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39 アドン・レオミュール
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フードを脱いだ人物──俺は、あっと驚きの声をあげた。
気の強そうな赤髪の少女。《女神》シエラだ。ムスッとして睨んでいる。
どうしてこんなところに……もしや隣にいるのは。
もうひとりもフードを脱ぐ。やはり……《アイシクルフェンサー》イルネージュ。申し訳なさそうな顔でモジモジしている。
「ご、ごめんなさい。シエラさんがどうしてもって……カーラさんに無理に頼み込んで、先回りしてたんです」
「いや、今回は危険っスよ。敵地かもしんないんスよ」
俺が参ったな、と頭をかくとシエラがズンズンと近づいて顔を近づける。
「な、なんスか」
いつもみたいに殴られるのか、と思ったが──シエラはくるっと背を向けた。
「別に……お前が心配でついてきたわけじゃないからな。シエラがいないと何するか分かんないし、それにイルネージュが不安がっていたから……仕方なく」
おや、いつもと違ってしおらしい。なんだ、俺と離れるのが寂しかったのは、シエラ自身じゃないのか。
伊能がまあまあと、ふたりに声をかける。
「来ちまったモンはしょうがねえよ。カーラにも言ってきてるんなら問題ねえ。あとは俺が面倒見るからよ」
「ウチの勇者を連れ回すんなら、この《女神》に許可を取ってほしいものだな。眼帯ヒゲオヤジ」
シエラはフン、と顔をそむける。伊能に対して馴れ合うつもりはないらしい。
とりあえずふたりは伊能が手配した宿に待機させる事になった。
「事前に申告した以上の人間は城まで入れねえ。そこは勘弁な」
そう伊能が説明し、大通りへと戻る。
「あっ、なんでしょう。あそこに人だかりが」
イルネージュが最初に気付いた。大勢の人間が横に長く並び、ざわざわと騒いでいる。時折歓声のようなものがあがっていた。
シエラがすぐに行ってみよう、と走り出す。
「城からの方角だな。大道芸でもやってんのか」
伊能もそちらに歩きだし、俺とイルネージュも続いた。
シエラが強引に人混みをかき分けて最前列へ。俺たちも横に並ぶことができた。
だが、特に注目するようなものはない。
人だかりは通りの向こう側にも一直線に並んでいる。こちらの人の壁との間はあえて空けてあるのか、今からここを何かが通るようだ。
「ああ、なるほどな。ヤツがここを通るらしい。丁度いい、よく見とけよ」
伊能は誰が通るか分かっているようだ。しばらくすると、ドンドン、プオ~、と賑やかな楽器の音が聞こえてきた。
通りの奥から現れたのは──軍の一隊。
先頭は華美な衣装を着た楽隊。太鼓やラッパを演奏しながら歩き、その後からは重装備の歩兵。長槍を持ち、ザッ、ザッ、と整然と歩いている。
その後に続くのは騎馬隊。騎士、馬ともにきらびやかな鎧を身に着け、勇壮な出で立ちだ。
最後尾にはこれまた派手な天蓋の付いた輿。そこに座っているのは、金の王冠、くるくる巻き毛、フリフリの上着、白黒のカボチャパンツに白タイツ。
なんかコテコテのお笑いコントに出てきそうな、王子様丸出しの若い男。年は俺と同じくらいか……にしても、意地の悪そうなブッサイクな顔をしている。
「あれがブクリエ国領主、アドン・レオミュールだ」
伊能が苦笑しながら説明。マジか……あんなんが領主なのか。おや、そういえば頭の中ダダダダがない。アイツ、願望者じゃないのか。
「刻印が無かったろ。そう、アイツはこの異世界の元々の住人だ。代々続く名門の出でな、死んだオヤジさんから後を継いで、まだ半年も経ってねえ」
なるほど……この世界で最も軍事力に優れた国の指導者にしては、ずいぶんアレだと思ったが。先代からの資産や地位だけでふんぞり返っているタイプなのか。
「領主はアレだが、腹心のふたりが侮れねえ。輿の下にぴったりくっついてるのがいるだろ」
伊能がアゴで示す。輿を担いでいる人夫の近く。輿を守るように両側にいるふたりの人物を見て、頭の中にダダダダ、と文字が打ち込まれた。
