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観覧車、揺れるゴンドラ2
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その時、地上で乗降トラブルのため運転が止まっているというアナウンスが流れた。
ゴンドラが動き出すまで着席してお待ちください、ということでひとまず安心する。
「故障じゃなくてよかったねえ」
「だね」
気長に待つつもりで、優樹は座席に背中をついた。向かい合わせに膝を突き合わせて座る彼は、優樹とは逆に前のめりになって、組んだ手を膝の間に置いている。お互いの目線がだいたい同じくらいになった。
「ゆきさん、怖くない?」
「えっ、うん。別に」
優樹は子供の頃からマンション暮らしだったから、元々高いところには慣れている。それに放送の様子では、そう待たされずに動き出すはずだ。
「なんだ」
こころなしか残念そうな彼に、優樹はどういうことだろう、なんて考える。
(あっ! もしかして今のは不安がってか弱い女子アピールすべきタイミングだった?)
気づいてももう遅い。別に、なんてテンションの低い返事をしてしまって今さら「怖ぁい」なんて茶番を演じる気にはなれなかった。女子力が弱い自分にがっかりしてしまう。
(いやでもさ、よく見られたいがために嘘つくみたいのってズルいしな)
思わず失敗したなんて思ってしまったが、もう一度考え直す。気を取り直して外の景色に視線を移そうとしたところ、彼が息を吸う気配を感じた。
「じゃあさ、」
呼びかけられて、視線を戻す。すると視界の外で手首に温かいものが巻き付いた。ぐるりと手首を一周するように回されたのは、おそらく彼の手だ。
「俺が怖いって言ったら?」
――ユウキくんって、高所恐怖症だったっけ?
優樹は意外な事実に目をぱちくりとまたたかせた。怖いという割に、彼の表情も声も淡々としているように見える。
「ご、ゴメン。私が乗りたいって言っちゃったから」
「いや、俺が誘ったでしょ」
それでも責任を感じてしまう。今まで散々楽しませてもらったのに、嫌がるようなことをさせてしまったのは申し訳ない。
「あの、私で何かできることある?」
自分ではこうしておしゃべりをするくらいしか思いつかないが、彼がしてほしいことがあるのなら、なんでもするつもりだ。
「じゃあ、こっち来てくれる?」
彼が自分の座っている席の隣を指す。
優樹はそうっと腰を浮かせると、ゴンドラを揺らさないようにゆっくり向かいの席に移動した。狭い座席は並んで座ると肩が触れ合う。
「……まさか本当に来てくれるとは思わなかった」
「ええっ、来てって言うから」
彼の口ぶりに来てはいけなかったのかと思って、優樹は腰を上げかける。
「いや、嬉しい誤算」
彼はまだとらえたままの優樹の手首を引き戻し、中腰になっていた優樹を座らせた。
逃さないとでもいうようにもたれられて、触れ合った肩に体重がかけられる。身長差のせいで優樹の頭に彼の顎先が乗る形だ。
(距離感バグってない!?)
