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22 村 ③
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森の中は薄暗くて少し不気味に見えるが、その実空気は肌にピリピリ感じられるほど清らかだ。
「あっ、今人の悲鳴みたいなのが聞こえた!」
「…え~あれは鳥の鳴き声だよ~」
日頃から運動不足のショウはもうばてているが、まだ先は長そうだ。しかしこんな山奥に屋敷を作るってどうやって?木材は山から切り出すにしても他の材料は?どれだけの時間と人手がかかるのか想像もつかない。それだけショウの先祖に力があったということかな…
「ねぇあの村長さん一緒に屋敷まで来るかと思ったけど来なかったね。しつこそうに見えたんだけど」
「…あの村の人たちは今だにこの森に僕のうちの許可なしに入ると祟られるって思ってるんだよ~」
「『祟りじゃー!』の祟り?」恐る恐る聞いてみる。
「そうそれ~昔は知らないけど今時そんな物あるわけないよ~。何かあったとしても偶然偶然~」
ショウはケラケラと乾いた笑い声をあげた。
その後何となく2人とも無言で森を進み続けた。さすがにそろそろ休みたいなと思ったその時
「ついたよ~ここが屋敷だよ~…疲れた~」
山道が切れて、視界が広がった。そこには森の中とは思えないほど広い平地があり大きな屋敷が鎮座していた。屋敷は平屋の古い日本家屋でコウ兄さんに言わせると『長い事手入れをしていない』のはずなのに、驚くほど傷みがない。木造のようだが表面を黒い何かでコーティングしているらしく全体的に黒光りしていて重々しく見える。初めて見る変わった屋敷に驚いたが、玄関前に違和感が…この雰囲気にそぐわない物が…段ボールか?
「やった~宅配届いてた~」
お前か!そう言えばマツナガさんが宅配も届くって言ってたな。中を嬉々として開けるショウ。覗くと…インスタントの食べ物と飲み物。そうか今日ここに泊まる予定だから食料は必要だ。ショウにしてはちゃんと考えてるな、この村コンビニすらなかったし…しかしショウは大事な食料に目もくれず段ボールの底の方から何かを取り出した。
「あった~。異常ないかな~うんうん大丈夫そう~」
また変な物じゃないだろうな?
「僕いつも普通の物しか作ってないよ~?」
と心底不思議そうな顔をするショウ。取り出したものはお掃除ロボット、そう、あの床を動いて掃除してくれるあれだった。
「おおっ!お前にしては上出来じゃん。屋敷の中これに掃除してもらおう」
「でしょ~、よしスイッチオン!」
小さな作動音がして掃除機は動き始め…
「ちょっと待て。脇から長い腕みたいなのが出て…上に伸ばしてるぞ!お掃除ロボにあんな物ついてたか?」
「ヤマモトさんがね~『お掃除は上から下へ』って言ってたんで、まずこのアームで上の方の埃とかを落としてから下の掃除機で吸い込んでいくよう市販のお掃除ロボを改良したんだよ~」
改造の間違いじゃないかな?…でもまぁ掃除は綺麗にできそうだしこれはこれでいいか。
「掃除はこれでよし~あとはお墓参りだね~お墓は裏手にあるんだ~」
と裏手に連れて行かれた。そこには俺のイメージとまるでかけ離れた物があった。
「これがお墓なの?塚にしか見えないけど」
高さ2m、直径2mくらいの塚があり、その周りは紙垂が付けられたしめ縄で囲まれている。どうやらこれがショウの言うお墓らしい。彼は俺の言葉には答えずにスッと墓に頭を下げた。そして祝詞みたいな言葉を発し祈り始めた。ほとんど意味がわからない言葉だったが、真剣な顔で祈りを捧げるショウの姿は神々しかった。俺も慌てて頭を下げて祈りが終わるのを待つ。
「…よし終了~。これで物が食べられるよ~」
神々しさもここで終了。しかし昨日の夜から何も食べちゃいけないなんて、どんだけ気難しいご先祖様なんだ?ゼリー飲料を一気飲みしたショウは晴々と…ちょっと厄介払いでもしたような表情で笑った。
一方ショウにすげなく誘いを断られた村では
「どうするよ村長。せっかくの料理と酒が無駄になっちまうぞ」
村人に詰め寄られ腕を組んで悩む村長。
