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71.罵り合う姉妹(※sideミリー)
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王宮敷地内の地下牢に入れられている数日間、近くにいるはずの王太子夫妻のことを考えた。
私を見限ったエリオット殿下。そのエリオット殿下のそばで満ち足りた暮らしをしているであろうクラリッサ・ジェニング。
対して私はこんな薄暗くて汚い地下牢に一人ぼっちで閉じ込められている。
馬鹿姉とあの男に騙され、あの男を愛したせいで……。
その上男はこの私のことを覚えてさえいなかった。どこまで私を惨めにするつもりなの。
釈放される頃には私はすっかり気力を失っていた。サミュエルと思いがけず再会したことで蓋をしていた自分の想いに気が付き、もうエリオット殿下に何としてでも会って許しを請いたいという気持ちは消え去っていた。どうせ無駄だ。殿下は今さら私なんかに心を揺らしたりしない。分かってる。
私は途方に暮れた。せしめるはずだった金は手に入れ損ねて、成金男との縁も切れた。これからどうしよう。せっかくティナレイン王国に帰ってきたというのに、私は進むべき道を見失ってしまった。
一文無しで放り出された私は、ひとまず平民たちの暮らす街をうろついた。そして目についた娼館の門を叩いた。他の道を思いつかなかった。うんざりするけれど、ここでまた手頃な男を物色して誑かすしかない。大丈夫。私ならすぐにまた養いたいと言ってくる男が見つかるはずだわ。そう思っていた。
ところがその娼館で働きはじめて少し経った頃、最悪な出来事が起こった。なんと学園時代の同窓生だった子爵令息が客としてやって来たのだ。そいつは私の顔を見た瞬間すぐに私に気がついた。
「……えっ…?ね、ねぇ、き、君……ミリー嬢だよね?!ミリー・フィールズ元公爵令嬢だ!そうだろう?うわぁ、信じられないよ!まさか…本当に娼婦になっていたのかい?!えぇぇ!すごい!いや、噂ではもちろん聞いていたよ、あの頃ね。王太子殿下を裏切って平民の男と不貞を働いて、挙げ句の果てにバレたら相手の男に逃げられたんだろう?悲惨だよなぁ。落ちぶれた公爵夫妻が金を工面するために君を他国の娼館に売り飛ばしたらしいと聞いていたけれど、この国に帰ってきていたのかいっ?でもまさか……こ、ここでもこの商売で生計を立てているなんて……なんて憐れなんだ!だけど…、これはすごいな…。俺は元公爵令嬢に今からサービスしてもらえるんだ……ふへへ。すごい。皆に話さなきゃ…………ぎゃあっ!!」
私はそいつの頬を思い切り叩き、娼館を飛び出した。嫌だ。冗談じゃない。きっとこれで明日にはまたこの国の社交界の噂の的になるんだろう。話を聞いたかつての同窓生たちや貴族連中が面白半分でやって来ては私を馬鹿にし、そしてそいつらにいやらしい奉仕をしなきゃならないなんて。
そんな目に遭うぐらいなら、もう死んだ方がましだわ。
私はどんどん王都から遠ざかった。時折市井で庶民に交じって労働をしながら、でもそれらの仕事はほとんど続くことなくすぐに辞めることとなり、それを繰り返しながらどんどん田舎の方へと引っ込んでいった。できるだけ遠くへ。誰も私を知っている人がいない場所へ。
まるでゴキブリのようにコソコソと、私は身を隠した。
(こんな情けない結末が待っているなんて…。かつては栄華を極めた人生だと思っていたのに。エリオット殿下の婚約者として高貴な連中からはチヤホヤされ、誰からも褒めたたえられ、周りは全員馬鹿ばかりだと思っていた。私だけが特別な人間なのだと…。そして美しい男との間に真実の愛まで見つけて、私の人生は歴史に残るのだと……、後の世にまで言い伝えられる伝説の存在になるのだと思っていたのに…)
世の女性たちの憧れの的となる、愛と栄光に満ちた輝かしい人生を送るはずだったのに……今の私は地の底まで落ちぶれて、きらびやかな都会からコソコソ逃げていく娼婦上がりの孤独な女。
もう這い上がりようがない。
(ああ…、どこで間違ったのかしら…)
思い返してみても分からない。サミュエルに出会わなかったら…?周りを見下して、調子に乗らなければよかった?クラリッサ・ジェニングを虐めたのが間違いだった?
元々、全部が間違ってた?
