儚き恋の標

マコちゃん

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第一章 恋の予感 チャンスを掴め

酔ってるときは当たっても砕けない?

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突然だが俺は今恋をしている

最近また、地元から南の方に飛ばされた現場作業員、所謂いわゆる[出張族]というやつだ

せっかく1年半ぶりに地元に帰って来たというのにわずか一週間で元の場所に飛ばされるとは………まぁそれも半年前の話だが


この仕事について8年半。仕事の流れは掴んできたが、回りからは使えないやつと言われてコキ使われている


おっと、紹介が遅れた
俺の名前は高松 千博タカマツ チヒロ 後三日で29歳、彼女いない歴五年、最近お腹がたるんできた中年間近の『まだ』青年だと思いたい

今日も残業が終わってこれから一人でいつものスナックに飲みに行こうと思ってる

最近は毎日飲みに行ってる

そこのスナックは週末でも金曜日は客が少なく女の子と一対一で話せるから気に入っている

値段も安いしな

それで、俺はそこのスナックにいる女の子に惚れてしまったみたいなんだ

彼女の正確な年齢は知らないが20代後半と言ってたし歳は近いと思う

今日はいるのか、期待に胸を膨らませて今日もドアを開ける

チリン  チリン

心地良いドアベルの音を聴きながら中に入ると、今日は珍しくお客さんが多いようだ

「いらっしゃいませ~」

「ママこんばんは」

「あ、チーちゃん来てくれたんだ!今日はもう少ししたら来るよっ」

店に入るとスナックのママから嬉しい情報が入ってきた
俺はそれを表に出さないようにいつも座る席が空いているのを確認した

「そうなんだ、いつもの席座って良いかな」

「ふふ   どうぞ座ってください。嬉しそうねチーちゃんがあの子に御執心なのは本人以外気付いてるわよ!?  」

「え、そうなの  結構恥ずかしいな  本人には黙っといてね」

「あの子かなり鈍感だけど人気だから頑張ってね」

「あ…ああ……がんばるよ 
取りあえずいつものお願い」

「はーい」

このスナック[くすの木]の美人ママ河下 亜紀カワシモ アキさん
外見年齢は20代だが、この店を初めて10年と言うから驚きだ

「「おはようございまーす」」

「あ、チーちゃん来てくれたんだ!いらっしゃい」

「アンちゃんおつかれ~」

「おはようございます
じゃあアンちゃん付いてあげて、京子ちゃんも他のお客さんについてね
チーちゃんお待たせ、いつものね」




今入ってきたのは、[アンズちゃん]と[京子ちゃん]このお店の若手二人組だ
気づいてるとは思うが俺が惚れている相手はアンズちゃんの方だ


「ママありがとう」

ママの持ってきてくれたお酒に手をつけず2分ほど

「ごめんねお待たせ~
じゃあ今日もお疲れ様」

「アンちゃんも飲んでよ」

「良いんですか?いただきます」

「それじゃあ「カンパーイ」」


20時から飲み始めて気付けば3時間がたっていた
お酒も何杯飲んだかわからない


「ちょっと飲みすぎたかな ハハハ」

「もう チーちゃん大丈夫?」

「大丈夫  らいじょうぶ
ねぇアンちゃん明後日の日曜日って空いてる?」

「日曜日?13時以降なら空いてるよ?」

「じゃあさ 遊びにいかない?
カラオケとボーリング行きたいんだけどに断られちゃって……」
もちろん知り合いと行く予定なんてない、完全なでっち上げだ


「カラオケとボーリング?行きたい行きたい
じゃあ18時に駅前のコロロってカフェで待ち合わせで良い?」

「あ、うん良いよ
コロロってカフェだね
いやーアンちゃんが来てくれたらテンション上がっちゃうな」

「じゃあ明後日の18時ね」

「了解!!」


その後は当たり障りのない話をしていたらいつの間にか閉店の時間になっていた

「チーちゃんいつもありがとね
残念だけど今日はおしまいです」

「え~ママもうちょっと~」

「ごめんねー規則なのよ」
(チーちゃんとデートなんでしょ?頑張ってね)


「わかったよ んじゃ帰るね~アンちゃん明後日ね!」


「うん 楽しみっ」


「チーちゃんまた来てね」





ヤバイ今日は寝れるかな?
デートのプランを考えながらドキドキして寝れないような気がしていたが、帰ってベッドにダイブしたらすぐに眠ってしまった。
大分酔っていたのだろう【お酒】にも【アンちゃん】にも。


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