100 / 132
第3章
98話 あつくなっちゃった……。
しおりを挟む「てお様……いいえ、ご主人さま……。もっと私を見て……っ」
ソフィアさんが青い瞳を揺らしながら、そんなおねだりをしてくれた。
俺たちはお互いの体を密着させて、抱き合う体勢になっている。
ベッドに座っている俺に前から抱きつくように、ソフィアさんが俺の体を両腕で抱きしめてくれている。
薄手の服越しにでも分かるソフィアさんの肌の熱っぽさ。
ソフィアさんの肌は暖かかった。肌はつるつるとしていて、もっちりと吸い付いてくるかのようだ。
「ねえ、てお……。私の肌とソフィアちゃんの肌……どっちがいい?」
「て、テトラ……」
後ろから俺を抱きしめているテトラが、俺の背中に体を密着させながらそんなことを聞いてきた。
「ておさま……私も知りたい……」
「そ、ソフィアさん……」
むにゅむにゅと胸を俺に押しつけながら聞いてくるソフィアさん。
豊かで、もっちりと吸い付いてくる胸だった。
「て~~お~~~」
「……っ」
ふにふにと負けじと後ろから胸を押し付けるテトラ。
張りがあって、形もいい胸だ。最近では、少しずつ大きくなってきているテトラの胸だ。
そのように、前からはソフィアさんの胸が、後ろからはテトラの胸が、俺の体を挟み撃ちにしている。
そして、テトラはソフィアさんにこんなアドバイスをしていた。
「あのね、ソフィアちゃん。ておはね、胸に顔を埋めてバブバブするのが好きなんだよ?」
「まあっ」
「……っ」
俺は口を引き結び、真っ直ぐに見つめてくるソフィアさんから顔を逸らそうとして……そして、遮られた。
「こう、ですか……?」
むにゅっ、と。
「……っ」
ソフィアさんが俺の頭を胸に抱くようにしていたのだ。
そのせいで……埋もれている。俺の顔が、ソフィアさんの薄着越しの豊かな胸に。
ふにふにと、ふにふにと、まるで包み込むような胸が、俺の顔いっぱいに密着している。
「ておさま……赤ちゃんみたいです……」
「てお……ちゃんとバブバブできて偉いね。ちゃんと、いい子いい子しようね……っ」
「「……っ」」
よしよしと。
二人で俺の頭を撫でるテトラとソフィアさん。
俺はソフィアさんの柔らかい胸に顔を埋めたまま、されるがままになっている。
「でも、私の胸に顔を埋めるよりも、テトラさんの胸に顔を埋めた方がやっぱり好きですよね?」
「そんなことないと思うよ。だってソフィアちゃん、おっぱい、おっきいもん。アイリスさんみたいにおっきい」
「……アイリスさん?」
「テオの本命」
「まあっ」
ここで、テトラがいつものように疑惑をかけてくる。
「ておくんはアイリスさんのことが好きだもんねー」
「ち、ちがーー」
「ねえ、ておさま……。アイリスさんというのは、どういう人なのですか?」
「うんとね、アイリスさんはね、金髪で包容力がある年上のお姉さんだよ?」
「年上……金髪……あっ。私も、ておさまの年上です。そして金髪です」
「「あ……っ」」
ハッとする二人。
「「……似てるっ」」
「ち、ちがうちがう」
俺は焦った。
「「もしかして、重ねてた……?」」
「か、重ねてない重ねてない」
俺は首を振って、すぐに否定した。
俺とテトラは15歳で、ソフィアさんは16歳。一応年上のお姉さんで、金髪だけど、違う。
ソフィアさんとアイリスさんを重ねてはいない。
「ておさま……。重ねていいよ……? 本命のアイリスさんと重ねて……?」
そしてソフィアさんの金色の髪が俺の首筋を撫でた。
さらさらとした、甘い匂いのする髪だ。腰まで伸びているその髪は、まるで降り注ぐ星あかりのように綺麗だ。
それで、毛先だけが、ほんのりと青みを帯びていた。
「この前、ておさまがスキルを使って私を生き返らせてくれたから、毛先の色が変わりました。テトラさまたちとお揃いです」
「私たちの髪の毛先も、色が違うもんね」
テトラの髪も、毛先だけが色を変えている。
だから、同じだ。
俺はそんなソフィアさんの髪を撫でて、そっと彼女の形のいい耳にかけた。
そして、
「ご主人さま……首にキス、して……? ……っ」
首を少しだけ傾けたソフィアさんの首筋に口づけをした。白いその肌は、やっぱりもっちりと吸い付いてくるようだった。
そして、耳たぶも唇で噛む。
「んっ」
びくりとなるソフィアさん。
そして、上目遣いしながら頬擦りをしてくれて、見つめ合いながらキスをしてくれた。
「ご主人さま、好き……っ」
口づけの後、今度はソフィアさんが俺の首を噛んでいた。
それを続けていると、テトラが安心したように微笑んだのが分かった。
「あとは二人で大丈夫、だね……っ」
と、そう言って、立ち上がり、この場を去ろうとするテトラ。
だけど……。
「テトラさん……待って」
「あっ」
ソフィアさんが握っていた。テトラの手を。
そして「行かないで」と言っていた。
「テトラさんも一緒にいてほしいです……」
「でも……もう二人で大丈夫だと思うの。私、お邪魔だし、今日の主役はテオとソフィアちゃんだよ? だから……」
「だからです……。テトラさんも、一緒にいてほしいです……。私、3人でがいいです……」
「……っ」
テトラの頬が赤く染まり、こくりと喉を鳴らしていた。
そして、俺の体を抱きしめていたソフィアさんが一旦立ち上がると、テトラと一緒に俺の前に立って、ベットのふちに座っている俺の両足に二人で跨っていた。
「「ん……っ、座る、ね……っ」」
俺の右の足にソフィアさんが跨り。
俺の左の足にテトラが跨る。
柔らかい太ももで俺の足をきゅっと挟んで、二人は俺の両足に跨ったまま、俺の体に柔らかい胸をむにゅむにゅと押し付けて、二人で正面から抱きしめてくれた。
そのように、すっぽりと俺の胸に収まる二人は、まるで雛鳥のようだった。
そして……。
「「3人で……しよ?」」
「……っ」
頬を赤く染めて、甘えた目をしてくれる二人。
やっぱり雛鳥のように。
ピヨピヨと、まるで幼い雛鳥が餌をおねだりするように唇を向けてくれて、その綺麗なピンク色の唇はしっとりと湿り気を帯びていた。
だから俺は、二人の頭を撫でて、唇を向けた。
「「ん……っ」」
そうやって、餌やりをするようにすると、二人は啄むようにそれを受け入れてくれた。
そして、
「「あつくなっちゃった……っ」」
「……っ」
はらり、と。
二人が薄手の服をはだけた。
それは色っぽく、まるで羽化をするかのように、二人の白い鎖骨が丸見えになっていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる