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12 ルイス卿
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客間で待たせていた使者に挨拶をする。
使者の男……。ピンとはねたヒゲが特徴的な中年。グローセル伯爵のルイス卿だ。
諸侯の中では主戦派寄りだが、大した戦功は挙げていない。
実戦経験の乏しい諸侯の軍ではいくらかマシといった程度だ。
ルイス卿は立ち上がって挨拶を返し、再び座る。
わたしも向かいの席に座った。
背後には四人の付き人が直立していた。
護衛の役も兼ねているのだろうが、それほど腕が立ちそうには見えない。
使者といいながら刺客が紛れているかも、なんて考えていたけど心配はいらないようだ。
「イルゼ嬢。病と聞いていましたが」
「ええ、しばらく養生しておりました。ようやくこうして人前に出られるくらいには回復してきたところです」
ふむ、とヒゲを撫でながらルイス卿はわたしをじっと見つめる。
「今日いきなり来たのは他でもない。度重なる呼び出しに応じないので仕方なく我輩が来たわけだが」
「はあ、お手数かけて申し訳ありません」
「のんきなものですな。国を揺るがす一大事が起きたというのに」
「一大事とは?」
「王家がロストックと和平を結ぼうとしていたのはご存知かな」
「ええ。そのために交渉の使者を送っていた事も」
「その特使がだ。ロストック国内にて襲撃され、殺された」
「えっ」
舞踏会の時に交渉は再開したとエアハルト様が言ってたし、ロストック軍に目立った動きはなかったからうまくいってるものだと思っていた。
まさか国の特使を襲うだなんて。
野盗か何かの仕業だとしても、その責任はロストックにある。
「これにはさすがに陛下も激怒されてな。国の威信に関わると。それで王宮内は一気に主戦派に傾いたというわけだ。北賊討つべし、と」
「そんなことが……」
「そして陛下は我輩に王国の兵七千を預けられた。この軍を率い、北征を完遂する事が我輩の使命である」
ルイス卿は腕を組み、胸を反らす。
ザールラント国軍の総大将として任命されたわけか。それは大変な名誉だ。
でもわたしの所に来た目的は? まだそこが分からない。
「あなたに登城を促していたのは、それに関係がある。ロストックとの戦はアンスバッハが最も経験が豊かだ。この北征に参加し、ぜひ先鋒を務めてもらいたい」
「なるほど。そういう事でしたか」
七千の兵を持ったとはいえ、実戦慣れしてない兵士に指揮官。不安なのだろう。
アンスバッハが力を貸す事を条件に引き受けた可能性もある。
都合よく利用しようって腹づもりなんだろう。
普通なら突っぱねるところだが。ここで逆らったら何を言われるか分からない。
それに王宮内で主戦派の勢力が強くなってるってことは、不戦派のヴォルフスブルク公の力を削ぐことになるかもしれない。
わたしが手柄を立てればなおさらだ。
「……分かりました。お受けしましょう」
「おお、承知して下さるか。兵の数はいかほど出せますかな」
「三千は。それなりに準備は必要ですが」
「ふむ、来月には出陣する。それまでに用意して下されば」
「はい。最善を尽くしましょう」
「双方の連絡は細かにしておきたい。戦備の進捗については逐一こちらに報告を」
「はい。心得ています」
「それでは頼みましたぞ。イルゼ嬢」
満足そうな笑みを浮かべ、ルイス卿は去っていった。
わたしはさっそくフリッツを呼び、戦の事を伝えた。
フリッツは眉をひそめる。
「話が急すぎます。他の者に相談もせず決めてしまうなんて」
「だけどここでわたし達が大勝すれば、ヴォルフスブルク公にデカい顔させずに済む。ロストック自体が滅べば、悪だくみすら出来ないだろう」
「それはそうですが。そう簡単なものではないでしょう。正規兵七千は少なすぎます。ロストック側は総勢三万はいるかと」
「戦は数じゃない。わたしがロストック軍に遅れを取ったことがあるか? アンスバッハの三千で蹴散らせる」
「自信があるのは結構なことです。しかしこの時期。グズグズしていると冬が来ます。北方の寒さに慣れていない我が軍は不利ですよ」
「冬が来る前に敵の王都を陥とせれば問題ない。わたしの指揮とアンスバッハの精鋭ならば可能だ」
「……分かりました。もう決まってしまった事は仕方ありません。それでは兵達に伝えてきますので」
フリッツはそう言って足早に去っていった。
何を怒ってるんだ、アイツ。
ちゃんと顔を合わせて話するのは久しぶりだというのに。嬉しくないのか?
