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どうやら魔獣に転生したらしいです
タマ兄様と私は相思相愛でした
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あれから一ヶ月程経ちました。ちなみに、年月の進み具合は一年は12ヶ月、ひと月は35日の5週間、1週間は7日、1日は10刻(20時間)、1刻は100分(1時間は50分)、1分は50秒です。
そうそう、この間ついに私達の種族がわかりました。フィアニシアキャットというらしいです。何でもSSS級の魔獣だそうです。
SSS級というのは、人間が魔獣をランク分けしたランクの一つで、下からE、D、C、B、A、S、SS、SSSとなっているらしく、SSS級は一番上、要するは滅茶苦茶強い&レアなのだ。しかもどうやら、SSS級にもなると知性があるらしいです。
他のランクの魔獣達も知性はあるのですが、例外を除いて人と会話はできません。それが、SSS級にもなると、人化や念話などで人と話せるものばかりだそうです。
実は私、前世では冒険者になるのが夢だったのですが、前世の世界には冒険者というものがありませんでしたし、OLというものでしたので、叶わぬ夢でした。
でも、ここには冒険者や冒険者が所属する冒険者ギルドなるものが存在しているのです!!だから今度こそは、冒険者になって見せるのです!!タマ兄様と一緒に。
話してちゃんと許可もらいましたよ?兄様も冒険者、憧れだったそうです。前世で。そう、タマ兄様も転生者だったのです!!素敵です、タマ兄様!!
早くもブラコンですが何か?
別に良いじゃないですか。タマ兄様にもシスコンになってもらいますし。ていうか、シスコンですし。相思相愛です。ラブラブです。いいでしょ。
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
今日は人化の練習です。昨日までは文字の練習でした。人族や亜人族、魔族の言葉を話せるようになりました。念話でですが。文字は、主な五カ国の文字を覚えました。覚えておいて損はないからと、お母さんが言ってました。
だから、あとは人化を維持して戦えるようになれば冒険者になれます!!
あ、勉強して分かったことがひとつ。兄様と私のスペックはやっぱり同じのようです。
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
はふ~~、疲れました。
人化の練習を先程終えた私達は、仲良く二人で寝床に大の字で寝転がっています。
今日は、お父さんがご飯を買ってきてくれるそうです。最近はお父さんかお母さんが見守っている中、二人で私達二人の分を狩る日が多かったのですが、今日は今までの中でダントツで疲れる練習だったので特別です。
初めて肉を食べた時や狩ったときは抵抗がありましたが、今はもうありません。大事に、大切に頂いています。
あっ、お父さんが帰ってきたようです。
ふむふむ、今日のご飯は鳥さんらしいです。鳥は鳥でも、3メートル強あるお父さんの身長(体高?)をゆうに超えています。翼を広げると10メートル近くありそうなんだけど、どうやって狩ったの?
まぁ、美味しそうなのでどうってことありません。それでは。
【いっただっきまーす!!】
ん~~っ、美味しいです。普通の鳥のお肉より柔らかいですね。このお肉の味が何ともたまりません。もしかしたら、今までで一番好きな味かも……。
あ、もちろん、お肉は生肉ですよ?洞窟に火やお湯なんてあるわけないですからね。というか、火をとおすという概念すらないのかもしれません。ほら、魔獣ですし。いや、でもお母さんとお父さんは、昔人間の街へよく通っていたと言っていましたし、もしかしたら火をとおすというのは知っているのでしょうか。
……うん、面倒くさかったし、慣れ親しんでいるのは生肉さんなのでそのままと言うことにしておきましょう。
そういえば隣が静かですね。どうしたんだろう?
チラッとご飯を食べながら隣を見ると、タマ兄様が寝ていました。先程まで起きていたのに……。仕方ありません。
「タマ兄様、起きて~。ご飯だよ~」
いつかやられたときのように、兄様の体をゆさゆさと揺らします。てしてしします。
「今日のご飯は鳥さんだって。え~と、クリフケイブバードだっけ?そんな名前の鳥さんだよ。初めてのやつだけど、お肉が柔らかくて、ほろっとして、甘くて美味しいよ~。全部食べちゃうけどいい?」
「ダメッ!!」
起きた。やっぱり起こすのには食べ物の話が1番だね。それは私もだけど。
そうそう、この間ついに私達の種族がわかりました。フィアニシアキャットというらしいです。何でもSSS級の魔獣だそうです。
SSS級というのは、人間が魔獣をランク分けしたランクの一つで、下からE、D、C、B、A、S、SS、SSSとなっているらしく、SSS級は一番上、要するは滅茶苦茶強い&レアなのだ。しかもどうやら、SSS級にもなると知性があるらしいです。
他のランクの魔獣達も知性はあるのですが、例外を除いて人と会話はできません。それが、SSS級にもなると、人化や念話などで人と話せるものばかりだそうです。
実は私、前世では冒険者になるのが夢だったのですが、前世の世界には冒険者というものがありませんでしたし、OLというものでしたので、叶わぬ夢でした。
でも、ここには冒険者や冒険者が所属する冒険者ギルドなるものが存在しているのです!!だから今度こそは、冒険者になって見せるのです!!タマ兄様と一緒に。
話してちゃんと許可もらいましたよ?兄様も冒険者、憧れだったそうです。前世で。そう、タマ兄様も転生者だったのです!!素敵です、タマ兄様!!
早くもブラコンですが何か?
別に良いじゃないですか。タマ兄様にもシスコンになってもらいますし。ていうか、シスコンですし。相思相愛です。ラブラブです。いいでしょ。
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
今日は人化の練習です。昨日までは文字の練習でした。人族や亜人族、魔族の言葉を話せるようになりました。念話でですが。文字は、主な五カ国の文字を覚えました。覚えておいて損はないからと、お母さんが言ってました。
だから、あとは人化を維持して戦えるようになれば冒険者になれます!!
あ、勉強して分かったことがひとつ。兄様と私のスペックはやっぱり同じのようです。
~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~~:+:✡:+:~
はふ~~、疲れました。
人化の練習を先程終えた私達は、仲良く二人で寝床に大の字で寝転がっています。
今日は、お父さんがご飯を買ってきてくれるそうです。最近はお父さんかお母さんが見守っている中、二人で私達二人の分を狩る日が多かったのですが、今日は今までの中でダントツで疲れる練習だったので特別です。
初めて肉を食べた時や狩ったときは抵抗がありましたが、今はもうありません。大事に、大切に頂いています。
あっ、お父さんが帰ってきたようです。
ふむふむ、今日のご飯は鳥さんらしいです。鳥は鳥でも、3メートル強あるお父さんの身長(体高?)をゆうに超えています。翼を広げると10メートル近くありそうなんだけど、どうやって狩ったの?
まぁ、美味しそうなのでどうってことありません。それでは。
【いっただっきまーす!!】
ん~~っ、美味しいです。普通の鳥のお肉より柔らかいですね。このお肉の味が何ともたまりません。もしかしたら、今までで一番好きな味かも……。
あ、もちろん、お肉は生肉ですよ?洞窟に火やお湯なんてあるわけないですからね。というか、火をとおすという概念すらないのかもしれません。ほら、魔獣ですし。いや、でもお母さんとお父さんは、昔人間の街へよく通っていたと言っていましたし、もしかしたら火をとおすというのは知っているのでしょうか。
……うん、面倒くさかったし、慣れ親しんでいるのは生肉さんなのでそのままと言うことにしておきましょう。
そういえば隣が静かですね。どうしたんだろう?
チラッとご飯を食べながら隣を見ると、タマ兄様が寝ていました。先程まで起きていたのに……。仕方ありません。
「タマ兄様、起きて~。ご飯だよ~」
いつかやられたときのように、兄様の体をゆさゆさと揺らします。てしてしします。
「今日のご飯は鳥さんだって。え~と、クリフケイブバードだっけ?そんな名前の鳥さんだよ。初めてのやつだけど、お肉が柔らかくて、ほろっとして、甘くて美味しいよ~。全部食べちゃうけどいい?」
「ダメッ!!」
起きた。やっぱり起こすのには食べ物の話が1番だね。それは私もだけど。
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