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第2章
120. 追い詰められると
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「カグレシアン殿が罪を認めたところで、もう一つの大罪を明らかにしようと思う。
本来は楽しむ場であるところ、このような事態になってしまうことを詫びる」
項垂れたまま動かないカグレシアン公爵を他所に、皇帝陛下は壁際に控えていた使用人の装いをしている人達に向かって合図を出した。
すると、二十人以上の方が歩み出てきて、揃って皇帝陛下に向かって跪く。
この方々は今回の証人で、アイリス達の姿も見えている。
異国の貴族を裁くことになると、相応の証拠を揃えないと戦争の引き金になってしまうのよね。
だから、しっかりとカグレシアン公爵の罪を証明して相応の罰を与えるために、準備を重ねてきた。
今更カグレシアン公爵が言い逃れをすることなんて出来ないくらいに証拠は集まっていて、この宴会会場だって逃げ道は全て塞がれている。
闇魔法で警備を錯乱しようと思っても、帝国の貴族達が光魔法や闇魔法の使い手を伴わせているから、下手な動きをすればすぐに勘付かれることになる。
私が身体を触ろうとした罰は慰謝料で済んでも、多くの人々の命を奪おうとした罰は慰謝料で済むわけがないのよね。
今は大罪の証拠を持っている方々がこの場に集められている最中だけれど、そのことに気付いていないのか、それとも上手く躱せると考えているのか、カグレシアン公爵はどこか余裕そうな表情を浮かべている。
「あれは大した罰が無いと高を括っている顔だな……。
シエルに嫌な思いをさせた事も反省していないようだ。腹立たしい」
「私は傷ついていないから、そんなに怒らなくても大丈夫よ?」
「すまない。少し冷静ではなかった。
あんな事をされても怒りを一切見せずに居られるシエルはすごいよ」
「クラウスだって顔には出ていないわ。私の前だから、声に滲んでしまっているのよね?」
「ああ、そうかもしれない。誰の前でも感情は出さない方が良いから気を付けるよ」
「私のまえではそのままでいて欲しいわ。
私ももう少し素を出せるように頑張ってみるから……」
「頑張っていたら素は出ないと思う。
シエルはそのままで十分可愛い」
「……え?」
「失礼。こんな時に言うことでは無かったな」
今は社交用の仮面の表情を浮かべているから顔には出ていないと思うけれど、突然のことに鼓動が早くなった気がした。
それから少しすると準備が整ったみたいで、皇帝陛下が順に証拠を示す時間になった。
最初は反論のしようが無い物的証拠――カグレシアン公爵から側近に対する命令に関するものが中心に公にされていった。
カグレシアン公爵は側近を信用していたそうだけど、不満があった時に暴力暴言は日常茶飯事。決め手になったのは三十歳になる前に側近へと上り詰めた執事さんの妻を寝室に連れ込んだことみたいだから、カグレシアン公爵の本性が見え透いてしまう。
私に近寄ってきていたのも、きっとそういう目的なのよね……。
だからクラウスは表に出していないだけで激怒していたし、私だって嫌悪感を拭えずにいる。
「さて、ここまでがお前が命令をしていたという証拠だが、異議はあるか?」
「それは全て元執事長がしたことでございます。気付いた時には既に手遅れでしたが、発覚してすぐに執事長は処刑しました」
「ふむ。では、お前がここに入るときに書いた誓約書のこの文字が……手紙のこの文字と筆跡が同じことはどう説明する?」
私も書いた内容の誓約書が掲げられた瞬間、カグレシアン公爵の表情が一瞬だけ固まっていた。
こんな形で使われるとは思っていなかったみたいね。
あの公爵のことだから側近の仕業にする事は分かり切っていたから、皇帝陛下
が先手を打ったのだけど、上手くいったみたい。
「それは執事が似せて書いたのでしょう」
「この文字は筆跡が良く出る文字だから似せて書くのは難しい。しかし、それだけでは納得出来ないようだから、証人も集めておいた」
これだけの証拠があっても逃れようとうるカグレシアン公爵に向かって、そう言い放つ皇帝陛下。
合図が出されるとアイリス達やカグレシアン公爵家の使用人達、それから密談を目撃したという商人達が姿を見せた。
けれどアイリス達が決められた場所に辿り着く前に、アルベール王国の国王陛下がこんなことを口にした。
「これだけ敵を作ったお前を公爵で居させることは出来ない。
よってお前を爵位剥奪の上、極刑に処す!」
「ここは帝国です。アルベール王国は関わらないで下さい」
今裁かれているのは帝都に魔物が招かれたことだから、王国は関われないのよね。
爵位剥奪の宣言は問題無いけれど、刑罰を決めることは許されない。
「失礼しました。出過ぎた真似を申し訳ありません。
しかし爵位をこのままにはしておけません。爵位剥奪だけはお許しを頂きたく」
「爵位は帝国に関われることでは無いので構いません」
「ありがとうございます。
訂正する。カグレシアン・アルバルド、お前の公爵位を剥奪する!」
「陛下、お待ちください! 私は王国のために尽くして参りました!
それなのに、何故!」
「そんなことも分からぬか! 何が国のために尽くしただと?
ここまで評判を下げるような裏切者に用は無い!
アイリスを聖女と偽って王族を洗脳していたことも分かっている! 国家転覆の大罪人という自覚を持て!」
「そ、それも執事が勝手にしたことです! どうかご理解を!」
「では、ここに居る元執事長に聞いてみようではないか」
声を荒げていたアルベールの国王陛下に代わって、皇帝陛下がそう口にする。
すると、カグレシアン公爵の顔から血の気が引いていった。
人は追い詰められると、ここまで分かりやすく青ざめるのね……。
本来は楽しむ場であるところ、このような事態になってしまうことを詫びる」
項垂れたまま動かないカグレシアン公爵を他所に、皇帝陛下は壁際に控えていた使用人の装いをしている人達に向かって合図を出した。
すると、二十人以上の方が歩み出てきて、揃って皇帝陛下に向かって跪く。
この方々は今回の証人で、アイリス達の姿も見えている。
異国の貴族を裁くことになると、相応の証拠を揃えないと戦争の引き金になってしまうのよね。
だから、しっかりとカグレシアン公爵の罪を証明して相応の罰を与えるために、準備を重ねてきた。
今更カグレシアン公爵が言い逃れをすることなんて出来ないくらいに証拠は集まっていて、この宴会会場だって逃げ道は全て塞がれている。
闇魔法で警備を錯乱しようと思っても、帝国の貴族達が光魔法や闇魔法の使い手を伴わせているから、下手な動きをすればすぐに勘付かれることになる。
私が身体を触ろうとした罰は慰謝料で済んでも、多くの人々の命を奪おうとした罰は慰謝料で済むわけがないのよね。
今は大罪の証拠を持っている方々がこの場に集められている最中だけれど、そのことに気付いていないのか、それとも上手く躱せると考えているのか、カグレシアン公爵はどこか余裕そうな表情を浮かべている。
「あれは大した罰が無いと高を括っている顔だな……。
シエルに嫌な思いをさせた事も反省していないようだ。腹立たしい」
「私は傷ついていないから、そんなに怒らなくても大丈夫よ?」
「すまない。少し冷静ではなかった。
あんな事をされても怒りを一切見せずに居られるシエルはすごいよ」
「クラウスだって顔には出ていないわ。私の前だから、声に滲んでしまっているのよね?」
「ああ、そうかもしれない。誰の前でも感情は出さない方が良いから気を付けるよ」
「私のまえではそのままでいて欲しいわ。
私ももう少し素を出せるように頑張ってみるから……」
「頑張っていたら素は出ないと思う。
シエルはそのままで十分可愛い」
「……え?」
「失礼。こんな時に言うことでは無かったな」
今は社交用の仮面の表情を浮かべているから顔には出ていないと思うけれど、突然のことに鼓動が早くなった気がした。
それから少しすると準備が整ったみたいで、皇帝陛下が順に証拠を示す時間になった。
最初は反論のしようが無い物的証拠――カグレシアン公爵から側近に対する命令に関するものが中心に公にされていった。
カグレシアン公爵は側近を信用していたそうだけど、不満があった時に暴力暴言は日常茶飯事。決め手になったのは三十歳になる前に側近へと上り詰めた執事さんの妻を寝室に連れ込んだことみたいだから、カグレシアン公爵の本性が見え透いてしまう。
私に近寄ってきていたのも、きっとそういう目的なのよね……。
だからクラウスは表に出していないだけで激怒していたし、私だって嫌悪感を拭えずにいる。
「さて、ここまでがお前が命令をしていたという証拠だが、異議はあるか?」
「それは全て元執事長がしたことでございます。気付いた時には既に手遅れでしたが、発覚してすぐに執事長は処刑しました」
「ふむ。では、お前がここに入るときに書いた誓約書のこの文字が……手紙のこの文字と筆跡が同じことはどう説明する?」
私も書いた内容の誓約書が掲げられた瞬間、カグレシアン公爵の表情が一瞬だけ固まっていた。
こんな形で使われるとは思っていなかったみたいね。
あの公爵のことだから側近の仕業にする事は分かり切っていたから、皇帝陛下
が先手を打ったのだけど、上手くいったみたい。
「それは執事が似せて書いたのでしょう」
「この文字は筆跡が良く出る文字だから似せて書くのは難しい。しかし、それだけでは納得出来ないようだから、証人も集めておいた」
これだけの証拠があっても逃れようとうるカグレシアン公爵に向かって、そう言い放つ皇帝陛下。
合図が出されるとアイリス達やカグレシアン公爵家の使用人達、それから密談を目撃したという商人達が姿を見せた。
けれどアイリス達が決められた場所に辿り着く前に、アルベール王国の国王陛下がこんなことを口にした。
「これだけ敵を作ったお前を公爵で居させることは出来ない。
よってお前を爵位剥奪の上、極刑に処す!」
「ここは帝国です。アルベール王国は関わらないで下さい」
今裁かれているのは帝都に魔物が招かれたことだから、王国は関われないのよね。
爵位剥奪の宣言は問題無いけれど、刑罰を決めることは許されない。
「失礼しました。出過ぎた真似を申し訳ありません。
しかし爵位をこのままにはしておけません。爵位剥奪だけはお許しを頂きたく」
「爵位は帝国に関われることでは無いので構いません」
「ありがとうございます。
訂正する。カグレシアン・アルバルド、お前の公爵位を剥奪する!」
「陛下、お待ちください! 私は王国のために尽くして参りました!
それなのに、何故!」
「そんなことも分からぬか! 何が国のために尽くしただと?
ここまで評判を下げるような裏切者に用は無い!
アイリスを聖女と偽って王族を洗脳していたことも分かっている! 国家転覆の大罪人という自覚を持て!」
「そ、それも執事が勝手にしたことです! どうかご理解を!」
「では、ここに居る元執事長に聞いてみようではないか」
声を荒げていたアルベールの国王陛下に代わって、皇帝陛下がそう口にする。
すると、カグレシアン公爵の顔から血の気が引いていった。
人は追い詰められると、ここまで分かりやすく青ざめるのね……。
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