ある日、パパになりました

emeral

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二人の出会い3

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朝日が上り、カーテンの隙間から陽の光が入り込み綺麗な光の道ができている。外からは小鳥のさえずりが聞こえてくる。
「お兄ちゃん、朝だよー、起きてー。起きないとキスちゃうぞー?」
バッ!なにか、今葵の声が聞こえたような気がする。俺は急に身の危険を感じ、目を覚ます。あたりを見渡すが気配すら感じない。ふむ、気のせいか。時計を見るとまだ6時半。よし、あと2時間は寝れる。俺は再びぬくもりの残っている布団の中に入ろうとした時、
「お兄ちゃん!二度寝しちゃダメだよ!!早く起きてー」
バッ!どこだ、どこからあいつの声が聞こえる?俺は再びあたりを見渡すがさっきと変わらず気配すらない。そして、俺は声の原因を確かめるべく、また布団に入ろうとしたと同時に、枕元に置いていたスマホから、
「お兄ちゃん、さっきから二度寝はダメって言ってるでしょ!!」
スマホから葵の声が聞こえてくる。なんだ原因はこれか・・・・・・いや、まてまて。なんでアラームがかかっているんだ。かけた覚えないのに。それになぜ、アラームの音声が葵の声で、しかも、スヌーズのタイミングが俺が布団に入ろうとしたタイミングピッタリなんだ・・・・・・あいつ、どこまでハイスペックなんだよ。今度来た時にしっかりと言っておかないと。しかし、また寝ようとしてアラームが鳴ったらたまらないので俺は諦めて起きることにした。と、そこで、初めて布団の中に妙な違和感を感じた。そして、チラリと咲が寝ているであろう隣の布団を見るが、そこに咲の姿は無かった。俺は、もしやとは思いながら、自分の布団をめくって見る。と、そこには咲が俺の腰に手を回し、右足に自分の両足を絡めた状態で寝ていた。俺は少しだけ驚きながらも(予想通りだったので)、咲のほっぺたをつつきながら、
「咲、朝だよー」
と、声をかけると、咲は意外とすんなりと起きた。葵のヤツとは大違いだな。あいつは俺がおデコにキスしないと絶対に起きなかったからな・・・・・・と、懐かしいことを考えていると、咲は「眠いです――」と目をこすっている。
「おはよ、咲。よく眠れた?」
「はい、おはよう・・・・・・ございます・・・・・・」
「じゃあ、ちょっくら、朝ご飯作ってくるね」
と言いながら、俺は朝食を作るためにキッチンに歩いて行く。残された咲は、優羽が部屋を出ていったのを見て、優羽が寝ていた布団に再び潜り込んで、再び眠りへと落ちていった。

咲が二度寝しているとは考えもしない優羽は一人暮らしをするならと教えられた料理の中のレシピの卵焼きと味噌汁とご飯、簡単なサラダを2人分作っていた。

ーーーーー30分後ーーーーー

そして、皿に朝食を盛り付け終わった後、俺は布団をたたみに部屋に戻ると
俺が渋々諦めた二度寝を簡単にしている咲がいた。
「え、咲。なんで二度寝しているんだよ!?朝ご飯だそ、起きろ~」
と、俺は言いながら、咲を揺さぶり起こす。
「朝ご飯・・・・・・いい匂いです」
と言いながら、また半開きの目をこすっていた。
「咲、ふとんたたむから、手伝ってくれない?」
と言って、自分の寝ていた布団をたたむ。たたみながら、咲に所々コツやマメ知識を教えながら、たたんでいく。その後、布団を押入れに片付けて、テーブルを出して、そこに作った朝食を並べていく。
「パパ・・・・・・すごく美味しそうです」
「お、ほんとに?じゃあ、食べようか」
そして、2人は手を合わせて、

             「「いただきます」」

そして、食べ始める。朝食は少なめに作ったからお互いあまり時間はかからなかった。咲が食べ終わったのを見て、また、2人は手を合わせて、

        「「ごちそうさま(でした)」」

と言って、俺は食器を持ってキッチンの方に向かう。その途中で、
「咲、食器持ってきてくれない?」
と、声をかけていく。それを聞いて、咲も自分が使った食器を持って、後ろに続く。素早く食器を洗った後、部屋に戻ってきた後、俺はスマホのメールを見る。それを見て、読書をしていた咲に話しかけた。
「今日、俺の担当が来るから。一応知っといてね。まあ、そいつが来たらとりあえず気をつけてな」
「はい・・・・・・どうしたんだろう?」
その会話を最後に俺はパソコンに向かい原稿を進め、咲は壁に背中を預けて読書をしていた。

