なりたい自分

沙悟浄

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なりたい自分

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プロローグ
私は山田楓莉。見た目は普通、運動は出来ないが勉強はそこそこ…。
と、こんな風に全てが中途半端な私。そんな私にも一つくらい得意なものがある。
それは絵だ。私は絵を描くのが大好きで、自分で言うのもなんだがまぁまぁ上手い。けど、やっぱりそれ以外に出来る事なんて私には無い。
…ここまで見れば分かるだろう。私は自分への自信が無いのだ。別にこれくらいが普通で、これ以上、上を望まなくても今の私で十分なのかも知れない。
人は完璧になんてなれない。わかっている。わかっているけど、欲張りで、
無い物ねだりな私は完璧になってみたいと思ってしまう。でも、どんな人間を
完璧と呼ぶのか、私はわかっていない。
だったら、私がなりたい自分って…一体、何?

これはこんなネガティブな私のまだ未完成な恋のお話。
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