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210、煮込みラーメン

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 少しずつ夏から秋へと移ろう季節の変わり目の影響か、寒暖差による鼻詰まりが辛いウサギです。

 9月に入って数日。
 だいぶ朝と夜が涼しくなってきた気がします。
 そんな季節の変わり目の影響で、元々鼻が弱い私は高い確率でアレルギー鼻炎のような症状に悩まされます。
 鼻が詰まって苦しいですし、鼻水が出て嫌気が差します。
 鼻が詰まると耳も籠もったようになって不快指数は簡単に上昇します。
 他にも、勤務中の接客?している時に限って鼻水がつつーっと垂れてくるような感覚が有ったり。
 マスクをしているから見た目は隠せますが、不快感は半端ないです。
 この症状が早く治まって欲しいと切に願う私です。

 昨日の保育園のお迎えへ行った時に犬助が私の顔を見た瞬間「ラーメンたべたい!」と叫びました。

 正直に言いますとお迎えに来たママへただいまを言う前にラーメンって、と言う気持ちです。
 何だかラーメンに負けた気分になりました……。

 しかし、流石に右から左に今夜はラーメンだ!とはなりません。
 すでに我が家には夕飯として煮魚と豚汁が待ってます。
 犬助に今日は夕飯はできてるし、材料もないから無理と告げると、しょうがないなとばかりに「じゃあ、ラーメンをたべにいきたい!」と悪化しました。
 そういう問題じゃない、とラーメンについての攻防を繰り広げる私と犬助。
 泣いても、叫んでも、駄目な時は駄目と私は梃子でも動かない覚悟です。
 まあ、その後も何やかんやと叱って、宥めすかして、今日じゃなくて明日の夕飯に煮込みラーメンを作るということで手打ちとなりました。
 
 そして、その煮込みラーメンを作るのが今日の夕飯という訳です。
 しかも、犬助も一緒に作るという条件付きです。
 
 そんなこんなで、応援を頼んでいたバーバも巻き込んでレッツ!クッキング!スタートです。

 犬助とチュー助をキッチンへ入らせると危ないので、食事用のテーブルの上に鍋を準備します。

 鍋へとボールに準備していた水を犬助にうつしてもらいます。

 熱いお湯は危ないので水のままの状態の鍋に、事前に切っておいた人参、キャベツ、ネギを犬助とチュー助に投入してもらいます。

 あとはバーバに火の番をお願いして、煮込んでいる間にお風呂タイムです。

 何と言いますか、永谷園の煮込みラーメンって素敵ですよね。
 野菜もたくさん食べてくれるし、子どもでも参加できる調理過程が有りますから。
 材料や水を投入するだけですけど、一緒に料理をしたー!という満足感を子どもが得られる部分が助かります。

 お風呂で遊びたーい!まだ頭を洗いたくなーい!にーにがさきー!という犬助とチュー助。
 そんな2人へ鍋が煮えたらバーバが最後の仕上げのラーメンの麺を入れちゃうよ、早くお風呂から上がらないと麺を投入できないよ、と言えば速攻上がりたがります。
 いつもよりも説得が早くて楽なお風呂タイムとなりました。

 あとは犬助とチュー助それぞれに麺を持たせて、柵越しに私の持った熱い鍋の中に麺をゆっくりとバーバと一緒に投入して終了となりました。
 やはり自分が作ったという気持ちが有るからか、普段よりもモリモリ食べてくれて、満足した様子でした。

 チュー助の方はあんまりまだ分かってなさそうでしたが、犬助は楽しそうに笑顔で料理していたので頑張った甲斐が有りました。
 犬助はたびたび一緒に料理をしたい!と訴えます。
 そんな犬助の言動に、将来はスパダリと言うやつになったりするのかなぁ……?と勝手な妄想を繰り広げたりする今日此の頃です。
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