落ち込んでいたわたしも戦の話で気合いが入った。
これは戦好きの悪役令嬢と言われても仕方がないけど事実なんだ。知らないうちに小説のイルゼと好みとか感情が同化してるんだろうか。
✳ ✳ ✳
政務をこなしつつ、戦の準備を早急に進める。
兵三千には少し足りないので領内から徴募で数を揃える。
そこからみっちりと調練を行う。
軍馬と糧食の確保、武器の手入れ。やることは山ほどある。
わたし自身もこもってばかりだったので身体がだいぶなまっている。
狩りに出たり、兵に混じって自己の鍛錬にも励む。
フリッツのヤツも戦の準備に余念が無いようだ。
特に新兵たちの調練に力を入れている。
この前話した時から口を利いていない。
まだ怒っているのか、とチラチラ様子をうかがう。
それを知ってか知らずか、フリッツは目を合わせようとしない。
わたしはなんだかムカッ腹が立って、二振りの木製の剣を手にフリッツへ近づく。
「おい、フリッツ」
わたしの呼びかけに振り向くフリッツ。
木剣の一本を放り投げると、それを受け取った。
わたしはもう一本を手に構える。
「久しぶりにやるぞ。剣の稽古だ」
しかしフリッツはこちらに背を向ける。
「お断りします。新兵の調練が忙しいので」
わたしはカッとなって背後から打ちかかる。
ひらりとかわしたフリッツ。頭の後ろに目でもついてるのか。
間合いを詰め、横に払う。
これはガキッと木剣で止められた。むん、と力任せに振り抜いて大きく後退させる。
「いきなり危ないですね。木剣といえど、あなたの打ち込みが当たれば死んでしまいます」
「だったら構えろ。何を怒ってるか知らないが言いたい事があるならはっきりと言え」
「……何もありませんよ。怒ってもいませんし」
「わたしを無視してただろっ」
踏み込んでの刺突。フリッツは横にかわし、上からの打ち込み。
わたしは木剣でそれを受け止める。
近距離で睨み合う。周りはいつの間にか兵たちが集まっていた。
「無視なんかしていませんよ。忙しかっただけです」
「嘘つけっ」
木剣をはね上げ、胴を狙う。
低い姿勢でかわすフリッツ。かわしながら足への攻撃。
わたしは跳躍してかわし、落下の勢いを利用した打ち下ろし。
これも木剣でガードされた。だがその威力に大きくよろめく。
すかさず前蹴りを放った。
これはかわせず、フリッツは五メートルほど吹っ飛んだ。
追撃をしかけようとしたが、フリッツが木剣を捨て、手を上げて降参の意思を示した。
すぐには喋れないほどの衝撃だったようだ。
うずくまって立てないでいる。
ちょっとやりすぎたかなと思ったけど、スッキリはした。
周りの兵たちからパチパチと拍手が起こる。
「そうだ、たまには兵士のみんなにも直々に稽古をつけてみようか」
わたしがそう言うと、兵士たちは蜘蛛の子を散らすように逃げていってしまった。
「……やめてくださいよ。せっかく集まった新兵がいなくなってしまいます」
ようやく立ち上がったフリッツが、腹を押さえながらそう言った。
「ふん。じゃあ、その分お前が稽古とか話し相手になればいいだろ。それでわたしの気は済む」
「まったく、以前にも増して我儘で血の気が多くなってしまわれた」
「ん、何か言ったか」
「いいえ、何も」
わたしは木剣を投げ捨て、笑いながら厩のほうへ足を向ける。
「遠乗りついでに領内を巡回する。お前も付いてくるか?」
使者の男……。ピンとはねたヒゲが特徴的な中年。グローセル伯爵のルイス卿だ。
諸侯の中では主戦派寄りだが、大した戦功は挙げていない。
実戦経験の乏しい諸侯の軍ではいくらかマシといった程度だ。
ルイス卿は立ち上がって挨拶を返し、再び座る。
わたしも向かいの席に座った。
背後には四人の付き人が直立していた。
護衛の役も兼ねているのだろうが、それほど腕が立ちそうには見えない。
