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35 追跡
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しっかし、いいとこのお嬢様がお供の爺やをひとり連れて、王子様を救出しようだなんて。
実家じゃ今頃大騒ぎだろうに。
わたしを頼ってもらうのはまあ構わないけど、こっちの手勢も多いわけじゃない。使えるのは諜報兵が十数人程度。
これだけでセヴェリン王子を助け出すってのはさすがに難しいのでは?
だけど老紳士のカルステンはそれだけ人数がいれば十分だと断言した。
セヴェリン王子は幽閉されているとはいえ、罪人というわけではないのでそこまで警備が厳しいものではないらしい。
父王の怒りを買ったというが、ある程度の期間が過ぎるまでの謹慎みたいなものだというのだ。
ロスキレで監禁されていたわたしとはえらい違いだ。
じゃあ危険を冒してまで救出なんてしなくていいんじゃないのって思うけど。イェリングの王様の怒りが収まるのを待てば、またセヴェリン王子は嫡子として安泰だし、ロリ系お嬢様……アウネータとも無事婚約しているわけだし。
だがここでアウネータが暗い表情を見せる。
わけを聞くとセヴェリン王子にはふたりの弟がいるらしいのだが、そのふたりはともに野心家で、今回の廃嫡騒ぎの件に乗じて不穏な動きをみせているらしい。
今回の件はたしかにセヴェリン王子にとっては失態だけど、ふたりの弟の才気は遠く兄に及ばない。それはふたり自身が十分にわかっている。父王も対外的な手前、罰を与えはするが本気で廃嫡までは考えていない。
ここで父王の目の届かぬ隙にセヴェリン王子に危害を加えようとしているのか。
アウネータとカルステンはその魔の手が伸びる前にセヴェリン王子を助け出すのが目的だった。
そういう話なら行動を急がないといけない。
どういう手段でふたりの弟がセヴェリン王子を狙っているか分からないが、事は一刻を争う。
わたしたちは早速農家を出て、一路セヴェリン王子の幽閉場所へと向かった。
道中、お嬢様のアウネータは騎乗して移動。手綱をカルステンが引いている。
ロリお嬢様のアウネータは一見、騎馬ユニットに見えなくもないけどまさか戦ったりはしないだろう。
カルステンも背筋はピシッとしてるけどお爺ちゃんだし。このふたりはもしもの時の戦力としては期待しないでおこう。
✳ ✳ ✳
その日の夕刻には到着。辺りは薄暗くなり始めている。
セヴェリン王子が幽閉されているという離宮──わたしがロスキレで捕まってた所よりひと回り大きい。
庭園も広くて中央に豪勢な噴水のある泉があったりしてさ。同じ王族の身分でも国によってこうも違うものかね。
カルステンの言った通り警備の数はそこまで多くない。
諜報兵を含んだ人数で奇襲をかければ、すぐに助け出せそうだ。
さっそく離宮正面に諜報兵の半数を向かわせる。
もちろんこれは陽動。ちょっと騒いで警備の目を引き付けておく。早くも警備兵たちは正面のほうに集まり始めた。
その隙に離宮側面の窓から諜報兵残り半分が潜入。高い位置にある窓だが、元盗賊の彼らからすればたいした高さではない。
そしてわたしとアウネータ、カルステンは裏側へ移動する。
裏側の通用門には鍵がかけられていたが、側面から侵入した諜報兵が鍵を開けてすんなりと入れた。
やっぱり内部にはたいした人員は配備されていないようだ。
セヴェリン王子が幽閉されている部屋も目星がついている。
これは意外と楽勝か、と離宮内を進んでいくとカルステンが険しい表情で呟く。
「おかしい……静かすぎる。それに先に潜入したはずの諜報兵の方々は」
裏口の鍵を開けてもらってからは諜報兵たちには先行してセヴェリン王子の部屋を目指してもらっている。
若干の敵もいるだろうから制圧も命じてある。問題ないと思ってたけど、離宮内を進んでからまだひとりも会ってない。
「まさか、何かトラブルが」
アウネータも泣きそうな顔に。余裕だと思っていたわたしも緊張してくる。
セヴェリン王子がいるであろう部屋近くに来ると、ようやく数人の諜報兵に会えた。全員無事なようだが、困惑した表情を見せている。
部屋の扉は開いていた。セヴェリン王子の姿は見えないが、見張りの兵が3人倒れていた。
絶命している……が、諜報兵の仕業ではないらしい。ここへ来た時にはすでに死んでいたというのだ。
「一足遅かったようです。我々より先に潜入していた者らがセヴェリン王子を連れ去ったかと」
