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16. 情熱的な言葉
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そして、翌週。ついにクライヴ様が我がハートリー伯爵家のタウンハウスにやって来た。
これまで彼がここを訪れていたのは、兄と親しかったから。兄が彼を誘い、私たち家族と我が家で食事をするために来ていた。けれど今日クライヴ様は、両親や兄ではなく、この私と会うためだけに来られたのだ。
侍女が「サザーランド公爵令息様がご到着です。応接間でお待ちになっておられます」と伝えに来た時、緊張が頂点に達し喉がヒュッと音を立て、体が跳ねた。最後に鏡で全身をチェックし、髪を撫でつけ、ドキドキしながら階段を下りる。足が震えて、気を抜くと転がり落ちてしまいそうだ。
(だ、大丈夫よ……。今日の私はまともな格好をしているわ。鼻水を垂らして泣いてもいないし、変なかつらも眼鏡も着けていない。サザーランド公爵家のご子息の婚約者にしては、あまりにも貧相で不出来かもしれないけれど、そこはこれから努力でカバーしていくしかないわ……うん)
淡いカナリアイエローのドレスの裾を持ち、一歩ずつ慎重に下りながら、私は自分にそう言い聞かせた。
深呼吸をして応接間に入ると、ソファーに座っていたクライヴ様が私を見て立ち上がった。……今日も全身ほとんど真っ黒な装いだ。高身長にたくましい肩幅で、相変わらず威圧感がすごい。向かいには両親の姿があった。
「来たか、ローズ。さぁ、クライヴ様にご挨拶を」
父も母も満面の笑みだ。私はおずおずとクライヴ様のそばに歩み寄り、ゆっくりとカーテシーをする。
「クライヴ様、よ、ようこそお越しくださいました。このたびのご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます」
……完璧にするはずだった挨拶は、緊張のあまり少しどもってしまった。そんな自分にがっかりする。今日こそ未熟な部分は見せまいと心に誓っていたのに。
けれど目の前の三人は、気にする様子もない。クライヴ様が両親に、「少しロザリンド嬢と話す時間をいただけますか」と問うと、二人はいそいそと部屋を出ていってしまった。残ったのはお茶の準備をしているメイドたちと、壁際に立つ私の侍女やクライヴ様の従者だけ。
「……訪問を受け入れてくれて感謝する。……座ってくれ」
「は、はい」
クライヴ様にそう促され、私はぎこちない動きで彼の向かいのソファーに腰かける。それを見届けたクライヴ様も、再び腰を下ろした。
メイドたちが静かに紅茶を運んできて、テーブルの上に茶菓子とともに並べはじめる。その間、私たちはどちらも口を開かず、ただ黙って座っていた。心臓が激しく脈打ち続けていて、息苦しい。
メイドが下がると、しばらくしてクライヴ様が、少し俯き加減のまま低く静かな声を発した。
「……君はきっと、この婚約に対して前向きな気持ちではなかっただろう。意志を無視するような形になってしまい、すまない」
「っ! い、いいえ……っ! その、決してそのような……」
本心を探り当てられたようで、一瞬にして全身に汗が浮く。ご気分を害してしまわぬようにと、うまく回らない頭でどう答えるべきかを必死に考える。
するとクライヴ様が顔を上げ、その漆黒の瞳で私のことをじっと見据えた。そして真剣な面持ちで言葉を続ける。
「だが、君の心の準備が整うのを待つほどの余裕が、俺にはなかった。ナイジェルから、君とあの男の婚約解消を聞かされた瞬間、考えるよりも先に体が動いていた。すぐさま父のもとへと向かい、君との婚約を認めさせ、君のご両親にも承諾を願い出ていた。……君を他の誰かにとられてしまう前に、どうしても俺のものにしたかった」
「…………」
(……え?)
