17 / 90
第17話 初めて稼いだお金です
しおりを挟む
「ううぅ、緊張したぁ・・・」
「シンデレラ」を終えた後・・・マユミはまだ「女神の酒樽亭」にいた。
・・・出来れば、そそくさと退場したいマユミだったが、すっかり盛り上がってしまった客達による質問攻めが始まったのだ。
「お嬢ちゃん、名前は?」
「ま、マユミです・・・」
「歳はいくつだい?」
「じゅ、13歳です・・・たぶん・・・」
「一緒にいるのは侯爵様の所のお嬢様だろ?まさか侯爵の隠し子?」
「い、いいえ、ナーデはお友達で・・・」
いかつい職人達に囲まれ、半ば怯えながらも、マユミは律儀に質問に答えていた。
「お前達やめないか!マユミ殿が困っているだろう」
「うっせえ騎士様は引っ込んでな!」
「俺たちはマユミちゃんとお話ししてるんだよ」
ゲオルグが止めに入るも、いかんせん数が多い・・・集団というのはなかなか厄介なものだ。
(まずい・・・このままでは・・・)
ゲオルグは背後からエレスナーデの怒りをひしひしと感じていた。
・・・もし彼女が魔法で暴れ出したら、この場の全員が無事では済まないだろう。
この街の治安を担う騎士の一人としては、そんな大参事は避けねばならない。
「いい加減にしないと、無事では済まんぞ!」
そう言って剣に手をかける・・・こうなったら一人二人痛い思いをしてもらう他はない・・・大参事になるよりは余程ましだ。
「あん?やるってか?」
「面白れぇ、騎士様にここのルールを教えてやろうじゃねぇか!」
いかにも喧嘩慣れしてそうな、体格のいい数名がゲオルグを囲む・・・
「はいはいそこまで、ルールって言うならアタシがここのルールだよ!文句はないよね?!
そこっ、マユミちゃんに触らない!」
リタがマユミに群がる男達を引き剥がしていく・・・いかな屈強な男達であってもこの店の「女神」にはかなわないのだ・・・
リタは男達にテーブルの一つを空けさせ、マユミ達をそこに案内した。
リタに誘われるままに席に着いたマユミだが、おかげでようやく一息つけそうだった。
「色々悪かったね・・・今日はアタシの奢りだ、好きな物を食べてっておくれよ」
「え・・・いいんですか?」
「ああ、アンタ達のおかげで今日はたんまりと稼がせてもらったからね・・・吟遊詩人の兄さん、アンタもこっちで一緒にどうだい?」
「それは俺にも奢ってくれるってことか?」
「アンタもたんまり儲けたろうに・・・まぁいいさ、奢るよ」
リタに呼ばれて席に着く吟遊詩人・・・彼もまた「賭け」で相当儲けた事をリタは知っているのだ。
「じゃあ何でも好きな物を頼んで・・・ああ、そうだ」
大事な事を一つ忘れていた・・・リタは未だ興奮冷めやらぬ客達の方を向き直る。
「アンタ達、これだけの見世物を見て、タダで帰ろうなんてのはいないよね?」
そう言って彼女が差し出したトレー・・・その上に客達が景気よく銅貨の山を築く・・・
いったい何枚あるのだろうか・・・見ただけでは数えきれない量だった。
それからしばらくして・・・
マユミ達が注文した料理と共に戻ってきたリタはマユミに「報酬」を差し出すのだった。
その額は、銀貨で3枚・・・
「こんなに貰っていいんですか?」
「もちろんさ、これがアンタの取り分だよ」
「でも食事まで奢ってもらったのに・・・」
「お前はそれだけの仕事をしたってことだ、客の評価は素直に受け取っておけ」
マユミはしばらく逡巡した後、銀貨の一枚を吟遊詩人に差し出した。
「これは?」
「あなたの演奏の分です、そしてこっちはナーデの分・・・あれだけの事が出来たのは私一人の力じゃない・・・だから3人で山分けってことで・・・」
「私は別に・・・」
「ダメ、あの服も台無しにしちゃったし、受け取ってくれないと私の気が済まないよ」
遠慮するエレスナーデだったが、マユミは頑として譲らなかった。
