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第61話 ちょっとした有名人です
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・・・あれから数日が経過した。
『女神の酒樽亭』にはマユミを求めて大勢の客が押しかけていたが
マユミ達が現れることはなく・・・次第にいつもの客数へと落ち着いていった。
熱しやすく冷めやすい・・・大多数の所謂にわかファンなどそんなものだ。
そんな時期を見計らって、マユミ達は『女神の酒樽亭』へやって来ていた。
人目を気にして地味な服装をしてきたマユミ達だが、リタはすぐ気付いたようだ。
「マユミちゃん心配したよ、大丈夫だったかい?」
「心配したのはこっちもですよ、お店は大丈夫でした?」
心配していたのはお互い様だったようだ。
無理もない・・・先日の広場での一件は記憶に新しいところだ。
結局あの後、マユミ達は兵士達に囲まれて護衛されながら屋敷へと帰っていった。
まるで人気スターのような扱いだが、あの観客達を思えばあながち間違いではないだろう。
あの後『女神の酒樽亭』は常連客による二次会の会場と化していた。
新規の客には近付き難い雰囲気を放っていたが、あの大勢の客が押し寄せるよりは良かった。
リタとしても、店には分相応というものがあるという事を知った貴重な体験だった。
「それで、今後の事で相談があるんですけど・・・」
「ああ、またあんな事になっちゃ、うちも困るからね・・・」
やはり・・・リタの返答は予想された範囲内だった。
あの事態が繰り返される事を思えば、出禁の一つもあり得る話だが・・・
「これからはこっそりやってもらうよ、宣伝の類も一切なしだ・・・それでいいかい?」
「え・・・リタさん、いいの?」
「当り前じゃないか、あたし達はアンタの味方だよ」
「俺達もちょっと調子に乗りすぎた、ごめんよ」
「この前のは宣伝しなきゃってあちこちに声かけ過ぎたわ、すまん」
「これからは逆に隠さないとな」
「みんな・・・ありがとうございます」
どうやらマユミの仕事は無事継続できそうだ。
もっとも、今後はあまり派手な活動は自粛した方が良さそうだが・・・
「ま、俺達はあの『シンデレラ』からずっとマユミちゃんを応援してきてるからな」
「おいおい、ミーアちゃんの派のマインツさん達をハブるなよ」
「そうだな、仲良くやっていこう」
「あ、ああ・・・よろしく頼む」
すっかりミーア派の代表として認識され、彼らに握手を求められるマインツ。
客達の間でも繋がりが出来てきているようだ・・・
(これって・・・ファンクラブ?)
会員特典の一つも用意した方が良いだろうか・・・そんな事を考えるマユミ。
とりあえず、この店での事は彼ら常連客に任せれば良さそうだ。
「それで、今日は何か聞かせてもらえるのかい?」
「あ、はい・・・お願いします」
久しぶりの彼女の歌は常連客を大いに盛り上げるのだった。
その間、マインツはちゃっかりミーアの近くの席に着く。
ミーアはじっとマユミを見ていた。
「・・・ミーアちゃんは、マユミちゃんが大好きなんだな」
マインツはさりげなさを装って会話を試みる。
気の利いた事の一つも言いたかったが・・・これまでにない緊張感でうまく言葉が出てこない。
「うん、マユミは独りぼっちだった私を救ってくれた・・・」
「そうか・・・大変だったんだな」
(一人で異世界に放り込まれて、さぞ心細かっただろう・・・)
「でも今はマユミがいるから大丈夫・・・マユミは本当にすごい」
「そうだな・・・でも、ミーアちゃんの味方は他にもいるって事を覚えておいてくれ」
「?」
「た、例えば・・・おお、俺とか・・・」
マインツの声が震えた・・・おかしい、命がけの仕事でもこんな事はなかったのに・・・
彼のとんだヘタレっぷりに、こっそり周りで様子を伺っていた男達は必死に笑いを堪えている。
(この人も、寂しい人なのかな・・・)
ミーアはそんな彼の様子に、過去の自分を思い出したようだ。
こういう時、マユミならどうやって元気づけるだろうか・・・マユミなら・・・
ミーアは彼の手を握り、真っ直ぐに見つめる・・・そして・・・
「大丈夫だよ、がんばって」
「おおふ!」
変な声を出すマインツ・・・それを見て我慢の限界を超えた男達がついに噴き出した。
プークスクスクス・・・
「お、お前ら!何見てんだ」
「いやーマインツさん、あんた面白いな」
「み、見世物じゃねぇぞ、ってかお前らマユミちゃん派ならマユミちゃんに集中しろよ!」