それだけでも大ごとなのに、彼の腕が背中を通って反対側の二の腕まで回り、優樹の身体を彼の方へと引き寄せた。これではまるで、寄り添う恋人同士の体勢だ。
舞い上がりそうになった途端、すぐさま理性が顔を出し、その考えを打ち消した。
(すがりついてくるくらい、怖いんだ)
そうだとしたら、浮かれてる場合ではない。観覧車を降りるまで、彼を落ち着かせるのが自分の使命だと優樹は考える。ここで自分が妙な動きをしたら、余計に不安にさせてしまう。
優樹はぐっと下腹に力を入れて、もたれかかってくる彼の身体を支えようとした。
「……落ち着いた?」
「うん、落ち着く」
自分の精神のためにも沈黙したら終わりだというような強迫観念に突き動かされて、優樹は次々に話題を移しながらしゃべり続ける。
「高所恐怖症だったんだね」
「あー、うん。そう、そんな感じ」
彼の声音や口調からパニックに陥るほどではないと判断して、優樹はひっそり安堵のため息をつく。ほどなくしてゴンドラがかすかに揺れて、動き出す。どうやらトラブルは解消したらしい。
「よかったねえ、もう降りられるよ」
彼の方を振り向いた瞬間、優樹の前髪の生え際あたりに優しく何かが押しつけられる。今まで乗せられていた顎の感触とは明らかに異なっていた。
唇かも、と頭をかすめるが確証はない。事故なのか、それとも狙ってそうしたのか気になったけれど、彼は何も言わないし、優樹も尋ねられなかった。
確かめられないまま、地上が近づいてくる。前のゴンドラから客が降りた時、体に回されていた腕が解けた。
扉が開けられると、彼が先に立って降りる時に手を貸してくれた。一周十五分プラスアルファの遊覧は、終わってみるとあっけない。夢見心地のまま、駅まで足を進めた。
** ** **
絵に描いたような理想のみなとみらいデートコースを堪能して、帰途につく。混雑した電車内で、タイミングよく座ることができた。もうあと二駅で、優樹の降りる駅だ。
(今日もいろいろあった……)
ひとつひとつを振り返って、感慨深く思う。ほんの少し、爪の先ほど期待した彼からの告白は露と消えた。当たり前だ、彼とは友達なのだから。どんなに思わせぶりな言葉をかけられても、親しげに触れられても、線引きがされている。
ならば自分から告白をするという手もあるのだが、困らせてしまうだろうと思うと尻込みをしてしまって保留状態だ。別れ際にかけられた言葉も気になっている。
「今日でゆきさんに惚れ直した。これからもよろしく」
惚れ直したというのは、観覧車でのふるまいのことなのだろうか。それならこれからもよろしくというのはどうだろう。
(これからも友達のままでいよう、にしか考えられないんだよなあ)
変な勘違いで関係をこじらせずにこのまま仲のいい友達でいよう。そういうことに違いない。それなら優樹の気持ちはどうするべきか。決まっている、隠し通す、それが一番だ。
――黙っていれば、これまで通りに彼と会えるのだから。
友達として適切な距離をキープすれば、関係は変わらない。
ゴンドラが動き出すまで着席してお待ちください、ということでひとまず安心する。
「故障じゃなくてよかったねえ」
「だね」
気長に待つつもりで、優樹は座席に背中をついた。向かい合わせに膝を突き合わせて座る彼は、優樹とは逆に前のめりになって、組んだ手を膝の間に置いている。お互いの目線がだいたい同じくらいになった。
「ゆきさん、怖くない?」
「えっ、うん。別に」
優樹は子供の頃からマンション暮らしだったから、元々高いところには慣れている。それに放送の様子では、そう待たされずに動き出すはずだ。
「なんだ」
こころなしか残念そうな彼に、優樹はどういうことだろう、なんて考える。
(あっ! もしかして今のは不安がってか弱い女子アピールすべきタイミングだった?)
気づいてももう遅い。別に、なんてテンションの低い返事をしてしまって今さら「怖ぁい」なんて茶番を演じる気にはなれなかった。女子力が弱い自分にがっかりしてしまう。
(いやでもさ、よく見られたいがために嘘つくみたいのってズルいしな)
思わず失敗したなんて思ってしまったが、もう一度考え直す。気を取り直して外の景色に視線を移そうとしたところ、彼が息を吸う気配を感じた。
「じゃあさ、」
呼びかけられて、視線を戻す。すると視界の外で手首に温かいものが巻き付いた。ぐるりと手首を一周するように回されたのは、おそらく彼の手だ。
「俺が怖いって言ったら?」
――ユウキくんって、高所恐怖症だったっけ?
