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第3章
第129話 逃げるのなら、前に向かって
しおりを挟む教会と魔族と、『聖女殺し』メテオノールの戦い。
その戦いは、メテオノールの圧勝だった。実力が違いすぎた。
神父は倒れ、魔族は全滅し、教会の者たちは彼の眷属たちによって無力化される始末。
メテオノールを止められる者は誰もいなかった。
彼とその眷属たちは、それほどの力があったのだ。
ーーしかしその戦いは、最終的にメテオノールの敗北という形で幕を閉じることになる。
「見ろよ、あれ……!」
「あれは黒龍……!? 背にいるのは、聖女エルザ様だ……!」
上空に現れたのは、漆黒の龍の姿。
黒龍がこの場に現れた。その背には黒髪の聖女エリザが乗っている。
それだけではない。
「お、おい! あっちには、聖女モーニャ様がいるぞ……!」
桃色の神鳥も飛んできた。
その背にいるのは、桃色の髪の聖女モーニャ。
さらに。
「緑鳥もいるぞ! あれはセレスティーナ様だ!」
「「「おお……!」」」
緑色の神鳥も飛んできた。
その背にいるのは、緑色の髪の聖女セレスティーナだ。
つまり、今この時、教会の聖地『ミーテルロア』に、三人の聖女様が駆けつけてくれた。
黒龍、桃鳥、緑鳥。
彼女たちに加護を与えている存在と共にだ。
上空に三つの頼もしい強大な存在。
彼女たちは空の上から、この地の中心に建てられている要塞を見下ろしている。
そこにいるのは、『聖女殺し』メテオノール。
代表して黒髪の聖女エリザが告げる。
「『聖女殺し』メテオノールに告ぐ。無駄な抵抗は止め、今すぐ投降しなさい」
それは警告だった。
彼女たちは、聖女殺し『メテオノール』に警告するために現れたのだ。
教会の者たちは現れた三つの希望の存在に、歓喜の声を上げた。
聖女様が『聖女殺し』メテオノールを粛清するために、駆けつけてくれたのだ。
これほど頼もしいものはない。
「この地がどこか知っての狼藉ですか。ここは先代の聖女ミラーシア様の聖地です。清いその場所に、要塞を築くなどと、恥を知りなさい」
そうだそうだ、と非難の声が上がる。
「しかし、今ならまだ間に合います。あなたに償いの心があるのならば、投降しなさい。さもなくば、教会から先ほど出された指示により……あなたを粛清します」
「「「!」」」
ゾッとするような、低い声。
そして警告されたメテオノールが動きを見せる。
彼は何かを取り出していた。
それは、旗だった。
教会のシンボルが描かれている旗。杖と一枚の羽が描かれている教会の旗だ。
それを、よりにもよってメテオノールはというと、その旗を……木っ端微塵に消し炭にしていた。
バチバチバチ……ッッ!
「「「な……ッッ!?」」」
赤黒い魔力が教会の旗を消滅させた。
それは、侮辱行為。
それが、『聖女殺し』メテオノールの出した答えだった。
「……残念です。聖女の名の下に、あなたを断罪します」
そうして聖女エリザが動き出す。黒龍に指示を出し、指示を受けた黒龍が上空で息を吸い込み始める。
この場はメテオノールの眷属によって重力が操られているものの、その範囲より高所にいる彼女たちには無意味だ。
黒龍が息を吸い込むと同時、残りの二つの存在の、桃鳥と緑鳥も息を吸い込み始めた。
やがてその口内に、膨大な魔力の塊が集結する。
「要塞ごと、あなたを消滅させます」
「「「!」」」
まるで、隕石が堕ちて作られた地形のこの場所で。
空から魔力の塊が撃ち込まれることになる。
それすなわち、メテオ。
(……あとはこのままあの要塞ごと、彼らを攻撃するだけです。上手くいくようにしませんと)
流石のエリザも、いざその時が来ると緊張してしまった。
けれど、それが彼の望みなのだ。だから自分たちが終わらせるのだ。
「……粛清の時間です」
……しかし、その瞬間だった。
「お、おい! 見ろよ、あれ!
