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第1部 剣聖 羽鳴由佳
53 かぶれん坊将軍
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「由佳、しっかりして! 本人じゃないよ、藤田だよ!」
志求磨が叫ぶ。
わかってる。わかってはいるが……あの顔、どうみてもあのブサイクな藤田には見えないし、妙なコスプレ感もない。まさしくTVで見たまんまの、花岡賢なのだ。
ナギサやレオニードの声も聞こえる。そうだ、わたしがこんなところで負けるわけにはいかない。
わたしはなんとか立ち上がり、直視しないように足だけを見るようにした。
あ、いかん。それでも顔がにやけてくる。
試合開始の太鼓の音。
柄に手をかけ、腰を浅く落とす。近づかずに太刀風でケリをつけるしかないか?
「余の顔を見忘れたか」
花岡賢の声。惑わされるな。首をブンブンと横に振る。
──知っている。この異世界に来てからも忘れたことなんてない。
憧れの人。わたしの目標。わたしが時代劇好きになったきっかけだから。
「上様がこのような所にいるはずがない。上様の名を騙る不届き者……覚悟!」
悪役が居直るときのセリフ。自分に言い聞かせるように放ち、わたしは刀を抜いた。
太刀風も、神速も練気も使わない。この人は──正々堂々、剣だけで勝負する。
チャキッ、と花岡賢が刀を持ち直し、峰をこちらに向けた。
そう、《かぶれん坊将軍》はたとえ悪人でも自分で斬ることはないのだ。いや、わたしは悪人ではないが。
チャ~チャ~チャ~、チャララ、チャララとテンポの早いバトルシーンのBGMが流れはじめた。
柄を顔の横の高さで構えている。わたしが間合いを詰め、上段から斬りつけた。
難なく弾かれた。ビリビリと衝撃が腕に伝わる。
いかん、ここから袈裟懸けの一撃──。
かろうじてかわす。TVで穴が空くほど見ていなかったら、やられていた。
つ、つ、と静かに距離を詰める花岡賢。
こういった凛々しくて優雅な動きにも惚れ惚れする。
と、そんな場合ではない。上段からの一撃。受け止めたがグリッ、と力を込められ、体勢を崩される。
狙いは──胴。刃を寝かせるように構え、なんとかそれも防いだ。
一撃一撃が重い。受けるたびに体勢が崩される。中途半端な打ち込みには即カウンター。まさしく《かぶれん坊将軍》花岡賢の剣だ。
花岡賢の猛攻は続く。
上段からの振り下ろし、横薙ぎの一閃。受けずに後退してかわす。
いつの間にか後ろは場外。舌打ちし、覚悟を決めて打ちかかる。
鍔ぜり合い──ギギッ、ガリッ、と刃をこすらせ、身体を入れ替えようと力を入れる。
フッ、と手応えが消えた。
思惑通りに回り込めた、いや、誘いだ。身体が前のめりになったところを、背に一撃。わたしは膝をつく。
やはり剣だけの戦いでは不利だったか……。
花岡賢を見上げる。わたしの憧れの人は、願望の力を高めて二つの幻影を作り出した。
あれは──御庭番の二人だ。まずいぞ、このあとの展開は。
「貴様の悪行もこれまで。覚悟せよ、成敗!」
交差するように男女の御庭番が迫る。もうダメだ──わたしは目を閉じた。
……あれ? 斬られない。一体どうなった……。
目を開けると、二人の御庭番は消えていた。これは一体……。
花岡賢。首の辺りをかきむしっている。汗でかぶれたのか。
「く、こんな時に……! じいがくれた南蛮渡来の塗り薬を使わねば……」
いまだ──わたしは起き上がりざまに、斬りつけた。花岡賢も慌てて構える。
ギンッ、と金属音が響き、場外へ刀が落ちた。