たった今言われた言葉を、頭の中でゆっくりと反芻する。目を合わせるのも苦手だったはずなのに、気付けば私はクライヴ様のことを呆然と見つめていた。……彼の目尻や耳朶が少し赤いように見えるのは、気のせいだろうか。
何一つ言葉を返せない私に向かって、クライヴ様は静かに語る。
「辛い目に遭ったばかりなのに、君の心にさらに負担をかけてしまい、申し訳ない。戸惑わせ、困らせてしまっただろうが、……君が二度と苦しい思いをせずに済むよう、誠意を尽くすつもりだ」
……ルパート様とのことをおっしゃっているのだろう。このご様子だと、兄は何もかもを話してしまっているらしい。
でもまさか、こんなにも情熱的なことを言ってくださるなんて。なぜ私などをお選びに? と疑問に思っていたけれど……。
クライヴ様は、この私を……私なんかのことを、想ってくださっていたということだろうか。え? 本当に……?
(し、信じられないんだけど……)
自分の身に起こっていることがいまだ受け入れられずにいる私に向かって、クライヴ様の情熱的な言葉が次々と浴びせられる。
「君にとっては唐突で、重すぎる申し出だっただろうが……、他の誰にも、君の隣を譲りたくはなかった。婚約者のいる君をこの手に得ることなど不可能だと、これまで自分の気持ちに必死に蓋をしてきた。だが、この千載一遇の機会に、俺は周りが見えなくなるほどがむしゃらに動いた。そしてこの婚約を成立させたんだ」
「……」
「……受け入れてもらえるだろうか」
そう言ってこちらを見つめるクライヴ様の視線で、私はようやく我に返った。まだ数々の疑問が頭の中を埋め尽くしているし、いまだに信じられない思いでいっぱいだ。けれど、とにかく彼の言葉にきちんと返事をしなければ。そう思った私は、一度咳払いをすると、背筋を伸ばして答えた。
「も、もちろんでございます。……どうぞ、これからよろしくお願いいたします」
少し上擦った声でそう言うと、クライヴ様がほんの少し微笑んだ。
「……ありがとう」
(……クライヴ様が、私に笑顔を見せてくださった……。初めてかもしれないわ)
そのことに気付き、胸の奥がかすかに震えた。
気恥ずかしくてつい目を伏せ、私は膝の上に揃えた自分の両手を意味もなく見つめる。二人の間に再び沈黙が降り、いたたまれずにそわそわしはじめた。心臓の鼓動はずっと速いままだ。顔が上げられない。
どうしようかと困っていると、しばらくして、クライヴ様がまた私に声をかけてくださった。
「……何か質問は?」
「……えっ?」
反射的に彼を見ると、クライヴ様はこちらを見ながら静かに言葉を重ねる。
「突然こんなことになって、きっと俺にいろいろと聞きたいことがあるんじゃないかと」
「あ……、はい、えっと……」
そう言われると、ますます緊張し、混乱する。あなた様はいつから私のことを? きっとあなた様の周りには、素敵なご令嬢が数多くいらっしゃったはずなのに、なぜその中からわざわざ私なんかを? など、知りたくてたまらないことはたくさんある。けれど、一つも尋ねる勇気が出ない。沈黙が怖くて焦った私は、全く別のことを口にした。
「その……、サザーランド公爵閣下は、私などがクライヴ様の婚約者となることに、難色を示したりはなさらなかったのですか……?」
するとクライヴ様は、少しも変わらぬ穏やかなトーンで答えた。
「サザーランド公爵家は、王国の中枢を支えることを使命としてきた家だ。家族に迎える者には、誠実で気質の良い人間であることを何より重んじる。……それに、君は今回の件で、理不尽な被害者であると世間に知れ渡った。そこに手を差し伸べれば、サザーランド公爵家は王家からの信頼をより強固にできる。父が納得できるよう、そう説得した。何も問題はない」
「さ、さようでございますか」
「俺が婚約者を決めないことに関してだけは、長年父と揉めていた。こうしてようやく、婚約を結びたい令嬢がいると俺が言い出しただけで、すでに父は安堵した表情だったよ。君は何も心配しなくていい」
「……はい。ありがとうございます、クライヴ様」
(ですから、そのお相手がなぜ私なのですか……っ!?)