使者といいながら刺客が紛れているかも、なんて考えていたけど心配はいらないようだ。
「イルゼ嬢。病と聞いていましたが」
「ええ、しばらく養生しておりました。ようやくこうして人前に出られるくらいには回復してきたところです」
ふむ、とヒゲを撫でながらルイス卿はわたしをじっと見つめる。
「今日いきなり来たのは他でもない。度重なる呼び出しに応じないので仕方なく我輩が来たわけだが」
「はあ、お手数かけて申し訳ありません」
「のんきなものですな。国を揺るがす一大事が起きたというのに」
「一大事とは?」
「王家がロストックと和平を結ぼうとしていたのはご存知かな」
「ええ。そのために交渉の使者を送っていた事も」
「その特使がだ。ロストック国内にて襲撃され、殺された」
「えっ」
舞踏会の時に交渉は再開したとエアハルト様が言ってたし、ロストック軍に目立った動きはなかったからうまくいってるものだと思っていた。
まさか国の特使を襲うだなんて。
野盗か何かの仕業だとしても、その責任はロストックにある。
「これにはさすがに陛下も激怒されてな。国の威信に関わると。それで王宮内は一気に主戦派に傾いたというわけだ。北賊討つべし、と」
「そんなことが……」
「そして陛下は我輩に王国の兵七千を預けられた。この軍を率い、北征を完遂する事が我輩の使命である」
ルイス卿は腕を組み、胸を反らす。
ザールラント国軍の総大将として任命されたわけか。それは大変な名誉だ。
でもわたしの所に来た目的は? まだそこが分からない。
「あなたに登城を促していたのは、それに関係がある。ロストックとの戦はアンスバッハが最も経験が豊かだ。この北征に参加し、ぜひ先鋒を務めてもらいたい」
「なるほど。そういう事でしたか」
七千の兵を持ったとはいえ、実戦慣れしてない兵士に指揮官。不安なのだろう。
アンスバッハが力を貸す事を条件に引き受けた可能性もある。
都合よく利用しようって腹づもりなんだろう。
普通なら突っぱねるところだが。ここで逆らったら何を言われるか分からない。
それに王宮内で主戦派の勢力が強くなってるってことは、不戦派のヴォルフスブルク公の力を削ぐことになるかもしれない。
わたしが手柄を立てればなおさらだ。
「……分かりました。お受けしましょう」
「おお、承知して下さるか。兵の数はいかほど出せますかな」
「三千は。それなりに準備は必要ですが」
「ふむ、来月には出陣する。それまでに用意して下されば」
「はい。最善を尽くしましょう」
「双方の連絡は細かにしておきたい。戦備の進捗については逐一こちらに報告を」
「はい。心得ています」
「それでは頼みましたぞ。イルゼ嬢」
満足そうな笑みを浮かべ、ルイス卿は去っていった。
わたしはさっそくフリッツを呼び、戦の事を伝えた。
フリッツは眉をひそめる。
「話が急すぎます。他の者に相談もせず決めてしまうなんて」
「だけどここでわたし達が大勝すれば、ヴォルフスブルク公にデカい顔させずに済む。ロストック自体が滅べば、悪だくみすら出来ないだろう」
「それはそうですが。そう簡単なものではないでしょう。正規兵七千は少なすぎます。ロストック側は総勢三万はいるかと」
「戦は数じゃない。わたしがロストック軍に遅れを取ったことがあるか? アンスバッハの三千で蹴散らせる」
「自信があるのは結構なことです。しかしこの時期。グズグズしていると冬が来ます。北方の寒さに慣れていない我が軍は不利ですよ」
「冬が来る前に敵の王都を陥とせれば問題ない。わたしの指揮とアンスバッハの精鋭ならば可能だ」
「……分かりました。もう決まってしまった事は仕方ありません。それでは兵達に伝えてきますので」
フリッツはそう言って足早に去っていった。
何を怒ってるんだ、アイツ。
ちゃんと顔を合わせて話するのは久しぶりだというのに。嬉しくないのか?