部屋の中を調べていた諜報兵がそう告げ、アウネータはとうとう大粒の涙を流して泣き出した。
王子弟の手先による仕業。それは間違いない。老紳士カルステンはアウネータにハンカチを手渡し、励ますように言った。
「お嬢様、わざわざ連れ去るということはセヴェリン王子の身はまだ無事という証拠ではありませんか。今からすぐに追えばまだ間に合うかもしれませんぞ」
アウネータは涙を拭いて力強く頷く。
わたしたちは急いで離宮を出た。警備兵の多くはまだ諜報兵の半数が引きつけてくれている。
残りの半数とわたしたちで追跡を試みる。
早くもカルステンが複数の騎馬の足跡を見つけた。
「これに間違いありませんな。急ぎましょう」
とはいっても相手は馬。こちらにも馬がいるが、数には限りがある。
仕方なくわたしとアウネータ、カルステンに諜報兵を5名。この数で追跡を開始。残りは待機だ。
わたしひとりで馬に乗るのってはじめてじゃないか。今までは馬車とかウルリクが一緒だっだけど。
ゲームじゃ追跡戦なんてなかったから……ていうかもうゲーム関係なくなってるよね。ストーリーも横道に逸れまくっているし。
このゲームの本筋から逸れまくった影響がわたしの身にどういう事態を引き起こすのかまったく想像がつかない。
もしかしたらこの世界の中心人物はもうアネリーゼ姫じゃなくなっているのかも。
あの戴冠式のときの美少年皇帝……背後にアネリーゼ姫の姿がゆらいで見えたけど。
あの瞬間にロスキレの王位も世界の主人公の座も一気にもってかれたような感覚だった。あの人物の正体ってもしかしたら……。
「いましたっ! 王子を見つけました! 敵の数は3名っ!」
先行していた1騎の諜報兵が叫び、わたしは我に返る。
たしかに見えた。3騎の騎馬。一番先頭の背にセヴェリン王子が縄で縛られ、くくりつけられている。
意外と敵の数は少ない。だが、あの離宮に忍び込んで警備兵に気付かれずにセヴェリン王子を連れ出すような連中だ。きっとかなりの手練れに違いない。
追跡に気付いた3騎。ぐりっと上半身をこちらに向けてきた。あ、弓矢で狙っている!
パパパッ、と連続で放たれた矢は諜報兵たちの馬に命中。
前方を走っていた3頭が倒れ、それにつまづいた中間の2頭も転倒。
乗っていた諜報兵たちはたいした怪我はしていないようだが、これ以上の追跡は無理だ。
わたしとカルステン、アウネータはやむを得ず3騎だけで追跡を続行する。
実家じゃ今頃大騒ぎだろうに。
わたしを頼ってもらうのはまあ構わないけど、こっちの手勢も多いわけじゃない。使えるのは諜報兵が十数人程度。
これだけでセヴェリン王子を助け出すってのはさすがに難しいのでは?
だけど老紳士のカルステンはそれだけ人数がいれば十分だと断言した。
セヴェリン王子は幽閉されているとはいえ、罪人というわけではないのでそこまで警備が厳しいものではないらしい。
父王の怒りを買ったというが、ある程度の期間が過ぎるまでの謹慎みたいなものだというのだ。
ロスキレで監禁されていたわたしとはえらい違いだ。
じゃあ危険を冒してまで救出なんてしなくていいんじゃないのって思うけど。イェリングの王様の怒りが収まるのを待てば、またセヴェリン王子は嫡子として安泰だし、ロリ系お嬢様……アウネータとも無事婚約しているわけだし。
だがここでアウネータが暗い表情を見せる。
わけを聞くとセヴェリン王子にはふたりの弟がいるらしいのだが、そのふたりはともに野心家で、今回の廃嫡騒ぎの件に乗じて不穏な動きをみせているらしい。
今回の件はたしかにセヴェリン王子にとっては失態だけど、ふたりの弟の才気は遠く兄に及ばない。それはふたり自身が十分にわかっている。父王も対外的な手前、罰を与えはするが本気で廃嫡までは考えていない。
ここで父王の目の届かぬ隙にセヴェリン王子に危害を加えようとしているのか。
アウネータとカルステンはその魔の手が伸びる前にセヴェリン王子を助け出すのが目的だった。
そういう話なら行動を急がないといけない。
どういう手段でふたりの弟がセヴェリン王子を狙っているか分からないが、事は一刻を争う。
わたしたちは早速農家を出て、一路セヴェリン王子の幽閉場所へと向かった。
道中、お嬢様のアウネータは騎乗して移動。手綱をカルステンが引いている。
ロリお嬢様のアウネータは一見、騎馬ユニットに見えなくもないけどまさか戦ったりはしないだろう。
カルステンも背筋はピシッとしてるけどお爺ちゃんだし。このふたりはもしもの時の戦力としては期待しないでおこう。
✳ ✳ ✳