優樹は意外な事実に目をぱちくりとまたたかせた。怖いという割に、彼の表情も声も淡々としているように見える。
「ご、ゴメン。私が乗りたいって言っちゃったから」
「いや、俺が誘ったでしょ」
それでも責任を感じてしまう。今まで散々楽しませてもらったのに、嫌がるようなことをさせてしまったのは申し訳ない。
「あの、私で何かできることある?」
自分ではこうしておしゃべりをするくらいしか思いつかないが、彼がしてほしいことがあるのなら、なんでもするつもりだ。
「じゃあ、こっち来てくれる?」
彼が自分の座っている席の隣を指す。
優樹はそうっと腰を浮かせると、ゴンドラを揺らさないようにゆっくり向かいの席に移動した。狭い座席は並んで座ると肩が触れ合う。
「……まさか本当に来てくれるとは思わなかった」
「ええっ、来てって言うから」
彼の口ぶりに来てはいけなかったのかと思って、優樹は腰を上げかける。
「いや、嬉しい誤算」
彼はまだとらえたままの優樹の手首を引き戻し、中腰になっていた優樹を座らせた。
逃さないとでもいうようにもたれられて、触れ合った肩に体重がかけられる。身長差のせいで優樹の頭に彼の顎先が乗る形だ。
(距離感バグってない!?)
それだけでも大ごとなのに、彼の腕が背中を通って反対側の二の腕まで回り、優樹の身体を彼の方へと引き寄せた。これではまるで、寄り添う恋人同士の体勢だ。
舞い上がりそうになった途端、すぐさま理性が顔を出し、その考えを打ち消した。
(すがりついてくるくらい、怖いんだ)
そうだとしたら、浮かれてる場合ではない。観覧車を降りるまで、彼を落ち着かせるのが自分の使命だと優樹は考える。ここで自分が妙な動きをしたら、余計に不安にさせてしまう。
優樹はぐっと下腹に力を入れて、もたれかかってくる彼の身体を支えようとした。
「……落ち着いた?」
「うん、落ち着く」
自分の精神のためにも沈黙したら終わりだというような強迫観念に突き動かされて、優樹は次々に話題を移しながらしゃべり続ける。
「高所恐怖症だったんだね」
「あー、うん。そう、そんな感じ」
彼の声音や口調からパニックに陥るほどではないと判断して、優樹はひっそり安堵のため息をつく。ほどなくしてゴンドラがかすかに揺れて、動き出す。どうやらトラブルは解消したらしい。
「よかったねえ、もう降りられるよ」
彼の方を振り向いた瞬間、優樹の前髪の生え際あたりに優しく何かが押しつけられる。今まで乗せられていた顎の感触とは明らかに異なっていた。
唇かも、と頭をかすめるが確証はない。事故なのか、それとも狙ってそうしたのか気になったけれど、彼は何も言わないし、優樹も尋ねられなかった。
確かめられないまま、地上が近づいてくる。前のゴンドラから客が降りた時、体に回されていた腕が解けた。
扉が開けられると、彼が先に立って降りる時に手を貸してくれた。一周十五分プラスアルファの遊覧は、終わってみるとあっけない。夢見心地のまま、駅まで足を進めた。
** ** **
絵に描いたような理想のみなとみらいデートコースを堪能して、帰途につく。混雑した電車内で、タイミングよく座ることができた。もうあと二駅で、優樹の降りる駅だ。
(今日もいろいろあった……)
ひとつひとつを振り返って、感慨深く思う。ほんの少し、爪の先ほど期待した彼からの告白は露と消えた。当たり前だ、彼とは友達なのだから。どんなに思わせぶりな言葉をかけられても、親しげに触れられても、線引きがされている。
ならば自分から告白をするという手もあるのだが、困らせてしまうだろうと思うと尻込みをしてしまって保留状態だ。別れ際にかけられた言葉も気になっている。
「今日でゆきさんに惚れ直した。これからもよろしく」
惚れ直したというのは、観覧車でのふるまいのことなのだろうか。それならこれからもよろしくというのはどうだろう。
(これからも友達のままでいよう、にしか考えられないんだよなあ)
変な勘違いで関係をこじらせずにこのまま仲のいい友達でいよう。そういうことに違いない。それなら優樹の気持ちはどうするべきか。決まっている、隠し通す、それが一番だ。
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