途中何度も力尽きそうになりながらも、私はがむしゃらに進んだ。行く当てもないのに、ただひたすら都会から逃げ続けた。
ヨレヨレになりながら顔を上げ、小さな修道院が目に付いた時、私は迷わずその中に入った。もう無理……一歩も歩けない……。ここなら私をしばらく休ませてくれるはず。全てを失ったことを正直に話し、当分の間置いてもらおう。
門をくぐり、建物へ進む。すると玄関の前でやけにやる気なさげに箒をバサバサと動かしている女の後ろ姿が見えた。きったないカサついた金髪。でも私もきっと似たようなものだわ。
「あ…、あのぅ…、すみません…」
私はか細くしおらしい声を出してみせた。汚い髪の女が振り返る。
「………………。…………は……?!」
「………………。……っ?!!な、な、…………あ、あんた!!」
死んだ魚のような目をした女は、私と目が合うとみるみるうちにその赤い目を見開き、口を大きく開けた。
私は私で、女の瞳と見つめ合った途端に驚愕のあまり喉がヒクッと痙攣した。しばらくの後、どちらも大きな声を上げる。
「あっ……あんた、ミリー……!!な、なんであんたがこんなところにいるのよ!!」
「そっ!それはこっちのセリフよ!!あんたこそ……、な、何でよりにもよってこんなど田舎の修道院にいるわけ?!ここで何してるのよ?!」
アレイナと対峙した瞬間、そういえば両親やこいつがどうしているのかを帰国以来一度も気にかけていなかったことに気が付いた。
「私は……っ、…いろいろあったのよ。父と母が亡くなって…」
「…………ふん。ほらね、やっぱり。私の言ったとおりだったでしょ?ダリウス・ディンズモアは無能の役立たずだったってわけね。大方何もかも上手くいかなくてスピード離婚に至ったってところかしら?ふふん…、残念だったわねぇ。あ、そういえば、役立たず旦那はあの王宮の地下牢にいたわよ。詐欺グループの連中と一緒にとっ捕まってたわ!察するに余りあるってやつね。あっははははは!」
「っ!!うっ、うるさいわねぇ相変わらず!あんたこそ、随分ときったない身なりじゃないの。その様子じゃあ……ふふん……、全然目論見どおりにはいかなかったみたいねぇ。何て言ってたかしら?あんた。高級娼館に出入りする客たちの中で、自分に惚れてくる男の中から?一番条件のいい男を選んで?あとは悠々自適な生活、だったかしら?たしかそんなこと言ってたわよねぇ?うっふふふふ……随分とみすぼらしい悠々自適もあったもんねぇ。あははははは!!」
「く……っ!!あ、あんたねぇ…」
「……?……っていうか…、何で王宮の地下牢にダリウスがいたなんてあんたが知ってるのよ。……まさか……あんた…」
「っ!!う、うるさい!うるさいうるさいっ!!」
「きゃっはははは!!やぁだぁ!あんた、捕まってたのぉ?!嘘でしょう?!一体何をやらかしたのよ!もう最下層の女じゃないの!」
アレイナはさっきまでとは打って変わって目をギラギラと輝かせて癇に障る高笑いを続けている。私の不幸を見届けて途端に生気が漲ってきたようだ。腹が立って仕方がない。全身にブルブルと震えが走る。
「だ……誰のせいだと思ってるのよ……!そもそもはあんたがサミュエルなんかを私に寄こさなけりゃ、こんなことにはなってないんだからね!分かってるの?!あのことさえなければ、私は今頃王太子妃だったのよ。クラリッサ・ジェニングなんかにその座を奪われることはなかった!うちはずっと安泰で、フィールズ公爵家の地位も盤石なものになっていたのよ!!何もかも台無しにしやがって!本っ当にあんたって考えなしの大馬鹿女なんだから!!」
「だっ!誰が大馬鹿女ですって?!」
「あんたよ!!他に誰がいんのよ!!」
「うるさいっ!あんたがそんなだからよ!!あんたがそうやっていつもいつも私のことを下に見て馬鹿にしているから我慢がならなかったのよ!だからどんな手を使ってでもあんたを蹴落としてやりたかった!私は大満足よ!こんなにどん底まで落ちぶれたあんたを見られたんだからね!私の勝ちよ!!」
「馬鹿じゃないの?!どこが勝ちなのよ!あんただってこんなど田舎の寂れた修道院で日々のパンを恵んでもらってどうにか生き長らえてる身でしょうが!!」