気になって仕方がないけれど、そんなことを聞く勇気はどうしても出ず、またクライヴ様も、そこまでは語ろうとなさらなかった。
こうして私とクライヴ様の、初めての二人きりの会話は終わったのだった。
これまで彼がここを訪れていたのは、兄と親しかったから。兄が彼を誘い、私たち家族と我が家で食事をするために来ていた。けれど今日クライヴ様は、両親や兄ではなく、この私と会うためだけに来られたのだ。
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淡いカナリアイエローのドレスの裾を持ち、一歩ずつ慎重に下りながら、私は自分にそう言い聞かせた。
深呼吸をして応接間に入ると、ソファーに座っていたクライヴ様が私を見て立ち上がった。……今日も全身ほとんど真っ黒な装いだ。高身長にたくましい肩幅で、相変わらず威圧感がすごい。向かいには両親の姿があった。
「来たか、ローズ。さぁ、クライヴ様にご挨拶を」
父も母も満面の笑みだ。私はおずおずとクライヴ様のそばに歩み寄り、ゆっくりとカーテシーをする。
「クライヴ様、よ、ようこそお越しくださいました。このたびのご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます」
……完璧にするはずだった挨拶は、緊張のあまり少しどもってしまった。そんな自分にがっかりする。今日こそ未熟な部分は見せまいと心に誓っていたのに。
けれど目の前の三人は、気にする様子もない。クライヴ様が両親に、「少しロザリンド嬢と話す時間をいただけますか」と問うと、二人はいそいそと部屋を出ていってしまった。残ったのはお茶の準備をしているメイドたちと、壁際に立つ私の侍女やクライヴ様の従者だけ。
「……訪問を受け入れてくれて感謝する。……座ってくれ」
「は、はい」
クライヴ様にそう促され、私はぎこちない動きで彼の向かいのソファーに腰かける。それを見届けたクライヴ様も、再び腰を下ろした。
メイドたちが静かに紅茶を運んできて、テーブルの上に茶菓子とともに並べはじめる。その間、私たちはどちらも口を開かず、ただ黙って座っていた。心臓が激しく脈打ち続けていて、息苦しい。
メイドが下がると、しばらくしてクライヴ様が、少し俯き加減のまま低く静かな声を発した。
「……君はきっと、この婚約に対して前向きな気持ちではなかっただろう。意志を無視するような形になってしまい、すまない」
「っ! い、いいえ……っ! その、決してそのような……」
本心を探り当てられたようで、一瞬にして全身に汗が浮く。ご気分を害してしまわぬようにと、うまく回らない頭でどう答えるべきかを必死に考える。
するとクライヴ様が顔を上げ、その漆黒の瞳で私のことをじっと見据えた。そして真剣な面持ちで言葉を続ける。
「だが、君の心の準備が整うのを待つほどの余裕が、俺にはなかった。ナイジェルから、君とあの男の婚約解消を聞かされた瞬間、考えるよりも先に体が動いていた。すぐさま父のもとへと向かい、君との婚約を認めさせ、君のご両親にも承諾を願い出ていた。……君を他の誰かにとられてしまう前に、どうしても俺のものにしたかった」
「…………」
(……え?)