日がちょうど正午の位置に昇った頃、原稿を進めないといけないとは思いつつ、やはり空腹には勝てず、俺は昼食を何にしようかと悩んでいた。
「咲、お昼何食べたい?俺が作れるやつだから限界はあるけど・・・・・・」
と、ずっと壁に背中を預けて読書をしていた咲に聞いてみることにした。隣には読み上げたと思われる十数冊の本が積まれている。
「お昼ご飯・・・・・・うーん」
と、呟きながら悩んでいる。それを見て、少し可愛いなと思ってしまう俺がいる。少しだけだからな!!
「パパ、カルボナーラがいいです・・・・・・昨日食べたのが美味しかったから・・・・・・」
おぉ、カルボナーラときたか、しかし、大丈夫!!好きな食べ物は自分で作れるものさ。
「いいよ、じゃあ、今から作るから待っててね」
「はい」

そして、俺は調理を始める。材料を出して、マニュアル通りに作っていく。週1ぐらいのペースで自分で作って食べているので、作る手際は迷いなく素早い。途中途中自分なりのアレンジを加えて作っていく。そして、盛り付けて、俺の方には粉チーズをたっぷりとふりかける。やはり、カルボナーラはこうでないとな。ん、太るよって?わかってるけど、やめれないんだよ!!美味しすぎて。俺は両手に皿を載せて咲に戸を開けるように言う。
「はい、咲。お店のには劣っちゃうかもだけど(笑)」
と、冗談を言いつつ、咲の前に皿を置く。
「パパ、ありがとうございます」
「うん、それでは、」
そう言って2人は手を合わせて、

「「いただきます」」

そして、食べ始める。
「パパ、とっても美味しいです。お店のよりもとっても」
「ほんと?嬉しいなー」
たわいのない会話をしながら食べていく。二人とも食べあげて、食器を片付けて、部屋に戻ってきた俺はチラリと時計を見ると針は1時を指そうとしていた。
「今から1.2時間昼寝するけど、咲はどうする?」
俺は昼寝を1.2時間とることを習慣としている。まぁ、午後からスッキリした状態で原稿が書けるからだけど。
「あ、じゃあ、私も一緒に寝ます」
俺は押し入れから枕と毛布を2組出して、片方を咲に渡す。
時計が1時を指した頃。俺と咲はゆっくりと眠りの世界へと旅立とうとした時、

ドンドンドン!
「おい!居るのはわかってんだ!早くここ開けやがれ!」

なんだなんだ!!!??俺何かしたか??
部屋の真ん中でパニック中の俺と怯える咲。そんな2人に構わずにまだ扉を叩く音と声は止まない。

「早く開けろって言ってる・・・・・・でしょ・・・・・・」

・・・・・・ん?でしょ、だと・・・・・・?あれ?それに静かになった・・・・・・?不思議に思った俺は恐る恐る玄関の方に歩いて行く。そして、近づくにつれて、声が聞こえてきた。

「優羽ちゃん~開けて~お願~い」

ん、優羽ちゃん?まさか、アリスか!?
俺は恐る恐るドアノブを回して、少し覗いてみると、ドアの前に立っていたのは・・・・・・俺の高校の同級生でしかも、編集担当の柊アリスひいらぎアリスだった。
「ア、アリス!?えっ、じゃあ、さっきのは、まさか・・・・・・お前がしたのか?」
「い、いや~ま、まさか~アハハ、ハハ」
と、誤魔化しながら目を逸らすアリス。
「まぁ、そんなことより入れよ」
そう言って俺はアリスを中に入れる。
「こんな時間にどうしたんだ?メールにはいつも通りの時間に来るって書いてあったぞ?何かあったのか?」
そう、いつも通りの時間とは大体俺の昼寝から起きる時間の1時間後つまり、4時以降に来るはずなのだが、今日はまだ昼寝すらしていない時間に来るなんて珍しい。
「えっとね、今日はその、メール送った後に気づいたんだけど、実は今月ピンチなの!!だから、お昼ごちそうして、お願い!!」
なるほど、そういうことか。ということはさっきのはお腹が減っていてイライラしてて、最近見た漫画か小説に影響されたんだろう。よかった、この時間帯にアパートの住人がいなくて。あんなの聞かれたら警察に通報されていたかもしれない。しかし、どうしたものか。俺が頭をひねって悩んでいるところに、
「パパ~?どちら様だったのですか?」
なかなか部屋に戻ってこない俺のことを心配して咲が部屋の襖を開けて玄関の方を見る。
「ああ、咲。もう戻る――よ」
あ、やばい。そういえば、アリスって・・・・・・俺はアリスの方を見るとさっきまでいたはずの場所に姿はなく・・・・・・部屋の中で咲をモフっていた。
「パ、パパ。この人誰ですか・・・・・・あっ、そこ、触らないでくすぐったいです」
「可愛い~この子。優羽ちゃんの親戚の子?」
ああ、忘れてた。アリスのやつ、小さい子に目がないんだった。ロリ、ショタどっちもOKって大人としてどうよ・・・・・・と、また、考えていると、
「パパ、助け・・・て?」
咲の頼みならしかたないな、
「こら、アリス。咲が嫌がってるだろ、とりあえず離れてくれ」
「もっとモフりたかった・・・・・・」といいながら渋々離れるアリス。
「優羽ちゃん、それでさっきも言ったけどこの可愛い子は親戚の子?」
それを聞いて、いや、聞かなくてもするつもりだったが、俺は咲の事をアリスに説明することにした。
「いや、親戚の子とかじゃなくて、咲は俺の娘なんだ」
俺の発言と同時にピキーンと音を立てて部屋の空間が凍りついた。
「優羽ちゃん、今なんて言ったの?」
顔は笑っているが目が笑っていないアリスが俺に向かって感情のこもってない声で聞いてくる。俺はその声に気圧されつつも、
「だ、だから、咲は俺の娘なんだ」
あなたは本当に作家なんですか?もう少し言葉を選ぶか付け足してくださいよ!
「優羽ちゃん、説明いいかな?娘ってどういうこと?相手の人がいるってこと?」
うん、そうだな。ちょっと事情が特殊だし、これからの付き合いもあるし、説明しとくか。
「咲は養子なんだ、簡単に言うと――」
そう言って、俺は説明を始める。説明を聞き終わると、アリスは、
「なぁんだ、そういう事だったんだね。相手がいるわけじゃないんだ・・・・・・よかった、ってことは、まだ私にもチャンスがあるんだ」
「ん、最後のほう何って言ったんだ?」
「ううん、なんでもない。気にしないで」
「そう言われると気になるな。まぁ、いいか。それで、昼飯だが、簡単なものしか作れないぞ?」
俺は冷蔵庫を眺めながら、アリスに聞く。
「いいよ、優羽ちゃんの料理なんでも美味しいから」
そう言われると悪い気はしないな。よし、作るものも決まったし、
「少し待っててくれ」
そう言って、俺は調理にかかる。