わたしの刀だ。わたしの動きのほうが一瞬、遅かった。花岡賢の刀の峰はわたしの首すじにピタリと当てられている。
わたしはギブアップを宣言。勝敗は決した。
深く一礼して舞台を下りるわたしに、花岡賢は声をかけてきた。
「最後の一撃……そなたのほうが速かったはずだ。何故、ためらったのだ。余が勝ちを譲られて喜ぶとでも思ったか」
「いえ……本当にわたしのほうが速かったとしても、斬れなかったのなら、それはわたしの弱さ。わたしの負けです。今日はいい経験になりました。ありがとうございます」
再び頭を下げて、わたしは背を向ける。
本気でそう思った言葉だ。わたしがファンとか関係なしに。
藤田が進化した願望者らしいが、その剣の冴えや身のこなしはまさしく花岡賢そのものだった。
わたしがベースとしている時代劇の殺陣。その剣技を直に受けることが出来たのだから、得るものは多かった。
あ、あとで握手してもらって、サインもらおう。
仲間たちの元へと戻ると、皆拍手で迎えてくれた。
剣以外の技を使わなくて負けたから、怒られると思ったのに。
「いい勝負だったよ、由佳。惜しかったね」
志求磨の言葉に照れ笑いで返す。
さて、とうとう大将戦までもつれこんでしまったが、こっちから出るヤツが問題だ。
黒由佳。おとなしくローブを被ってじっとしていただけでも称賛に値するが……順番を最後にもってきたのは、もちろんトラブルを避けるためだ。
しかし、今となってはコイツがこの準決勝の勝敗を左右する。
「大将、チームナギサ、《魔剣士》羽鳴由佳!」
名を呼ばれたが、ベンチに座った黒由佳は微動だにしない。
もう一度呼ばれる……反応なし。
揺さぶってみるが……同じだ。コイツ、寝てやがる。
わたしがローブを強引にひっぺがすと、黒由佳は前方にべしゃっ、と倒れた。
「いった~、なあに? 試合、終わったの? もう帰んの?」
目をこすりながら聞く黒由佳。
わたしは他のメンバーと顔を見合せ、早くもダメかもしれないと思った。
志求磨が叫ぶ。
わかってる。わかってはいるが……あの顔、どうみてもあのブサイクな藤田には見えないし、妙なコスプレ感もない。まさしくTVで見たまんまの、花岡賢なのだ。
ナギサやレオニードの声も聞こえる。そうだ、わたしがこんなところで負けるわけにはいかない。
わたしはなんとか立ち上がり、直視しないように足だけを見るようにした。
あ、いかん。それでも顔がにやけてくる。
試合開始の太鼓の音。
柄に手をかけ、腰を浅く落とす。近づかずに太刀風でケリをつけるしかないか?
「余の顔を見忘れたか」
花岡賢の声。惑わされるな。首をブンブンと横に振る。
──知っている。この異世界に来てからも忘れたことなんてない。
憧れの人。わたしの目標。わたしが時代劇好きになったきっかけだから。
「上様がこのような所にいるはずがない。上様の名を騙る不届き者……覚悟!」
悪役が居直るときのセリフ。自分に言い聞かせるように放ち、わたしは刀を抜いた。
太刀風も、神速も練気も使わない。この人は──正々堂々、剣だけで勝負する。
チャキッ、と花岡賢が刀を持ち直し、峰をこちらに向けた。
そう、《かぶれん坊将軍》はたとえ悪人でも自分で斬ることはないのだ。いや、わたしは悪人ではないが。
チャ~チャ~チャ~、チャララ、チャララとテンポの早いバトルシーンのBGMが流れはじめた。
柄を顔の横の高さで構えている。わたしが間合いを詰め、上段から斬りつけた。
難なく弾かれた。ビリビリと衝撃が腕に伝わる。
いかん、ここから袈裟懸けの一撃──。
かろうじてかわす。TVで穴が空くほど見ていなかったら、やられていた。
つ、つ、と静かに距離を詰める花岡賢。
