォンのコードを優しく解くように、スルスルと脱がしていった。
無課金ユーザーのデフォルト装備のような下着一枚にされてしまい、最後にその下着を降ろされると、俺のジョイスティックが丸出しになった。
キスをされただけで、俺のジョイスティックはすでにタングステンのように固くなっていた。
「あら・・・もうこんなになっちゃった?」
そう言って沙姫さんは微笑みながら、身に纏っていた下着を色っぽく艶っぽく外していった。
俺のタングステンは、炭素に反応して炭化タングステンのように硬度を高めていった。
沙姫さんに案内され、プレイヤーを迷わせる鏡の迷宮のような全面鏡ばりのシャワールームに入ると沙姫さんは俺の体を優しく洗ってくれた。
石鹸を泡立て、優しくなめらかに丁寧に手で体を洗ってくれていた、優秀なプログラマーが手慣れた手つきでショートカットキーを駆使するように、時々俺の性感帯を触ってくる、乳首やタングステンのようになったジョイスティックを・・・
ショートカットキーを押されるたびに、俺は『はぅぅ・・』と情けない声を発してしまっていた。
俺のHDの容量はすでにいっぱいになりそうだった
この日を楽しみにしていたのでソロプレイは控えていたが、少しデータをゴミ箱に捨ててHDの容量を空けておくべきだった。
そして泡にまみれたジョイスティックを優して洗われていると、ジョイスティックはビームサーベルのように熱をおび、ほとばしりはじめ、オーバーヒートをした。
俺は1乙してしまった・・・・
「あれ・・・もういっちゃったの・・・」
そう言いながら沙姫さんは優しくジョイスティックを洗ってくれた。
シャワーで泡を流してもらい、俺はやっと沙姫さんとのプレイが始まった。
マットを敷かれ、俺はダンジョンで朽ち果てた動かない屍のように仰向けで寝そべった。
沙姫さんは人肌に温まっているローションを塗っていった。
HPがまだ半分しか減っていないのにエリクサーを使うくらい贅沢に大量のローションを塗られると、沙姫さんは俺と体をすり合わせ動かしてきた。
俺のタングステン製のジョイスティックは再び炭素に反応し炭化タングステンになっていった。
そして沙姫さんは、再び俺のショートカットキーをさりげなく押してくる。
「はぅぅぅぅ」
俺は一段と情けない吐息を漏らしてしまった。
沙姫さんは下半身のUSBポートを俺のジョイスティックに擦り付けてくれた、しかし俺のジョイスティックのUSB2.0は上下が間違っているのか、なかなかポートに入ってくれない、沙姫さんはジョイスティックをプロゲーマーにようにあつかっていた。
沙姫さんのUSBポートに擦り付けられると、俺のジョイスティックは再びビームサーベルのように熱を帯おび出した。
「はぅぅぅぅ・・・・」
俺は再び情けない声を出してしまった、沙姫さんはその声を遮るように俺にキスをして、俺の口の中に下を入れてきた、今度はUSBtypeCだったんだろうか?すんなり俺の口の端子に沙姫さんは舌が入ってきた。
俺はモンスターの麻痺攻撃を受けたように、体をピクピクしながら身動きが取れなくなっていた。
ローションでぬるぬるになった沙姫さんのUSBポートとゲーマーのような手つきのジョイスティック捌きで、俺のビームサーベルは再びオーバーヒートした。
俺は2乙してしまった。
「またいっちゃったね」
沙姫さんは再び石鹸で俺の体のローション優しく洗い流してくれた。
しかもまた、俺のショートカットキーを微妙なタイミングで押してくる・・・・
「はぅ・・・」
「うふ・・かわいい」
そう言って俺の体を洗いながら、俺の口のUSBtype-Cに舌を差し込んでくれた。
部屋に戻りベッドに向かった。
ベッドの上で抱き合い、キスをした。
ローションがなくても沙姫さんの体はなめらかで、柔らかくて気持ちよかった。
あえて例えるなら・・・二世代前のスマホを最新型に買い替えて、ヌルヌル動くことに驚くような感動だった。
俺がうつ伏せになり沙姫さんが上で俺のショートカットキーを押されていると、俺は何もできずに3乙してしまいそうだった・・・
いや、このままじゃいけない、せめて一矢報いたい・・・
「俺が上になっていいですか?」
「うん、いいよ」
俺はキスをしながら、ちょうどいい大きさの沙姫さんの胸を優しく触った。
「・・あ・ん・・・」
初めて沙姫さんの可愛い喘ぎ声を聞いた。
初見で全く属性が合わずに攻撃が通らなかった相手に、やっと攻撃が通った時のような喜びを感じた。
俺のジョイスティックが再びタングステンの硬度を取り戻してきた。
俺は、沙姫さんを愛撫しまくった。
