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21 飛空強襲隊
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マップ12。帝国から反乱軍鎮圧の名目で送られてきた部隊が相手だ。
グラッドサクセを落とされたことで帝国も焦っているのがわかる。
今までレジスタンスの対処は駐屯軍だけで十分だった。
それが本国から救援を呼び寄せることになり、さらに従属国のイェリングに出兵を要請するなんて。
ちょっと前なら考えられない事態だ。
急激なレジスタンス軍の勢いにビビッてるってことだよね。まあそれもアネリーゼ姫が救出されてレジスタンス軍の結束が強まったことが原因かな。
このマップ12の敵編成がかなり厄介。
ほぼ全ユニットが飛行タイプで占められている。
帝国の精鋭、飛空強襲隊だ。
ロスキレ攻略時にも活躍した鷲獅子猟兵と鷲獅子騎兵たち。
周囲の地形は山と川、森林が多い。こっちは歩兵ユニットが多いので移動に制限がかかる。対する相手は地形を無視してガンガン攻めてこられる。こっちにゃ飛行タイプはフリーダしかいないってのに。
会敵するにしろもちっとましな場所はなかったのかと思ったけど、ここはゲーム通りの展開。
ふおー、バッサバッサとグリフォンの大部隊が迫ってくるのは圧巻だ。
手強い相手だけどこっちもグラッドサクセでゲットしたクラスチェンジアイテムを全員に渡してある。
盗賊の地下アジトで見つけたり、道具屋で買ったやつね。これでウルリク以外のメンバーもクラスチェンジしてパワーアップしている。
高いカネ使ったんだからみんな頼むよー。
飛行ユニットに特効なのは弓攻撃と風魔法。
風魔法の杖は街で購入してクラーアに装備済み。弓を使えるのはエイナルしかいなかったけど、ヴィリが盗賊から暗殺者へクラスチェンジして弓装備可能になった。
攻撃の要はこの3人。防御力が低いから他のメンバーでカバーして囲まれないようにしないと。
おお、さっそくクラーアの風刃が敵鷲獅子騎兵に炸裂。
続けざまに2騎を撃ち落とした。
的を散らす目的か、横にバアッと広がる敵たち。
だがそれもエイナルとヴィリが冷静に対処。弓射で次々と射落としていく。
ヴィリはクラスチェンジしたばかりで弓を扱うのも慣れてないはずだけど、さすがに器用だね。
弓猟兵になったエイナルと並んで弓を構える姿はなんとも頼もしい。
おっと、敵さんも黙ってやられてばかりじゃない。
高い機動力を活かして山の陰から回り込んでいたヤツらがいたのだ。
だけどこの作戦はお見通し。ゲームでこれ、わたし初見殺しにあったからね。
後ろには鉄甲兵になったホルガーが待ち伏せ。攻撃しようと急降下してきた敵を大盾で防ぎ、槍で反撃する。
剣豪になったアグナーも自ら鍛えた長剣を振るい、多少高い位置にいようとお構いなしに跳躍しながら斬りかかっていく。
仲間になったばかりの狂戦士ギオルグ。豪快な斧の一撃でグリフォンごと敵兵を叩き斬る。
慌てて空へ逃れようとする敵兵たち。だがさらに高い位置に鷲獅子猟兵になったフリーダがいた。
得意の投げ斧に加え、接近してからの槍攻撃。たまらず高度を下げたところに聖騎士のウルリクが突進。
敵兵はその槍に引っ掛けられるようにして墜落し、倒されていく。
わたしだって負けてられない。乱戦で傷ついた仲間を回復させる。
そして睡眠の魔法で後続の敵兵の動きを止めた。
敵でまともに動けるのはあと3騎。
指揮官クラスの鷲獅子猟兵たちだ。
クラーアの先制攻撃。風刃がうなりをあげて先頭の敵兵にヒット。
だけどさすがは上位クラス。ダメージは与えたけど魔法防御力がそこそこあるようだ。一撃では倒しきれない。
エイナルとヴィリの弓射。これは警戒していたのか、ギリギリでかわされた。
敵兵の反撃。2騎が投げ斧で牽制しつつ、中央の1騎が近づいての槍。
速い──敵ながら見事な連携だ。
エイナルとヴィリは素早く後退してかわしたが、クラーアの回避が遅れた。
ツインテ魔法少女を槍が狙う。あわや串刺しか、というところでホルガーが体当たり気味に敵兵へぶつかる。
体勢を崩したところをアグナーがすぐさま斬り捨てた。
これはホルガーのファインプレーだ。クラスチェンジしてちょっとは素早さも上がったのかな。ゴリラから赤〇先輩ぐらいには昇格してやってもよい。というかこれでクラーアとの親密度が上がってふたりがくっついてくれないかな。
なんてこと考えてる間に残りの2騎もフリーダとウルリクが仕留めた。
あれだけいた敵精鋭の飛空強襲隊を全滅させた。何名か負傷したけど犠牲者ゼロで。クラスチェンジしたことで格段に強い部隊になっちゃってるよ。
ゲームじゃ苦戦して何度もやり直したマップだからね。これは本当にスゴイことだと思う。
これで帝国本国からの増援はしばらくないだろう。東側の脅威は当面防げたことになる。
マップ12をクリアし、ここから王都へ再進撃となるところだけど北方の問題がまだ片付いていない。
諜報兵からの連絡を受けたけど、セヴェリン王子はイェリング軍の説得にはまだ成功していないようだ。
ここも一応ゲーム通りの展開。膠着している北方の戦線に向かうんだけど……。
それは同盟国イェリング軍と対峙するという意味。