《神算司書》ミリアム・エーベンハルト。
《聖騎士》マックス・ロックウッド。
ミリアムは生真面目な秘書ふうの格好をしている若い女性だ。前髪が斜めにカットされているセミロング。黒縁のメガネに赤いヒール。
マックスは白い甲冑に身を包んだ、ガタイのいい精悍な男。見た目は三十代前半ぐらいか。金髪のロン毛に碧眼、なかなかのイケメン。
「ミリアムのほうは願望者になってこの国に仕えてまだ一年も経ってないが、今じゃ政務全般を任されるようになった切れ者だ。マックスは古参の配下で先代からの信頼も厚かった、忠誠心の塊みてーなヤツだな。この国はあのふたりでもっているといっても過言じゃねえ」
詳しく説明する伊能の前で輿が止まった。
輿の上のアドンが声をかけてきた。
「おお、ブルーデモンズ副長の伊能ではないか。そういえば今日、会う約束をしていたな」
「お久しぶりです、閣下。ご健勝で何より……しかし、この騒ぎはどうされたのですか?」
「うむ。魔物増加の騒ぎは今にはじまったことではないが……近隣の村がいくつか甚大な被害を受けたと報告があってな。どうやら我が国にも超級魔物が出現したらしい」
「超級が……」
「ならば余が自ら出陣し、これを討ち滅ぼすのが領主としての務めであろう。超級を討つに多くの兵はかえって犠牲を増やすだけだ。ここは我が腹心と精兵、雇った願望者だけで向かう」
「そうだったのですね。この陣容に閣下自らのご出陣……必ずや成功するでしょう」
「うむ。良い報せを城で待っておけ。明日には戻る予定だ。謁見やら会談やらはその後だ」
「はっ……お待ちしております」
頭を下げる伊能。アドンは急に腰を浮かせて甲高い声をあげた。
「おっ、そこの女は……願望者か? 伊能、お前の連れか」
アドンが指さしているのは──イルネージュだ。伊能がええ、と答えると、アドンはにやけながら身を乗り出して、イルネージュに手招きする。
イルネージュはモジモジしながら俺の背に隠れてしまった。途端にアドンの顔が不機嫌になり、俺を睨みつける。
「アドン様、急ぎませんと……」
腹心のミリアムが咳払いをすると、アドンはあからさまな舌打ちをし、その女も城で待つように、と告げて行軍を再開。歓声に包まれながら去っていった。
気の強そうな赤髪の少女。《女神》シエラだ。ムスッとして睨んでいる。
どうしてこんなところに……もしや隣にいるのは。
もうひとりもフードを脱ぐ。やはり……《アイシクルフェンサー》イルネージュ。申し訳なさそうな顔でモジモジしている。
「ご、ごめんなさい。シエラさんがどうしてもって……カーラさんに無理に頼み込んで、先回りしてたんです」
「いや、今回は危険っスよ。敵地かもしんないんスよ」
俺が参ったな、と頭をかくとシエラがズンズンと近づいて顔を近づける。
「な、なんスか」
いつもみたいに殴られるのか、と思ったが──シエラはくるっと背を向けた。
「別に……お前が心配でついてきたわけじゃないからな。シエラがいないと何するか分かんないし、それにイルネージュが不安がっていたから……仕方なく」
おや、いつもと違ってしおらしい。なんだ、俺と離れるのが寂しかったのは、シエラ自身じゃないのか。
伊能がまあまあと、ふたりに声をかける。
「来ちまったモンはしょうがねえよ。カーラにも言ってきてるんなら問題ねえ。あとは俺が面倒見るからよ」
「ウチの勇者を連れ回すんなら、この《女神》に許可を取ってほしいものだな。眼帯ヒゲオヤジ」
シエラはフン、と顔をそむける。伊能に対して馴れ合うつもりはないらしい。
とりあえずふたりは伊能が手配した宿に待機させる事になった。
「事前に申告した以上の人間は城まで入れねえ。そこは勘弁な」
そう伊能が説明し、大通りへと戻る。
「あっ、なんでしょう。あそこに人だかりが」
イルネージュが最初に気付いた。大勢の人間が横に長く並び、ざわざわと騒いでいる。時折歓声のようなものがあがっていた。
シエラがすぐに行ってみよう、と走り出す。
「城からの方角だな。大道芸でもやってんのか」
伊能もそちらに歩きだし、俺とイルネージュも続いた。
シエラが強引に人混みをかき分けて最前列へ。俺たちも横に並ぶことができた。
だが、特に注目するようなものはない。
人だかりは通りの向こう側にも一直線に並んでいる。こちらの人の壁との間はあえて空けてあるのか、今からここを何かが通るようだ。
「ああ、なるほどな。ヤツがここを通るらしい。丁度いい、よく見とけよ」
伊能は誰が通るか分かっているようだ。しばらくすると、ドンドン、プオ~、と賑やかな楽器の音が聞こえてきた。
通りの奥から現れたのは──軍の一隊。
先頭は華美な衣装を着た楽隊。太鼓やラッパを演奏しながら歩き、その後からは重装備の歩兵。長槍を持ち、ザッ、ザッ、と整然と歩いている。
その後に続くのは騎馬隊。騎士、馬ともにきらびやかな鎧を身に着け、勇壮な出で立ちだ。
最後尾にはこれまた派手な天蓋の付いた輿。そこに座っているのは、金の王冠、くるくる巻き毛、フリフリの上着、白黒のカボチャパンツに白タイツ。
なんかコテコテのお笑いコントに出てきそうな、王子様丸出しの若い男。年は俺と同じくらいか……にしても、意地の悪そうなブッサイクな顔をしている。
「あれがブクリエ国領主、アドン・レオミュールだ」
伊能が苦笑しながら説明。マジか……あんなんが領主なのか。おや、そういえば頭の中ダダダダがない。アイツ、願望者じゃないのか。
「刻印が無かったろ。そう、アイツはこの異世界の元々の住人だ。代々続く名門の出でな、死んだオヤジさんから後を継いで、まだ半年も経ってねえ」
なるほど……この世界で最も軍事力に優れた国の指導者にしては、ずいぶんアレだと思ったが。先代からの資産や地位だけでふんぞり返っているタイプなのか。
「領主はアレだが、腹心のふたりが侮れねえ。輿の下にぴったりくっついてるのがいるだろ」
伊能がアゴで示す。輿を担いでいる人夫の近く。輿を守るように両側にいるふたりの人物を見て、頭の中にダダダダ、と文字が打ち込まれた。
《神算司書》ミリアム・エーベンハルト。
《聖騎士》マックス・ロックウッド。
ミリアムは生真面目な秘書ふうの格好をしている若い女性だ。前髪が斜めにカットされているセミロング。黒縁のメガネに赤いヒール。
マックスは白い甲冑に身を包んだ、ガタイのいい精悍な男。見た目は三十代前半ぐらいか。金髪のロン毛に碧眼、なかなかのイケメン。
「ミリアムのほうは願望者になってこの国に仕えてまだ一年も経ってないが、今じゃ政務全般を任されるようになった切れ者だ。マックスは古参の配下で先代からの信頼も厚かった、忠誠心の塊みてーなヤツだな。この国はあのふたりでもっているといっても過言じゃねえ」
詳しく説明する伊能の前で輿が止まった。
輿の上のアドンが声をかけてきた。
「おお、ブルーデモンズ副長の伊能ではないか。そういえば今日、会う約束をしていたな」
「お久しぶりです、閣下。ご健勝で何より……しかし、この騒ぎはどうされたのですか?」
「うむ。魔物増加の騒ぎは今にはじまったことではないが……近隣の村がいくつか甚大な被害を受けたと報告があってな。どうやら我が国にも超級魔物が出現したらしい」
「超級が……」
「ならば余が自ら出陣し、これを討ち滅ぼすのが領主としての務めであろう。超級を討つに多くの兵はかえって犠牲を増やすだけだ。ここは我が腹心と精兵、雇った願望者だけで向かう」
「そうだったのですね。この陣容に閣下自らのご出陣……必ずや成功するでしょう」
「うむ。良い報せを城で待っておけ。明日には戻る予定だ。謁見やら会談やらはその後だ」
「はっ……お待ちしております」
頭を下げる伊能。アドンは急に腰を浮かせて甲高い声をあげた。
「おっ、そこの女は……願望者か? 伊能、お前の連れか」
アドンが指さしているのは──イルネージュだ。伊能がええ、と答えると、アドンはにやけながら身を乗り出して、イルネージュに手招きする。
イルネージュはモジモジしながら俺の背に隠れてしまった。途端にアドンの顔が不機嫌になり、俺を睨みつける。
「アドン様、急ぎませんと……」
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