「「「!?」」」
彼女たちよりも、さらに高い高度に現れた存在がいた。
それは、蒼色のドラゴン。蒼龍であった。
まず、目を引くのはその大きさだ。大地が浮いていると言ってもいいほどの大きさ。蒼龍が現れた瞬間、途轍もない圧迫感がこの場を覆った。
あまりにも大きいため、全身が見えない。かなりの高度のところにいるのに、だ。地上から見上げても、その全貌を全て見ることはできないほどの大きな存在。
それが、蒼龍という存在。
そして蒼龍といえば、黒龍や月光龍と同様に聖女に加護を与える存在でもある。加護龍だ。
その蒼龍が加護を与えていた聖女といえば、先日お役目でその責務を全うした聖女ソフィアだ。
聖女の役目が終わると同時、加護龍は次の聖女が目覚めるまで、眠りにつくことになっている。
その蒼龍が、だ。
満を辞して、突如、聖地『ミーテルロア』に現れた。
そして、その巨大な口を大きく開けると、魔力を溜め始めた。蒼と黄金の魔力で、瞬く間のうちにそれは溜まった。
そして、発射。
「「「ぐッッッ!?」」」
轟音と、衝撃波。
落下地点は、メテオノールとその要塞。
そこにあったのは、焦土と化した地面のみ。
先程まで鎮座していた要塞は跡形もなく消滅し、もちろんメテオノールの姿もない。蒼龍の攻撃で、要塞も、メテオノールも消滅させられたのだ。
当たり前だ。
大地を破壊してしまうような、一撃なのだ。
生き残れるわけがない。
こうして罪人『聖女殺し』のメテオノールは、蒼龍のブレスによって瞬時に粛清された。
蒼龍はそれを確認すると、役目を終えたと言わんばかりに、この場を去って行った。
残された者たちはあまりもの光景に沈黙して、腰を抜かしている者さえいる。
しかし。
やがて、誰か一人が勝ち鬨をあげると、連鎖するように勝利の喜びあった。
聖女殺しが倒されたぞ!
神の裁きはやはりあるのだ……!
蒼龍様が、お怒りだ……!
……などなど。
「「「…………」」」
そして、蒼龍に役目を掻っ攫われてしまったエリザやモーニャ、セレスティーナたちはというと、ただただ苦笑いをするしかないのだった。
かくして、『聖女殺し』メテオノールの一件が終わるのだった。
********************************************
「ちょっと、ソフィア様っ。蒼龍が来るなんて聞いてないんだけどっ」
「わ、私もまさか来るだなんて思いませんでした……」
ソフィアさんが苦笑いをしていた。
俺たちは今、みんなで一休みをしている所だった。
聖地『ミーテルロア』からだいぶ離れた場所の草原に座っての休憩だ。
蒼龍が上空からブレスを吐いた瞬間に、コーネリスの転移であの場から離脱していたのだ。
だから俺たちは無事だった。死んではいない。
しかしあの場で、蒼龍のブレスを見ていた者たちは、『聖女殺し』メテオノールが蒼龍のブレスで死んだ、と思うはずだ。
それが今回の狙いだった。
指名手配をされている罪人の俺が死ねば、それ以上は追ってこなくなる。
捕らえるべき対象が死んだのだから、追う必要もないはずだ。
だから、俺たちは死んだと思われて、もう追われる心配もなくなるはず……というわけだ。
でも、まさか蒼龍が出てくるなんて、思わなかった。
想定外の出来事だ。
「蒼龍様は、大っきな龍ですから、あまり動けない子なのです。あと、蒼龍様もメスなので、あまりその大きさを指摘されると、恥ずかしがってしまいます……」
と、ソフィアさんも蒼龍の登場は予想外だったようだ。
蒼龍は聖女だったソフィアに加護を与えていた加護龍なのだ。
本来ならば。
今回、蒼龍がやった役目は、エリザさんや黒龍たちにやってもらうことになっていた。
先代の聖女様が死んだ場所。教会の神聖な聖地。
それを、蔑ろにする『聖女殺し』の俺。
それを粛清するのが、今の時代の聖女の彼女たち。
……そうなる予定になっていたのだ。
『いいと思います。なんだか少し、私もドキドキしてきました。楽しみです』
『えへへ。テオくんの頼みだもん! いっちょ、ぷっぱなしますか!』
『こういうことするの私も初めてだ。だから……面白そう!』
と彼女たちは、楽しそうにそれを請け負ってくれた。
でも、彼女たちにも立場がある。だからシムルグか月光龍さんにやってもらうことも考えていたのだが、させて! と彼女たちは任せてくれと言ってくれた。
『だから交換条件というわけではないですけど、全部終わったら私のお願いも聞いてくださいね』
『私はデートしたい! テオくん、約束だよ?』