祖国ロスキレはすでに滅んでるからイェリングにとってはもう同盟なんて知ったこっちゃないってなってるかもしれないけどね。
グラッドサクセを落とされたことで帝国も焦っているのがわかる。
今までレジスタンスの対処は駐屯軍だけで十分だった。
それが本国から救援を呼び寄せることになり、さらに従属国のイェリングに出兵を要請するなんて。
ちょっと前なら考えられない事態だ。
急激なレジスタンス軍の勢いにビビッてるってことだよね。まあそれもアネリーゼ姫が救出されてレジスタンス軍の結束が強まったことが原因かな。
このマップ12の敵編成がかなり厄介。
ほぼ全ユニットが飛行タイプで占められている。
帝国の精鋭、飛空強襲隊だ。
ロスキレ攻略時にも活躍した鷲獅子猟兵と鷲獅子騎兵たち。
周囲の地形は山と川、森林が多い。こっちは歩兵ユニットが多いので移動に制限がかかる。対する相手は地形を無視してガンガン攻めてこられる。こっちにゃ飛行タイプはフリーダしかいないってのに。
会敵するにしろもちっとましな場所はなかったのかと思ったけど、ここはゲーム通りの展開。
ふおー、バッサバッサとグリフォンの大部隊が迫ってくるのは圧巻だ。
手強い相手だけどこっちもグラッドサクセでゲットしたクラスチェンジアイテムを全員に渡してある。
盗賊の地下アジトで見つけたり、道具屋で買ったやつね。これでウルリク以外のメンバーもクラスチェンジしてパワーアップしている。
高いカネ使ったんだからみんな頼むよー。
飛行ユニットに特効なのは弓攻撃と風魔法。
風魔法の杖は街で購入してクラーアに装備済み。弓を使えるのはエイナルしかいなかったけど、ヴィリが盗賊から暗殺者へクラスチェンジして弓装備可能になった。
攻撃の要はこの3人。防御力が低いから他のメンバーでカバーして囲まれないようにしないと。
おお、さっそくクラーアの風刃が敵鷲獅子騎兵に炸裂。
続けざまに2騎を撃ち落とした。
的を散らす目的か、横にバアッと広がる敵たち。
だがそれもエイナルとヴィリが冷静に対処。弓射で次々と射落としていく。
ヴィリはクラスチェンジしたばかりで弓を扱うのも慣れてないはずだけど、さすがに器用だね。
弓猟兵になったエイナルと並んで弓を構える姿はなんとも頼もしい。
おっと、敵さんも黙ってやられてばかりじゃない。
高い機動力を活かして山の陰から回り込んでいたヤツらがいたのだ。
だけどこの作戦はお見通し。ゲームでこれ、わたし初見殺しにあったからね。
後ろには鉄甲兵になったホルガーが待ち伏せ。攻撃しようと急降下してきた敵を大盾で防ぎ、槍で反撃する。
剣豪になったアグナーも自ら鍛えた長剣を振るい、多少高い位置にいようとお構いなしに跳躍しながら斬りかかっていく。
仲間になったばかりの狂戦士ギオルグ。豪快な斧の一撃でグリフォンごと敵兵を叩き斬る。
慌てて空へ逃れようとする敵兵たち。だがさらに高い位置に鷲獅子猟兵になったフリーダがいた。
得意の投げ斧に加え、接近してからの槍攻撃。たまらず高度を下げたところに聖騎士のウルリクが突進。
敵兵はその槍に引っ掛けられるようにして墜落し、倒されていく。
わたしだって負けてられない。乱戦で傷ついた仲間を回復させる。
そして睡眠の魔法で後続の敵兵の動きを止めた。
敵でまともに動けるのはあと3騎。
指揮官クラスの鷲獅子猟兵たちだ。
クラーアの先制攻撃。風刃がうなりをあげて先頭の敵兵にヒット。
だけどさすがは上位クラス。ダメージは与えたけど魔法防御力がそこそこあるようだ。一撃では倒しきれない。
エイナルとヴィリの弓射。これは警戒していたのか、ギリギリでかわされた。
敵兵の反撃。2騎が投げ斧で牽制しつつ、中央の1騎が近づいての槍。
速い──敵ながら見事な連携だ。
エイナルとヴィリは素早く後退してかわしたが、クラーアの回避が遅れた。
ツインテ魔法少女を槍が狙う。あわや串刺しか、というところでホルガーが体当たり気味に敵兵へぶつかる。
体勢を崩したところをアグナーがすぐさま斬り捨てた。
これはホルガーのファインプレーだ。クラスチェンジしてちょっとは素早さも上がったのかな。ゴリラから赤〇先輩ぐらいには昇格してやってもよい。というかこれでクラーアとの親密度が上がってふたりがくっついてくれないかな。
なんてこと考えてる間に残りの2騎もフリーダとウルリクが仕留めた。
あれだけいた敵精鋭の飛空強襲隊を全滅させた。何名か負傷したけど犠牲者ゼロで。クラスチェンジしたことで格段に強い部隊になっちゃってるよ。
ゲームじゃ苦戦して何度もやり直したマップだからね。これは本当にスゴイことだと思う。
これで帝国本国からの増援はしばらくないだろう。東側の脅威は当面防げたことになる。
マップ12をクリアし、ここから王都へ再進撃となるところだけど北方の問題がまだ片付いていない。
諜報兵からの連絡を受けたけど、セヴェリン王子はイェリング軍の説得にはまだ成功していないようだ。
ここも一応ゲーム通りの展開。膠着している北方の戦線に向かうんだけど……。
それは同盟国イェリング軍と対峙するという意味。
祖国ロスキレはすでに滅んでるからイェリングにとってはもう同盟なんて知ったこっちゃないってなってるかもしれないけどね。
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