落ち込んでいたわたしも戦の話で気合いが入った。
これは戦好きの悪役令嬢と言われても仕方がないけど事実なんだ。知らないうちに小説のイルゼと好みとか感情が同化してるんだろうか。
✳ ✳ ✳
政務をこなしつつ、戦の準備を早急に進める。
兵三千には少し足りないので領内から徴募で数を揃える。
そこからみっちりと調練を行う。
軍馬と糧食の確保、武器の手入れ。やることは山ほどある。
わたし自身もこもってばかりだったので身体がだいぶなまっている。
狩りに出たり、兵に混じって自己の鍛錬にも励む。
フリッツのヤツも戦の準備に余念が無いようだ。
特に新兵たちの調練に力を入れている。
この前話した時から口を利いていない。
まだ怒っているのか、とチラチラ様子をうかがう。
それを知ってか知らずか、フリッツは目を合わせようとしない。
わたしはなんだかムカッ腹が立って、二振りの木製の剣を手にフリッツへ近づく。
「おい、フリッツ」
わたしの呼びかけに振り向くフリッツ。
木剣の一本を放り投げると、それを受け取った。
わたしはもう一本を手に構える。
「久しぶりにやるぞ。剣の稽古だ」
しかしフリッツはこちらに背を向ける。
「お断りします。新兵の調練が忙しいので」
わたしはカッとなって背後から打ちかかる。
ひらりとかわしたフリッツ。頭の後ろに目でもついてるのか。
間合いを詰め、横に払う。
これはガキッと木剣で止められた。むん、と力任せに振り抜いて大きく後退させる。
「いきなり危ないですね。木剣といえど、あなたの打ち込みが当たれば死んでしまいます」
「だったら構えろ。何を怒ってるか知らないが言いたい事があるならはっきりと言え」
「……何もありませんよ。怒ってもいませんし」
「わたしを無視してただろっ」
踏み込んでの刺突。フリッツは横にかわし、上からの打ち込み。
わたしは木剣でそれを受け止める。
近距離で睨み合う。周りはいつの間にか兵たちが集まっていた。
「無視なんかしていませんよ。忙しかっただけです」
「嘘つけっ」
木剣をはね上げ、胴を狙う。
低い姿勢でかわすフリッツ。かわしながら足への攻撃。
わたしは跳躍してかわし、落下の勢いを利用した打ち下ろし。
これも木剣でガードされた。だがその威力に大きくよろめく。
すかさず前蹴りを放った。
これはかわせず、フリッツは五メートルほど吹っ飛んだ。
追撃をしかけようとしたが、フリッツが木剣を捨て、手を上げて降参の意思を示した。
すぐには喋れないほどの衝撃だったようだ。
うずくまって立てないでいる。
ちょっとやりすぎたかなと思ったけど、スッキリはした。
周りの兵たちからパチパチと拍手が起こる。
「そうだ、たまには兵士のみんなにも直々に稽古をつけてみようか」
わたしがそう言うと、兵士たちは蜘蛛の子を散らすように逃げていってしまった。
「……やめてくださいよ。せっかく集まった新兵がいなくなってしまいます」
ようやく立ち上がったフリッツが、腹を押さえながらそう言った。
「ふん。じゃあ、その分お前が稽古とか話し相手になればいいだろ。それでわたしの気は済む」
「まったく、以前にも増して我儘で血の気が多くなってしまわれた」
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