『それに多分、私たちのお役目の時にテオくんの力は借りると思うの。だから、お願いできるかな?』
『それは、もちろんです。力になれるのなら是非』
と、いう約束も交わしたりしていた。
そしてその際に、コーネリスが彼女たちにこんな質問もしていた。
『でも、お役目ってあれよね。瘴気を浄化して、自分も死ぬやつ。怖くないのかしら?』
『今までは正直嫌でした。でも、それが当たり前でした。聖女はそのために選ばれるのですから』
『そういうものだと、割り切るしかなかったもんね。でも、今は違うよ?』
『テオくんが現れた。現に、ソフィアちゃんもお役目を終えても、今も元気に生きている。それがね、他の聖女たちにとって、どれだけの光になるのか。もう、いつか来るその時に怯えなくても良くなったんだよ? 全部、あなたのおかげ』
だから、と。
今回、彼女たちは俺に恩を売らせて、と言っていた。
わざとそういう言い方をしてくれたのだ。
俺にとってもそれはありがたかった。
だから、その時が来たら、是非できることはやりたいと思う。
* * *
「でも、色々あったけど、これで今までよりもゆっくりできるはずだ」
「そうね!」
コーネリスが頷いてくれる。
少しは、色々マシになるはずだ。
勘のいい者ならば俺たちが死んでいないと思い、あの場から逃げ伸びたのだと推測する者もいるだろうが、これまでのように大々的な指名手配をすることはないだろう。
今回の件で、魔族も教会も、分かったはずだ。俺を追ってきても、いいことなんて何もないことを。
それでも追ってくるのならば、その時はまた返り討ちにするしかない。
「まあ……結局逃げ隠れするのには、変わらないんだけどな」
俺は苦笑いをする。
逃げてばかりの人生だ。
最近もずっと逃げてばかりだ。
「そうね。でもご主人様は前に向かって逃げているんだから、何も問題ないわ」
「コーネリス……」
前に逃げている……か。
「「「深い……」」」
「でしょっ。けど、ただ当たり前のことを言ったまでよ」
「「「さすがコーネリスちゃん」」」
「ありがとう、コーネリス」
その言葉だけで、すっと心が軽くなった。
「べ、別に、ありがとうなんて言わなくてもいいんだから……っ」
俺はコーネリスの頭をそっと撫でた。
撫でるたびに、俺のローブの裾の部分が揺れている。
琥珀色のローブだ。
「……でも、流石にこのローブは着替えるべきか」
今回、大勢の者たちの前で、このローブを纏ったまま立ち回った。
せっかく俺は死んだことになっているんだ。
要らぬ波風を立てないためにも、この琥珀色のローブは今度こそ着替えるべきなのかもしれない……。
「あっ、テオっ。それならこうしよっ」
考える俺に、隣にいてくれるテトラがこんな提案をしてくれた。
「私のローブをテオが着て、テオのローブを私が着るの!」
その後、テトラのローブを俺が着て、俺のローブをテトラが着てくれていた。
テトラが着ていたのは、銀色のローブだ。俺がさっきまで着ていた琥珀色のローブと色違いだ。その銀色のローブは、テトラの今の髪の色と同じ色だ。
俺たちのローブは、同じ時期に手に入れたものだった。
互いに交換して着てみると、大きさは問題なかった。
「ねっ。こうすれば、少しは大丈夫になるかも!」
「おお……」
「意味ないかもだし、気休め程度だけどねっ。あと、なんかこれ、いいねっ」
俺の着ていたローブを身に纏いながら、テトラが嬉しそうにぎゅっと俺の腕を抱きしめてくれる。
そして思いっきり、自分が着ているローブの匂いを嗅いでいた。
「これはずっとテオが着ていたローブ。琥珀色のローブ。私の瞳の色みたいって言ってくれて、大切に着ていてくれたローブ。とってもいい匂いがするっ。テオの匂いだっ」
「テトラ……」
俺は若干照れくさい気持ちになった。
……嫌な気はしない。むしろ、嬉しい。もっと嗅いで欲しいとも思ってしまった。
「じゃあ、俺もテトラの匂いを嗅ごう……」
「あっ、待ってっ、匂うかもっ!?」
「テトラの匂いなら、大歓迎だ」
むしろ、嬉しい。
このテトラが着ていたローブに包まれていると、今までよりももっとテトラのことを感じることができそうな気がする。
「……もうっ、ておったら。でも、好きっ」
テトラが頬を赤く染めて、俺の肩にもたれかかってきた。
そんなテトラの手を俺は握りながら、これからもこうして一緒に過ごせるようにしたいと、改めてそう思うのだった。
第三章 ーー完ーー
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