たった今言われた言葉を、頭の中でゆっくりと反芻する。目を合わせるのも苦手だったはずなのに、気付けば私はクライヴ様のことを呆然と見つめていた。……彼の目尻や耳朶が少し赤いように見えるのは、気のせいだろうか。
何一つ言葉を返せない私に向かって、クライヴ様は静かに語る。
「辛い目に遭ったばかりなのに、君の心にさらに負担をかけてしまい、申し訳ない。戸惑わせ、困らせてしまっただろうが、……君が二度と苦しい思いをせずに済むよう、誠意を尽くすつもりだ」
……ルパート様とのことをおっしゃっているのだろう。このご様子だと、兄は何もかもを話してしまっているらしい。
でもまさか、こんなにも情熱的なことを言ってくださるなんて。なぜ私などをお選びに? と疑問に思っていたけれど……。
クライヴ様は、この私を……私なんかのことを、想ってくださっていたということだろうか。え? 本当に……?
(し、信じられないんだけど……)
自分の身に起こっていることがいまだ受け入れられずにいる私に向かって、クライヴ様の情熱的な言葉が次々と浴びせられる。
「君にとっては唐突で、重すぎる申し出だっただろうが……、他の誰にも、君の隣を譲りたくはなかった。婚約者のいる君をこの手に得ることなど不可能だと、これまで自分の気持ちに必死に蓋をしてきた。だが、この千載一遇の機会に、俺は周りが見えなくなるほどがむしゃらに動いた。そしてこの婚約を成立させたんだ」
「……」
「……受け入れてもらえるだろうか」
そう言ってこちらを見つめるクライヴ様の視線で、私はようやく我に返った。まだ数々の疑問が頭の中を埋め尽くしているし、いまだに信じられない思いでいっぱいだ。けれど、とにかく彼の言葉にきちんと返事をしなければ。そう思った私は、一度咳払いをすると、背筋を伸ばして答えた。
「も、もちろんでございます。……どうぞ、これからよろしくお願いいたします」
少し上擦った声でそう言うと、クライヴ様がほんの少し微笑んだ。
「……ありがとう」
(……クライヴ様が、私に笑顔を見せてくださった……。初めてかもしれないわ)
そのことに気付き、胸の奥がかすかに震えた。
気恥ずかしくてつい目を伏せ、私は膝の上に揃えた自分の両手を意味もなく見つめる。二人の間に再び沈黙が降り、いたたまれずにそわそわしはじめた。心臓の鼓動はずっと速いままだ。顔が上げられない。
どうしようかと困っていると、しばらくして、クライヴ様がまた私に声をかけてくださった。
「……何か質問は?」
「……えっ?」
反射的に彼を見ると、クライヴ様はこちらを見ながら静かに言葉を重ねる。
「突然こんなことになって、きっと俺にいろいろと聞きたいことがあるんじゃないかと」
「あ……、はい、えっと……」
そう言われると、ますます緊張し、混乱する。あなた様はいつから私のことを? きっとあなた様の周りには、素敵なご令嬢が数多くいらっしゃったはずなのに、なぜその中からわざわざ私なんかを? など、知りたくてたまらないことはたくさんある。けれど、一つも尋ねる勇気が出ない。沈黙が怖くて焦った私は、全く別のことを口にした。
「その……、サザーランド公爵閣下は、私などがクライヴ様の婚約者となることに、難色を示したりはなさらなかったのですか……?」
するとクライヴ様は、少しも変わらぬ穏やかなトーンで答えた。
「サザーランド公爵家は、王国の中枢を支えることを使命としてきた家だ。家族に迎える者には、誠実で気質の良い人間であることを何より重んじる。……それに、君は今回の件で、理不尽な被害者であると世間に知れ渡った。そこに手を差し伸べれば、サザーランド公爵家は王家からの信頼をより強固にできる。父が納得できるよう、そう説得した。何も問題はない」
「さ、さようでございますか」
「俺が婚約者を決めないことに関してだけは、長年父と揉めていた。こうしてようやく、婚約を結びたい令嬢がいると俺が言い出しただけで、すでに父は安堵した表情だったよ。君は何も心配しなくていい」
「……はい。ありがとうございます、クライヴ様」
(ですから、そのお相手がなぜ私なのですか……っ!?)
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