八百屋王女、なんの冗談ですか?ーー行方不明のパパが国王でした!?

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八百屋の娘 ビック(9歳) は、
今日も母ちゃんと一緒に大根の葉っぱをむしり、
白菜の外皮をむき、野菜に囲まれて暮らしていた。

そんな“いつもどおりの朝”――
店の前に 金ピッカピカの馬車 が止まった。

中から降りてきたのは、
まるで絵本から抜け出したような身分の高い男。

彼はビックを見るなり、
真顔でこう言い放つ。



「ビクトリア。調べてわかった。
 お前は……私の娘だ」



八百屋の娘、突然の王女化。

ビック
「どえええええええ!?
 なんで八百屋の私が王女なの!?
 てかパパ行方不明じゃなかったの!?
 パパ=国王ってどういう計算ですか!?」

母カテイ
「ごめん……十年前は私も貴族令嬢だったの。
 革命で全部失って八百屋やってただけさ」

国王
「カテイ、……お前は、私の妻になってくれ!──」

カテイ
「いやいやいやいや、無理! 八百屋忙しい!」

ビック
「母ちゃん王妃!? 私王女!?
 世界おかしくなってません!?!?」

ビック「八百屋で大根洗ってた娘が!? 王女!? 無理!!」

カテイ「ほら見な! あたしだって無理だと思ってるよ!」

八百屋から王宮へ。
十年遅れでもう一度、家族。
一緒に笑えるようになるまでの物語。

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