底辺まで落ちた私たち姉妹は他に行き場もなく、結局その寂れた修道院で労働をしながら残りの人生を生きていくことになった。いつまでも互いに醜く罵り合い、憎み合い、自分たちの運命を呪いながら。
私を見限ったエリオット殿下。そのエリオット殿下のそばで満ち足りた暮らしをしているであろうクラリッサ・ジェニング。
対して私はこんな薄暗くて汚い地下牢に一人ぼっちで閉じ込められている。
馬鹿姉とあの男に騙され、あの男を愛したせいで……。
その上男はこの私のことを覚えてさえいなかった。どこまで私を惨めにするつもりなの。
釈放される頃には私はすっかり気力を失っていた。サミュエルと思いがけず再会したことで蓋をしていた自分の想いに気が付き、もうエリオット殿下に何としてでも会って許しを請いたいという気持ちは消え去っていた。どうせ無駄だ。殿下は今さら私なんかに心を揺らしたりしない。分かってる。
私は途方に暮れた。せしめるはずだった金は手に入れ損ねて、成金男との縁も切れた。これからどうしよう。せっかくティナレイン王国に帰ってきたというのに、私は進むべき道を見失ってしまった。
一文無しで放り出された私は、ひとまず平民たちの暮らす街をうろついた。そして目についた娼館の門を叩いた。他の道を思いつかなかった。うんざりするけれど、ここでまた手頃な男を物色して誑かすしかない。大丈夫。私ならすぐにまた養いたいと言ってくる男が見つかるはずだわ。そう思っていた。
ところがその娼館で働きはじめて少し経った頃、最悪な出来事が起こった。なんと学園時代の同窓生だった子爵令息が客としてやって来たのだ。そいつは私の顔を見た瞬間すぐに私に気がついた。
「……えっ…?ね、ねぇ、き、君……ミリー嬢だよね?!ミリー・フィールズ元公爵令嬢だ!そうだろう?うわぁ、信じられないよ!まさか…本当に娼婦になっていたのかい?!えぇぇ!すごい!いや、噂ではもちろん聞いていたよ、あの頃ね。王太子殿下を裏切って平民の男と不貞を働いて、挙げ句の果てにバレたら相手の男に逃げられたんだろう?悲惨だよなぁ。落ちぶれた公爵夫妻が金を工面するために君を他国の娼館に売り飛ばしたらしいと聞いていたけれど、この国に帰ってきていたのかいっ?でもまさか……こ、ここでもこの商売で生計を立てているなんて……なんて憐れなんだ!だけど…、これはすごいな…。俺は元公爵令嬢に今からサービスしてもらえるんだ……ふへへ。すごい。皆に話さなきゃ…………ぎゃあっ!!」
私はそいつの頬を思い切り叩き、娼館を飛び出した。嫌だ。冗談じゃない。きっとこれで明日にはまたこの国の社交界の噂の的になるんだろう。話を聞いたかつての同窓生たちや貴族連中が面白半分でやって来ては私を馬鹿にし、そしてそいつらにいやらしい奉仕をしなきゃならないなんて。
そんな目に遭うぐらいなら、もう死んだ方がましだわ。
私はどんどん王都から遠ざかった。時折市井で庶民に交じって労働をしながら、でもそれらの仕事はほとんど続くことなくすぐに辞めることとなり、それを繰り返しながらどんどん田舎の方へと引っ込んでいった。できるだけ遠くへ。誰も私を知っている人がいない場所へ。
まるでゴキブリのようにコソコソと、私は身を隠した。
(こんな情けない結末が待っているなんて…。かつては栄華を極めた人生だと思っていたのに。エリオット殿下の婚約者として高貴な連中からはチヤホヤされ、誰からも褒めたたえられ、周りは全員馬鹿ばかりだと思っていた。私だけが特別な人間なのだと…。そして美しい男との間に真実の愛まで見つけて、私の人生は歴史に残るのだと……、後の世にまで言い伝えられる伝説の存在になるのだと思っていたのに…)
世の女性たちの憧れの的となる、愛と栄光に満ちた輝かしい人生を送るはずだったのに……今の私は地の底まで落ちぶれて、きらびやかな都会からコソコソ逃げていく娼婦上がりの孤独な女。
もう這い上がりようがない。
(ああ…、どこで間違ったのかしら…)
思い返してみても分からない。サミュエルに出会わなかったら…?周りを見下して、調子に乗らなければよかった?クラリッサ・ジェニングを虐めたのが間違いだった?