(よかった、元気出たみたい)
自分もマユミのようにうまくやれた・・・妙なところで自信をつけたミーアだった。
その後、マユミ達は政庁へと向かった。
今後は再びあの広場を使って公演する事も視野に入れていかないといけない。
その時の為に、色々と手続きを学んでおこうと思ったのだが・・・
「マユミちゃんだ」
「マユミちゃんだって?」
「おお、本物だ」
マユミの姿を見た職員が次々に反応する。
マユミは彼らの間でもすっかり有名人になっていたようだ。
「あの・・・またあの広場を使いたい場合の手続きを教えてほしいんですけど・・・」
マユミが声を掛けた次の瞬間・・・職員たちの動きが変わった。
「またあれをやるんですね!すぐに手続きしますので、待っててください!」
「え・・・あの・・・」
「たしか今の広場の使用状況は・・・」
「あのマユミちゃんの公演だぞ、最優先で処理しろ」
「や、すぐにやるつもりじゃ・・・」
お役所仕事とは思えない速度で手続きが進んでいく・・・
今更「手続きのやり方だけ聞きたかった」なんて言えない雰囲気だ。
そして・・・
「3日後を確保しました、警備の手配もバッチリです、よろしくお願いします!」
まるで褒めてほしそうな犬のように、手続きの完了を告げる職員にマユミは・・・
「あ、ありがとうございます・・・がんばりますね・・・」
笑顔でそう答えるしかなかった・・・
最敬礼でマユミを見送る職員達を背に、マユミは疲れた表情でその場を後にした。
「ミーアちゃん、3日後にまたアレやることになっちゃった・・・」
「うん、任せて」
急に話が決まって申し訳ない気分のマユミだったが、ミーアはやる気に溢れているようだ。
(ミーアちゃんが喜んでくれたなら良いか・・・)
そう思って納得することにしたマユミだった。
そうと決まれば気持ちも切り替わる・・・3日後に向けて練習も頑張らければならない。
そう思ったのはミーアも同じだったようだ・・・しかし・・・
「マユミ、もうちょっと歌の練習した方が良いと思う、本番で音外してたし」
「ふぇぇ・・・」
たった3日の練習で足りるだろうか・・・不安になるマユミだった。
『女神の酒樽亭』にはマユミを求めて大勢の客が押しかけていたが
マユミ達が現れることはなく・・・次第にいつもの客数へと落ち着いていった。
熱しやすく冷めやすい・・・大多数の所謂にわかファンなどそんなものだ。
そんな時期を見計らって、マユミ達は『女神の酒樽亭』へやって来ていた。
人目を気にして地味な服装をしてきたマユミ達だが、リタはすぐ気付いたようだ。
「マユミちゃん心配したよ、大丈夫だったかい?」
「心配したのはこっちもですよ、お店は大丈夫でした?」
心配していたのはお互い様だったようだ。
無理もない・・・先日の広場での一件は記憶に新しいところだ。
結局あの後、マユミ達は兵士達に囲まれて護衛されながら屋敷へと帰っていった。
まるで人気スターのような扱いだが、あの観客達を思えばあながち間違いではないだろう。
あの後『女神の酒樽亭』は常連客による二次会の会場と化していた。
新規の客には近付き難い雰囲気を放っていたが、あの大勢の客が押し寄せるよりは良かった。
リタとしても、店には分相応というものがあるという事を知った貴重な体験だった。
「それで、今後の事で相談があるんですけど・・・」
「ああ、またあんな事になっちゃ、うちも困るからね・・・」
やはり・・・リタの返答は予想された範囲内だった。
あの事態が繰り返される事を思えば、出禁の一つもあり得る話だが・・・
「これからはこっそりやってもらうよ、宣伝の類も一切なしだ・・・それでいいかい?」
「え・・・リタさん、いいの?」
「当り前じゃないか、あたし達はアンタの味方だよ」
「俺達もちょっと調子に乗りすぎた、ごめんよ」
「この前のは宣伝しなきゃってあちこちに声かけ過ぎたわ、すまん」
「これからは逆に隠さないとな」
「みんな・・・ありがとうございます」
どうやらマユミの仕事は無事継続できそうだ。
もっとも、今後はあまり派手な活動は自粛した方が良さそうだが・・・
「ま、俺達はあの『シンデレラ』からずっとマユミちゃんを応援してきてるからな」
「おいおい、ミーアちゃんの派のマインツさん達をハブるなよ」
「そうだな、仲良くやっていこう」
「あ、ああ・・・よろしく頼む」
すっかりミーア派の代表として認識され、彼らに握手を求められるマインツ。
客達の間でも繋がりが出来てきているようだ・・・
(これって・・・ファンクラブ?)