その日の夕刻には到着。辺りは薄暗くなり始めている。
セヴェリン王子が幽閉されているという離宮──わたしがロスキレで捕まってた所よりひと回り大きい。
庭園も広くて中央に豪勢な噴水のある泉があったりしてさ。同じ王族の身分でも国によってこうも違うものかね。
カルステンの言った通り警備の数はそこまで多くない。
諜報兵を含んだ人数で奇襲をかければ、すぐに助け出せそうだ。
さっそく離宮正面に諜報兵の半数を向かわせる。
もちろんこれは陽動。ちょっと騒いで警備の目を引き付けておく。早くも警備兵たちは正面のほうに集まり始めた。
その隙に離宮側面の窓から諜報兵残り半分が潜入。高い位置にある窓だが、元盗賊の彼らからすればたいした高さではない。
そしてわたしとアウネータ、カルステンは裏側へ移動する。
裏側の通用門には鍵がかけられていたが、側面から侵入した諜報兵が鍵を開けてすんなりと入れた。
やっぱり内部にはたいした人員は配備されていないようだ。
セヴェリン王子が幽閉されている部屋も目星がついている。
これは意外と楽勝か、と離宮内を進んでいくとカルステンが険しい表情で呟く。
「おかしい……静かすぎる。それに先に潜入したはずの諜報兵の方々は」
裏口の鍵を開けてもらってからは諜報兵たちには先行してセヴェリン王子の部屋を目指してもらっている。
若干の敵もいるだろうから制圧も命じてある。問題ないと思ってたけど、離宮内を進んでからまだひとりも会ってない。
「まさか、何かトラブルが」
アウネータも泣きそうな顔に。余裕だと思っていたわたしも緊張してくる。
セヴェリン王子がいるであろう部屋近くに来ると、ようやく数人の諜報兵に会えた。全員無事なようだが、困惑した表情を見せている。
部屋の扉は開いていた。セヴェリン王子の姿は見えないが、見張りの兵が3人倒れていた。
絶命している……が、諜報兵の仕業ではないらしい。ここへ来た時にはすでに死んでいたというのだ。
「一足遅かったようです。我々より先に潜入していた者らがセヴェリン王子を連れ去ったかと」
部屋の中を調べていた諜報兵がそう告げ、アウネータはとうとう大粒の涙を流して泣き出した。
王子弟の手先による仕業。それは間違いない。老紳士カルステンはアウネータにハンカチを手渡し、励ますように言った。
「お嬢様、わざわざ連れ去るということはセヴェリン王子の身はまだ無事という証拠ではありませんか。今からすぐに追えばまだ間に合うかもしれませんぞ」
アウネータは涙を拭いて力強く頷く。
わたしたちは急いで離宮を出た。警備兵の多くはまだ諜報兵の半数が引きつけてくれている。
残りの半数とわたしたちで追跡を試みる。
早くもカルステンが複数の騎馬の足跡を見つけた。
「これに間違いありませんな。急ぎましょう」
とはいっても相手は馬。こちらにも馬がいるが、数には限りがある。
仕方なくわたしとアウネータ、カルステンに諜報兵を5名。この数で追跡を開始。残りは待機だ。
わたしひとりで馬に乗るのってはじめてじゃないか。今までは馬車とかウルリクが一緒だっだけど。
ゲームじゃ追跡戦なんてなかったから……ていうかもうゲーム関係なくなってるよね。ストーリーも横道に逸れまくっているし。
このゲームの本筋から逸れまくった影響がわたしの身にどういう事態を引き起こすのかまったく想像がつかない。
もしかしたらこの世界の中心人物はもうアネリーゼ姫じゃなくなっているのかも。
あの戴冠式のときの美少年皇帝……背後にアネリーゼ姫の姿がゆらいで見えたけど。
あの瞬間にロスキレの王位も世界の主人公の座も一気にもってかれたような感覚だった。あの人物の正体ってもしかしたら……。
「いましたっ! 王子を見つけました! 敵の数は3名っ!」
先行していた1騎の諜報兵が叫び、わたしは我に返る。
たしかに見えた。3騎の騎馬。一番先頭の背にセヴェリン王子が縄で縛られ、くくりつけられている。
意外と敵の数は少ない。だが、あの離宮に忍び込んで警備兵に気付かれずにセヴェリン王子を連れ出すような連中だ。きっとかなりの手練れに違いない。
追跡に気付いた3騎。ぐりっと上半身をこちらに向けてきた。あ、弓矢で狙っている!
パパパッ、と連続で放たれた矢は諜報兵たちの馬に命中。
前方を走っていた3頭が倒れ、それにつまづいた中間の2頭も転倒。
乗っていた諜報兵たちはたいした怪我はしていないようだが、これ以上の追跡は無理だ。
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