【完結】こちらダンジョン前雑貨店〜お客様は神様、勇者様、魔王様〜

はれはる

文字の大きさ
13 / 45
第一章〜異世界転移と雑貨屋開店〜

魔法のお風呂と現金収入

しおりを挟む
帰ってきました現実世界
今日はとにかくカレーが食べたい。

それにもう一つ大きな目的がある!ゴーレム狩りで手に入れた金塊を売る事だ!持った感じ1kg位あるんじゃ無いだろうか?現実世界で取引されている様な純度が保証されているものでは無いので買い取ってくれるか心配だが…
高く売れたら異世界でお世話になってる人に日頃のお礼でも買ってくかね。

…そういや金ってどこで売ればいいんだ?流石にブ○クオフじゃ無理だろうし。その時前に見たテレビCMで質屋が金の買取してるって言ってたな!スマートフォンで検索するとちょうど通勤経路にあるみたいだし寄ってみよう。

いつもの昼休憩。いつもと違い今日の昼食はパックのご飯とレトルトカレーだ。異世界で食べ損なった悔しさをぶつけるべくちょっとお高いレトルトカレーを食べる。うん…美味い!

「センパイ!一体何なんですかこの石!?」

「昨日言っただろ?ゴーレムを倒して手に入れたアイテムだよ」

「あれ本気で言ってたんですか!?センパイは何者なんですか?異世界物勇者ですか!?チーレムですか!?モンスターに襲われた商人助けたんですか!?くっ殺は実在するんですね!?」

「とりあえず落ち着け。何言ってるんだ?」

「コレですよコレ!両手で握ってたら急に光って電撃がが走ったんですよ!」

「まぁ魔法石だからなそれ」

それからしばらく色々と質問攻めにあった。正直よく分からないうちに昼休みが終わったので会話の内容はいまいち覚えてない。
とりあえず続きはまた今度とだけ言っといた。

仕事終わりにスマートフォンで調べた質屋へ向かう。狭く薄暗い路地裏に入るとぼんやりと光る「質屋」の看板。随分年季に入った古風な外装をしている。これちゃんと営業してるのか?

「いらっしゃい。」

中には怪しげな老婆が1人。とりあえず金塊を差し出し査定をお願いする。しばらくそれをじっと見つめたかと思うと老婆は俺に目の前に紙の束を静かに置いた。

(ごっ!500万!?ほんとか!?)

「あんたこの他にも色々面白いモン持ってるみたいだね。一応忠告しとくけど、余計なトラブルに巻き込まれたくなけりゃうち以外でこの手の商品は売らない方が身のためだよ。」

どいもこの老婆はこの金塊がこの世界のものでは無いと知っているようだ。とりあえずその忠告に頷き店を出る。ここは素直に従った方がいい気がする。

何はともあれ臨時収入だ!色々と買い込んでいこう!
とその時スマートフォンの着信音が鳴る。

「ちょっとセンパイ!今日帰りに付き合うって言ったじゃ無いですか~!今どこですか~?」

言われたような気がするが了解した覚えはないぞ。まぁ後々めんどくさいしまだ職場から近いし付き合ってやるか。

その後一緒に近くのカレー屋でカレーを食べながら異世界の事を話す。泉は自分も行きたいと駄々をこねていたがどうやったら連れて行けるか全く分からない。とりあえず保留だ。
せっかくなので異世界へのお土産用の買い物に付き合ってもらう。
買い物の内容について色々突っ込まれる事が多かったがめんどくさいのでスルーだ。
とりあえずまた面白いものが手に入ったら今日のお礼にプレゼントする事で納得してもらった。

疲れる一日だったが久しぶりの誰かと一緒の買い物は思いの外楽しかった。たまにはこんなのも良いのかもしれない。

そして異世界

とりあえずお風呂が使えるようになったという事なので石鹸、シャンプー、トリートメント、入浴剤等を使い方を説明して渡す。全て泉セレクトのちょいお高めのやつだ。ついでに選んでくれた本人にもお礼に買ったのでそこそこ高かったぞ。
その香りを嗅いでうっとりしているマギの顔が面白かった。早速お風呂へと姿を消していった。

カニスとシアンにはドーナツの詰め合わせだ。カレーを食べ損なったシアンに美味しいものを食べてもらおう。ギルド長にはお酒。クールな受付嬢には制服に似合いそうなブローチ。それぞれギルドへの配達品と一緒に手紙を添えて置いておく。あとはカニスが回収してくれるだろう。

店内でドロップ品の整理をしていると目の前に長い黒髪の美女が現れる。バスタオル一枚で…しかも胸が大きい…

「あの…どちら様でしょうか?」

「何を言ってるんですか店長。私です。マギですよ」

何と黒髪おさげの瓶底眼鏡娘はモデル体型の美女だった…

「何じっと見てるんですか?まさか惚れました?まぁ店長なら将来性はありそうですし、料理も美味しいし、見た目も悪く無いのでお嫁さんになってあげても良いですよ?」

「冗談はいいからとりあえず服を着なさい。風邪引くぞ。」

「冗談じゃないかもしれませんよ~。」

マギは悪戯っぽい笑みを浮かべて去っていく。ん~意外な一面を見たな。瓶底眼鏡とローブですっかり騙されていた。

今後いつも通り付き合えるか心配だったが、お風呂上がりにドーナツを夢中で口に詰め込み口の周りをチョコまみれにしている瓶底眼鏡娘をみてその心配は無用だった事を知る。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました

いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。 子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。 「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」 冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。 しかし、マリエールには秘密があった。 ――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。 未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。 「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。 物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立! 数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。 さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。 一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて―― 「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」 これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、 ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー! ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました

たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。

灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。 彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。 タイトル通りのおっさんコメディーです。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません

ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。 文化が違う? 慣れてます。 命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。 NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。 いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。 スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。 今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。 「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」 ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。 そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。

処理中です...