65 / 72
第2章
121. 恐ろしい使い方
しおりを挟む
すっかり青くなってしまったカグレシアン公爵を気にも留めず、元執事長は今までに起きた出来事を語り始めた。
内容は私が事前に聞かされていたことから変わらないけれど、これを初めて聞く人は言葉を失っている。
カグレシアン公爵の日常的な暴力に、男女問わずに使用人を人として扱わない行動の数々。そして、都合が悪い指摘をされたことに腹を立てて、崖の上から投げ落とす形で処刑しようとされたこと。
側近だから、カグレシアン公爵の野望も全て知っていて、その内容も細かく語られていた。
王位簒奪の次は帝国崩壊を企み、そのまま攻め落とすという計画。そして勢いのままサフレア王国をも陥落させ大陸を支配しようとしていたことまで説明された。
本来は着実に計画をすすめようとしていたそうだけど、アルベール王国の王位簒奪が失敗しそうになった事で焦りを感じたみたいで、計画が破綻したということらしい。
「これを聞くのは二回目だけれど、本当に恐ろしいわよね……」
「ああ。人間が考えたとは思いたくないね。
見た目も人間とは思えないが。新種の豚か何かかな」
「その言葉は豚に失礼よ」
「そうだな。この世の生き物とは思えないと改めよう」
私達は冗談を言い合える状況だけれど、カグレシアン公爵は現実を受け入れられないみたいで、下を向いたまま動かなくなってしまっている。
そんな様子を見ていると、掠れた声が聞こえてきた。
「全て、事実です……」
「そうか。では、お前は無期限の強制労働に処す」
ようやく罪を認めたけれど、皇帝陛下が罰を告げると余裕が戻っているように見えた。
どういう手を使うのかは分からないけれど、逃れる算段がある様子。
けれど、皇帝陛下はそれも織り込み済みだったようで、少し間を置いてから言葉を続けた。
「魔法が一切使えないことで有名な鉱山がお前には似合うであろう。
心配するな。周りはお前と違って軽い罪を犯した罪人ばかりである」
鉱山での強制労働は平民の罪人にとってはそれ程厳しいものではない。
多くの平民は農業などで鍛えられているから、それほど苦しまないことは有名なお話し。
けれど、貴族になると話は変わってくるのよね。
生活環境は平民が少し我慢すれば大丈夫なものだけれど、貴族になると一時間も耐えられない人が殆ど。何もしなくても辛い状況なのに、体力が必要な肉体労働が課せられる。
身体能力を強化する類の魔法が使えたら乗り越えられるかもしれないけれど、魔法が使えないとなると……体力的に数分でさえ厳しいはずだから。
それに、帝国内でも貴族に不満を持つ人は少なくないから、貴族が一人で放り込まれたら酷い扱いを受けることくらいは想像出来るのよね。
でも、それくらいの罰は受けて当然だと思う。
闇魔法の洗脳によって多くの人々の命を奪ったことの罰は入っていないけれど、魔物を呼び寄せるという罪にはこれでも少し軽い気もするのよね。
けれど、一瞬で苦痛が終わってしまう極刑よりは辛いはずだから、不満は浮かばなかった。
「シエルを狙っている罪人が生かされているというのは気に入らないが、魔法が使えないのなら安心だな」
「そうね。あの身体では脱走しても生き延びられるとは思えないもの。私はこれで納得しているわ」
クラウスの言葉にそう返していると、皇帝陛下がアルベールの国王陛下の元に歩み寄る様子が目に入った。
会話は聞こえないけれど、国王陛下の表情を見ていれば何か不都合なことを言われていると分かる。
「カグレシアンを公開処刑出来なくなったから慌てているのだろうな。
このままだと王家に民衆の怒りが向くことになる」
「それで必死なのね……。
もう今更なのに」
カグレシアン公爵を処刑したところで、民達の怒りは収まらないと思う。
裏で糸を引いていたという事実はあっても、聖女を推していたのは王家だと誰もが思っているから。
せめて帝国から支援を得られるように従えばいいのに、延々と抗議している今はもう手遅れ。お兄様達に被害が及ばないように手紙を出した方が良さそうね。
……宴会の後の行動を考えていたら、カグレシアン公爵の周りに武装している兵士たちが集まっていた。
どうやら逃れようと必死に抵抗しているみたいで、床が小さく揺れている。
「離せ! ワシは公爵だぞ!」
「黙れ! お前はもう公爵ではない!
ただの平民は大人しく従え!」
「鉱山送りなんて嫌じゃ! ワシを何だと思っている! そんな場所耐えられるわけがない!」
「フレイムワイバーンにジリジリと焼かれる方が好みだったか?