会員特典の一つも用意した方が良いだろうか・・・そんな事を考えるマユミ。
とりあえず、この店での事は彼ら常連客に任せれば良さそうだ。
「それで、今日は何か聞かせてもらえるのかい?」
「あ、はい・・・お願いします」
久しぶりの彼女の歌は常連客を大いに盛り上げるのだった。
その間、マインツはちゃっかりミーアの近くの席に着く。
ミーアはじっとマユミを見ていた。
「・・・ミーアちゃんは、マユミちゃんが大好きなんだな」
マインツはさりげなさを装って会話を試みる。
気の利いた事の一つも言いたかったが・・・これまでにない緊張感でうまく言葉が出てこない。
「うん、マユミは独りぼっちだった私を救ってくれた・・・」
「そうか・・・大変だったんだな」
(一人で異世界に放り込まれて、さぞ心細かっただろう・・・)
「でも今はマユミがいるから大丈夫・・・マユミは本当にすごい」
「そうだな・・・でも、ミーアちゃんの味方は他にもいるって事を覚えておいてくれ」
「?」
「た、例えば・・・おお、俺とか・・・」
マインツの声が震えた・・・おかしい、命がけの仕事でもこんな事はなかったのに・・・
彼のとんだヘタレっぷりに、こっそり周りで様子を伺っていた男達は必死に笑いを堪えている。
(この人も、寂しい人なのかな・・・)
ミーアはそんな彼の様子に、過去の自分を思い出したようだ。
こういう時、マユミならどうやって元気づけるだろうか・・・マユミなら・・・
ミーアは彼の手を握り、真っ直ぐに見つめる・・・そして・・・
「大丈夫だよ、がんばって」
「おおふ!」
変な声を出すマインツ・・・それを見て我慢の限界を超えた男達がついに噴き出した。
プークスクスクス・・・
「お、お前ら!何見てんだ」
「いやーマインツさん、あんた面白いな」
「み、見世物じゃねぇぞ、ってかお前らマユミちゃん派ならマユミちゃんに集中しろよ!」
(よかった、元気出たみたい)
自分もマユミのようにうまくやれた・・・妙なところで自信をつけたミーアだった。
その後、マユミ達は政庁へと向かった。
今後は再びあの広場を使って公演する事も視野に入れていかないといけない。
その時の為に、色々と手続きを学んでおこうと思ったのだが・・・
「マユミちゃんだ」
「マユミちゃんだって?」
「おお、本物だ」
マユミの姿を見た職員が次々に反応する。
マユミは彼らの間でもすっかり有名人になっていたようだ。
「あの・・・またあの広場を使いたい場合の手続きを教えてほしいんですけど・・・」
マユミが声を掛けた次の瞬間・・・職員たちの動きが変わった。
「またあれをやるんですね!すぐに手続きしますので、待っててください!」
「え・・・あの・・・」
「たしか今の広場の使用状況は・・・」
「あのマユミちゃんの公演だぞ、最優先で処理しろ」
「や、すぐにやるつもりじゃ・・・」
お役所仕事とは思えない速度で手続きが進んでいく・・・
今更「手続きのやり方だけ聞きたかった」なんて言えない雰囲気だ。
そして・・・
「3日後を確保しました、警備の手配もバッチリです、よろしくお願いします!」
まるで褒めてほしそうな犬のように、手続きの完了を告げる職員にマユミは・・・
「あ、ありがとうございます・・・がんばりますね・・・」
笑顔でそう答えるしかなかった・・・
最敬礼でマユミを見送る職員達を背に、マユミは疲れた表情でその場を後にした。
「ミーアちゃん、3日後にまたアレやることになっちゃった・・・」
「うん、任せて」
急に話が決まって申し訳ない気分のマユミだったが、ミーアはやる気に溢れているようだ。
(ミーアちゃんが喜んでくれたなら良いか・・・)
そう思って納得することにしたマユミだった。
そうと決まれば気持ちも切り替わる・・・3日後に向けて練習も頑張らければならない。
そう思ったのはミーアも同じだったようだ・・・しかし・・・
「マユミ、もうちょっと歌の練習した方が良いと思う、本番で音外してたし」
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