「…コウタロウ様を待って…しかし到着時間が読めないと連絡があったし…うーむ」
「親父、悩む事ないぞ。今森に入って行ったあいつらを連れ戻して宴会に参加させればいいんだろ?上手い酒と料理があればいけるぜ」
と作業着姿の若いのを2、3人連れた村長によく似た顔の男性が声をあげた。村長の息子だ。
「しかし許可なしに森に入るのは…」
その発言を聞いた息子は小馬鹿にしたように
「祟られるぅーてか?そんな日本昔ばなしみたいな事あるわけない。宅配便の奴らは普通に入って何事もなく帰って来たろう?年寄りはこれだからダメなんだよ…うし、あいつらさっき森に入ったばかりだからちょっと急げば追いつくだろ、行くぞ」
と言い、彼らはズカズカと森の中に入って行った。
彼らは森の中をどんどん足早に進んでいく。しかし一本道だと言うのにショウたちの気配は感じられない。
「あいつら思ったより足が速いな。もう少し急ぐぞ」
村長の息子は後ろを振り返りそう言った。しかしそこにはついてきているはずの若いのが誰もいない。
「?さっきまで足音も声もしてたのにおかしいな…怖くなって帰ったのか?まあいい。俺1人でもあんなヒョロヒョロなんとかなるだろう…」
急に風が冷たくなった。昼なお暗い森の闇が一層深くなった。気がつくとあたりは鼻を摘まれてもわからないくらいの暗闇になっている。
「なんだなんだ?急にこんなに暗くなるなんて。まだ昼だぞ…うわっ!!」
彼の意識はそこで途切れた。
村長を含む村人たちは森に入って行った彼らを心配しながら森の入り口に留まっていた。
「村長、止めなくてよかったのか?」
祟りが怖いのか皆の顔色は悪い。
「…止める暇がなかった…ここで待つしかないだろう。ひょっとしたらショウタロウ様と戻ってくるかもしれないし」
ドスン
皆の背後で大きな音がした。驚いて皆が振り返るとそこには、気を失った村長の息子と息子と一緒に森に入った若いのが地べたに転がっていた。
「なんで後ろに?」
そう、彼らは目の前の入り口から森に入ったはず。道は他にはない。
恐怖が広がった。口々に悲鳴をあげながら逃げ去る村民たち。
村長と気を失った奴らだけがぽつんと残された。
「あっ、今人の悲鳴みたいなのが聞こえた!」
「…え~あれは鳥の鳴き声だよ~」
日頃から運動不足のショウはもうばてているが、まだ先は長そうだ。しかしこんな山奥に屋敷を作るってどうやって?木材は山から切り出すにしても他の材料は?どれだけの時間と人手がかかるのか想像もつかない。それだけショウの先祖に力があったということかな…
「ねぇあの村長さん一緒に屋敷まで来るかと思ったけど来なかったね。しつこそうに見えたんだけど」
「…あの村の人たちは今だにこの森に僕のうちの許可なしに入ると祟られるって思ってるんだよ~」
「『祟りじゃー!』の祟り?」恐る恐る聞いてみる。
「そうそれ~昔は知らないけど今時そんな物あるわけないよ~。何かあったとしても偶然偶然~」
ショウはケラケラと乾いた笑い声をあげた。
その後何となく2人とも無言で森を進み続けた。さすがにそろそろ休みたいなと思ったその時
「ついたよ~ここが屋敷だよ~…疲れた~」
山道が切れて、視界が広がった。そこには森の中とは思えないほど広い平地があり大きな屋敷が鎮座していた。屋敷は平屋の古い日本家屋でコウ兄さんに言わせると『長い事手入れをしていない』のはずなのに、驚くほど傷みがない。木造のようだが表面を黒い何かでコーティングしているらしく全体的に黒光りしていて重々しく見える。初めて見る変わった屋敷に驚いたが、玄関前に違和感が…この雰囲気にそぐわない物が…段ボールか?
「やった~宅配届いてた~」
お前か!そう言えばマツナガさんが宅配も届くって言ってたな。中を嬉々として開けるショウ。覗くと…インスタントの食べ物と飲み物。そうか今日ここに泊まる予定だから食料は必要だ。ショウにしてはちゃんと考えてるな、この村コンビニすらなかったし…しかしショウは大事な食料に目もくれず段ボールの底の方から何かを取り出した。
「あった~。異常ないかな~うんうん大丈夫そう~」
また変な物じゃないだろうな?