やっと攻略法を見つけたモンスターを攻撃するかのように、俺は攻め続けた。
「あ・・ぁ・・気持ちぃ・・・」
可愛い・・・
俺は沙姫さんのUSBポートの近くにあるトラックポインターを中指で優しく触った。
「ああ・・・だめ・・・」
完璧に弱点を見つけた。
俺はトラックポインターを優しく触り続けた。
沙姫さんのトラックポインターを触っていると、まるで画面上でカーソルが動くように、沙姫さんは体をよじらせた。
「きもちぃぃ・・・」
可愛い声で、頬を少し赤く染める沙姫さんの顔をみていると、俺のジョイスティックは再び、炭化タングステンになっていた。
「入れてもいいですか」
「早く、欲しいよぉ・・・」
少しはにかんでそう言った沙姫さんをみた瞬間に俺のジョイスティックは再びビームサーベルに変わっていた。
「あっ生・・・・」
「大丈夫だよ・・そのままで・・・」
俺は沙姫さんがセクサロイド、アンドロイドだということを思い出した・・・
すっかり忘れていたが・・・・セクサロイドと性行為をしても妊娠をする心配はない、そしてこのネオ吉原は細心の注意を払い、毎回丁寧なメンテナンスを行っているので、性病にかかる心配もなかったのだ。
「じゃあ・・・」
俺はほと走るビームサーベルを、沙姫さんのUSB2.0ポートに挿入した。
今度はしっかり上下を確認しながらゆっくりと。
「あったかい・・気持ちいい」
沙姫さんのその言葉に、俺のビームサーベルの出力はどんどん上がっていった。
俺は、時代遅れのガソリン車のV8エンジンのようにピストン運動を開始した。
「気持ちぃ・・・あん・・・あっ・・いっちゃうよぉ・・・・」
俺のV8エンジンは絶好調だった、そして俺のビームサーベルの出力もどんどん上がっていった。
「あん・・あっ・・・あ・・・ねえ・・いっちゃうよぉ・・・一緒にいこう・・・・」
俺の3乙は間近だった、しかし、瀕死の時のみ使える『火事場』スキルのように、俺は最後の力を振り絞ってV8エンジンを燃焼させた。
「あっ・・・いく・・・・」
「俺も・・・・・」
俺は3乙した・・・
しばらく放心状態でいると、沙姫さんは俺に優しくキスをしてくれた後にジョイスティックを綺麗になめて掃除をしてくれた。
その後再びシャワーを一緒に浴びて体を洗ってくれた。
相変わらず、沙姫さんは俺のショートカットキーを押してくるので、その度に俺は
「はぅぅ・・」
と情けない声を出してしまっていた。
シャワーを浴びて部屋に戻ると
「ちょっと待ってくださいね」
沙姫さんは、そう言って再び真っ赤な下着とガーターベルト、網タイツのニーハイを身につけて、俺に服を着せてくれた。
俺はその姿に興奮してしまい、ボス戦前のベースキャンプのテントのようなものを下半身に作ってしまった。
「うふふ、まだまだ元気ですね」
沙姫さんも花魁の衣装をきて、一緒に部屋を出てロビーに向かった。
ロビーに着くと執事アンドロイドが待っていた。
「いかがでしたか?こちらをどうぞ」
執事アンドロイドからパンフレットをもらった。
「今、タクシーをお呼びいたしますね」
パンフレットを開いてみると「沙姫」さんタイプは800万円~・・・・・・
確かに高いが・・・決して買えない値段じゃない・・・
「楽しかったですね、ありがとうございました」
沙姫さんは俺にそう微笑みかけながら言ってくれた。
可愛い・・・・
「これってローンとか・・・・」
「はい、ご用意しておりますよ」
執事アンドロイドもそう言って俺に微笑んだ。
俺は『高級車を買うくらいなら・・・・』
そんなことを思いながらタクシーにのり駅へ向かった。
・・・・・・・・・・
「お前さ・・・官能小説センスないよ・・・・」
アンドロイドの編集長が俺に向かってそう言った。
「ええ・・でも、ほらアンドロイドでもわかる描写じゃないかなぁ・・って」
「お前、アンドロイドなめてるよ笑。なんだよUSB2.0ってよ、いつの時代だよ・・・」
「えー・・・良いと思ったんだけどなぁ・・・」
俺は鳴かず飛ばずの小説家だった、心機一転でアンドロイドも楽しめる官能小説を書くことを勧められて、初めて書いてみたが・・・・・
貯金を切り崩してでも『ネオ吉原』で生の体験をしてみるか・・・・・
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さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
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