妻は六英雄だが俺はしがない道具屋です

どらごんまじっく

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妻の日常

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常連の戦士であるキルドが、店の商品を見る振りをしてチラチラとカウンターにいる俺の妻の胸元を見ている……常連なのであまり強く言えないが、できればやめて欲しいものだ。

「ヒュレル、ちょっとお城からお客さんが来たみたいなの、ちょっと店番よろしくね」
「ああ、わかったよ」

妻には城からよく使いの者が来る、それは妻がこの国の最重要人物の一人だからなのだが……

妻のアリナがいなくなると、当たり前のように戦士のキルドは何も買わずに店を出ていった。妻がいると何か安い物を買って帰るのだが、俺だけの時はそれすらない。


いつものように少ない売り上げを数えていると、妻が部屋へ入ってきた。
「そう言えば昼間の城の使いはなんだったんだ」
俺がそう聞くと、妻はちょっと困った表情でこう答えた。
「うん……ちょっと北の神殿で問題が起こったみたいで、もしかしたら私が行かないといけないかもしれなくなりそう」
「北の神殿……随分遠いとこだな」
北の神殿は、俺たちが住んでいるこのジンムの町から馬車でも10日はかかる場所である。

「そう、だから行くことになったらしばらく帰ってこれないかも……」
「そうか……」

本音を言うと行くなと言いたいが、妻の使命が重要なことはよく知っている……それ以上は何も言えなかった。


その日の夜……しばらく会えなくなるかもしれない不安からか、どちらからともなく求めあった……

「あっ……ヒュレル……そろそろ入れて欲しいわ……」
「アリナ、愛してるよ」
そう言うと、俺は大きくなったそれを、彼女の中にゆっくり挿入していく……媚肉を掻き分けて奥に行く度に、アリナはどんどん体を硬直させていった。

アリナと俺は結婚して二年になる、アリナは俺と結婚する前はその役目からか男性との出会いもなく生娘だった。俺が最初の男で唯一の相手であることもあり、彼女は性については奥手で積極的ではない……そんなこともあり、俺たちは二年の結婚生活の中で、数える程の経験数しかなかった──そんなこともあり、今日のアリナの反応は新鮮で俺を興奮させる。
「あああっ……あん! いいわヒュレル~もっと突いて!」
俺はその言葉を聞いて、腰を動かすスピードを速めた。

「あうっ……あん! あああん……ああっ!」
俺の挿入した男根の感覚を味わってくれているのか、アリナは目を閉じて気持ち良さそうに喘いでくれた。

「そろそろ出すよ!」
「うん、出して! ヒュレルのを私の中に!」

アリナの中に注ぎ込むと、アリナも絶頂を迎えたのか短く喘いで体を硬直させた。
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