「ハハッ、つくづく面白いやつだな、お前本当に貴族なのか?」
「あ・・・ええと、実は・・・」
他の客には聞こえないように小さな声でマユミは事情を説明する。
・・・さすがに異世界人と言っても信じてもらえないと思ったので、自分はエレスナーデの友人で、屋敷で世話になっているけれども貴族ではなく、いつまでも世話になっているのは悪いのでいずれは自立したいと考えている旨を伝えた。
「なら吟遊詩人になったらどうだ?・・・本来ならあんまり他人に勧められるような仕事じゃないんだが、お前なら見込みがある」
「でも私は楽器が・・・」
「吟遊詩人なんてものには決まった形はない、人それぞれだ・・・楽器が使えなくても、お前はあの声だけで勝負出来ると思う」
「あの声?」
「話の途中で何度か声を変えて喋ってただろう?特にあの婆さんとかな・・・」
「確かに、あれには驚かされました・・・あれこそマユミ殿の才能がなせる技でしょう」
「そんな大げさだよ、ナーデの魔法の方がよっぽど・・・」
「いいえ、私も最初はびっくりしたもの・・・魔術って言われても信じたかも知れないわ」
冗談とは思えない真面目な顔で、エレスナーデが答える。
(こっちには声優とかいないからかな・・・それにしてもみんな買い被り過ぎだよ・・・)
褒められて悪い気はしないのだが、マユミが知るベテラン声優の技量には遠く及ばないのだ。
あの方々のレベルにこそ相応しい賛辞だ、自分はまだまだ努力しなければ・・・
「まぁいい、俺はまだしばらくこの街に滞在するつもりだから、お前がどうしてもって言うなら楽器の世話くらいはしてやるさ」
「ありがとうございます、吟遊詩人さん」
「ヴィーゲルだ、吟遊詩人さんってのは辞めてくれお譲ちゃん」
「はい、じゃあ私もマユミって呼んでください・・・それとヴィーゲルさん・・・昨日はごめんなさいっ」
・・・今までタイミングを逃してきたが、昨日のキャンセルはマユミの我儘によるものだ・・・ちゃんと謝らなければならない。
「昨日?」
「ほら、わざわざ侯爵様のお屋敷に来てもらったのにキャンセルになって・・・」
「別にキャンセルなんてされていないが・・・あの侯爵様は払いが良くて助かるな」
「え」
・・・せっかく呼んだのだからと、ちゃっかり一人で楽しんでいた侯爵であった。
「シンデレラ」を終えた後・・・マユミはまだ「女神の酒樽亭」にいた。
・・・出来れば、そそくさと退場したいマユミだったが、すっかり盛り上がってしまった客達による質問攻めが始まったのだ。
「お嬢ちゃん、名前は?」
「ま、マユミです・・・」
「歳はいくつだい?」
「じゅ、13歳です・・・たぶん・・・」
「一緒にいるのは侯爵様の所のお嬢様だろ?まさか侯爵の隠し子?」
「い、いいえ、ナーデはお友達で・・・」
いかつい職人達に囲まれ、半ば怯えながらも、マユミは律儀に質問に答えていた。
「お前達やめないか!マユミ殿が困っているだろう」
「うっせえ騎士様は引っ込んでな!」
「俺たちはマユミちゃんとお話ししてるんだよ」
ゲオルグが止めに入るも、いかんせん数が多い・・・集団というのはなかなか厄介なものだ。
(まずい・・・このままでは・・・)
ゲオルグは背後からエレスナーデの怒りをひしひしと感じていた。
・・・もし彼女が魔法で暴れ出したら、この場の全員が無事では済まないだろう。
この街の治安を担う騎士の一人としては、そんな大参事は避けねばならない。
「いい加減にしないと、無事では済まんぞ!」
そう言って剣に手をかける・・・こうなったら一人二人痛い思いをしてもらう他はない・・・大参事になるよりは余程ましだ。
「あん?やるってか?」
「面白れぇ、騎士様にここのルールを教えてやろうじゃねぇか!」
いかにも喧嘩慣れしてそうな、体格のいい数名がゲオルグを囲む・・・
「はいはいそこまで、ルールって言うならアタシがここのルールだよ!文句はないよね?!