こういった凛々しくて優雅な動きにも惚れ惚れする。
と、そんな場合ではない。上段からの一撃。受け止めたがグリッ、と力を込められ、体勢を崩される。
狙いは──胴。刃を寝かせるように構え、なんとかそれも防いだ。
一撃一撃が重い。受けるたびに体勢が崩される。中途半端な打ち込みには即カウンター。まさしく《かぶれん坊将軍》花岡賢の剣だ。
花岡賢の猛攻は続く。
上段からの振り下ろし、横薙ぎの一閃。受けずに後退してかわす。
いつの間にか後ろは場外。舌打ちし、覚悟を決めて打ちかかる。
鍔ぜり合い──ギギッ、ガリッ、と刃をこすらせ、身体を入れ替えようと力を入れる。
フッ、と手応えが消えた。
思惑通りに回り込めた、いや、誘いだ。身体が前のめりになったところを、背に一撃。わたしは膝をつく。
やはり剣だけの戦いでは不利だったか……。
花岡賢を見上げる。わたしの憧れの人は、願望の力を高めて二つの幻影を作り出した。
あれは──御庭番の二人だ。まずいぞ、このあとの展開は。
「貴様の悪行もこれまで。覚悟せよ、成敗!」
交差するように男女の御庭番が迫る。もうダメだ──わたしは目を閉じた。
……あれ? 斬られない。一体どうなった……。
目を開けると、二人の御庭番は消えていた。これは一体……。
花岡賢。首の辺りをかきむしっている。汗でかぶれたのか。
「く、こんな時に……! じいがくれた南蛮渡来の塗り薬を使わねば……」
いまだ──わたしは起き上がりざまに、斬りつけた。花岡賢も慌てて構える。
ギンッ、と金属音が響き、場外へ刀が落ちた。
わたしの刀だ。わたしの動きのほうが一瞬、遅かった。花岡賢の刀の峰はわたしの首すじにピタリと当てられている。
わたしはギブアップを宣言。勝敗は決した。
深く一礼して舞台を下りるわたしに、花岡賢は声をかけてきた。
「最後の一撃……そなたのほうが速かったはずだ。何故、ためらったのだ。余が勝ちを譲られて喜ぶとでも思ったか」
「いえ……本当にわたしのほうが速かったとしても、斬れなかったのなら、それはわたしの弱さ。わたしの負けです。今日はいい経験になりました。ありがとうございます」
再び頭を下げて、わたしは背を向ける。
本気でそう思った言葉だ。わたしがファンとか関係なしに。
藤田が進化した願望者らしいが、その剣の冴えや身のこなしはまさしく花岡賢そのものだった。
わたしがベースとしている時代劇の殺陣。その剣技を直に受けることが出来たのだから、得るものは多かった。
あ、あとで握手してもらって、サインもらおう。
仲間たちの元へと戻ると、皆拍手で迎えてくれた。
剣以外の技を使わなくて負けたから、怒られると思ったのに。
「いい勝負だったよ、由佳。惜しかったね」
志求磨の言葉に照れ笑いで返す。
さて、とうとう大将戦までもつれこんでしまったが、こっちから出るヤツが問題だ。
黒由佳。おとなしくローブを被ってじっとしていただけでも称賛に値するが……順番を最後にもってきたのは、もちろんトラブルを避けるためだ。
しかし、今となってはコイツがこの準決勝の勝敗を左右する。
「大将、チームナギサ、《魔剣士》羽鳴由佳!」
名を呼ばれたが、ベンチに座った黒由佳は微動だにしない。
もう一度呼ばれる……反応なし。
揺さぶってみるが……同じだ。コイツ、寝てやがる。
わたしがローブを強引にひっぺがすと、黒由佳は前方にべしゃっ、と倒れた。
「いった~、なあに? 試合、終わったの? もう帰んの?」
目をこすりながら聞く黒由佳。
わたしは他のメンバーと顔を見合せ、早くもダメかもしれないと思った。
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