元々、全部が間違ってた?
途中何度も力尽きそうになりながらも、私はがむしゃらに進んだ。行く当てもないのに、ただひたすら都会から逃げ続けた。
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門をくぐり、建物へ進む。すると玄関の前でやけにやる気なさげに箒をバサバサと動かしている女の後ろ姿が見えた。きったないカサついた金髪。でも私もきっと似たようなものだわ。
「あ…、あのぅ…、すみません…」
私はか細くしおらしい声を出してみせた。汚い髪の女が振り返る。
「………………。…………は……?!」
「………………。……っ?!!な、な、…………あ、あんた!!」
死んだ魚のような目をした女は、私と目が合うとみるみるうちにその赤い目を見開き、口を大きく開けた。
私は私で、女の瞳と見つめ合った途端に驚愕のあまり喉がヒクッと痙攣した。しばらくの後、どちらも大きな声を上げる。
「あっ……あんた、ミリー……!!な、なんであんたがこんなところにいるのよ!!」
「そっ!それはこっちのセリフよ!!あんたこそ……、な、何でよりにもよってこんなど田舎の修道院にいるわけ?!ここで何してるのよ?!」
アレイナと対峙した瞬間、そういえば両親やこいつがどうしているのかを帰国以来一度も気にかけていなかったことに気が付いた。
「私は……っ、…いろいろあったのよ。父と母が亡くなって…」
「…………ふん。ほらね、やっぱり。私の言ったとおりだったでしょ?ダリウス・ディンズモアは無能の役立たずだったってわけね。大方何もかも上手くいかなくてスピード離婚に至ったってところかしら?ふふん…、残念だったわねぇ。あ、そういえば、役立たず旦那はあの王宮の地下牢にいたわよ。詐欺グループの連中と一緒にとっ捕まってたわ!察するに余りあるってやつね。あっははははは!」
「っ!!うっ、うるさいわねぇ相変わらず!あんたこそ、随分ときったない身なりじゃないの。その様子じゃあ……ふふん……、全然目論見どおりにはいかなかったみたいねぇ。何て言ってたかしら?あんた。高級娼館に出入りする客たちの中で、自分に惚れてくる男の中から?一番条件のいい男を選んで?あとは悠々自適な生活、だったかしら?たしかそんなこと言ってたわよねぇ?うっふふふふ……随分とみすぼらしい悠々自適もあったもんねぇ。あははははは!!」
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「……?……っていうか…、何で王宮の地下牢にダリウスがいたなんてあんたが知ってるのよ。……まさか……あんた…」
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「きゃっはははは!!やぁだぁ!あんた、捕まってたのぉ?!嘘でしょう?!一体何をやらかしたのよ!もう最下層の女じゃないの!」
アレイナはさっきまでとは打って変わって目をギラギラと輝かせて癇に障る高笑いを続けている。私の不幸を見届けて途端に生気が漲ってきたようだ。腹が立って仕方がない。全身にブルブルと震えが走る。
「だ……誰のせいだと思ってるのよ……!そもそもはあんたがサミュエルなんかを私に寄こさなけりゃ、こんなことにはなってないんだからね!分かってるの?!あのことさえなければ、私は今頃王太子妃だったのよ。クラリッサ・ジェニングなんかにその座を奪われることはなかった!うちはずっと安泰で、フィールズ公爵家の地位も盤石なものになっていたのよ!!何もかも台無しにしやがって!本っ当にあんたって考えなしの大馬鹿女なんだから!!」
「だっ!誰が大馬鹿女ですって?!」
「あんたよ!!他に誰がいんのよ!!」
「うるさいっ!あんたがそんなだからよ!!あんたがそうやっていつもいつも私のことを下に見て馬鹿にしているから我慢がならなかったのよ!だからどんな手を使ってでもあんたを蹴落としてやりたかった!私は大満足よ!こんなにどん底まで落ちぶれたあんたを見られたんだからね!私の勝ちよ!!」
「馬鹿じゃないの?!どこが勝ちなのよ!あんただってこんなど田舎の寂れた修道院で日々のパンを恵んでもらってどうにか生き長らえてる身でしょうが!!」
底辺まで落ちた私たち姉妹は他に行き場もなく、結局その寂れた修道院で労働をしながら残りの人生を生きていくことになった。いつまでも互いに醜く罵り合い、憎み合い、自分たちの運命を呪いながら。
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