「僕いつも普通の物しか作ってないよ~?」
と心底不思議そうな顔をするショウ。取り出したものはお掃除ロボット、そう、あの床を動いて掃除してくれるあれだった。
「おおっ!お前にしては上出来じゃん。屋敷の中これに掃除してもらおう」
「でしょ~、よしスイッチオン!」
小さな作動音がして掃除機は動き始め…
「ちょっと待て。脇から長い腕みたいなのが出て…上に伸ばしてるぞ!お掃除ロボにあんな物ついてたか?」
「ヤマモトさんがね~『お掃除は上から下へ』って言ってたんで、まずこのアームで上の方の埃とかを落としてから下の掃除機で吸い込んでいくよう市販のお掃除ロボを改良したんだよ~」
改造の間違いじゃないかな?…でもまぁ掃除は綺麗にできそうだしこれはこれでいいか。
「掃除はこれでよし~あとはお墓参りだね~お墓は裏手にあるんだ~」
と裏手に連れて行かれた。そこには俺のイメージとまるでかけ離れた物があった。
「これがお墓なの?塚にしか見えないけど」
高さ2m、直径2mくらいの塚があり、その周りは紙垂が付けられたしめ縄で囲まれている。どうやらこれがショウの言うお墓らしい。彼は俺の言葉には答えずにスッと墓に頭を下げた。そして祝詞みたいな言葉を発し祈り始めた。ほとんど意味がわからない言葉だったが、真剣な顔で祈りを捧げるショウの姿は神々しかった。俺も慌てて頭を下げて祈りが終わるのを待つ。
「…よし終了~。これで物が食べられるよ~」
神々しさもここで終了。しかし昨日の夜から何も食べちゃいけないなんて、どんだけ気難しいご先祖様なんだ?ゼリー飲料を一気飲みしたショウは晴々と…ちょっと厄介払いでもしたような表情で笑った。
一方ショウにすげなく誘いを断られた村では
「どうするよ村長。せっかくの料理と酒が無駄になっちまうぞ」
村人に詰め寄られ腕を組んで悩む村長。
「…コウタロウ様を待って…しかし到着時間が読めないと連絡があったし…うーむ」
「親父、悩む事ないぞ。今森に入って行ったあいつらを連れ戻して宴会に参加させればいいんだろ?上手い酒と料理があればいけるぜ」
と作業着姿の若いのを2、3人連れた村長によく似た顔の男性が声をあげた。村長の息子だ。
「しかし許可なしに森に入るのは…」
その発言を聞いた息子は小馬鹿にしたように
「祟られるぅーてか?そんな日本昔ばなしみたいな事あるわけない。宅配便の奴らは普通に入って何事もなく帰って来たろう?年寄りはこれだからダメなんだよ…うし、あいつらさっき森に入ったばかりだからちょっと急げば追いつくだろ、行くぞ」
と言い、彼らはズカズカと森の中に入って行った。
彼らは森の中をどんどん足早に進んでいく。しかし一本道だと言うのにショウたちの気配は感じられない。
「あいつら思ったより足が速いな。もう少し急ぐぞ」
村長の息子は後ろを振り返りそう言った。しかしそこにはついてきているはずの若いのが誰もいない。
「?さっきまで足音も声もしてたのにおかしいな…怖くなって帰ったのか?まあいい。俺1人でもあんなヒョロヒョロなんとかなるだろう…」
急に風が冷たくなった。昼なお暗い森の闇が一層深くなった。気がつくとあたりは鼻を摘まれてもわからないくらいの暗闇になっている。
「なんだなんだ?急にこんなに暗くなるなんて。まだ昼だぞ…うわっ!!」
彼の意識はそこで途切れた。
村長を含む村人たちは森に入って行った彼らを心配しながら森の入り口に留まっていた。
「村長、止めなくてよかったのか?」
祟りが怖いのか皆の顔色は悪い。
「…止める暇がなかった…ここで待つしかないだろう。ひょっとしたらショウタロウ様と戻ってくるかもしれないし」
ドスン
皆の背後で大きな音がした。驚いて皆が振り返るとそこには、気を失った村長の息子と息子と一緒に森に入った若いのが地べたに転がっていた。
「なんで後ろに?」
そう、彼らは目の前の入り口から森に入ったはず。道は他にはない。
恐怖が広がった。口々に悲鳴をあげながら逃げ去る村民たち。
村長と気を失った奴らだけがぽつんと残された。
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