幸いにも治癒魔法の使い手は何人も居る。延々と苦しみを味わえるぞ」
治癒魔法にそんな使い方があっただなんて……。皇帝陛下は恐ろしいことも思い付くのね。
けれど、生温い罰では見下されてしまうから、国の長には必要な才能だと思うから、陛下を恐ろしいとは思わなかった。
「ひっ」
「おい、こいつ漏らしたぞ! 早く運べ!」
「しかし、この巨体では難しいです!」
「嫌だ……。焼かれたくない……。
もう殺してくれ……」
少し離れているところに居る私達のところにも悪臭が漂ってきて、咄嗟に風魔法で新鮮な空気を生み出す私。
他の方も同じことを考えたみたいで、風魔法の気配がいくつも生まれていた。
一方のカグレシアン公爵はというと、応援に来た兵士によって担ぎ上げられて、あっという間に会場から引き摺りだされていた。
けれど悪臭の元は残っているから、皇帝陛下が上手く絨毯を焼き払って対処していた。
「皆、不快な思いをさせてしまって申し訳なかった。主犯はこれから罰を受けることになるが、共謀した者もいる。
しかし、共謀者は全員平民である故、今後の裁判を以って罰を定める。
此度は雰囲気を損ねてしまったことを詫びる。本当に申し訳なかった」
皇帝陛下がそう宣言すると、集まっていた方々が元居た場所に戻っていく。カグレシアン公爵が連れて行かれた方向を睨みつけている方が殆どだけれど、中には皇帝陛下を睨みつけている人もいた。
アイリス達は表立って証言することは無かったけれど、王国の貴族達からは当然のように恨まれているみたいで、怒りの籠った視線を集めていた。
「これで帝国は少し平和になるかしら?」
「帝国は平和になると思うよ。王国がどうなるかは想像しきれないけどね。
それはともかく、本当にお疲れ様」
「ありがとう。クラウスもお疲れ様」
「ありがとう。とはいえ、俺は殆ど何もしていないけどね」
「それを言ったら私だって何も出来ていないわ」
「シエルはいつも自分を低く見すぎだ。もっと自信を持った方が良い」
「それはクラウスもよ」
そんな言葉を交わしながら、微笑み合う私達。
周りもすっかり明るい雰囲気を取り戻しているから、残りの時間は宴会を楽しめそうだわ。
内容は私が事前に聞かされていたことから変わらないけれど、これを初めて聞く人は言葉を失っている。
カグレシアン公爵の日常的な暴力に、男女問わずに使用人を人として扱わない行動の数々。そして、都合が悪い指摘をされたことに腹を立てて、崖の上から投げ落とす形で処刑しようとされたこと。
側近だから、カグレシアン公爵の野望も全て知っていて、その内容も細かく語られていた。
王位簒奪の次は帝国崩壊を企み、そのまま攻め落とすという計画。そして勢いのままサフレア王国をも陥落させ大陸を支配しようとしていたことまで説明された。
本来は着実に計画をすすめようとしていたそうだけど、アルベール王国の王位簒奪が失敗しそうになった事で焦りを感じたみたいで、計画が破綻したということらしい。
「これを聞くのは二回目だけれど、本当に恐ろしいわよね……」
「ああ。人間が考えたとは思いたくないね。
見た目も人間とは思えないが。新種の豚か何かかな」
「その言葉は豚に失礼よ」
「そうだな。この世の生き物とは思えないと改めよう」
私達は冗談を言い合える状況だけれど、カグレシアン公爵は現実を受け入れられないみたいで、下を向いたまま動かなくなってしまっている。
そんな様子を見ていると、掠れた声が聞こえてきた。
「全て、事実です……」
「そうか。では、お前は無期限の強制労働に処す」
ようやく罪を認めたけれど、皇帝陛下が罰を告げると余裕が戻っているように見えた。
どういう手を使うのかは分からないけれど、逃れる算段がある様子。
けれど、皇帝陛下はそれも織り込み済みだったようで、少し間を置いてから言葉を続けた。
「魔法が一切使えないことで有名な鉱山がお前には似合うであろう。
心配するな。周りはお前と違って軽い罪を犯した罪人ばかりである」
鉱山での強制労働は平民の罪人にとってはそれ程厳しいものではない。
多くの平民は農業などで鍛えられているから、それほど苦しまないことは有名なお話し。
けれど、貴族になると話は変わってくるのよね。
生活環境は平民が少し我慢すれば大丈夫なものだけれど、貴族になると一時間も耐えられない人が殆ど。何もしなくても辛い状況なのに、体力が必要な肉体労働が課せられる。
身体能力を強化する類の魔法が使えたら乗り越えられるかもしれないけれど、魔法が使えないとなると……体力的に数分でさえ厳しいはずだから。
それに、帝国内でも貴族に不満を持つ人は少なくないから、貴族が一人で放り込まれたら酷い扱いを受けることくらいは想像出来るのよね。
