キフの薄い本

中山(ほ)

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一冊目 妄想用紙「神の檻」

愛の問い

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「ヒィロ~、しよ?」

『……やだって言ったってするんだろうが』

「違うよ~、ヒィロがまたしてって言うからするんだよ?」

『……勝手にしろ』

「うふふ、身体に戻したらすぐにおねだりしてくるのに~。恥ずかしがり屋さんだなぁ」

『あれはっ!あの身体がっ!!』

「そうだね~、ポーション入れてぐっちゃぐちゃにしてからじゃないとヒィロ戻せないから。身体入ったら急に気持ちよくて、困っちゃうよね?瓶の中にいると視覚と聴覚以外ないから、余計、感じちゃうよね?」

『……感じてなんか…』

「今日身体に戻って同じことが言えたら、信じたげる~」






「……っ!」

 身体に戻されて襲ってくる感覚に耐えていると、キィが首を傾げた。

「あれ?今日はどうしたの?……あ、さっきの約束?」

 ぐっちょ、ぬちっ
 ポーションで滑る後ろをかき混ぜられるが、これくらいっ。

「……っ、………っ!」

 勢いよく指が引き抜かれ、それにさえ強い刺激を感じてしまう身体が疎ましい、

「身体ビクビクさせといて、よくやるね。まぁ、そんなところもヒィロらしくて、大好きだ、よっ!」

 突然に突き入れられて、固く閉じていた瞼の裏に星がとんだ。

「っぁ!……っ!……ぁ!?」

 見開いた先には自分を見下ろすニヤリと笑った自分の顔。
 ぱちゅっ、ぐちゃっ、ばちゅっ
 激しい動きにあっという間に高められていく。

「ほら、やだって言うんでしょ?」

 無理やり指で口をこじ開けられ、おかしな声を上げたくなくて、必死で意識を繋ぎ止める。

「ぁっ!や、やだぁ……んっ、やめ……あぁっ!」

 奥に叩き込まれた快感に身体が跳ねた。

「聞こえないなぁ?なんだって?」

 ゆっくりと抜かれていくキィのものがずりずりと内壁を刺激する。

「や、や、ぁ……あん!」

 抜かれていた物が途中でぴたりと止まる。

「ここ、きもちいぃ?」

 ぅあ……そこ……ダメなとこ、だ。
 ゆるゆると優しく刺激されながら、耳元でささやかれ、溶けていく。

「あ、や、だ、っきもちい!…や、んぅ!きもち……そこぉ、きもちぃ!」

「じゃぁ、僕のこと、好き?」

 突然に止まった動きに、わずかに思考が戻って来る。

「あ、はぁ……。な、に?」

「僕のこと、好き?」

 いつもより真剣な黒い瞳に見つめられて、答えた。

「……かなり嫌いよりの普通だ!」

 ずん、と奥まで貫かれて呼吸が止まる。

「あ……は……」

「そっかぁ、じゃぁ今日は、僕のこと好きっていっぱい言ってもらおう」

 キィの笑顔に、腹の奥がずくりとうずいた。





そのあと

「僕のこと好き?」

「ふぁ?すきぃ、きもちぃの、すき……」

「僕もヒィロのこと好き~」

「あっ、あっ!すき!これぇ、すきぃ!」

「うふふ、溶けてるヒィロはかわいいねぇ」

「やぁ……ん。あ、あぁん…」

「あ、溢れてる。今日はちょっとやり過ぎちゃったかなぁ」

「ん……ぁ……きぃ、すきぃ……」

「!?」

「ひゃぁ!?」

「ごめん、ちょっと止まれないや」





おまけ

「ん~、変な気配が消えた。これで最後かな?」

『やっと終わったか……最後も、えげつないなぁ』

「……僕、今回の全部ちょっと怒ってるから」

『?どした、珍しいな』

「ヒィロはこんな簡単に変になったりしないし!」

『いや、こんな目にあったことないからわからんが』

「絶対違うね!普通の人間ならとっくに体崩れてるってのに意地だけで僕削り切ったの、覚えてるから!!」

『……あんときゃ自分も若かったなぁ(遠い目)』

「ほら、刻の神呼んだから、一緒に記憶消してもらいに行こ?」
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