優羽が調理を始めた頃、部屋の中に2人きりになったアリスと咲はというと・・・・・・
「ねえねえ、咲ちゃん。またモフらせて~?」
「イヤです!」
この人本当に大人なのか、子供にしか見えない。しかも、パパと同い年・・・見えない・・・。
「うう~じゃあ、質問する!」
「質問・・・?それなら別に・・・(何に対してだろう)」
「ではでは、今何歳?どこから来たの?パパの印象は?・・・・・・等々」
あ、質問って自己紹介みたいな感じなんだ。
「えっと、8歳です。高津児童養護施設から来ました。パパの印象?・・・・・・優しい人・・・・・・です・・・・・・等々」
アリスの質問攻めに対して、一つ一つの質問に丁寧に?答えていた。アリスの質問が尽きたところにちょうど、優羽が料理を持って、部屋に入ってきた。
「ほら、アリス。有り合わせだから期待はするなよ?」
と言って、テーブルに置く。そして、その前にアリスが座る。
「は~い。いただきま~す」
そう言ったと同時に見ていて気持ちがいいくらいのスピードで目の前にある料理がアリスのお腹の中に消えていく。そして、20分も経たないうちに完食してしまった。
「ごちそうさまでした。優羽ちゃん、とっても美味しかった~ふぅ」
その後、食べ終えた皿をキッチンの流しに置いてきたアリスに、
「で、今日はどうしたんだ?」
いきなりの仕事モードの顔つきに変わったので、咲がビクッと肩をすくめる。その隣でアリスはいつもと変わらない様子で、ニコニコと笑っていた。
「今日は原稿の進行状況の確認と今後の予定の連絡」
「ん、そんなことならいつもみたいにメールや電話で良かったんじゃないのか?」
いつもなら、こんな業務連絡はメールや電話なのに、何かあったのだろうか、と考えていると、アリスは顔を赤く染めながら、
「優羽ちゃんに会いたかったんだよぉ・・・・・・最近、忙しくて顔合わせる機会なかったから」
ああ、そういう事か。アリスの中の俺成分が尽きかけている、いや、尽きているということか。それじゃあ、しかたないな。うんうん。
「まあ、いいや。そうだな、原稿は順調だな、今のところ。それで、連絡って?」
「うん、それね。来週、編集部に顔出しに来てだって、編集長が」
編集部という言葉を言ったと同時に優羽の顔が険しくなっていく。そして、ポツリと、
「編集部。はぁ~行きたくないなぁ、アリス、それって強制?」
「もう、何言ってるの!そんなの当たり前じゃない。副編がいない時に来ていいから!ってか、その日に呼ぶから」
「あ、じゃあ、行く!」
ちょっと、あなたは目上の人をなんだと思っているんですか。それに、どうして副編集長さんがいるとダメなんですか?
「まぁ、副編の木山さん、私も苦手だけどね」
と、アリスは下を出していたずらっぽく笑う。あなた達ねー!まぁ、いいですよ、嫌いな人や苦手な人の一人や二人いるのが普通ですもんね!
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