妻は六英雄だが俺はしがない道具屋です

どらごんまじっく

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空白2 ルーリエ視点

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「彼は幸せ者だな、アリナのような嫁さんを持って、君のような素敵な愛人までいる……正直羨ましいよ」
「そんな……アリナは素敵なお嫁さんだけど、私はそんなんじゃないです……」
「君は自分の魅力に気づいてないのか! それとも、私やヒュレルの目が節穴とでも言いたいのかい、それは大いなる侮辱だよ」
「え……そんなつもりは……」
「ほら……見てごらん……自分の顔をよく見てみて……どれだけ美しいか私が説明してあげるから……」
そう言いながら、どこから出したのか、手鏡を私に向けた……

「君の瞳はルビーのようだ……美しい宝石が光り輝やいて女を引き付けるように、君の瞳は男を引きつける……」
そう言いながら、ジアーノンさんは私の顔を優しく撫でる……触れるか触れないかくらいの触り方で、くすぐったいような感じが心地いい……
「君の唇は魔性の象徴だ……この唇を見れば、悪魔も君に恋するよ……」
ジアーノンさんの指は、私の唇を撫でるように触ってくる……ピリッとした感覚の刺激が、私の体を熱くする……

「ジアーノンさん……私……」
「ほら、ほっぺたは南国の果実のようだ……甘い香りと色鮮やかな色彩で人を惹きつける……」
頬を撫でながらそう耳元で囁く……耳に吹きかかる息が、ゾクゾクとした快感を私にもたらした……
「じ……ジアーノンさん……わ……私は……」
「いいから……今はこの鏡を見てればいいんだよ……ほら……今の君の表情を見てごらん……どんな顔をしている……赤くなってるのはどうしてかな……それに……赤くなってるのは顔だけじゃないみたいだよ……」
そう言いながらジアーノンさんの手は、顔から少しづつ下へと移動していった……頬から首に……首から鎖骨に……そして胸の上の方までくると、優しく肌を撫で始めた……
「はぁ……はぁ……じ……ジアーノンさん……変です……なんか変なんです……」
「変じゃないよ……それが君の本来の姿なんだ……ちゃんと見るんだ……君の本当の姿を……」
いつの間にか私はジアーノンさんに胸を揉まれていた……ゆっくり愛撫される刺激が、私を恍惚の表情にさせる……
「ほら……もう……乳首がこんなに勃起してるじゃないか……君の乳首は正直になってるみたいだよ……」
勃起した乳首をコリコリと刺激する……コリっと転がる度に電気を流されたような刺激で体が硬直する……
「あっ! ああ……あん! はぁ……」
私はいつの間にかいやらしい声を出していた……
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