でも、それくらいの罰は受けて当然だと思う。
闇魔法の洗脳によって多くの人々の命を奪ったことの罰は入っていないけれど、魔物を呼び寄せるという罪にはこれでも少し軽い気もするのよね。
けれど、一瞬で苦痛が終わってしまう極刑よりは辛いはずだから、不満は浮かばなかった。
「シエルを狙っている罪人が生かされているというのは気に入らないが、魔法が使えないのなら安心だな」
「そうね。あの身体では脱走しても生き延びられるとは思えないもの。私はこれで納得しているわ」
クラウスの言葉にそう返していると、皇帝陛下がアルベールの国王陛下の元に歩み寄る様子が目に入った。
会話は聞こえないけれど、国王陛下の表情を見ていれば何か不都合なことを言われていると分かる。
「カグレシアンを公開処刑出来なくなったから慌てているのだろうな。
このままだと王家に民衆の怒りが向くことになる」
「それで必死なのね……。
もう今更なのに」
カグレシアン公爵を処刑したところで、民達の怒りは収まらないと思う。
裏で糸を引いていたという事実はあっても、聖女を推していたのは王家だと誰もが思っているから。
せめて帝国から支援を得られるように従えばいいのに、延々と抗議している今はもう手遅れ。お兄様達に被害が及ばないように手紙を出した方が良さそうね。
……宴会の後の行動を考えていたら、カグレシアン公爵の周りに武装している兵士たちが集まっていた。
どうやら逃れようと必死に抵抗しているみたいで、床が小さく揺れている。
「離せ! ワシは公爵だぞ!」
「黙れ! お前はもう公爵ではない!
ただの平民は大人しく従え!」
「鉱山送りなんて嫌じゃ! ワシを何だと思っている! そんな場所耐えられるわけがない!」
「フレイムワイバーンにジリジリと焼かれる方が好みだったか?
幸いにも治癒魔法の使い手は何人も居る。延々と苦しみを味わえるぞ」
治癒魔法にそんな使い方があっただなんて……。皇帝陛下は恐ろしいことも思い付くのね。
けれど、生温い罰では見下されてしまうから、国の長には必要な才能だと思うから、陛下を恐ろしいとは思わなかった。
「ひっ」
「おい、こいつ漏らしたぞ! 早く運べ!」
「しかし、この巨体では難しいです!」
「嫌だ……。焼かれたくない……。
もう殺してくれ……」
少し離れているところに居る私達のところにも悪臭が漂ってきて、咄嗟に風魔法で新鮮な空気を生み出す私。
他の方も同じことを考えたみたいで、風魔法の気配がいくつも生まれていた。
一方のカグレシアン公爵はというと、応援に来た兵士によって担ぎ上げられて、あっという間に会場から引き摺りだされていた。
けれど悪臭の元は残っているから、皇帝陛下が上手く絨毯を焼き払って対処していた。
「皆、不快な思いをさせてしまって申し訳なかった。主犯はこれから罰を受けることになるが、共謀した者もいる。
しかし、共謀者は全員平民である故、今後の裁判を以って罰を定める。
此度は雰囲気を損ねてしまったことを詫びる。本当に申し訳なかった」
皇帝陛下がそう宣言すると、集まっていた方々が元居た場所に戻っていく。カグレシアン公爵が連れて行かれた方向を睨みつけている方が殆どだけれど、中には皇帝陛下を睨みつけている人もいた。
アイリス達は表立って証言することは無かったけれど、王国の貴族達からは当然のように恨まれているみたいで、怒りの籠った視線を集めていた。
「これで帝国は少し平和になるかしら?」
「帝国は平和になると思うよ。王国がどうなるかは想像しきれないけどね。
それはともかく、本当にお疲れ様」
「ありがとう。クラウスもお疲れ様」
「ありがとう。とはいえ、俺は殆ど何もしていないけどね」
「それを言ったら私だって何も出来ていないわ」
「シエルはいつも自分を低く見すぎだ。もっと自信を持った方が良い」
「それはクラウスもよ」
そんな言葉を交わしながら、微笑み合う私達。
周りもすっかり明るい雰囲気を取り戻しているから、残りの時間は宴会を楽しめそうだわ。
659
あなたにおすすめの小説
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめる事にしました 〜once again〜
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【アゼリア亡き後、残された人々のその後の物語】
白血病で僅か20歳でこの世を去った前作のヒロイン、アゼリア。彼女を大切に思っていた人々のその後の物語
※他サイトでも投稿中
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。