そこっ、マユミちゃんに触らない!」
リタがマユミに群がる男達を引き剥がしていく・・・いかな屈強な男達であってもこの店の「女神」にはかなわないのだ・・・
リタは男達にテーブルの一つを空けさせ、マユミ達をそこに案内した。
リタに誘われるままに席に着いたマユミだが、おかげでようやく一息つけそうだった。
「色々悪かったね・・・今日はアタシの奢りだ、好きな物を食べてっておくれよ」
「え・・・いいんですか?」
「ああ、アンタ達のおかげで今日はたんまりと稼がせてもらったからね・・・吟遊詩人の兄さん、アンタもこっちで一緒にどうだい?」
「それは俺にも奢ってくれるってことか?」
「アンタもたんまり儲けたろうに・・・まぁいいさ、奢るよ」
リタに呼ばれて席に着く吟遊詩人・・・彼もまた「賭け」で相当儲けた事をリタは知っているのだ。
「じゃあ何でも好きな物を頼んで・・・ああ、そうだ」
大事な事を一つ忘れていた・・・リタは未だ興奮冷めやらぬ客達の方を向き直る。
「アンタ達、これだけの見世物を見て、タダで帰ろうなんてのはいないよね?」
そう言って彼女が差し出したトレー・・・その上に客達が景気よく銅貨の山を築く・・・
いったい何枚あるのだろうか・・・見ただけでは数えきれない量だった。
それからしばらくして・・・
マユミ達が注文した料理と共に戻ってきたリタはマユミに「報酬」を差し出すのだった。
その額は、銀貨で3枚・・・
「こんなに貰っていいんですか?」
「もちろんさ、これがアンタの取り分だよ」
「でも食事まで奢ってもらったのに・・・」
「お前はそれだけの仕事をしたってことだ、客の評価は素直に受け取っておけ」
マユミはしばらく逡巡した後、銀貨の一枚を吟遊詩人に差し出した。
「これは?」
「あなたの演奏の分です、そしてこっちはナーデの分・・・あれだけの事が出来たのは私一人の力じゃない・・・だから3人で山分けってことで・・・」
「私は別に・・・」
「ダメ、あの服も台無しにしちゃったし、受け取ってくれないと私の気が済まないよ」
遠慮するエレスナーデだったが、マユミは頑として譲らなかった。
「ハハッ、つくづく面白いやつだな、お前本当に貴族なのか?」
「あ・・・ええと、実は・・・」
他の客には聞こえないように小さな声でマユミは事情を説明する。
・・・さすがに異世界人と言っても信じてもらえないと思ったので、自分はエレスナーデの友人で、屋敷で世話になっているけれども貴族ではなく、いつまでも世話になっているのは悪いのでいずれは自立したいと考えている旨を伝えた。
「なら吟遊詩人になったらどうだ?・・・本来ならあんまり他人に勧められるような仕事じゃないんだが、お前なら見込みがある」
「でも私は楽器が・・・」
「吟遊詩人なんてものには決まった形はない、人それぞれだ・・・楽器が使えなくても、お前はあの声だけで勝負出来ると思う」
「あの声?」
「話の途中で何度か声を変えて喋ってただろう?特にあの婆さんとかな・・・」
「確かに、あれには驚かされました・・・あれこそマユミ殿の才能がなせる技でしょう」
「そんな大げさだよ、ナーデの魔法の方がよっぽど・・・」
「いいえ、私も最初はびっくりしたもの・・・魔術って言われても信じたかも知れないわ」
冗談とは思えない真面目な顔で、エレスナーデが答える。
(こっちには声優とかいないからかな・・・それにしてもみんな買い被り過ぎだよ・・・)
褒められて悪い気はしないのだが、マユミが知るベテラン声優の技量には遠く及ばないのだ。
あの方々のレベルにこそ相応しい賛辞だ、自分はまだまだ努力しなければ・・・
「まぁいい、俺はまだしばらくこの街に滞在するつもりだから、お前がどうしてもって言うなら楽器の世話くらいはしてやるさ」
「ありがとうございます、吟遊詩人さん」
「ヴィーゲルだ、吟遊詩人さんってのは辞めてくれお譲ちゃん」
「はい、じゃあ私もマユミって呼んでください・・・それとヴィーゲルさん・・・昨日はごめんなさいっ」
・・・今までタイミングを逃してきたが、昨日のキャンセルはマユミの我儘によるものだ・・・ちゃんと謝らなければならない。
「昨日?」
「ほら、わざわざ侯爵様のお屋敷に来てもらったのにキャンセルになって・・・」
「別にキャンセルなんてされていないが・・・あの侯爵様は払いが良くて助かるな」
「え」
・・・せっかく呼んだのだからと、ちゃっかり一人で楽しんでいた侯爵であった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる