キフの薄い本

中山(ほ)

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一冊目 妄想用紙「神の檻」

欺瞞の同意

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「ヒィロ~、しよっか?」

『何を?』

「しようよ」

『だ、か、ら、何をだよ!内容を言え内容を』

「いいよって言ったら教えてあげる」

『……はぁ、わかったわかった。いいよ、んで、何?』

「えへ、後でね」

『は?約束がちが…ぁ……』

「おやすみ、ヒィロ」

 光の見えなくなった小瓶を抱きしめて、キィは足早に宝部屋へと駆け込んで行った。
 今日も、悪夢が始まる。





「やぁ!もう、やめ……っ!」

 目が覚めた時にはすでに身体はぐずぐずになっていて、呼吸もままならない中、必死で制止の声を上げる。

「いいよって言ったじゃない」

 くすくすと笑いながらのキィの声。

「おま、おかっ、おかしいって!」

 くちくちと後ろをいじられながら、訴えた。こんなのはだめだ、間違っている。
 キィの応えは自分の言葉を何一つ聞いてないものだった、

「えぇ~、何?今日はもう欲しいの?」

 サッと血の気が引く。その感覚さえも慣れずに戸惑う。

「……あれはっ!あれだけはやめっ!?」

 前の立ち上がった物を撫でられて身体が跳ねた。

「ふふ、おかしいのはヒィロもでしょ?ちょっと触っただけなのにさ」

 部屋には自分の荒い息遣いと水音が響く。

「あ……やぁ!こん、な」

「不思議だねぇ?何でこんなに気持ちがいいんだろうねぇ?」

「よくな、っひぅ!?」

 後ろの指は増やされて、中でうごめく度に喉から引き攣ったような声が漏れた。

「ほら、もうぐっちょぐちょ」

「やめ、そこ、っいじんな!」

 立ち上がった物をゆるゆるとしごかれると、先端から溢れたのと混ざってどうしようもない。

「そうだね、ヒィロはこっちの方が好きだもんね~」
 突然、キィの指が引き抜かれ、

「なん、っうぁ?」

 熱いものが、ず、と、押し込まれた。

「ほら、息止めないで」

「っは、かひゅ……」

 はくはくと口を開け閉めするだけで、息が、くる、し……

「一番好きなの、入れたげる」

「は、や、だぁ……」

「かーわぃ、ないちゃったぁ。でもだぁめ」

 頬を伝う雫を舐め上げられて、自分の腰をつかむ両手に力がこめられて、

「やぁ……あっ、あっ、はいって……」

「そうだよ、よぉく感じて?」

「あ……んっ」

 声が、勝手に溢れる声が、気持ち悪い。

「まず一回出しちゃおうか。そうしたらすぐ素直になるし」

「ぁ、やめ、らめ……」

「くぅ!」

 びゅくり、放たれたそれを感じたのは、一瞬で……

「あああぁっ!?」

「……ヒィロ?」

「はぇ?……あぇ?」

「ふふ、頭バカになってるヒィロもかわいーね」





おまけ

「ヒィロ~(半泣き)」

『げ、またか。どっからくるんだこの妄想用紙』

「ぐすっ、燃えない」

『あぁ、消してくれようとしたんだな。ちょっとかしてみ』

「うん。あ、なんか変わった」

『……自分たち二人が読んだら処分できるってわけか。タチが悪いな』

「じゃぁ燃やすね」

『頼んだ』
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